1/15(金)の釣行日記
ここ数日の冷え込みで道路が凍結し、お客様も何人か事故をされている。我が愛車「南紀特急」もいつより大幅にスローダウンし海を目指す。
途中、矢野川峠に設置されてる気温計を見るとマイナス6度!!
これは厳しい朝マズメになるなあとポイントに急ぐ。
到着は午前4時半。ゆっくり準備をしていざ浜に向かった。
浜に降り立ち・・・んっまったく風が無い。波の音もかすか・・・
そう、またもや激凪なのである。何度もこのサーフには来ているが、これほどまでに凪いてるのは初めてだ。
実は今回のリベンジでは試してみたい事があった。
色々な方から、メバル、根魚が好調ですよーっとお話も聞いていた。
釣り納め、初釣りとボウズ続きだったので、ポツポツ釣れる根魚に遊んでもらいたい気持ちもあったが、イバラの修行の道を選んでしまったのだ。
何を試してみたかったか。それは、「流れ」へのアプローチである。
どの釣り雑誌をみても、おおよそ有名アングラーの記事にはこの流れに関しての話は絶対にある。
潮や流れなど、きっとどの釣りでも無視出来ないものだろう。
実は今まで、自分はあまり潮や流れを意識して釣ってなかった。
サーフの釣りなら有名な、「離岸流・カレント」ってのがあるのは知っている。しかし、コレこそまさに!!って離岸流などなかなか見れない。
雑誌やDVDでいくらこの流れについて学んでみても、実際に試してみて感じない限りは分からないだろうと。
これからチャレンジしてみたい、磯のヒラ釣りなどはまさに流れ、サラシの釣りらしいので、とにかく流れを意識して釣る事をはじめてみたかった。
ならば、まずは好きなサーフに立とうと思ったのだ。
前置きが長くなりましたが・・・
風も波も潮も動かず、ただ湖の様な海が広がっていた。
潮位もけっこう高くまったりしている。
めずらしく数人のアングラーもいる様子。
まだ真っ暗な中、とりあえずルアーを投げてみる。
真っ暗な海はまるで何をやっているか分からなくなる。
穂先に感じる微妙な感触、巻きの抵抗などでどんな様子か感じながらの釣りだ。
しかし、まったく反応はない。ウォーミングアップのつもりでキャストを続けていく。しばらくすると、遠くの空が少し紫色になってきた。いよいよ夜明けである。ちょっと休憩とカメラを取り出した。
いつ見ても海での夜明けは美しい。
海面もうっすらと見える様になり、ザワザワとわかりやすく流れているであろう場所に移動して探ってみる。
今まではこんな場所では数投し、反応なければまた次々と移動しながら打って行くスタイルでいた。
しかし今日は違う。よかれと思う流れを徹底的に粘る作戦をとってみた。
しかし、いくら粘れどまったく反応はない。
他のアングラー達は全員帰っていったが、それでも粘ってみたが結局ここでは何も起きなかった。
何と4時間ほどキャストを繰り返していたのである。
もう身も心も折れかけていたのだが、ここで一気に移動してみる事にした。
移動しまず立ち寄った場所はやはりベタ凪だった。
仕方なく少し移動してみる。すると!! 何と少し風があり、海面もザワザワしている場所があった。微妙な地形の変化が、風や波を受け少しだけアヤシイ流れを生んでいる感じである。
早速、ダッシュで準備して釣り再開。
しっかりとした巻き抵抗を感じる部分もある。
おお!! 極小だがなにやらベイトも見える!
きっと、今はここしかない。そう信じてみる事にした。
50センチ間隔でキャストを刻んで行った。タダ巻きではある・・・しかし今回は流れを意識し、時には流れに乗せて漂わせたりしてみた。
波にもまれ、一瞬フワっとした時、ふいに変化はあった!
ガッ、グウーンっと衝撃と重さが同時にやってきた。
迷わずフッキング!! 再度ガッっと衝撃があり、ピンっとテンションがかかる。乗った!
何の魚かはまだ分からない。すぐに浮いてきて思わずヤッターっと二回も叫んでしまった(笑) 茶色くヒラヒラした姿はコイツしかいない!
本命登場!! ソゲ!? ヒラメ!?って微妙だが素直に嬉しい!!
狙った場所、選んだルアー、誘い方・・・狙い通りで満足です!
実はココから怒涛のラッシュが始まる!
いわゆる、ヒラメ(ソゲ)の読めないジアイに突入するのだった。
5キャスト、1ショートバイト・・・そんな感じ。
ルアーが145ミリなのでさすがに喰いにくそう。しかし、ソゲ釣りではないので、そのままで続投した。
午前11時前、潮位低い・・・真昼間のラッシュだ。
結局、全部で10バイトはあった。ミスフッキングして、フックが一瞬刺さっているにもかかわらず、その周辺を攻めると再び喰ってくる始末。
約10分程、投げれば喰ってくる状態が続いたのである。
これは非常に興味深い出来事だった。
結局、オートリリースが二匹(悲)
大きそうな奴のバイト一発。
そして一番小さいのがコイツ・・・
ルアーより少しだけ大きいかな。可愛い赤ちゃん。
小さくても狂暴なDNAですな・・・
かわいいので海に帰ってもらいました。
今年初めての魚はソゲでした。けっこう嬉しい初モノでした。
くたくたに疲れましたが、何か有意義な釣行だったと思う。
小さいけど狙って釣るという経験。もっと修行していつかもっと流れが分かる様になりたいと思う一日でした。
結局、釣りにはまだ一度しか行けていない。
自分は某自動車ディーラーの営業である。新年早々、初売りだの何だのでなかなか見動きがとれないのだ。
例年、この時期からいわゆる決算シーズンへとなだれ込んで行く。
去年はそれでも何とか調整して通ったが、はたして今年はうまくいくか。
去年一年は可能な限り、ショアから狙う事の出来る様々なターゲットにチャレンジしてきた。各釣りごとにタックルをそろえ、ルアーも数多く集めてみた。
海のルアー経験の長い方、また凄腕のエキスパートの方々は経験や知識、鋭い洞察力など様々なものから予想し、ポイントに立ち狙った獲物を釣っておられる。
厳しい条件下にあっても、一瞬のチャンスをモノにして執念の一匹を釣られる方もみえる。まったく、自分には想像すら出来ない凄い世界である。
しかし、たくさんのアングラーがまた、なかなか釣れない海のルアーフィッシングを繰り返してみえるのもまた事実である。
自分もそんな一人である。一つの釣りに全く反応が無いと、もうどうにも釣れないまま時間だけが過ぎていく。
今考えれば、小さいメタルジグ、超小型のミノーなんかで小さい河口などで釣っていた。
エギングを覚えてからは一気に釣れる事が増えた。釣りに行くたび、何かしら満足して帰路についたものである。
しかし、季節が移り変わるとそれもなかなか上手くいかなくてボウズの日々もあった。おそらく、今の自分の釣りスタイルが出来上がったのはそんな経験からだろう。また、単純に海のルアーフィッシングの魅力にどんどんとりつかれて行ったのもあるだろうが・・・。
そうして、どんどん新しい釣り、違った獲物を求めて様々な釣りを経験して行った。非常に高い出費にはなったが、だいたいの釣りが出来る位の道具は揃った。
約一年、そんな事を繰り返している内に、毎回、何かしらのお土産を持って帰れるようになって行った。
ただ一つ、一つの釣りを奥深く求められている方からすると、まったく節操のない浮気なヤツだ!と言われるだろう・・・。
どの釣りも中途半端であると(笑)
まったくその通りなんだが、自分は元来、魚が好き。大小様々な魚、滅多に見れない様な珍魚など色々な魚に出会いたい。だからコレも良しかと思っている。
何といっても、驚くほど沢山の魚に出会えるパラダイス。それが三重、和歌山の海であるから。
だからこそ、その時々出会える、釣れる魚を求めて様々な釣りをやってみている。
様々やってみて、少しだけ、自分に合った釣りが分かってきた。
今年はそんな釣りをさらに深め、みがいて行きたいと思っている。
また、どうしても会いたい魚もいるので、どんどん新しい釣りもチャレンジしてみたい。
初めてメタルジグを投げたのはおそらく3グラムあるかどうかのジグだったろう。しかし、今じゃ磯から120グラムとかのジグをフルキャストしていたりする。やればやる程、タックルもルアーもどんどん大きく、重たくなって行ってしまった(笑)
ルアーが大きければ大物が釣れるか!?
答えはきっと・・・その時々であろう。
だから最近、大物を狙いながらも、意識的により小さく、軽くにこだわってみている。風や潮の影響で許される、ギリギリの使い勝手の良さのものを選んでキャストしているのだ。かなり難しいのだが、これも一つの引き出しと思って練習している。
今回はそんな釣りによさそうなルアーを入手したのでパチリと。
これが大きい方です。
こっちが小さいほうで60グラムくらい。
かなりしっかりした作りで頼りになりそうな奴らである。
一日も早く試してみたいな。
やっぱり、自分は釣りに行った日記を書きたいです。
前回の釣行日記でもお知らせした様に、今回はタックルのインプレを書いてみたいと思います。
あくまで、初心者の感想程度に軽く見てみて下さい
ちゃんとしたインプレはエキスパートアングラーやフィールドテスター様のブログや記事などで見て下さいね。
さて、前回の釣行では主に二つのタックルを使用いたしました。
南紀ロックショアではチョット異質な感じはしますが・・・
これも自分なりの狙いあってのチョイスです。
まず、青物狙いのショアキャスティングタックルからご紹介いたします。
ロッド ufmウエダ POWER PLUS GT102
リール DAIWA SALTIGA 4500H
ライン DAIWA PE4号
まずロッドですが、これはGT用ロッドです。青物にGTロッド!?とお思いの方もいらしゃると思いますが・・・
南紀のエキスパートアングラーの方々は言います・・・かけても獲れない大物が南紀にはいると。
もちろん私は出会った事はありませんがっ
同社にもちゃんとメジロクラス用のロッドはあるようですが、いかんせん初心者の私でも、せっかくカケた魚が獲れる様にワンランク上のこの竿を選びました。
なんといってもこの見た目が素敵です!!
パールホワイトの竿、そしてグリップはレッド・・・何と派手なカラー。
普段は黒一色の私ですが、何故かこのカラーリングに魅かれました。
使ってみての印象ですが、そもそもこのロッドはGT釣りでプラッキングの釣りを想定しているはずです。
以前はDAIWAのショアジギングで一番長く、パワーのある竿でやっていました。正直、プラッキングではちょっと硬く重たすぎてやりにくかった。
グリップも長すぎてライジャケのポケットにひっかかるのです・・・。
しかしこのロッド、十分なパワーがあるのにしなやかです。
軽く、グリップの握り具合が絶妙で。フルキャストで雑に投げてもけっして落としそうにはなりません。短めのグリップ長も非常に扱いやすいです。
適合ルアーウエイトは3.5オンスです。ジギングもこのロッドでやっているのですが、正直、80グラムほどまでかと思います。
よくしなり、しなやかなので、ロングジグを深い水深からスッ飛ばしてというシャクリには合ってない様に思います。
これはエギングロッドを想像して頂けるとよく分かると思います。
同じ4.0号寸のエギ対応でも、シャクリで初速からビシバシとアクションさせるもの。また、ゆるめにフワッ、モワッと跳ねさせるものもあります。
はたして、ビシバシとジグをシャクれるロッドが良いかと言うとどうなんでしょうか。時にはゆるめに動いているジグのがアピールする場合もあるはず。大切なのは、そんな違いを意識しながら状況によって使いわける事かと思ったりします。
続いてリールの方です。
みなさまご存じのDAIWAのソルティガですね!
S社のリールも素晴らしいのですが、私はゴリゴリと重ったるく回転するコイツが好きです。
4500Hという、いわゆるハイギヤタイプとなっております。
後で知ったのですが、普通のバージョンとハイギヤ、比べると明らかに巻きの軽さが違います。
ハイギヤは重いのです。何度も何度もキャストを繰り返す釣りなので、これは明らかに疲労が違ってきますね。
また、一回転あたりの巻き量も違います。
なので、スピーディーなジギングのアクション、ハイピッチやジャカ巻きを繰り返していると、時に速く動きすぎて魚の食う間を作れない事もあります。よって、初めての一台にはやはり通常の4500を選んだ方が良いかも知れません。
私はこのリールでは最大7キロ弱の魚を釣っています。
ですので、おそらく10キロ弱の魚ならば問題なく獲れるとは思います。
続いてはサブのタックル、サーフでのメインタックルをご紹介いたします。
ロッド DAIWA morethan BRANZINO 109ML
リール DAIWA morethan BRANZINO 3000
ライン DAIWA PE2号
正直、ロッド、リールとも今まで見た中で一番カッコイイです!!
黒/金のいけないデザイン・・・本当、溜息が出るほど気に行っています。
まずロッドです。
さすがにサーフ用というだけあって長いロッドです。
陸っぱりバス小僧だった中学生時代からロングロッドが大好きな自分は迷わず購入いたしました。
ギリギリ、3ピースにならない長さも大事でした。
正直、いうほどの飛距離は感じないです。
しかし!! このロッドは飛距離だけではありません。
なんといっても非常に軽いんです。一日中キャストを繰り返す自分にとってはとても助かります。
また、すごく敏感に変化を感じとれるロッドでもあります。
引き抵抗の少ないルアーの泳ぎ、また、潮の変化など明確に感じる事が出来ます。もちろん、アタリは明確に分かります。
まだランカーサイズはかけてはいませんが、いっけん頼りなく感じるロッドですが、その粘り、バットの強さは相当なものです。
しばらく暴れさせて竿を立てると・・・自然に静かになった魚が浮いてきます。ただ、超軽量、超敏感なつくりゆえ、まるでガラス細工のよう。
丁寧に扱わないと折れると思います。
しかし、ひとたび魚がかかると、魚の引きに対しては強く丈夫なので、きっと夢のメモリアルフィッシュが獲れるはずでしょう。
さて、最後はリールです。もう見た目だけで芸術品 こんなカッコイイ釣り具を今まで見たことはありません。
最上級モデルのEXIST BRANZINO 2508Rも使っておりますが、やはりこの3000が自分的には一番好きです。
おそらく、同社ではセルテートのマニアックなモデルのが性能的には高いかと思います。当然、EXISTの方がフィーリングも良いのでしょう。
しかし、私はあえてこの3000がベストかなと思っています。
シーバスやフラット魚など、おおよそこのリールがあれば安心してファイト出来るはずです。
好きすぎてインプレにはなりませんが、こういう絶対的な信頼!?もタックルを選び、釣って行く中では大事なことなのかと思います。
凄く長くなってしまいましたが、非常に高額なタックル、ましてや酷使する釣りとなれば、コダワリぬいてチョイスしたいですよね。
そうして選んだタックルで夢の魚を釣りあげた時、なんともいえない満足感に包まれます。
このブログではまだ、そんな日記を書けてはおりませんが、昨年一年間はまさにそんな釣りがありました。
何度となく悔しい釣りを経験しても、またポイントに向かうのも、きっとその瞬間に出会うためかもしれません。