2011年01月

修正

1月26日の日記


ここ最近、どうにも釈然としない毎日を過ごしていました。
何か理由を探さないと、釣りに行けない日もありました。
釣りへの情熱がさめた訳ではない様ですが・・・
私を知っている方から見たら、それは明快な事かもしれません。
大きな人生の悩み同様、自身ではなかなか気付かない。
ぼんやりと考える日が続きました。

釣れないから、釣りたいから、色々と調べたりお話も伺いました。
接岸している、釣れているという話にも敏感になって行った。
ベイトは何だ!? パターンは? ジアイは??
いつしか、ルアーケースの中は釣れるというルアーで一杯になっていました
それなりにですが、自身の経験やデータから立つ場所を決めてはいました。
しかし、自らの良くない記憶や、定説が邪魔をして集中出来ない時も多かったのです。

おそらく、現場の生の情報を知る事は大切な事でしょう。
ただ、私の様な不器用で難しい人間には、それがネックにもなってしまう。
どんどん限定的になり、固定観念の様な、自身の想像の範囲内でしか見れなくなってくる。
私にはそんな風に思えました。
今回の釣行は、そんな自身の殻を破る事から始めます
完全にリセットする事は難しいですが、迷ったら原点回帰!
何も考えず、真夜中に南紀特急に喝を入れました。



南紀到着は午前2時半。
今はほとんど風は無いが、予報では明け方より北、北西の強い風が吹くという。
仕事が長引き、おまけに胃腸風邪っぽい。
身体が疲れているせいか、いつもにも増して強い睡魔がやってくる道中であった。
気持ちも新たに、今回は初めての磯に立ってみるつもりだ。
ゴールデンタイムも大切だが、暗闇での開拓は安全ではない。
日が昇るまでしばらく眠る事にした。

午前6時20分に起床。
ポイント付近までしばし、ゆっくりと車を走らせる。
今日の天気予報は正解みたいだ。
予想通りの風が強く吹いている。
夜間、風が収まっていたからだろうか、風は強いがまだ波もウネリも殆どない。
ほどなくしてポイント近くの駐車場に到着、さっそく準備を整えて行く。
前回は寒くて釣りにならなかった。
昔買った、防水ではない防寒着を今回は用意してきた。
波を被らなければ、コイツはかなり暖かい。
立ち位置は限定されるが、背に腹はかえられずに着込みマス。

初めてのルートを行くのはドキドキする
ゆっくりと、また、行っては引き返しを繰りかえす。
しんどいのだが、気持ちが前に進んでいるのでそう苦ではない。
痛めてしまった右手首はまだ治らない。
岩壁のくぼみに手をかけ、片腕だけに体重をあずける場面では鋭く痛みが走る。
それも我慢すれば済む事だ。
何より、今の自身に必要なのは、この新鮮な感覚なのである。

一歩一歩と確実に歩み、約20分ほどで目標の場所に着いた。
高場に荷物をおろし、まずはゆっくりと海をながめる。
潮位は高く、足場から海面まではわずかしかない。
風は強いが、相変わらず波もウネリも殆どないので安心して立てそうであった。
少し隣にはグレ師が一人。
ルアーマンはいない。
懐かしい光景にニヤつきながらタックルを組んでいく。
想像していたよりは浅くはなかった。
ただし、けっこうな沈み根があちこちに見えている。
もし、魚を掛けたら怖いな・・・。

さほど大きくない魚でも、逃げれる場所があれば凄い抵抗をした事があった。
経験ではなく、知識としてドラグの設定については教えて頂いてはいた。
強すぎても、弱すぎてもダメであると。
むやみに魚を怒らせてはならず、魚の行きたい様に走らせてやる事も必要であると。
しかし、殆どファイトの経験が無い自分には、この、絶妙なドラグのさじ加減が分からない。
根に突っ込む、強引な奴の唯一の経験はドラグ値10キロの時しかない。
それでもギリギリと出されたが、何とか止める事が出来た。
だから今回も約10キロで行ってみる。
(※ロッドメーカーが推奨するドラグ値以上にかけています。自己責任でいたしております。)

去年、まだ寒い時期から使い始めた、ペンシルを結んでみる。
サイズは18センチ。
魚がルアーに出ても、どうしてもフッキングがうまくいかなかった。
私の腕では、ツバスをうまく掛ける事が出来なかったのだ。
いつしか使う事が少なくなり、家で眠っていた。
足元を見ると、約7センチ程のトウゴロウの様な小魚が見えている。
しかし、どちらも今回は気にしない!
釣る為にと、考え模索して行く中で混乱してしまったのだから。
自分が信じていた事をやるのみである。

よし!っと気合いを入れて磯際に立つ。
沖にわずかに見える潮目に向かってフルキャストする。
潮目までは約60メートル、何とか潮目の向こう側に届いた。
レイジングブル、ソルティガZ6000のしっかりした手ごたえが手首にかかる。
何をしていても痛いのだとグッとこらえた。
遠くに僅かに見えるルアーを確かめ、命を吹き込んで行く。
釣れなかった過去のあの日々、コイツを動かす練習に明け暮れていた。
体は今も忘れてはいなかった。
頭で描いたイメージ通りの動きを繰り出して行く。

今まで、釣れるというルアーを沢山買ってきた。
しかし、その殆どを上手く操る事は出来なかった。
同じルアーで両隣のアングラーが掛けている、それでも自分にはヒットが無かった事もある。
条件が良く、魚がいればそれでも釣れる。
しかし、なかなかチェイスしない、口を使わない状況で、はたして食わせる事が出来ないから、魚がいなかったと諦めていた自分もまたいたのだ。
ルアーとの不思議な一体感を感じながら回想していた。
しばらくキャストを続けたが、少しレンジを変えてミノーに交換してみる。
チェイスしている奴がいないのか確認もしたかった。
しかし、数投で違和感を感じた。
どうにも、今の潮にうまく馴染んでいない感じがするのだ。
再び、元のトップに戻しキャストして行く。

依然として風は強く、まともに風を受ける側では波立ってきている。
一見すると、そちらの方が良さそうな流れが差している。
しかし、時折、波が磯を叩き、派手に波飛沫をあげている。
防水ではないウエアで立つのは厳しかった。
不思議と目前の海は凪いている。
多少だが動いていた潮が更に弱くなってきた。
潮目も見えなくなった。
よく釣られる方の殆どが、荒れている時の方が釣れるという。
確かに、荒れている時にチェイスを見たり、バイトを得た事もある。
しかし、どうした事か私が釣れるのは凪の日が殆ど。
おそらく、荒れると怖くて集中出来ないから、荒れが嫌いなのもあると思いますが。
だから、自分的にはあまり凪が良くないとは思わない。
気にせず、もくもくと良さそうな動きをルアーに与えて行った。

どの位の時間が流れたろうか。
アクションさせる事に集中していて感覚が無い。
ここには、ボイルもナブラも何にもない海が広がっている。
その方が嬉しかった。
あっちに沸いたとか、こっちにナブラが出たとか、翻弄されまくって振り回わされて疲れた。
素早く磯の上を駆け巡り、一瞬のチャンスにピンポイントでルアーを打ち喰わせる。
そんな凄い事は出来なかったし、ナブラの中にルアーを入れる事さえ出来なかった。
この時期、沸かないと釣れない・・・。
そんな話もよく聞き悩んだ。
沸かなくても釣れる方法が無いか探したが、残念ながら結果は出なかった。
悩む様になってはじめて、元々、ナブラになる相手を追って釣りをしていたのではないなと、ある日思い出したのである。


何度も何度も投げては寄せてを繰り返し、無心になっていた頃、転機は訪れた。
沖から丁寧にアクションさせてくる。
海面からルアーの頭を出し、派手にスプラッシュをあげさせる。
グンっと穂先をあおり潜らせる。
潜らせて豪快にジャークを入れ、間髪入れずに小刻みにヒラを打たせ、一瞬止める。
速く、遅く、強く、弱く、一つ一つを大切にこなしてくる。
目前10数メートル程までルアーが近づいてくる。
ちょうど良いラインの角度ができたので、ゆっくりと絡む様にドッグウォークを入れてみる。
5メートル程泳がし、ポーズを入れた瞬間!
ルアーの後ろで水面が大きく盛り上がった。



一瞬、背中がゾクっとなった。
やばい・・・。



すぐにアクションをいれた直後である!
竿先、約1メートルの所の事であった。
何もなく18センチのルアーが忽然と消えた!!
ゴボっとか、バシャっとかの音、飛沫も何もあがらない。
まったく、一瞬にして音もなく消えたのだ。
実際には消えてから一秒もたたない間の思考である。



!!!!!



リールハンドルを持っていた手を、ロッドに持ち替える間の一瞬の隙を突かれた。
凄まじいパワーで両手ごと引っ手繰られ、上半身を、「くの字」、にされてしまった!!
そのまま、竿を真っ直ぐにされ、恐ろしい音でスプールが唸りをあげ始めた。
体を起こす事さえ出来ない。
ぐっと竿を引き起こしたい、せめてっ・・・アワセだけでも入れさせてくれ。
淡い想いは無情にもドラグ音にかき消されて行く。




「あがっ!・・・」




あまりの力に自然に声を出してしまうRockBeach
3メートル程出されたろうか、少しだけ奴の引きが弱まった。
それでもなお、凄い力で引きずられている。
ロッドエンドを下腹部にあて、右手をグイっと起こしかけた瞬間、
再び、つんざく様な突っ込みが始まった!
負けるかぁ・・とリフトさせようと力を入れると、ガンガンガン!!っと叩く様な締め込み。
四度目に強く締めこまれ、ガクン!!っという衝撃と共にもんどり返ったのだった。
痛ってえな・・・・・・。
フックが奴を確実に捉えていなかったのだろう。
フックアウトである。
だがしかし、いつもバラした後に感じる、猛烈な悔しさは感じなかった。
完敗である。


あまりの負けっぷりに爽快感すら感じていたかもしれない。
ちなみに、ST56 3/0は全く伸びてはいなかった。
完全な作戦ミスであった。

私の体力では、足元で食った相手に対し、ドラグ10キロではのされて何も出来ないのだった。
おそらく、引きずられて、耐えていた間に反撃を開始しなければならなかったのだろう。
前回、同じドラグ値で運良く獲れた時とは状況が違った。
足場の高さが決定的に違うのだった。
もう少し楽に、ラインが出てくれないとならないのかもしれない。
同じセッティングでも十分に戦える人間はいるとは思う。
しかし、体格も体力も人それぞれなのだ。
やみくもに、大物相手のエキスパートの経験を、鵜呑みにしてはならない事を身で学んだのだった。
ファイトの経験を沢山積む事が出来れば良いんですがね・・・。
いかんせん、めったにお魚さんに出会えないので

その後もしばらく粘ってみたが、再び魚からの反応を見る事は無かった。
自分らしい釣りに再び戻り、こうして魚とつながった事は本当に幸運だったと思います。
何故か分かりませんが、ただ海で腰かけているだけなのに楽しかった
何か少しだけ前に駒を進めた気がしました。
今回はエギングもエサも一切ナシ。
美味しいご飯食べて、久々に釣り具を買って帰りました。

それでは

















































ダメです。

1月13日の日記


今回は久々のポイントに行ってみる事にしました。
去年の夏以来ですかねっ!久々
少し前からかなりメジロが釣れていたそうですが・・・。
噂では渋くなってきてるとの事。
それなら!っと行ってみる事にしました。
たまたま、同じ日に同じエリアで釣りをする、TK氏とご一緒させて頂く事になりました。

夜明けまではアオリでも釣ろうと磯に向かう。
海に近づくにつれ聞こえる波の音。
予想以上に荒れている様子だ。
岩場に降りてから真っ暗な海にヘッドランプを照らす。
ウネリが強く、波のシャワーが立ち位置を濡らしていた。
これからどんどんと潮が満ちてくる。
万が一の事を考え、水際から大きく離れた場所に荷物を置く。

早速、エギングの準備をしてキャストする。
向かい風が強いのでエギが飛ばない。
また、波にラインを持っていかれるし、ウネリでエギが落ち着かない。
しばらく粘ってみたがアタリは無い。
こういう悪条件の中、うまくエギを安定させる事が出来ない私。
潔く諦めて夜明けを待つ事にした。
竿を置いた理由はそれだけではなかった。
集中して釣りが出来ない位に寒いのだ。
グローブをしていても指先の感覚はうすれ、かわりにジンジンとした痛みが増してくる。
とにかく、全身の震えが止まらない。
吹き続けている冷たい風から逃れようとそっと岩陰にしゃがみ込み、ブルブル震えながら夜明けをひたすら待った。

やがて空が赤紫色に染まりだす。
いよいよと青物タックルをセットして行く。
前回の釣行で派手に転倒してしまったRockBeach。
おそらく、その時に痛めてしまったのだろう・・・。
あくる朝、目覚めると右手首が動かなかった。
コーヒーカップさえ持てない程に痛んだ。
少しマシにはなったが、それでもいつものタックルを振り回す事は出来なかった。
今回は、昔よく使っていたタックルで挑む。

明るくなってきて、まず、隣に入っていた方々がキャストを始めた。
それに自分も続く。
フルキャストすると、やはり手首に痛みが走った。
きっとその内、感覚もマヒしてくるだろう・・・。
気にせずに投げ続けて行った。
時折、大きな波が少し沖に生まれ容赦なく磯を叩く。
その度に大量の天然シャワーを浴びる。
しかし冷たくはなかった。
それ程に気温が低いのだろう。

一時間、二時間と何も起きないまま時間だけが過ぎて行く。
別に不思議ではないなとあまり気にもしなかった。
チャンスタイムは違う時間帯だと仲間に聞いていたのもある。
だが、もしかしたら、食ってくる奴もいるかもしれない。
本当はそんな感じで、投げては少し休みと、投げ続けていたかったのではあるが・・・。
どうにも寒くて寒くて耐えられなくなってきた。
去年は1月~3月の極寒の磯、40度近い灼熱の磯で一日やり続けてきた自身ではあったが。
この寒さには身も心も挫かれてしまっていた。
もう限界だ・・・。
「TK君、ゴメン! もう俺、限界です上がるわ。」
氏には本当に申し訳なく思ったが、これ以上は無理と磯を後にした。

後で聞いた話では、この日、隣にみえたアングラーさん、少し離れた場所にみえた方々も良い魚を釣られたとか。
よく釣られる方々は忍耐力もまた一流であられますね!
あぁぁ、防水の防寒着欲しいです。
それでは


2011年初釣り

1月4日、5日の日記


皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年の元旦を迎え、ちょうどこのブログを始め一年が過ぎました。
つたない文章、そして釣り・・・。
見て下さっている方々、本当に有難うございます。
どうぞ本年も宜しくお願いいたしますね!

年末は悪天候、そして自身の体調管理の悪さから、気持ちよく釣り納めをする事ができませんでした。
本当は試したかった釣り、ぜひご一緒させて頂きたかった釣りなど、色々とありました。
新年2日から仕事のRockですが、体調不完全な中、大好きな南紀にハリキッて行ってみる事にしました。

最近、ワケあってドン行と化している我が南紀特急・・・。
今夜もネチネチと目的地まで走らせる。
年末にはいたスタッドレスのおかげでグニョグニョ(笑)
ゆっくりと南紀を目指しました。
しっかり睡眠をとっているのですが・・・超が三つ付く位の安全運転だとトンネルのたびに眠くなってくる。
うまく休憩をはさみながら走ります。

南紀が近づくにつれ、驚くのは釣り人の車の多さ。
プチ渋滞をつくっているのは殆どが釣り師の車であります。
うーん、エサ師からルアーマンまで、車に貼ってあるステッカーでよく分かるなあ・・・。
しかし、何とエギンガーやロックショアアングラーの車が多い事でしょう。
立つ場所あるんか!? そんなぐらい多いのです(笑)

結局、大幅に予定時刻を過ぎて南紀に到着。
今夜は余裕が無い為、必要なものだけコンビニで調達して目的地付近に向かう事に。
途中、気になる場所をのぞいてはみたが、どこも結構な車の数・・・。
釣り人の意外な程の多さにビックリしましたが、とりあえず大好きなポイントに向かう事にしました。
ポイントに立てたのは空が少し明るくなってきた頃。
まだ、ワラワラとよく動く潮が目で見てわかる・・・そんな感じの時間帯。


数日前、同じエリアでベテランの磯釣り師がお亡くなりになられました。
そっと黙祷からスタートする今年初の「Rock'n'Roll Fishing」。
ご冥福をお祈りいたします。


結構な強風と、うねりのせいで飛び交う波飛沫を顔に浴びながら、早速、タックルの準備に入る。
隣には凄くカッコいいルアーマンが一人。
お話を伺うと岐阜からおみえになったのだという。
プラッキングもするが、メインはジグですと言う彼。
彼の釣りにもまた興味津々でスタートとなった。

本日のスタートはLeptonの早掛王140LCをチョイスした。
この風、波、そして潮・・・今までの経験からコイツがベストに思った。
向かい風を切り裂き彼方へと飛ぶ。
着水後のアクションでこの選択が間違っていなかった事を悟る。
スローなポッピング、そしてドッグウォーク、バシャバシャと波立ちウネる水面をものともせずスイミングして行く。
時折、意地悪にバランスを崩し、頭からダイビングさせてやる・・・。
水中で真横を向かせて突如、ポンっと浮上せて一瞬のステイ。
流行の直ペンなどより、様々なアクションを持つ懐の深さがお気に入りの一品である。

今日は他の素晴らしいルアーを試す気は起らなかった。
気がすむまでコイツ一本で勝負する。
隣のルアーマンはローテーションを繰り返している様子。
まあ気にしない。
気が付けば開始から一時間半を過ぎていた。
いよいよもって何も反応が無い。
ココで初めて交換する。
次に選んだのはジグである。

普段から私にはあまりベイトは見えない。
見えないからといって、いないのではない。
水面からボトムまでの層、どこかに泳いでいる。
イワシ、キビナゴ等々、美味しく分かりやすいベイトばかりでもない・・・。
名前も知らない魚達がベイトになる事も多々あったのである。
だからこそ、水中にジグを打ってみる。
しばらく探ってみるが、私の幼稚な誘いでは反応してはくれない。
見えない水中のジグのアクションは本当に難解である。

これまでの間にも刻一刻と海の状況は変化し続けている。
っと、どうにも足元に素晴らしい流れで潮が当たっている様に見えた。
私にはまだまだ、目で見てどう潮がきいているかは正確には分からない。
しかし、何かしら潮が変わったかなと思える様にはなってきた。
これはきっと・・・きっと・・・良い潮だと思う。
我慢は体によくない(笑)
ココで本命!?のプランBに即移行してみる。
このブログを見て下さっている方の中には、残念に思われる方もみえるかとは思いますが。
南紀の最高の海で釣りをしているとコレもまたやりたくて疼きます。
はい! 餌釣り。

シカケ投入後、すぐに結果は出る!
さんざジグで攻めまくった場所でね(笑)
ああ、なんと下手な私でしょうか。
コン、コン、ぐーん、グッ!!
はい、きましたよ。







P1000799
もうお馴染みのアカハタです。
アベレージの20センチ位。
気持ちよく上がってきます。



やっぱり、良いと思った潮がきているのでしょう・・・。
本当に連チャンでアタリまくります。






P1000805
みんながオジサンと呼ぶ魚です。
餌師はよくキープされてますのでそっとボックスに入れます。





次はランカーサイズの磯ベラ!
自己更新記録の尺オーバーでした(笑)
忙しいから写真はナシ。

続いてギュンっと絞ったのはメーター超えの赤ヤガラ!!
青緑じゃなく全体に赤っぽく見えます。
鍋! 鍋!っと早速シメますが・・・頭からずっと硬い骨の様なものがありナイフが通りません。
ペンチとナイフをうまく使い、なるべく苦しまないで済む様にしました。

再度、準備を整えて投入してみます。
コッ、コッ、グガガガガーッ!っと一気に絞り込まれました!!
ゴン! っとフッキングし、そのままボトムに突っ込まれます。
やっばー!! っとロッドを急いで持ちかえる。
これはでかい!! 膝のバネを最大限に生かしながら、ショートストロークのポンピング、そしてゴリ巻きで応戦します。
ボトムから一気に引きはがす作業はハマチ大を浮かせるより大変。
ショアジギさながらのファイトで浮いてきた奴は迫力満点でした。











P1000801

やったね!!
オオモンハタの42センチ。
小型はよく釣れますが・・・大幅に自己記録更新です!
うっぷ・・・急に上げられたので吐きそう(笑)
そんな顔でしょ!?
案の定、大量のベイトをやっちゃいました。
これがまた、すこぶる勉強になるベイトでしたね。





P1000803
スッキリした後の姿です。
しっぽ大きい!!




まだまだ釣れます。
アタリが止まらない。
オジサン、ヤガラ等々とどんどん釣れてきます。
そこで隣のルアーマンに声をかけてみました。
もし良かったらどうですか・・・。
「頂けるのなら・・・喜んで頂きます」っと。
数匹ですが、おすそ分けさせて頂きました。
やっぱり美味しく食べて欲しいですしね。

潮が変わる最後のひと時、超ショートバイトでアタリが出ます。
おそらく・・・小さいトラギスのアタリぐらいでしょう。
ここでアワセてはならない・・・底物師よろしく、我慢して我慢して食い込むのを待ちます。
しかし食い込まない!
ここでルアーの方法が生きてくる。
大きく動かすと離れてしまう。
その場で細かくシェイキングしてみる事にします。
ガッ!! ッゴゴ、ゴゴ、グウーン!!
やっと本気になってくれたみたいです!







P1000806
来ました! 少し小ぶりな39センチ。
その迫力はセンチではうまく伝えられません。
しいて言うならば・・・ブラックバスの大きな奴の感じ。



潮が変わってからは全く反応しなくなります。
餌とはいえ、この辺はやっぱり凄くシビアかと。
何度も何度も、ルアー投げながら横目で見ていた事が何となく生きてくるのでした。
次の予定があるのでこの辺で撤収する事にします。



続いては、本日メインであるアオリ釣りに移行します。
以前より仲良くして頂いております、H氏との久々の釣りです。
氏との再会後、準備に手間取りながら夕マズメの磯に向かう。
今回は、氏の友人もご一緒頂けるとの事。
二人とも、南紀のアオリを沢山釣ってみえるので非常に楽しみ。
Rock初の場所に連れていって下さるとの事です。

今日は大潮、しかし月が出ないとの事。
おまけに、ここ最近は水温もグッと下降してキビシイ感じ・・・。
これは完全に暗くなるまでが勝負かな!?
なーんて夢想しながら長い道のりを歩む。
ポイントに着いてビックリ!
湾状になった場所なのだが結構な迫力で波が打ち寄せる。
うーん、昼間よりもかなりウネリが強くなっている。
危険なので二歩くらい引いた場所に立って釣りを開始した。

開始後、しばらくして待望のヒット。
良かった・・・こんなに立派なサラシが出来ていてもアオリがいた(笑)
いるのが分かったら心強い。
日没前のひと時、何度も何度もキャストを繰り返していく。
上手な人は狙った場所で数投で釣る。
海底の地形、ストラクチャーなどをよく心得ている方もみえる。
もちろん、私はそのどちらでもなく(笑)
特に初めてのポイントなどでは、とにかく、数打って行けば良い結果に結びつくかなーなんて、結構何も考えないでキャストマシーンになってみる。
一投一投と気合いを入れすぎると精神力が持たない事が多いので、あまり考えずポンポンっと投げてみるのも良いかも。







P1000809
完全に暗くなるまで・・・何とか三つ釣れました。
やったねー
全部500前後だと思います。



写真を撮って夜の部に移行する。
H氏の友人は用事があるので先に上がられた。
先ほどからどうにもお腹が痛いRock・・・。
一日中、釣りをしていてお腹が冷えてしまったのだろう。
氏の友人にウエットティッシュを数枚頂いた。
はい、そっと磯の片隅で初☆野〇ソ。
もう辛抱たまらん!

完全に暗くなってからはどうにも反応が無い。
どんどんと風やウネリもましになり非常に釣りやすいのだが・・・。
この日、再びイカの顔を見る事は出来なかった。
二日連続の徹夜は無理。
今夜は早めに眠ることにした。
お休みなさいZZZzzzz。



あくる朝、再び釣りに向かう。
今日は氏と、のんびりとカワハギを狙ってみる事に。
またまた初めての磯に連れて行ってもらう。
南紀では珍しく!? かなり長い距離を歩いて行った。
山の中は結構な急斜面。
行きはよいよい・・・帰りが怖い(笑)
ポイントに着くと素晴らしい景色が広がった。
うーむ、静かで良い場所だなあ。
早速、餌のアサリを付けてそっと磯のスリットに落とし込む。
ココン、ココン!
きたきた、きましたよ!







P1000811
ありゃー
ガシラ君でした。
あまりお会いする事がないのでチョット嬉しい。



その後は全くアタリが得られない。
なかなか難しいカワハギ釣りである。
根がかりでいくつもシカケを無くしてしまった。
少し離れて釣っている氏に電話してみると、何枚か釣れたよとの事。
キビシイ状況の中、サスガである。
氏の方に向かったのだが、下手な自分には釣れない。
もう諦めて再びイカを釣ってみる事にした。
しかし、嫌な風がガンガン吹いてくる。
エギが飛ばないしラインがふけてやり辛い。
我慢してやっていたがもう限界・・・。
さあ、このキャストが最後!
そう思ってシャクルと・・・。


ドン!! きたぁぁぁー!嘘ぉ・・・。
グイングインの感じでは今回で一番イイ。
こんな時に限ってギャフは持ってない(笑)
テクテクと移動してハンドランディング成功!
獲ったどーっと実感出来るのです。






P1000815
少しキロには足りないみたいですね。
でも全然、満足の一杯でした。
やったね!


次の日、早くから仕事なのでここでタイムアップ。
長い時間ご一緒頂き、H氏まことに有難うございました。
帰りはさすがの渋滞でノロノロと帰宅。
五時間かけて無事に帰りました。

では皆様、今年も楽しく釣りをいたしましょう。
それでは。

イヴ

12月24日の日記


釣りに行くチャンスはあったのですが、なかなか天気が思わしくないので断念していました。
北西風が厄介です。
天気予報と睨めっこする毎日でしたが、やはり行ってみないと分かりません。
ダメもとでゆっくりと南紀に向かいました。


南紀入りしたのは午前1時ごろ。
さすがに今回はしっかりと天気予報が当たっている。
なるべく風裏になる場所にと移動する。
追い風となるココであるが・・・。
その風がキツすぎて、エギングのラインは空に向かって吹け上がっていく。
しばらく、我慢してキャストをしていたが、殆ど何をやっているのか分からない。
仕方なく早めに仮眠する事にした。

目が覚めると、6時20分!!
しまった!また寝坊だ。
今回は自分の好きな磯に行きたかった。
特に良い話も聞かなかったが、何となく予感がして決めたのだった。
必死に準備をして磯に向かうのだった。

しかし風が強い!
強烈な向かい風にまともに立ってられない。
前かがみになっていないと釣りが出来ない感じであった。
自身の釣り史上で、おそらく一番の爆風だったろう。
風のせいで海も波立っている。
しかし、まだトッププラグで出来ない事はない・・・ギリギリの感じだ。
だが、あまりの風でルアーが飛ばない。
打ちたい潮目、ヨレまで届いてくれないのだった。
風は更に強さを増す。
一番強い時には、ジグでさえ15メートル程しか飛ばなかった。

それでも何とか頑張ってはみたが出ない。
気分転換にチョっと餌を投げてみる。
ゴゴンッ、ガツガツガツ!!
何だ!? 水の中はお祭り騒ぎか??
二度投げてすぐに餌を取られてしまった。
しっかりと餌を付けて再度投入する。
グググーっと締め込む。
グッとティップを絞り込んだのを見てアワセてやる。
っとっと!なかなかの突っ込み!!
結構な重量感だ。
ゴリゴリと巻き寄せてきたがフッと軽くなってしまった。

続けて二度同じ様な感じでバラシてしまった。
どうやらハリが小さい様子。
次に喰った奴はけっこうなサイズの様でなかなか寄ってこない。
丁寧にやりとりしたが、手前の沈み根に入られて一瞬でブレイクとなった。
気を取り直し、再び投げる。
今度は竿を叩く様なアタリ!
ガンガンガンっときてアワセも決まった
おお! 何か突っ込むし走るゾ。
さっきまでの魚とは違う感じだ。
結構、気持ち良い引きを楽しみながら最後の突っ込みをかわす。
お!っと一瞬、銀色に光る魚体が光る。
あとは少しタメて一気に抜きあげ。
小さいですので(笑)



P1000795
やったね! ちょっとウレシイです。
「ナンヨウカイワリ」
黄色の斑点が特徴的ですね

これはジグでも釣れるかも!?っとやってみましたが・・・。
難しかったです。トホホ

それからすぐに少し風向きが変わり、更に爆風となってきた。
海はどんどん良い感じになってきた様だったが、危険なので撤収。
後ろ髪ひかれまくりでポイントを後にした。

このナンヨウカイワリ、もちろん食べるの好きなRockBeachですからお持ち帰りとなった。
40センチくらいでしたが、けっこう身がパンパンで肉ヅキが良い。
そしてその白身は・・・物凄く脂がのってました!
包丁に脂が付いてすぐに切れなくなるほど
白身魚の大トロ認定でした。
家族三人、けっこう沢山食べれました。
もちろん、美味しい

それでは


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