2010年06月

梅雨空の下で

6月23日の日記


前日の朝、目を覚ますと頭がガンガンしていた。
体温計を見ると37.8度
どうりでシンドイはずだ。

仕事をしながらも明日の釣行プランを考える。
この体調では険しいルートのポイントは辛いな・・・。
そこで単身、沖磯に渡ってみようと思った。
夕方を待って渡船屋さんに連絡すると、残念ながらここ数日は天候が悪く、欠航していて明日も船は出せないよとの事。
別のエリアの状況を調べるほどは元気が無かった。
今回はあまり歩かなくても良い場所に行ってみる事にした。

現場付近には午前3時すぎに到着。
結構な雨が降っているので時間がかかってしまった。
さいわい雨のおかげで日の出もまた遅かった。
まだ暗いうちにポイントに立つ事が出来た。

依然としてソルティガ4500Hが修理から戻らないので今回もヘビータックルでの釣りである。
今回も試してみたいことがあったので、自分流のルアーと良く釣れている定番のルアーをケースに入れてきた。
雨はうっとうしいが、嫌な風もなく適度に波立っていて良い雰囲気であった。

まずは最近こだわっているルアーにて探ってみる。
始めて数投目にルアーの後ろに妙なモワモワが出た気がした。
まだ水の色も見えない明るさの為によく分からない
ピックアップ寸前に足元を見ると60センチくらいのハマチがUターンして行くところであった。
今日は爆るかもしれないなっと思ったのも束の間・・・。
数投してみたが反応はない。
ここですぐに良く釣れる実績のルアーに交換してみる。
しばし粘るが全くチェイスはない。

どうやら単発でウロウロしてたのがたまたま追ってきたみたいだった。
もう一度ルアーを元に戻すとすぐにチェイスを確認。
驚くほど小さいツバスが反転して行った・・・。
RockBeachがひどく下手くそな為、魚を食わせることには問題があるのだが(笑)・・・しかし、なかなかの集魚力を持っている様に思う。
すぐに早く短すぎるジアイが終了してしまった。

明るくなってからはシオでもいないかと丁寧にミノーで探ってみる。
浅くまた根が多い場所なので、地形を見ながら時折、横を向かせるアクションをしてみる。
まるでメッキの様なシオはたまに着いてくるんだけど
しばらくすると急に真っ暗になり凄い勢いで雨が降ってきた。


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まるで南国のスコールであった。
GORE-TEXをもってしてもズブ濡れになるほど・・・。
変な風も吹いてきたので退散する事に。


車までの道中、あまりの雨で山からは滝の様に水が噴き出していた。
赤茶けた泥水が大量に海に向かって流れ落ちてきている。
車で走り出してみると、どこもこんな光景が続いていた。


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もっと赤茶色の水で覆われた場所も沢山あった。
シャローエリアは良くないと判断し一気に戻る事にした。


着いたのはよく行く深場である。
もちろんココには泥水の心配はない。
3人ほどのアングラーが駐車場で話していたが、まずは朝の腹ごしらえを済ませることにした。
食事が済み戻るとまだアングラー達がみえた。
少しお話をうかがうと今日は朝からよく釣れたとの話

携帯をみると釣友のM氏からのメールが入っている。
M氏とその友人のT氏の二人での釣りだったらしく、今朝は良いハマチを数本釣って、フッキングしなかったバイトも多数あったとの事だ。
どうやら釣れてないのは自分だけである
まだまだ時間があるので南紀特急でフテ寝する。

起きたのは正午すぎ。
疲れと発熱のせいで頭が痛い。
ハマチは諦め、深場で一発!を求め先ッチョまで結局行くことにした。
雨はやんだがそのかわりに爆風になっていた。
体感的には風速15メートルほど(笑)
バランスを崩さない様にゆっくりと歩いて行く。
風は凄いのだが不思議と波はそれほど酷くはない。
とにかく西からの爆風でキャップなどかぶってられない。

久々にネッチリとジギングをしてみる事にした。
風だけでなく潮もブッ飛んでいるのだった。
試しに90グラムのジグを投げると、ジグもラインも潮に乗って流されてズーっと着底しない(笑)
こんな時こそミュートスHHHの出番かと約150グラムのジグでじっくりと釣りして行った。

見えないジグの釣りは難しい。
ワンピッチやジャカ巻きなどの定番しか引出しが無いRockBeach・・・。
それを組み合わせ色々やってみる。
こんな風にすればスライドしてるのかな???などと頑張っていたら五時間があっという間にたっていた
夕マズメ・・・最高の流れが出来ていた。ベイトもよく知っているのだろう。
おびただしいベイトが集まっていたが何も起きなかった。
ヘビータックルでやり続ける体だけは順調にできてきたみたいだ(笑)

今回は連休だったが身も心も完全燃焼したので帰る事にした。
帰りながら漁港をのぞくと沢山のベイトが入っている。
ちょうど太陽が沈みかけた頃であった。
悪いヤツが入ってこないかと思ってキャストしていると酔いどれの老人が後ろに立っていた。
シケてからアソコにアオリが沢山わいとるぞ! 大きいのはキロぐらいあるが、地元のモンはヤエンでもカタでも釣れないと言う。
面白そうなのですぐにエギに変えて投げる。


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ちっちゃい!
でも釣れたので周りの人が集まってきてしまった。
ギャラリーにかこまれながら三投目にまたヒット。
500ほどだったが恥ずかしいので写真もナシ(笑)
良いお土産になった。

しかしどうにも青物は難しい。
釣れない長いトンネルに入ってしまっている・・・。
また次回までに色々と悩もうか。
それでは








 

お誘い

6月17日の日記


磯のルアーを始める以前より仲良くしてくれている紀宝町のM氏。
最近ではGWにご一緒したばかりである。
そんな彼からお誘いを頂いた。

沖磯、ご一緒しませんか!?っと。
二つ返事でOK!!!とお答えする(笑)
ずいぶん前の話である。

それから待ちに待った。
今回は水、木曜日と連休のRockBeachではあったが・・・。
木曜の本番にそなえ水曜日は、体力、そして気力ともに温存することにした。普段、時間がないのでしっかりとタックルや装備を整えて行った。

今回、M氏の仲間と合わせると何と総勢5名の大所帯!!
普段、基本一人で行動している私には驚きの人数である。
心配はあるが、今回はM氏にお任せして自分はそれに乗っかる事にしました。

前日より向かった私は早めに南紀特急で就寝。
目指すポイントの様子が全く分からないので、今回は沢山の用意をしてきていたのだ。
ルアーだけでもジグ、そしてプラグと大小様々なものを持ってきた。
安全に釣りをする為の装備もぬかりはない。

渡船屋さんに到着は午前4時前。
しばらくしてM氏と仲間の乗ったミニバンが到着した。
ご挨拶もソコソコに早速、受付やら準備にかかる。
女将さん!?の話では、昨日まで少し荒れていたから希望される磯は微妙なトコとの事。

何より、ビギナーでルアーな自分達にはまだまだ乗り越えられない高いハードルがある様に思えた。
私の職業はサービス業ではあるのだが、こと磯の釣りの世界、なにより百戦錬磨、何十年と荒磯での釣りをされている釣師を相手に営業されている渡船業者さんはどうにも違うのである。
もちろん親切ではあるが・・・私の仕事の様に全ての人に見合ったサービスを提供する感じではない。
おそらくそれは危険極まりない磯であるからに違いないのであった。
お客様に見合ったサービスをしているわけで・・・まさにプロの世界である様に思えるのだった。

しばらくして乗船し、すぐに出港となった。
思いのほか波がある・・・。
小型でパワフルな感じのする船はしっかりと進んで行った。
途中、マイクにて船頭さんが言う。
今日は〇〇は無理や!と一言。
一人の底物師を先におろし次の磯に向かった。
何か船頭さんが言ってみえるが、エンジンの轟音と波の音でまったく聞こえない。
気がつけばココで全員降りるんだ!っと指示されていた・・・。
何と足場の高い磯であろうか!
考えている時間など無い。
波が高く安定しない船を少しでも安定させるように操舵されている船頭さんに申し訳ない。
全員、必死に磯によじ登るのだった。

荷物を下ろしようやく呼吸が出来たかもしれない。
息も絶え絶えの渡礁となった。
一緒に渡った餌師はすぐさまポイントに向かわれた。
我々はまだとりあえず荷物を置いたところである・・・。
全く初めての磯でどこに立ったら良いかも分からない。
直観だけを信じポイントに移動して行く。

早速、タックルの準備をしながら海をながめる。
最近、地磯の釣りでは真っ暗な内から用意して待っていたのだが・・。
港を出る頃にはすっかり明るくなっていた。
海を見ながら普段とのギャップを埋めにかかるのではあるが、目の前に広がる海は予想とはかけ離れた感じに見えたのである。

まだまだ経験少ない自分ではあるのだが、通うたびになかなか良い感じの海にてやってきてはいたのだ。
しかしこれは・・・。
潮がほとんどキイてないのである。
しかし、それでも何があるかは分からない。
心を奮い立たせ、いつものペンシルをキャストして様子を見る。
時折、バシャっと何かが出る。どうやらまたしてもダツの様である。
他のメンバーは小型のシンキングペンシルを使用しているみたいだ。
ほどなくして一人、また一人とダツで竿が曲がって行った。

今回も自分の釣りを信じ一人違った狙い方で誘うのではあるが、何かどうにも歯車が噛み合わない・・・。
高い足場、波、そして横からの風で、シッカリと足元までアクションさせて来る事ができないのである。
早々に見切りをつけミノーにチェンジする事に。
しかしまったくチェイスは無い。
こまめにルアーをローテーションさせながらひたすら投げ続けるのだった。

今回は新しいタックルでの釣りであった。
まずは慣れたXR-2とドッグファイトの組み合わせである。
想像してた以上に自分が目指しているプラッキングの釣りに合っている様子であった。


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もう完全に日が昇りきってしまったのでジグにかえてみる事に。
まずは110グラムからキャストしてみる。
底をとろうとフォールさせているとすぐに着底した。
思いのほか水深は無い・・・。
シャクリに入ったのだが、いつもに比べると凄い重さを感じる。
すぐに90グラムに交換してみるがやはり変わらない・・・。
体にかかる負担が半端ではない。

いつもの6500EXPに交換し同じ様にやってみるとアラ不思議!
まったくもって軽いのだ。
同じ6500番ではあるがここまで違うものかと驚きました。
試しにそのままプラグに交換してみる。
かなりの速さでハンドルを回転させリトリーブしているのだが、ルアーをみるとユルユルとゆっくりと泳いでいるのだった。
自分的にはこの結果に大満足
しっかりと使い分け出来るなとホッとしたのだった。

渡礁したかった磯は相変わらず波をかぶっていた。
満潮とも重なり、また少し風向きも変わり更に波は勢いを増している様子であった。
素人目には、二月に初めて渡った沖磯に比べれば何て事はない様には見える。
しかし今回の人数、そして皆の経験値、また装備や荷物を思うと船頭さんの判断はまことに正しいと感じるのでした。

毎日、毎日海に出て、海を知り尽くしている船頭。
エキスパート中のエキスパートである彼らの判断は絶対である。
どこで、どんな釣りをしたいとシッカリと伝えるのは大切だと思いますが、あとは船頭さんに全ておまかせする・・・それが正しいのではないかとしばし考えるRockBeachでした。

海は刻々と変化していき、いつの間にか大量のベイトが入ってきた。
驚くほどの数であちこちで大きなベイトボールになっている。
それをめがけて悪いヤツらが突っ込んできやしないか、今か今かとキャストし続けるのだがまったく平和な海であった。
ここで最後まで粘りたおしても良かったのだが、立ち位置の関係でいつも二人は不利な場所にキャストをしないとならない。
皆のテンションも下がり始めていたので磯がわりする事にした。

大きく移動して行くのだが、船頭さんいわく今回の皆の荷物が多すぎるので渡れる磯が限られる!との事。
また人数が多いので二組に分かれての渡礁となった。
続いて渡った磯はしっかりと潮が流れていた。
トップ、ミノー中心で攻めてみるのだが、どうにも狙い方が分からない・・・。
普段のポイントと比べると、どうにもスケールが大きく感じた。
気ばかりが焦りどうにも歯車が噛み合わない。
気がつけばただ時間だけが経過し、帰りの午後2時が近づいてきた。
さっきから全身がほてり頭も痛くなってきている。
クーラーボックスは船に置いてきて、最低限の飲み水だけを持ってあがったのを後悔した。
真夏ではないが、6月の沖磯でもじゅうぶん灼熱の世界。
どうやら軽く熱中症ぎみだが最後まで頑張った。

今回、まだ新しいミュートスを出していなかったので最後にテストしてみることにした。
ドッグファイト、そして6500EXPを交互に使用する。ルアーも様々なものをテストしてみる。
太さはXR-2と比べると少し細いのだが、実際にキャストしてみると驚くこととなった。
うまく表現できないのだが自分の力ではXR-2と同じ様に振りきれない。
振ろうと試みるが、あわやタックルごと海にすっ飛ばしてしまいそうになる感覚なのだ。
とてもじゃないが不安定な足場で130グラムほどのジグをフルキャストは怖くて出来ない。
コイツを使える様になるにはもっともっと修行しないとならないなと感じる結果となりました。
ただ、シャクリ始めると非常にジグの操作は軽く楽に動かせる。
不思議な事に6500EXPを使用すると、ただ持っている感じさえ非常に軽く思うのだった。
やはり当初に想像したようにミュートスには6500EXPを合わせるのが現時点ではベターであるかと。

迎えの船を待ちながら青い海をながめ色々と考えていた。

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もっともっと様々な事を学びたい。
もっともっと修行しなければならない。
運まかせではなく、もっと精度の高い釣りをしないと・・・。
今回の釣行では本当に学ぶことが多かった様に思いました。
誘ってくださったM氏と釣友の皆様に感謝いたします。
これからも安全第一で頑張って行きます。
それでは。





入荷

6月14日の日記



青物のタックル選び、皆様はどうされていますか。
特にショアから狙う青物のタックルとなりますと、なかなか店頭に並んでいない為、迷われる事も多いかと思います。
近所のショップでは、あっても堤防などから40グラム程度のジグで釣る様なものがほとんど・・・。
リールの方はオフショアの方向けに大型のものまで並んでいるので手にとって見る事も可能でしょう。
最近では雑誌などでも紹介される事が多くなったと思います。


私がこの釣りを始めようと思った頃、残念ながら周りには誰も相談できる方はいませんでした。
当然、ネットなどで調べようにもよく分からなかったのです
とりあえず、ショアジギ用という安価なロッド、中古で購入した10年ほど昔の4000番でスタートしました。
自分なりに色々とは試してみましたが、その後は憧れのスーパーアングラー達が愛用しているウエダやソルティガへとステップアップして行くこととなったのです。

他の様々な趣味の世界でも同様ですが、こと「道具」に関しては使用する方によって感じ方や好みも様々かと思います。
もちろん釣りもそう。性能や使用感も重要ですが、ブランドイメージやデザインなども皆さん大切にされている事でしょう。

自分はまだよく分かりませんがベテランほどおっしゃいます。
可能な限りライトなタックル、システムやルアーの方が魚を喰わせやすいと・・・。
しかし、堤防や船からの釣りとは違い、磯では強引にファイトをして釣りあげる事も多々ある。
とれる強さと喰わせる柔軟さのバランスが難しいと・・・。

他の釣りを想像すると何となく意味は分かるのですが
とりあえず自分はヘビーな方に行ってみました(笑)
ライトタックル時代、想定外のヤツが喰ってリールが巻けなくなった事も何度かありましたので・・・。

まあ、何度も通って色々やっていますと、自分なりに試してみたい事も生まれてはきます。
条件を選んで釣行する事が出来ないサラリーマン、プチ遠征組ですので、時にはかなり厳しい状況で釣りをしないとならない時もある・・・。
なにより、一番の理由は・・・南紀の夢でしょうかね
もし信じられないヤツが喰ったら

そんな事で、春先に後輩の店にNEWタックルを注文していました。
でも結局、後輩が用意出来たのはロッドだけ
あとは色々と自分で探し歩いて見つけました。
昨日、待ちに待った後輩からのメールがきたのでダッシュでショップに取りに行ってきました。
バースデイには間に合わなかったけど

まずリール




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コレだけは無いなと思ってたなあ
でも、どうしてもハイギヤが必要だったのです。
6000GTで十分すぎるのですが・・・。
ブランジーノ好きの自分はこの黒と金にやられました。

憧れだったリールのカスタマイズもこの際やってみる事に


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趣味わるーっと聞こえてきそうですが・・・。
派手好きの自分は満足です!
趣味のアメ車のノリですわ。



ジギング用の愛機とのツーショット。
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次はロッドです。



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何釣るんですか!?
・・・ですよね。
以前、強風で150グラムのジグがまったく沈まない時がありました。
細いラインを使いたくない場所だったのです。
ならばジグのウェイトを上げるしかないかって事で選びました。
まあ単純にミュートス欲しかったのです

MCのXR-2と比べるとこんな感じです。

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左がXR-2で右がHHH。
ずいぶんとMCのが太いみたいです。



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ルアーの適合グラム表示はだいたいであると聞いた事があります。
まあ、見た目だけでは分からないのでまた比べてみたいと思います。
しかしミュートス、見た目のつくりは非常に高級感があって良い感じ。
明らかにXR-2より重いですが頑丈そうな印象でした。


こんなんじゃ釣れないよ!!って言われてますが、やっぱり一度は自分で経験してみないと分からないですしね(笑)
高すぎる授業料となってしまうとは思いますが・・・。
趣味の世界、こういう自己満足も良いかなと思いました
人並みの収入の私には大変な散財となりましたが、また好きな釣りの為に仕事頑張れるからヨシかな。
今週の休みは早速、南紀で頑張ってみたいと思います。

誕生日なのに

6月11日の日記


昨日も時間がとれたので海に行ってきました。
近場で良い釣りが出来ないかと、久々の志摩に偵察に行ってきました。
目的は春イカ。

去年も志摩の藻場で産卵絡みを狙いましたが、どうにもこの志摩の釣りは難しいのです。
南紀でも何か所かで藻場の釣りを経験はしてきました。
自分の腕ですと1500グラムまでのメスが中心とはなりますが、時折、良い型のオスも混じりそれなりに楽しんだ記憶があります。
しかし、志摩では良い思いをした事が無い・・・。
紀伊半島でも屈指のモンスターの聖地であるこの志摩、三重県民としては三重でモンスターを!!っとの思いで今回もまた行ってみました

ここ数日、どうにも疲れがたまっているのでしょう・・・。
午前2時には目覚ましで起きますがそのままダウン。
しっかりと寝坊をしたので到着は午前9時頃、もうすっかりマズメは逃しています。
久々の志摩の海は驚くほどの生命感でした。
熊野や南紀に比べますとかなり水は濁ってはいるのですが、それでも魚達は沢山います。
メバルやセイゴなんかのルアーターゲットも船だまりに沢山見えています。



今回のポイントはご覧の様な藻場です。

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南紀の藻場の中心となる、ホンダワラなどは少ない様に思います。
それでも海底を見ると黒々と沢山の海藻が茂っているのが見えます。
 

ポイントについてすぐに準備をしてキャスト。
ここの水深はかなり浅いのです。
ここ最近、10メートルから30メートル(笑)のディープの釣りばかりしてたのでシャローの感覚を忘れてます

産卵行為中のアオリはあまりエギに反応しないとの事ですが、まったく釣れないかというとそうでもない…よく分からない釣りかも。
以前、南紀では産卵中のメスのアオリが沢山釣れたこともありました。
しかし、なかなかオスは反応しなかった・・・。
2キロを超える様な奴となると激しく速いシャクリにしか反応しなかったのです・・・。
今回も、捕食と威嚇&攻撃の両方の線で狙って行きます。
難しいから長期戦の覚悟。苦手な沈下の物凄く遅いエギも使ってみます。


三時間経過・・・。
潮の加減か今日はまったく潮が動かないし、さっきから潮位も変わらず。
偏光ごしに見るとチカチカとペアリング中のアオリが色を変え、まるで光っている様に見えます。

あぁ…俺もペアリングしてぇ。

否、ペアリングをじっくり観察(のぞき見)してるとなかなか面白い。
メスに向かって2キロ級のオスがワナワナと近づいて行く。
瞬間的に相手を選び、すぐにH!!
あぶれたオス達は一目散に沖に消えて行きました

それから数時間やりましたがまったく。
手をかえ品をかえ、持てる引き出しのすべてを出しつくしましたが・・・。
一度だけ回収寸前に着いて来ましたが600程の小さいメスでした。
今回も未熟な自分には非常に難しい志摩の釣りでした。

いよいよ、うっとうしい梅雨に入ろうとしております。
でも来週は待ちに待った2連休!
雨にも負けず・・・南紀でがんばります!!
それでは

原点回帰

6月9日の日記


最近、釣りにかかわる事で色々と考え悩む日々でした。
釣れないからではないですよ
普段、お世話になっている方々にも一部、愚痴を漏らしてはご迷惑をおかけしていました。まことにすみません。
同じ悩むのならやはり海に行って考えようと今回も南紀に向かいました。
金銭的にも今はチョッと苦しいのでチープな旅となります。


前回の釣りで愛機のソルティガZ4500Hを壊し、ただいま修理中なので今回はタックルにも悩みました。
いつものGTの竿に合うリールが無いわけではありませんが、どうにも古くゴロンゴロンして使いにくい・・・。一応、メンテはしてはみたのですが、やっぱり不安なので場違いなコイツで行ってみる事にします。



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人気のMCワークスです。
2って!!(爆)
1が無かったのです
タックルも見せて欲しいとリクエスト頂いたので、今回は写真を貼り付けてみました。



リールはこいつです。

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ダイワ ソルティガZ6500EXP
主に深場でのジギングに使用しています。
メインラインはPE5号、リーダーはナイロンの100ポンドを結んでいます。
小型のプラグを使用する最近の釣りではかなりバランスが悪いでしょう。
しかし巻き替える軍資金が今はツライのでこれで行きます。



今回は入ってみたい磯があったのですが、よく分かりませんがどうにも海況と天候の条件が悪いかもと断念しました。
第二候補の磯も入る際の潮の高さ、風向きなどの理由で断念。
よって、ここ最近通っています場所に行ってみました。

現場に到着すると駐車場からも大きな波の音が聞こえてきます。
今日は波も高いしほぼ満潮時に入るかたちとなる。
いつもにも増して、入念に安全装備を整えて向かいました。
何度も来ている場所なのですが、今回は初めてのポイントに立ってみようと思いました。
真っ暗な中をカンをたよりに進んで行く。
途中、潮位が高く波を被る場面もありましたがタイミングを見計らって無事に越えていきました。

ポイントに到着すると早くもお二人の方がみえました。
ご挨拶をすると快く隣に入れて頂けるとの事で、今回もまたお言葉に甘えさせて頂きました。有難うございます!
だんだんと東の空がうす紫色に明るくなってきました。
スタートまでもう少し・・・。期待と興奮で胃が気持ち悪くなってきました今回も短期決戦の勝負となるかもしれません。
日によっては二度、三度とジアイが来る時もある様ですが期待はしません。今日のルアーのローテーションは最小限のつもり。
数個だけライジャケのポケットのケースに厳選し入れました。
本当はジアイのあとのもう一つのタイミングを狙っています(笑)

先行者さまがキャストを始められたので自分も続きました。
まだよく海面が見えないため、竿先に伝わる水の抵抗をたよりにアクションをさせて行きます。
しかし・・・波とウネリが強く、また自分の立ち位置からは流れも複雑となり思う様にルアーがアクションしてくれません。
サーフの釣りでもそうですが、磯では特にこういった状況に左右されると思います。それが難しいのです。
苦労しながらも丁寧にアクションさせて行くとすぐにヒットしました!
しかしこの動き・・・またやってしまったのダツ
しかもスレでかかっている様子で暴れています。
ダツのサイズは前回と同じくらいに見えますが、さすがヘビータックルですね! ただ巻くだけで暴れる奴を軽々と巻きよせてきます。
なるべく傷つけない様にフックを外して素早くリリースして復帰しました。

どんどん人が増えて行きポイントは満員となってきました。
気がつけば隣の磯にも人がみえました。
小雨、強風、シケと皆さん期待してみえたのでしょう・・・。
しかしいつまでたっても誰の竿も曲がりません。
激しいアクションを繰り返しているので少し疲れてきました。
ミノーに交換してみます。



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最近、いつも安定して泳いでくれるミノーを探していてこれを見つけました。有名なK-TENのルアーです。
自重がしっかりとあり、今回の様なヘビータックルでもけっこう飛びます。



しかし今回の海はこのルアーをもってしてもダメでした。
風向き、流れなどを考えて投げたのですがまったく泳いでいる抵抗感が伝わってきません。
打ち寄せる波のパワーが強いのでしょう・・・。
かなりの速度でリーリングしているにも関わらず、波より少しはやくルアーを泳がせる事も難しいのです。
私の腕ではもっとハイギヤのリールの必要を感じました。
近々、秘蔵のアレを用意しようと決めました。


誰も反応が無い状況で一人、また一人と休憩のために戦線を離れて行きます。さすがにつらい。
本当に日によってムラがある様です。
よく分かりませんが風が影響しているのかなと思いました。
結局、四時間ほどキャストしましたが移動する事にしました。
粘れば回遊があるのかもしれませんでしたが、今回は他の釣りをどうしてもやっておきたかったのです。



自分の中でどうしても確認したいことがありました。何も特別な釣りではありません・・・。
それは私の原点の釣り、ランガンしながらのライトゲームなのです。
ボウズ逃れという訳ではありませんよ!

状況を見ながら様々な漁港をのぞいてみます。
まずはこの釣り。



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エギングです。約200グラムくらい!?
順に原点に帰ります・・・。


次の場所では小魚の小さいボイルがありました。
まずは5センチほどのミノーをキャスト。
すると追ってはきますが口を使いません。
追ってきたのは小さなカマスでした。
次にマイクロジグを投げるとバイトはあります。しかしツツクだけ。
様々な引き出しを開け色々なパターンを試してみると無茶苦茶ヒットするパターンがみつかりました!
しばし爆釣します。カマスはモタモタしてると弱ってしまうので写真はナシ。
全て海にかえします。



ふいに最少記録となるこの子がきました。
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さすがエソ。歯は鋭かった
元気に泳いでいきました。



以前は反応が悪いと諦めていましたが、様々なパターンを試し、その日その時に一番合った釣りをする。
青物を始めて少し自分の釣りが変わったように感じました。
どちらにせよ、ちゃんと再認識する事ができました。

その後は場所をかえ数時間ですが真剣に春の親イカを狙ってみました。
結果はこちらもボウズです。
今日の釣りは本当にすべて面白かった。
釣れなかったですが全部、真剣に釣ることが出来て満足でした。
こころなしか、南紀特急を吹きぬける風は爽やかでした。




 

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