2013年06月

My Fishing

6月18日の日記











振り返ってみますと、実は、あまり梅雨時期の磯を知らない事に気付きました。
訳あって、いつもこの時期には我慢していたと思います。
今年は何とか行けますので続けて釣行しています。
春から夏への海の移り変わりを感じるのが楽しいです。



今回の釣行もまた沖磯へと渡る事にしました。
あちらこちらから、初夏の魚の便りも聞こえて来ます。
期待を胸に出発しました。















今期初のシイラとも出会いたかったが、本命はやはり夢の魚達である。
とりわけ、カツオの類に出会ってみたい。
そして、前回の難しい釣りを少しでも克服してみたかった。
その為、安直ではあるが、小型のルアーもケースに入れる。




今回は他に二名のルアーマンが乗船された。
一見してとても慣れておられる様であった。
自然とその方々のタックルに目がいってしまう。
やはりというか、私のそれよりは随分とライトな物であった。
銘柄などは伏せさせて頂くが、経験上、これらの組み合わせの方の多くは巧い。
それもあって、釣りが始まるのがとても楽しみであった。











渡礁後すぐ、お二人の方から、あちらの先でさせて欲しいとのお声がかかった。
スペース的にもそれがベターである。
もし、自身の釣り座がダメな時はそちらでもさせて下さい。
私はそうお二人にお願いをした。
とても気持ち良く釣りを始める事が出来た。





私が用意をし始めた頃、お二人はすでにキャスト体勢に入られていた。
経験豊かな事の証だろう。
用意をしながらも時折、お二人の釣りを眺めていた。
そしてすぐにヒット。
あれよあれよという間に魚を掛けて行く。
勿論、私の釣りがあるのでずっと見てはいない。
それでも、たまに振り返るとロッドが曲がっている。
凄いなと、少しあっけにとられる程であった。









ここで心乱されていてはいけない。
それもまた今までの経験則だ。
ともかく、自身の狙いへと集中力を高めて行った。
まずは、今日初めて使う新しいポッパーから開始する。
少し前の釣りで、約80グラムのポッパーを導入したのであるが、
これを、自身の腕ではどうしても遠くに飛ばす事が出来なかったのだ。
それで新たに、60グラム弱のものを新調して来たのだった。
しかし、結果的には大差ないもの。
はたしてそれが、キャスト技術や腕力の無さによるものかは分からない。
自身としては、形状及び重心の問題ではないかと現時点では思っている。
それ以外にもミスポッピングが多く決定打に欠ける。
話しが逸れた様だが、絶対の信頼をおける一軍を探す事もまた今の目標なのだ。







開始から数時間粘ってはみたものの、自身の立ち位置ではオキザヨリしか出なかった。
お二人は魚をしめたり、しばし休憩を挟まれている様子である。
少しお話をさせて頂くと、快く、空いているので投げて下さいとおっしゃられた。
有難く入らせて頂くのだった。


するとすぐに、沖からエメラルドグリーンの軍団が追ってくる。
シイラであった。
しかし、特に活性が高い訳ではない。
追いながらもしっかり見切って行く。
おそらく、少しルアーを小さくすれば飛びかかってくる様に思えた。
しかし、今投げているペンシルもまた新調したものである。
どうせなら、もう少しその潜在能力を見出してみたい。
そう思って動きを探して行くのだった。



結果として、何とかバイトに持ち込むまでは至った。
しかし、やはり渋々といった感じ。
おそらく、躊躇しているが故、スレ掛かりが多発した。
フックオフする様に導いてやるが、掛かりが深いものはランディングする事に。
宙吊りにしたまま素早くフックを外しリリースして行く。
一匹だけ、どうにも深い傷を負わせてしまった魚がいた。
有難くキープしようとしたところ、急に暴れ出して自ら海に帰って行ってしまった。
申し訳ない事をしたと心が痛んだ。









やがて、お二人も復帰されて並んでキャストする。
しかし、本当に巧い。
釣術もさる事ながら、まるで魚の居場所が分かるかの様なローテーションのタイミングであった。
自身も似た様なタイミングでルアーチェンジするのだが・・・。
アタリがあり、釣れるのは彼らだけである。
焦って見失いそうになるのをグッとこらえて冷静に考えてみる。
投げているものはそんなには違わない。
しかし、ほぼ間違いなく、水中での動きはまるで違っているだろう。
私の腕ではとてもそれを表現は出来なかった。
カバーする程の懐が無いのである。










時が経ち、潮流が劇的に変わって行った。
潮目とはまた違う模様が磯へと近づいて来るのだ。
その流れに乗って、沢山の海藻が海面に漂う。
よく見るとその海藻の下には魚が居た。
時折、まるで浮きグレの様に魚が動く。
遠くてそれが何かはまだ見えない。
やがて近くに来て驚いた。
シオの群れであった。








7~8匹ほどのシオがバシャバシャと乱舞しているのである。
流れ藻の下につく小魚を喰っているのか?
ともかく、全員でキャストしてみたが喰うそぶりは見せない。
一度、僅かにルアーを追ったがほんの一瞬であった。
何種類かの海藻が漂って見えたが、シオがついているのは決まって黄色い海藻であった。
もしかすると、産卵しているのではないかと思った。
シオは皆、まぶしい位に白く輝いて見えた。
何にせよ、初めて見る光景であった。














一通りの釣りをやって、再度、カツオを狙ってルアーを引く。
何度も何度もキャストしたが反応は無い。
その時、ロッドのジョイントがわずかに緩んだのを感じた。
継ぎ直そうと手を止めた瞬間、コンっとした小さな衝撃を感じる。
もしやとアワセると何かが乗った。
特に引かず、少し重くなったハンドルをただ巻き寄せるとギラっと光る。
水中に見えたその姿を見て本命かと胸が高鳴った。




































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違いました
立派なサバさんでした。
この子もとても会いたかったので嬉しかったです。
美味しそう~
やったね!!











お二人はクーラー満タンで早上がりされて行かれた。
一人になって二時間。
やれる限りの事を試したが、釣れてくれたのはシイラのみだった。
まだまだ釣り足りなかったが終了の時間である。
あくる日も休みだったが、シケの予報だったので一日だけとした。
お二人はとても親切な方達であった。
誠に有難うございました。




色々と考え次の釣りをイメージしているが、実際、海に出ると大きなギャップに困惑するばかり。
私の新しい挑戦は続く。




それでは














中途半端な日

6月12日の日記










台風の影響で荒れているので、釣りには行かないでおこうと思っていました。
ですが、久々の遅い朝を迎えると頭の中は海の事ばかり。
妙にヒラを釣りたくてたまりません。
結局、昼過ぎに出発するのでした。













出発の際には雨も風も止んでいた。
おそらく、次第に回復へと向かうだろう。
ともかく、行ってみないと分からない。
ほぼ、希望的観測のみで出発する。
しかし、紀伊長島を越えた辺りから強い雨が降って来た。
やがて海が見えると灰色の水が大きくうねっていた。
いつもは波静かな場所も波の中にある。
っと、ともかく・・・行く。
そうして矢野川峠を越える。






























無題













うろうろと車を走らせてはみたものの。
どこもダメでした。
何分かに一度、とても大きな波がやってきます。
先端といわず、どこもかも波の中でした。
潔く諦める事にしました。















それからはしばしドライブとなった。
食事をしたり。
沢山の道具を持って来ていないので獲物が分からないのだ。
陽が傾くのをひたすら待つ。












あまり無い機会なので、夕まずめ時の回遊アジを狙ってみる事にした。
しかし、全くもってあたらない。
サビキの方には鈴なりで豆アジが釣れている。
まだ陽のある今、ルアーにはこの豆アジは全く反応しないのだった。
良いサイズの魚にも出会えず。
粘るほどの気力は無かった。












続いて河口でスズキを狙ってみる事に。
ヒラが入ってないかと期待する。
ポイントに着くと何となく雰囲気はあった。
未だ潮はよく動いていない様子だが、待っていればチャンスが来るかもしれない。
俄然ヤル気になってキャストしていると根がかりしてしまう。
どうしても取れなくて糸を切った。
ルアーケースをあさってみるが、どうにも合いそうなルアーが他に無い。
そう思うと急に気持ちが途切れてしまった。









最後に向かったのは漁港であった。
高速に乗る前にもう一度と思ったのである。
漁港とはいえ、誰もいない暗闇に波の音がこだましていて不気味であった。
おまけに風が強く、何をやっているか全然分からない。
やーめた。








全く集中出来ませんでした。
せめて餌釣りでもすれば楽しかったかも知れません。
まっこんな日もありますね。



それでは

お魚ムンムン

6月5日の日記









梅雨に入りましたがあまり雨が降りませんね。
目標とする地方では毎日、東からの風が吹いている様です。
この風のせいもあって、波が出たり出なかったり。
なかなか難しい天気に思います。


地磯ですとどこかでは立てそうですが、向かいたい沖磯となると半ば博打です。
天候に問題が無かったとして、はたして乗れるかは分かりません。
他のアングラー及び餌師の方の数次第でしょう。
ある程度波を読み、早くからポイントに入るわけにもいきません。
この辺で気をもみますね。



それでも、沖に行きたいと思う、Rockbeachでした。
日帰りの強行です。














今回の出船はかなり遅かった。
どうやら、少し遅れている常連さん達を待っての事である。
すっかり陽は昇り、自身の心の中ではチクタクと時計が鳴っていた。
乗船したお客さんの数はざっと見でも十名以上。
各グループとも数人みえる様である。
自身は今日も一人。
さすがに今はもう慣れてしまった。
気楽で良いものである。

希望の磯へ渡る事は出来なかった。
やはり、風によるウネリが抜けていないからである。
また、どうやら、潮流もそれに拍車をかけている様子だ。


まず、餌の方達が希望の磯へと渡って行く。
約半分の方々が渡礁された。
しばらくして、船頭が私を呼ぶ。
あそこでやってと磯を指さして言われた。
それは希望の磯の近くであった。
何度か乗った事があり、少しばかりは勝手が分かる。
おまけにどうやら私一人の様だ。
結果オーライと安堵する。











急いで釣り座に向かい荷物を置いた。
しかし、何という蒸し暑さだろう。
額からポツポツと汗が噴き出してくる。
おまけに先程までの風が止んだ。
曇り空の為、日差しは別段気にはならない。
ただ、ムシムシと粘る様な空気であった。
おそらく、そこに魚は居るだろう。
全くの勘ではあるがそう思った。








早く投げたい一心で道具を取り出す。
今日も2タックル持って来ているのだが、体力のある内に重い方をと考えていた。
もしかしたら、本当は同時に2つをセットすべきかも知れない。
しかし、一秒でも早くやりたいのが悲しき性。
相反するバランスのそれでスタートするのだった。





まずはポッパーにて様子をみる。
気になる根周りを探り、次に広範囲に撃って行く。
しかし、どうにも出る気がしない。
魚が居るという自身の感覚は間違いなのだろうか?
そこで、すぐに次なるルアーへとチェンジする。
この時、あえてトッププラグは結ばないでおいた。
理由がある訳では無かった。










換えて1投目で答えが出る。
ルアーが近づくにつれて水面が盛り上がって来るのだ。
やがて、見える距離まで来て何かが分かった。
ルアーのすぐ後ろをカンパチが追っている!
瀬際スレスレでガバっと出て消えてしまった。
2投目、3投目も同じであった。
目を凝らして見ると、2~3匹の同サイズがギュンギュンと反応している。
4投目、手前3メーター程度のところでヒット!
喰らいつく瞬間が見え、強烈な衝撃が伝わった。
ギュンっとティップが入った直後、バン!っという感じで弾いてしまう。
いつもこれだ。
一呼吸のタメがないと決まってバラしてしまう。
自身の手癖ではまず失敗するのだ。






それでも、今ここで止める訳にはいかない。
そのままで続投するしかなかった。
何投も何投もカンパチは追って来た。
しかし、ルアーからあと2~3センチがどうにもつまらない。
テールトゥーノーズ。
苦笑いをしながらそう呟いた。





もちろん、やれる限りの事はやったつもりだ。
連続してヒラを打たせたり、水面を飛び出させてもやった。
ふいにパンっと横を向かせたり、速巻きや止めを入れたりもした。
しかし、それでは追ってこないのである。
比較的小さいペンシルを使ってもみたが同じであった。
無論、ジグを泳がせてもみた。
しかし、そのどれもが不発であった。
見切られ、飽きられ、群れは散ってしまったのか?
それは違った。
元の誘いに戻すと姿を見せるのである。
そんな事が約20分は続いたろうか。
カンパチはとうとう消えてしまった。
分からないが、おそらくはルアーのサイズではないかと思った。
そしてまた、その動きだろう。
海面に出したり、泡などで誤魔化しようが無いケースだったのではないか。
残念ながら手持ちにそれを満たす物は無かった。











結局、またしても翻弄されて朝の一時を終える。
落ち着いたところで、やっと本命の魚を狙って行くのだった。
このタックルに相性の良いルアーへと換えて行く。
キャストを始めるとすぐ、目を疑う様なウネリがルアーを追って来た。
一瞬、ドキっとしたが、いつものサメである。
体長は約3メーターほど。
単発でのアタックであった。





その後もキャストを続けていると、ふいにピンっとした緊張が走った。
あくまでも自身の心の中にである。
ある流れの中に泳がせると、デカイ何かが水面を割って出た。
そこは何度か通した流れであったが、オキザヨリが群れている様子は無かった。
結局、魚が見えないから断定は出来ない。
ちなみにシイラは留守の様であった。






ジグに換えて探るもアタリは無い。
色々な層をくまなく探ってみたが本命からのサインは無かった。
ある時、回収が近づいたジグを水面下で動かせていた時である。
どこからともなく、青くデカイ奴がやって来た。
一瞬でジグに近づいて反転して消えた。
ブリが一匹で突っ込んで来たのだった。
急いで回収し、消えた方角へとショートキャストする。
表層で二度ジャークすると大きく海面が盛り上がった。
ゴゴっと来たのでアワセを入れる。
しかし、何とスッポ抜けてしまった。
リアフックが仇になったのかも知れない。
これには地団駄を踏んだ。
疲れてしばらく眠る事にした。













目が覚めると海は大きく変わっていた。
いつの間にか風は強風となり、ウネリを伴った波が打ち寄せている。
それは横向きに磯をかすめるかたちとなるので危ない程ではない。
ただ、こうなると、探れる範囲、ルアーの種類が限定的になる。
朝良かった場所には強く潮が当てていた。
波もたち、いかにもという雰囲気である。
しかし、全く魚の反応は無い。


もしかしたらと思った。
ここでは強すぎて、ベイトとなる小魚が定位出来ないのではないかと。
そう思い裏へと移動する。








相変わらずベイトは見えはしない。
丁度見えない位の層に居るのかも知れない。
そう考え、僅かに沈ませて引いてみる。
すると、海中にギラッと光った。
今度は少し浮かせて引いて来る。
朝のカンパチよりは小さいシオが追って来た。



しかし、やはり 「テールトゥーノーズ」 であった。
5~6回それを繰り返す。
そうしてまた姿を消した。
どうにもなりそうにないので考える。
きっと何かがズレている。
これよりライトなシステムも無い。





ならばと、とある冬の漁港でのパターンを思い出した。
これならば、動きと大きさを誤魔化せるかも知れないと。
そう閃きフルキャストした。
届けるのは向かいにある磯である。
その岩壁を堤防と見立てた。
瀬際の一点が勝負だ。











スラッグを取り、水に馴染んだ瞬間であった。
ゴンっとひったくる感覚。
ラインが張り、ガイドからきしむ音がする。
やっと掛ける事が出来た。





































20130605_132105

















あら?
魚が入れ替わってしまいました。
でも嬉しいです。

やったね!












その後、魚からの反応を見る事は無かった。
本命の魚にはなかなか出会えない。
運良くカンパチやブリに出会えていても掛ける事が出来ない。
下手すぎです。





それでは

撃沈

5月23、29日の日記








題名通り、撃沈しました。
春イカはとても難しいですね。
夏イカも秋イカも冬イカも難しい(笑)



とりあえず、今は何も釣れる気がしません。


それでは

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