2012年07月

台風7号の影響

7月18日の日記







釣りに行けるとなれば、色々と自身のデータを広げてみる毎日です。
情報と言いましても、少し自身の釣りがズレているので真向からはアテにも出来ません。
過去の傾向性と 「先週」 自らが見たり感じたりした事から絞って行くのでした。







今回は連休ではなく一日限りの釣りです。
普段ならば見送るトコロですが・・・。
熱病にやられている私は行く気満々でした。
いやナニ、これが私本来の姿であります。
相当に我慢をしているんですよコレでも!








どうやら、知らない間に生まれた 「台風7号」 が今回は邪魔をしてくれる感じでした。
あくまで予想ですが、立ちたい場所に立つ事は難しいと思いました。
それ故にオイシクなる場所もあるというもの。
しかし、そこにさえ、立てるという確証はありません。
まさに行ってみなければ分からない。
通ってみえる方々ならよくお分かり頂ける事かと思います。










早々に申しあげますが、結果としてはそこに向かう事すらままなりませんでした。
先輩とも偶然に会ったのですが、無理なので互いに違う場所に向かう事にしました。































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私が立ったのはコチラです。
何とか波を避けて竿を出しましたが、魚信を得る事は有りませんでした。











先輩は間違いの無い選択をされた様です。
磯上がりしてから、ずっと南紀を巡りましたが、おそらくは立てる場所はほんの僅かだったと思います。
思うに、一番安全にやれる場所がそこでは無かったかと。
幾つかの理由から、あえて私はそこは外しました。











今だから言える事ですが、狙っていたそこが最高だった様です。
一週間経って、考えもしなかった縁からのお話があったのです。
知識も経験も乏しく、私にはそこに立つ術はありませんでした。
ただ、予想した事が現実となった。



今の私では、それがめいいっぱいの事なのです。
自身の釣りでその結果を出せず、後日談、もしくは結果としてそれを確認するだけ。
しかし、それをどう見るかによるんだと思います。
昔はそんな事すら無かったのですから。







あと、もう少し。
いや、もっともっとかも知れません。
それでも、少しずつ近づいているのだと思いたい。
どこまで行っても、個である気がしてなりません。
素晴らしい仲間、釣友達がいても、尚、そう思うのです。
一匹狼たちの群れだと、矛盾した事を思うのでした。





それでは


Polarized sunglasses

7月10日、11日の日記








梅雨が明けて、また、一段と暑くなりましたね。
ムシムシするのも嫌でしたが、カラっとしていてもこう気温が高いと厳しいです。
Rockbeachは既に夏バテぎみです。
皆様は大丈夫でしょうか?





さて、今回の釣りも南紀を目指す事にいたしました。
少しばかり、ボーナスを頂いたものですからフンフンっと連続出撃です。
一度でも行ってしまうと火が点いてしまいますね!
悔しい想いで一杯だし、試したい事も色々とあります。
普段、釣行を我慢しているものですから余計にかも



























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今回はコイツを持って行く事にしました。
烏賊釣りにハマッていた昔々、バス釣りの好きな、メガネ屋さんの店長に作って頂いたものです。
レンズには有名な 「TALEX」 のものを使用しています。



私はよく磯で転倒します。
おまけに不精で道具の扱いも乱雑です。
去年も、一昨年も、勿論、夏磯ではサングラスを使ってはいました。
しかし、気がつくと割れていたり折れていたり・・・。
おまけに、磯に置き忘れて帰る事もしばしばあったのです。
故に、ショップにて安価で買えるものをその都度用意していました。
強烈な夏の太陽から目を守ってはくれていましたが、お世辞にも水の中がよく見えたという事はありませんでした。


今回、何故にコイツを取り出したかと言いますと、他に無かったのが一番の理由です
それともう一つ、もう忘れてしまいましたが、どれほどよく水の中が見えるのかという事。
それを再確認する為です。
前回、幸運にも沢山のバイトがありました。
もっと、喰ってきている魚が見えたなら。
きっと、楽しいに違いありません!
そんな気持ちで用意する事にいたしました。








実際の釣りの方でも、今回は少し変えてみる事にしました。
理由の一番は 「バラシ」 です。
持病である、バラシ病という難病が再発したのです(笑)
おそらく、その原因にはいくつかの事があると思います。
自分的に、最も気になったのはフックサイズでした。
どうやら、また、知らず知らずの間に少しでも太いものを装着する様になっていたのです。


私の経験では、比較的強い道具を使っていても、ドラグを絞っていても、そうそう簡単に曲がる事はありませんでした。
ちゃんと貫通させる事さえ出来れば、ST46相当の小さいサイズでも意外と強いものであったと思います。


勿論、私にとってもまだ見ぬ大物は夢です。
どうやら、それを意識しすぎた結果、また良くない迷路に迷い込んでしまったのでしょう。
そこで、いくつかのルアーのフックを全てダウンサイジングする事にいたしました。
私には、なかなか答え合わせをする機会がない為、何かあった時はこうして大きく変えてみるのです。
それで駄目ならまた違う事を試してみる。
偉そうに言っていますが、殆どは同じ事を繰り返しているだけです。
まったく愚かな釣り人です












今回も行先には悩んだが、前回の釣行で初めて向かった場所に再び行ってみる事にした。
うまくは言えないが、その海にいくつかの疑問が残っていたし、もっと知りたいと思ったからだ。
しかし、2度や3度行っただけでは自身には全く分からないとは思う。
ちなみに、好きな磯にはもう何十回と立ってはいるが、それでも全く分かってはいない。
ともかく、行かなければとの思いでハンドルを切った。

実を言うと、もう一つの理由もあった。
自分なりの感覚でしかないが、黒潮流路図と水温データと睨めっこをして気になる事があったからである。










早速、荷物をまとめて乗船の時を待つ。
今回は結構な数のルアーマンがいる様子である。
底物の方でさえ、脇にルアーロッドを忍ばしてみえる姿も見受けられた。
おそらく、青物の釣果情報があるのだろう。
自身の狙いは違う為、それ程は気にしなかった。





無事に渡礁し、真っ先に用意したのはサラシ撃ちのルアーであった。
あの興奮がどうにも忘れられないでいたのである。
しかし、残念な事に殆どサラシてはいなかった。
それでも出ないかと、たまの波でできる小さいサラシに通してみる。
何投もしてみたが全く反応は無かった。
警戒して出ないのか、はたまた魚がついていないか。
引きずり出す様な腕は無いので一旦諦めて他魚を狙ってみる。
磯と磯の間の水道部分へと移動してみる事にした。






幸運にも良い色の潮が沖から当ててきている様に見えた。
払い出す流れと、隣の磯からの流れも加わり、ワナワナと複雑な絡みを見せている。
まず、少し沖に張り出した根の先にキャストし、流れに逆らわずに水道まで引いてみる事にした。
偏光グラスで水の中を覗きながらゆっくりと巻いていたその時である。
回収軌道に入ったルアーめがけ、凄いスピードで青白い魚体が真っ直ぐに突っ込んできた。
直後、ゴツンっとした感触が穂先に伝わる。
ルアーに当たり、一瞬だけ身を翻して消えて行く姿がハッキリと見えた。
「ヒラマサ」 いや、小マサにほぼ間違いはないだろう。
今回もまたバラシにて幕を開ける事となった。













再度ヒットが無いかと少し粘ってみた。
期待とは裏腹に追って来る影は無かった。

そこで、やはりという感じで好きなポッパーに換えてみる。
全力で沖に届けたいところだが、この日まずはそれを我慢する事にした。
少し先にあるシモリがどうしても気になったからだ。
ここでも、偏光レンズのおかげでシモリの形状が何となく分かる。
連続した起伏があり、深みとなるスリットが幾つか見えた。
しかし、その幅は狭く、急いでアクションをすればすぐに通り過ぎてしまうだろう。
一発のポッピングがとても大事となる。
そう意識するのだった。


まずは少し沖に投げて強くスプラッシュをあげてみる。
少し間を置き、小さな波紋を二回出したところで変化があった。
真後ろの水面が大きくウネり盛り上がった。
しかし、おそらくそこはシモリの起伏の上に思えた。
魚はおそらくデカい。
岩が邪魔をして飛出しにくいのかもと思った。
そこですぐに大き目のポッピングを入れた。
そのまま首だけ左右に振って少し前に進ませる。
おそらく、スリットの上だろうという所で完全に止めてみた。
2秒、3秒と待つ。
離れたのか?
溜息をついたその時だった。
身を大きく露わにして、奴が水面を割ったのである。






乗れ!!
祈る様にして待った。
しかし、フックが奴を捉える事は無かった。
おそらく、シイラではなかった。
灰色の大きい塊にしか見えなかった。
何だったのだろう。











その後は黙々とキャストを続けていくだけであった。
潮は良い感じに下ってはいる。
時折、それほど大きくないシイラがじゃれる様に現れる。
前回、一匹をキープさせてもらった為、今日はお帰り頂く事にした。
青物からの反応は無い。
陽が完全に昇った頃、沖合には何本かの潮目が見れる様になって行った。
じっと見ていると、一匹、二匹と魚が飛ぶ。
自分なりに予想し、追い求めていた奴らであった。
正直、その姿を見れた事だけでとても嬉しかった。








全く届かない沖での事であったが、もしかすればとキャストを繰り返していた。
その間、ジグに換えて誘ってみたり、直ペンで狙ってみたりと思いつく限りのローテーションをして行った。
ふと気がつくと、どうやら少し流れが変わってきた様子であった。
気のせいか、あれほど遠くに見えた潮目が少し近づいた様に見えた。
胸が高鳴り、動悸が激しくなって行く。
そこで、少し移動し、少しでも沖に近い足場に立とうとした。
この時、何か変な感じがしたのである。
ハッキリ覚えていないし、振り返るにはあまりに短い間の出来事だった。
はたして、実際に起きた事なのか、胸騒ぎとして心の中で感じたものなのか。
書いている今も分からない。




あえて言葉にすると、一瞬、風だか何かがブワっと来た感じがした。
その直後、見えている海が全く別物に見えた。
波があるとか、潮がどうとか、そういう事ではない。
ザワっとした感じ、何か殺気の様なものをそこから感じたのだった。

分からないながらも、おそらく 「今」 であると直観したのである。
あと、もう五歩進みあの潮目に投げる!
そう思って歩き始めたところだった。
離れたところにみえた底物師が、兄ヤン! おい!!っと叫んだ。
遠くにいる彼はしきりに指さしてくれているが、それがどこをさしているのか全く分からない!
「そこやそこ! 沸いてる、ボコボコの無茶苦茶や!!」っと吠えていた。
見えなかったが、そこかもと思う所に走って投げた。
喰え、喰えっと祈りながら巻いた。
しかし、祭りは終わっていた。





後で聞くと、どうやら自身の目の前、足下で沸いていたそうである。
まさに、灯台下暗し。
何故に見えなかったのだろう。
「今」 であるという不思議な感じだけは分かった。
しかし、実際は数秒速かったのだった。
狙いを定めて撃つなど、自身には出来ないのかも知れない。
せめて、その時にずっと投げ続けていればと後悔するのだった。










その後、底物師と少し話したくて、空いている彼の隣へと立たせて頂いた。
不思議な事に、勢いよく流れていた下り潮だったが、ふいに真逆の上り潮に変わってしまったのである。
これは自身として初めての事だった。
もう一人の底物の方は、アタリが無い時間にルアーでシイラをよくヒットさせてみえた。
兄ヤン、シイラは釣れるぞと言って下さったが、この時はジグで静かに探っていた。




何投目だったか、フォール中のラインが一瞬止まった。
そこから、指で押さえたラインは一気に走って行く。
今回は落ち着いていた。
タイミングをみてベールを返し、一発大アワセを叩き込む。
続いてもう一発入れたところでソイツは目を覚ました。
ブワっと体ごと持って行かれそうになる。



慌ててその場にしゃがみこむ私。
竿を立て、両手で握りしめて耐えた。
しかし、何という馬鹿力だろう!
まるで、原付バイクにでも引っ張られているかの様である。
しゃがんでいても持って行かれそうであった。
ドラグはそれほど強く締めていないにも関わらず、勢いよくジィィーっとは出ない。
ギャッキャキャキャッ! ギャギャギャギャギャ!! そんな感じで小刻みに出るのだ。
何でもっと楽に出てくれないかと思った。
ソルティガの悲鳴は普通のそれではない。
まるで壊れそうな音であった。
竿を下げてガイドとの抵抗を減らしたかった。
しかし、そうすれば引きずり込まれるんではないかと怖くて出来なかった。





何度かの突進に耐えているとその動きが鈍り始める。
ついに殆ど走らなくなった。
根に触れている感覚は無かった。
もしかして獲れるか!?
そんな甘い夢をみて立ち上がった。
ともかく巻いた。
竿で浮かせようと持ち上げて巻いた。
次の瞬間、パツっとテンションが消えてしまう。
切れた・・・。
大急ぎで回収すると、リーダーは約1メーター程が真っ白になっていた。
それを見て底物師が言った。
サメやなと。

所謂、そのサメ肌に触れる事により、まるでヤスリをかけた様にラインがやられてしまうそうである。
鋭いのはその歯だけではない。
後程、投げていた場所で水面までサメが浮いた。
その大きさ、ゆうに3メーターは超えていた。
サメには可哀想な事をしてしまったが、そんな大きな魚の引きがどんなものか味わえて少し嬉しかった。
この日、同じ場所で何とクジラまでもがぽっかりと浮いた。
馬鹿みたいだが、その時は真面目に小型の潜水艦だと思ったのである。
5~6メートル位に見えた。
さすがに驚いた。









その後はシイラの姿さえ消え、全く沈黙の海となってしまった。
石物のアタリも無く、小さな餌取りがウニをかすめ取っているだけの様だ。
一人、また一人と早上がりされ、ついには私一人となってしまった。
この頃には頭がガンガンする様になっていた。
おそらく、軽い熱中症の兆候だろう。
スルメやタラを頬張り、冷凍ペットボトルで頭を冷やす。
ともかく、水分だけは切らさずに飲み続けた。
熱中症なんかで貴重な時間を無駄には出来ない。
そう言い聞かせて竿を振って行く。








ずっとジグで頑張っていたが、どうにも反応が無かった。
そこで、再びプラッギングに戻る。
ペンシルの誘い出しにも反応は無い。
それでも、続けてやっていれば、もしかしたら?と期待して引いていた。
同じラインを何度も何度も繰り返し引いて来る。

その時、パシャっと小さく出た気がした。
足下を見ていると、沖から来た小マサが磯をかすめて泳いで行く姿が見えた。
ここで、急いでミノーに結び換えた。
先程とは違うライン、流れの変化のある場所を通してみる。
すると、流れの中で飛びついて来る姿が見えた。
勢いよくルアーを持って走ったので、ぐっとアワセると一瞬だけ掛かる。
しかし、またもやポロリであった。
一度ならず二度までも。
何と下手なのかと地団駄を踏んだ。








やがて、磯上がりとなったが、ノーフィッシュで終わってしまった。
バイト、ヒットはあるのに釣れない。
何にも無いのもツライが、これでは悔しくてたまらない。
荷物を急いで車に積み込み、ともかくは水を飲みまくる。
決めた! このまま地磯へ行こう。
まったく、歳を考えなさいよという話である。
大急ぎで、自身のホーム磯へとダッシュするのだった。













磯に着くと二名の方がいらっしゃった。
ご挨拶させて頂き、状況を聞いて空いている所に入らせて頂く事が出来た。
ご親切な若いアングラーの方に感謝である。
久々にここに来たが、やっぱり私はこの磯が好きだ。
ここに立って海を眺めているだけで気分が良い。
例え魚が居なくても、いつか回ってくるのではという気持ちにさせる。
そう信じる事が出来る何かがあるのだ。








まずは得意のアクションから探って行った。
いくつかをローテーションしながら様子を見る。
お二人の方も似た様なアクションで探られている。
もしかしたら、今はあまり派手なものは嫌なのかな?
そんな風に思い、シンキングペンシルでとてもスローにやってみる事にした。
とはいえ、実はかなりこのシンペンが苦手な私である。
全く自信はないし、今日のこのアクションも最近考えていたものであった。
不安ながら何投かしていて、やっぱりダメかなと寄ってくるルアーを眺めていた時だった。
そのすぐ後ろを、これまたゆっくりとついて来る一匹の魚が見えた。
こんなにゆっくりと追ってくるものなのか!?
驚きであった。






すぐに回収し、今度は先程よりも少し速度を上げて引いてみる。
すると、3匹、4匹と我先にと追ってくる姿が見えた。
グレーに太い眉毛までがクッキリと見えた。
50~60のシオの群れである。
もうたまらない!!







では、次はと、水面を転がる程のスピードで引いてみた。
これには一気に狂ったのか、何匹かが水面を割って攻撃してくる!
乗れ!乗れ! 喰ってくれ!!
しかし、どうした事かまったく乗らない。
シオに混じり、いつしかカンパチまでもが追ってきているではないか!!
磯際まで粘ったものの、結局、掛ける事が出来なかった。
最後に足下でアタックした奴はデカかった。
おそらく、、、
































呪われている。
















チャンスはこれっきり。
日没まで頑張ったがそれが最後であった。
ヒラマサばかりか、カンパチまで掛け損なうとは。
こんなチャンスは滅多に無いのに。
悲しすぎるので、台湾料理を腹いっぱい食べてすぐに寝た。
全力で体力回復だ。













あくる朝、天気予報では雨との事だった。
南風も出て海は少し荒れそうである。
沖に行こうか迷ったのだけど、真っ暗な中からホームで竿を出したい気持ちが勝った。
早速、駐車場に着くと一台の車があった。
すぐに降りてこられ、朝のご挨拶をすると昨日の方であった。
お互い好きですねと苦笑い。
楽しく釣りができそうな予感である。









久々に真っ暗な中からキャストを始めて行った。
チャートのS12で辺りをゆっくりと探る。
その後はポッパー、ペンシルと得意の流れで攻めて行った。
しかし出ない。
完全に陽が昇った頃、波の緩やかな場所にベイトボールがあるのを発見する。
結構な勢いで、右に左にと速く移動している様だ。
偏光グラスを外してみると全く見えない。
すぐに隣の方にお伝えして、再び自身のテンションを上げて行くのだった。







もしかしたら、底付近にいたベイトが上ずってきたのかも知れないな。
そう思い、ミノーへと換えてみる。
回遊して来た奴よ、どうか小魚と間違えておくれ。
そう祈りながらキャストを繰り返して行った。
すると、手の平サイズのシオが追いかけて来るのが見えた。
残念ながら、Uターンに終わってしまったが、まんざらミスマッチではないのかも知れない。
それから数投、上り潮に逆らって泳がせていたミノーをガツンっと襲う奴がいた。
よし!っとアワセを入れる。
今度はちゃんと乗った。
久々の感触に心が躍る。
早く見たいのでゴリゴリ寄せてしまった。































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じゃん!

念願の 「ツムブリ」 を釣る事が出来ました。
ずっと会いたかったんですよ
嬉しかったです。

やったね!!













すぐに、隣の方もヒットして、こちらは元気なシオを釣られてみえた。
とりあえず、二人とも釣れて良かった。
その後、予報通りに雨が降ってきた。
暑いので合羽は着てはいない。
横殴りの雨にびしょ濡れになったが、今回はかなり気持ちが良かった。
強い風のせいで沖からの波も大きくなった。
荒れて来て雰囲気もずっと良くなったが、どうにも青物の反応は遠い。
チョット浮気心で、サラシを攻めてみる。
すると、サラシの無い場所で喰い上げてくるヒラが見えた。
見えたが喰わなかった。
でも、やはり見えないよりはエキサイトするので投げる手にも力が入る。
まだ続けたかったが、暑くて魚が傷みそうなので納竿とした。







目で見てアワセる等の失敗が無ければ、やはり、良質な偏光グラスはあった方が良いと思いました。
フック交換は釣果には実りませんでした。
他にも見直す事があるのかも知れませんね。
腕が無いのはそっとしておいて下さいね。




ツムブリ、帰ってさっそく頂きましたが、もう超美味しかったですよ!
ブリなみに脂が乗っていて、包丁がギトギトになりました。
久々の 「大トロ認定」 です!







それでは








My Tackles


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA 10 SALTIGA 5000
Line   YGKよつあみ PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 80LB








待ちに待った日

7月4日、5日の日記








6月中は磯の釣りを我慢いたしました。
資金難&日々のゴタゴタで、かなりしんどい毎日を過ごしていました。
釣りは我慢出来ませんから行きましたが・・・。
市内にて熱くなれる釣りを探していたのです。
ようやく、釣行の目処がたち準備をする事にしました。
























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久々のアシストフック作りとか。






















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これまた、久々の新品購入など







用意の悪い私ですから、いつもの様に 「突貫工事的」 に揃えて行きました。
尚、久々の海に向かう故、ベイトや魚の居場所などもサッパリです。
さすがに闇雲に行く訳ではありませんが、ともかく行ってみなければ分からない!
そんな気持ちで臨む事にしました。
初日の行先にはかなり悩みましたがせっかくだし・・・。
初めての場所に行く事にしました。
こういった小さい冒険の一つ一つが心を揺さぶるんです










久々の南紀行きという事で、愛車である 「南紀特急」 のチェックから始まった。
点検とは言っても、普通にドライバーが出来る範囲の事をするのみである。
結局、釣りの準備に遅くまでかかったのだが、少し余裕をもった午前3時には串本に到着する事が出来た。

コンビニにて必要なものを購入し渡船屋に向かう。
海の様子を見ながら走ったが、予想以上に波の勢いがある様であった。
はたして、目指す磯に立てるのか。









午前5時前、船着き場には幾人かの釣り人が集っていた。
どうやら、ルアーマンは私一人の様である。
荷物をまとめていると、船頭がエンジンの暖気を始めるのだった。
胸が高鳴る瞬間である。





ゆっくりとしたペースで船は出航する。
港から出るとウネリこそ僅かだが、前に進むのを阻むかの様に勢いのある波が連続していた。
今日は大潮であり、朝に満潮をむかえるのである。
波を割って進むせいで大量の飛沫が舞う。
半ばズブ濡れになりながら、目的ではない場所に船は向かうのだった。
船頭がマイクを通じて叫ぶ。








「沖はムリやな今はな、ココで頑張ってみてな。」
「ルアーの兄さんもココでやって、また波落ちたら移動するでな。」








そんな風に少し穏やかな磯に上がる事となったのである。
とはいえ、沖からの潮は緩いのだが、向かって右手からはかなり強い 「下り潮」 が流れているのだった。
今が好機かもと、早速、タックルを組んで行くのだった。
















いつもの様に、まず結んだのは好きなポッパーであった。
ファーストキャスト、その瞬間からただならぬ違和感を感じるのだった。
何の事はない、ただ、自身の身体がその感覚を忘れてしまっているだけである。
僅かに一か月、たったそれだけで忘れる程に私の釣りは未熟なのだ。
我が下手さは自らが一番よく知っている。
何度かキャストを繰り返しても、その不自由な感じを拭う事が出来なかった。
風、そして潮流に、まともにポッピングを奏でる事が出来ない。















これでは出るものも出ない。













過去の経験からそう直観してミノーへと換えた。
しばし、漂わせ、流れに泳がせる事だけに集中する。
しかし、それさえも全くもってシックリとこない。
摩訶不思議なルアーとの一体感、どうしてもその感覚とリンク出来ない自分がそこにいた。














そこで、思い切って磯上を移動してみる。
広大なこの沖磯は探り歩く事が可能なのだ。
お恥ずかしながら、この日、目指したのはヒラが出そうな場所であった。
青物は釣りたい。
しかし、ヒラが踊る姿もまた見たい。
今までの自身であれば無視をしたであろうか。
心のままに釣りをしてみる事とした。








しかし、結果として、未熟な自身のアプローチではそう簡単には出ない。
サラシていれば良い訳では無いのは、嫌という程に分かるのである。
しかし、殆ど経験が無い為、水中のどんな所に着いているかが分からないのだ。

分からないなら仕方ないし、色々と試して探り行くしかない。
しかし、今、この場で撃てるサラシはそう多くはないのである。
ならばと、半ば逆転の発想で考える事にした。


私はヒラ師ではないし、コダワリも何もなく青物道具そのままで挑んでいる。
いわんや、根ズレなど全く怖くはないし、無理な場所から強引に引き寄せる事も可能だろうか。
ならばと、百戦錬磨の猛者が狙いを定めて撃つ様な(想像ですが)、そんな険しい場所にルアーを届けてみる事にした。







もう、擦れようが、引っかかろうが、何でもかんでもムシである(笑)
エイ!!っと投げたミノーはカーブを描きながらうまくそのスリットに入った。
全く巻く事無く、馴染んだ瞬間にゴゴンっと反応する。
なるほど、そういう所にも居るのねと学習。
残念ながら、モタついていたらフックオフしてしまったが、確かな生命感に胸踊る想いであった。
その後、かなり無理な線で通すも反応は見られなかった。
そうしたシビアさが、より一層にイマジネーションを掻き立てるのであった。
場を休ませて再度叩くが最早出る事は無かった。
それさえもが面白い。











その後は再び青物を求めキャストを繰り返して行った。
途中、ジグに換えて粘ってみる。
様々なレンジを違ったアクションで探っていると、ふいにどこからかシイラのチェイスがあった。
あれだけ、プラグを投げていたのに反応は無かった。
陽が昇り、やっとシイラの回遊が始まったのかなと思った。

すぐにプラグに交換し、シイラを意識したアクションで探って行く。
しかし、どうした事か全くチェイスは無いのだった。
再度、ジグに戻すとすぐにその姿が見えた。
これはとても面白いと思った。






何が理由かまでは分からないが、どうしてもプラグには反応してくれない状況かも知れなかった。
居ないと思っていたシイラ達だったが、実はちゃんとそこに居たのである。
現にこうして、ジグには反応し追って来るのだった。

今はシイラだけの事かも知れないが、おそらくは他の魚にも起こり得る事だろう。
魚が居ない、釣れないと嘆く事は多いが、やはりその時々に合わせる努力が必要なのだ。
今までの釣行で学んで来た事も、やはり月日と共に忘却の彼方へと薄れ行く。
知っているつもりでも、こうしてあらためて気付くのだった。
やはり、出来る事なら間をあけずに通いたいものだ。












しばらくすると、見回りにみえた船頭がマイクで沖から語りかけて下さる。

「岩サン、沖行けそうやけど行く!?」


もう、二つ返事でGO!である。




ついに、憧れていた磯に渡れるかも知れない。
全力で船頭に向け合図を送るのだった。
目指すは、約一年半もの間、思い焦がれた磯であった。
しかし、未だそこに行けるかは分からないとの事。
一つ、また一つと、魅惑的な磯を通り越し、ついにその磯の前に来た。








「波キツイから絶対に気をつけてな」
「絶対、無理はアカンで!」










そう、何度も船頭は言ってくれた。
激しくアップダウンする船首がとうとう磯を捉える。
刹那、全開にて咆哮するエンジン。
やぼったい荷物を持って、今がその時と一気に駆け上るのだった。
振り返りざま手をあげて船頭に感謝。
ついに、憧れの岩を踏みしめる事が出来たのである。











道具を降ろし、まずは海を伺った。
ディープブルーに染まる潮は、先程までの磯では見られなかった。
時は午前11時を回った頃。
いわゆる 「マズメ」 など全く気にもしなかった。


シイラも青物も、とりあえずは考えない様にした。
真っ白に広がるサラシはパッと見で三か所。
まず、足下の小さなその部分にルアー通してみる事にする。



驚いた事に、一回のトレースにて二匹のヒラが躍り出た。
その反応、実にスローリーでほのぼのとした感じであった。
まるでジャレつく様に、ポッカリと全身を露わにしたのである。
そのサイズ、興奮しきっている自身でも、さすがに見誤るものでは無かった。
40~50センチのフッコのジャレつきであった。








少し移動して、次なるサラシを撃ってみる。
もう、出るは出るはの大騒ぎである。
その一つ一つに脳がとろける様であった。
おいおい、出てばっかりで何故に釣れないんだい!?
そこはそう、Rockbeachだからに他ならない(笑)
上手な皆さんとは違う。







ジャレつく様なフワリとしたバイトに飽きて来た頃であった。
何故、息も絶え絶えの本気の攻撃を仕掛けてこないのか!?
その原因は全て、自身のアプローチ如何によるのではないか。
これまでで既に6~7発のバイトがあった。
焦る今の気持ちではいけない。
場を休める為、しばらくは表層回遊魚に狙いを定めるのだった。











しばらくの間、トップにて探って行く。
案の定、何を試してみてもルアーは虚しく帰ってくるのみであった。
やはりそうなのか。
いくら、トップを引き続けても、どうしてもその姿を見る事は出来ないのだった。
試しに、プラグを沈ませて引いてもみたが同じであった。
そこでジグに換えてみる。






フルキャストして、イメージ的には水深5~6メーターまでをスピーディーにシャクリ上げてくる。
浮かせてはフォールさせての繰り返し。
手前約20メーター付近まで来たら、あとは表層を素早く引いて回収する。
もし、追って来ている奴がいれば、ジグがどこに行ったかとキョロキョロと探している頃だろうか。
そこですぐに、約15メーターほど投げて、水深2~3メーターまでをワンピッチで泳がせる。
これでドスン!っと御用となった。
立て続けに3匹がヒットする。

しかし、足場が高く、抜き上げには不安が残る。
少しだけその強引を味わい、連続ジャンプする様に導いてやり、オートリリースが成功した。
1メートルを超えるシイラでは、釣り上げてしまっては、致命的なダメージを与えず逃がすのは至難の業である。
その中でたまたま良いサイズのメスが喰ってくれた。
今期の初物と有難くキープさせて頂くのだった。





























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去年の12月ぶりですね。
ウチでは色々と工夫をして美味しく頂く様にしています。
海外よろしく、油をつかった料理で食べるととても美味いですよ。
この時期は抱卵した魚も多いですから、ヒットすれば一匹だけ持ち帰ります。
シイラの卵を甘辛く煮つけるとたまりません。
有難うねシイラさん








しっかりシメて、頭と尾っぽを切り落として行く。
内臓は臭うので、特に念入りに除去をする。
せっかく頂いた命、最高に美味しく頂く為の努力は欠かせない。
処理をした部分は海に流さない方が良い・・・。
時として、サメの群れをおびき寄せてしまう事になるからだ。
なるべく、磯では血を流さない方が良い。












ゆっくりとした時間が流れたので、そろそろと思いサラシに戻る事にした。
いったい、どうすれば本気のバイトを得られるのだろう・・・。
考えていても分からない。
実践あるのみである。
少しラインを変え、引くスピードや潜航深度にも変化を与えてみた。
ギューン!っと一気に持って行くがドラグを緩めすぎでフッと軽くなってしまった。
二投目はゴン!っと掛かり、やったね!って感じ。
いつもの癖で追いアワセを入れるとバレてしまった。
いかんいかん、竿はレイジングブルだった(笑)
反省





三投目、ズルっとした感じで出たのはとても大きな頭であった。
パッシャーン!っと出て、でっかい尾びれを見せて消えて行った。
多分、80はあったので悔しくて仕方ない。








これだけ出たら、また一時間は待たないといけないかな。
もう時間が無いよな・・・。

そこで、今までどうしても出なかったサラシを狙ってみる事にした。
案の定、数投してみるも出ない。
おそらく、そこに居るのは間違いないはず。
ならばと、サラシのタイメングを変えてみる事にした。
利口なのが良く見ているかもと思ったのである。
ルアーは全く換えはしなかった。


14センチ、ST56 #1にて勝負するのだ。
ひたすら待って、これかと思う感じとなった。
サラシの消えるそこに投げてすぐに馴染ませる。
バシャ! ギュン!!
やった、ついに捉えた。
またもや悪い癖で、問答無用のブチ抜きであった。
ごめんなさい。
































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フィッシュグリップにての計測では約3.5キロでした。
とても嬉しいサイズのヒラでした。

やったね!!











磯あがりまで約一時間となってしまった。
その間、出来る限りの事を試してみたが、再び魚からの反応を見る事は無かった。

次の日、朝は予定通りに目覚める事が出来ず、少し遅めのスタートとなってしまった。
一級地磯ポイントはどこも人が多く、駐車場には仲間の車も停まっていた。
あまり人の居ない場所に入り、シモリに着いていないかとピンスポットを探り行くが今日は反応が無い。
地磯から上がり、しばし休憩すると風波も少し収まった様であった。


潮位も下がったので、渡船屋の扉を叩く事にした。
弁当船に乗って好きな磯に乗せて頂く。
久しぶりだなと、昔からの探りを入れているとかすかな生命反応を得た。

































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嬉しすぎる獲物です!
残念ながら青ですが、それでもとても美味しいのですね。
いひひひ













その後、すぐに船頭が戻ってみえて、あっち行くか!と言って下さった。
誠に有難いお言葉である。
もう、釣りが出来るギリギリの荒れに渡して頂けるなんて滅多にない。
しかし、実際に渡礁してみて茫然として立ち尽くす事となった。


波だけではなく、風、そして潮流がキツすぎるのである。
真っ直ぐにしたラインでさえ、160グラムのそれがまるで沈むそぶりを見せない。
いつまで経っても、スプールから勢いよくラインが出ないままであった。
トップはまるで馴染まず、中途半端な重さではまるで飛びはしない。
諦めて内向きにミノーを通すと、ふいにキビのボールが凄い速度で横切って行った。
刹那、灰色の弾丸がその後を追う。
丸々肥えたその背中がたまらない!
スピーディーに引くミノーにガツンっと足下で喰った。
直後にバレる。
久々にこの太軸でバラしてしまった。








その後、数時間、自身の許容範囲を超えたアプローチは続く。
全くもって、ちゃんと釣りを展開出来ないのだった。
やっと潮が緩んだ頃、回収寸前のジグに、どこからともなく喰らいついて来る影があった。
色は不明だったが、やけにハッキリとしたアイシャドーだか眉毛が印象的であった。
針に掛かり、その場でヒラを打つ奴。
70は超えているであろう体高のある姿が一瞬光って消えた。
こちらのフックも太軸であった。


思えば、この二日間はバラシてばかりであった。
自身の今までの最大のテーマであるフックサイズ。
今年もまた、それに悩む夏の訪れであった。









悔しい。
どうしようもなく。
また、行くしかないでしょうよ。
完全沸騰中のRockbeachです。






それでは








My Tackles


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA 10SALTIGA 5000
Reel  DAIWA SALTIGA Z6500EXP
Line   YGKよつあみ PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB








少しだけ南下

6月22日の日記







イカじゃなく、サカナが釣りたくなって、少しだけ足をのばしてみる事にいたしました。
連日降る雨で、もしかしたら川にヒラが入ってないかなって
そんな事を夢想している間が一番楽しいのかも知れませんネ。






























DSC_0461

確かに入っていた様です
可愛すぎるヒラセイゴちゃん。
この子を釣るのに何時間費やしたでしょう(笑)







でも良いんです
潮によって流れが変わり、僅かにできた 「ヨレ」 にて想像通りに喰ってくれましたから
昔の自分ではきっと全く分からなかったと思います。
一歩一歩、ゆっくりと前に進んで行けたらと思いました。





それでは





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