2013年07月

キツイ釣行

7月18日の日記









当初の予定では、17日~18日の二日間の釣りを考えていました。
しかしながら、出発前となって急激に体調が悪くなってきました。
そしてまた、精神的にとても辛い事件も重なって起きたのでした。
さすがにこれにはまいりました。
よって、18日の一日だけ行く事にしました。



















実のところ、残された一日も釣りに行くかは迷ったのである。
殆ど無気力であった。
正直、部屋に閉じこもりじっとしていたい気分であった。
しかし、そこは半ば無理矢理にでも行かなければと思った。
嬉しい時、辛い時、どんな時も海に行く事で今まで来た自分。
海が心を静めてくれる様にと。









南紀到着はいつもよりも三時間程早かった。
眠れる感じではなかった為、ライトゲームはどうかと港に立ち寄る。
街灯の下には生命感があり、よく眺めているとアジの群れが浮いている様だ。
時折、小魚を追いまわす姿も見られる。
おそらく、カマスも入っているのだろう。
しかし、釣りを始めるも全くアタらない。
10分と経たずして既に心が折れて来た。
ライントラブルと同時に納竿する。






仕方なく寝ようかと思っていた時、思いがけず一台の車とすれ違う。
アレっと思いよく見ると、どうやら、先輩のY氏のものではないか。
降りてこられたのでお声をかけさせて頂く。
Rockbeachです!の声に驚く氏。
お互いまさかであった。
先輩もしばしライトゲームをされ、その後そこで車を停めて寝る事に。
私も横になってはみたものの、色々な事が頭を駆け巡り一睡も出来ない。
やがて、釣りの時間となった為に車を走らせた。

















少し時間を潰し、今日の渡船屋に向かう。
まだ、受付の時間には随分とあるのだが、駐車場は沢山の車であふれんばかりだ。
一見してルアーと分かる方の車も3~4台はある。
一台につき、1~2名と考えても既に定員オーバーだ。
おまけに常連の底物の方も何人かみえる様だ。
そこで、とりあえずは報告と先輩に電話してみる。
申し訳ない事に、自身の電話がモーニングコールとなってしまった。
状況をお伝えすると氏は少し考えられるとの事。
私は違うエリアに向かう事にした。
とある方より情報を頂いていた事もその理由の一つだ。
久々に御三家をメインで狙う。















出船前、Y氏より連絡を頂く。
氏は予定通りにそのエリアで釣りをされるとの事。
よって、一人初めての磯に渡るのだった。
海は穏やかであり、渡礁には不安は無かった。
しかし、釣り座や地形など全く分からなかった。
とりあえず、磯の一番高い場所まで行き、見下ろしながらゆっくりと準備をする。








沖に向かって立つとこれがどうにも面白い場所である。
まず、沖からは目に見えて潮が当たってきている。
はっきりと分かるほどの流れであった。
向かって右手はザワザワと川のせせらぎの様に見える。
地形的に少し浅くなっているのかも知れない。
一方、左手の方はたっぷりとした水深がありそうであった。
波こそ無いが、そこはどうして凪いではいない。
今いる磯を避ける様にして、沖からの潮が蛇行してさしている様子であった。
正直、どちらに向けて投げて良いものか悩む。
釣りの集中力を欠く要因にはなるのだが、ここはひとつ駆け足で両方を攻めてみる。













まず、向かったのは左手であった。
とりあえずは、ポッパーにて様子を伺う。
5分ほどして何も無い為、小走りで右手へと向かった。
こちらはいかにもトップに出そうな雰囲気ではあるが、思いのほかルアーの飛距離が出ないのだった。
渡礁後、僅かの間に西風が強くなって来た為である。
出そうで出ない。
気になる場所にルアーを届ける事が出来ない。
そんなもどかしさから、再び左側へと移動する。
再びキャストを繰り返していると、妙に右側が気になって振り返る。
その直後、水面を細長い魚達がジャンプしているのが見えた。
はたして、ベイトが逃げ惑ったのか、小型のダツが餌を追ったのかどうかは見えなかった。
ベイトである可能性を信じ大型の直ペンを投げた。
しかし、何も起きる事は無かった。













再び左側へ戻る。
再度、ポッパーへと戻すとルアーの後ろの水面が揺れた気がした。
二度、三度と引いて来ると、やはり何かが後ろについている風である。
ここで、丁寧にスローに誘ってみる。
水面のモワモワが大きくなり、パシャっと何かが出た。
更に引いていると、先程よりも少しだけ大きい飛沫があがった。
まるでスローモションの様に自身には見えている。
飛沫の後、浮いていたポッパーが水中に消えた。
よし!っと思ったのも束の間、次の瞬間ポッパーは浮いて来た。
何も出来ないまま終わってしまう。


















その後、しばらくはプラグには何の反応も無い。
焦りと苛立ち、それに精神的な痛みが混じって力が消えて行く。
そこで竿を置き、クーラーボックスからスペシャルドリンクを取り出して飲んだ。
立て続けに、3パックを飲みほした。
それほどの心境であった。
少しだけ落ち着きを取り戻し、今度はジグの釣りへと転換する。









今回、ジグ用にと新しくラインを巻いて来たのであった。
PEの消耗や欠損が自身はとても激しい為、より安価な4本編みのものを選んだ。
それに合わせたのは、フロロカーボンのリーダー80lbである。
長さはキャスト態勢に入った際、少しスプールまで巻く程度とっている。


しかし、今回はこの組み合わせが全くよろしく無かった。
結果的には毎キャストの度、ガイドにPEが絡んでしまった。
一番先のガイドと二番目との間の穂先にも絡む。
ライン放出の際、ガチガチとバットにリーダーが当たった。
結束部分がガイドを直撃し、凄い音を立てる事もしばしば。
結束部分がガイドの足に引っかかりもした。



最終的には、先端より二つ目のガイドが飛んでしまったのである。
私のタックル、そして自身のキャストの癖には全く合っていないのだろう。
この組み合わせでは二度とはしない。















気持ちを新たに、ロッド、そして換えスプールにてラインシステムもかえて投げる。
ボトムから宙層を丹念に探るも反応は無い。
しばらくすると、何とか届きそうな沖で水飛沫が上がった。
ぶすぶすと沸いているボイルに激しさは無い。
だがしかし、時折、背中が見えるのだがそのサイズは相当なものであった。
一か八かでジグを大遠投する。
ボイルの手前、約2メーター程度の所に着水したのだった。
着水直後のバイトに期待したのだがそれは無かった。
かわりに、約5メーター程離れたところから黒く見える魚体がジャンプしてジグの方に飛んで来る。
水面直下でジャークさせるが、そいつが喰う事は無かった。










その後は何の反応も見られなくなった。
急に眠くなってきたので横になる。
いくつかのルアーを置きっぱなしにして、その脇で眠ってしまった。
目覚めたのは11時過ぎ。
磯上がりは船頭の都合で正午であった。
起きてルアーを片付けたが、どうしても一つが見当たらない。
買って間もない、カーペンターが忽然と消えてしまったのである。
おそらく、ライブベイトとして海へ帰って行ったのだろう。
ともかく、とても辛い一日であった。



尚、Y氏は素晴らしい魚と出会いその手にされたそうである。
それも、2本も。







それでは

梅雨あけたの?

7月9日の日記








題名通りです。
普段、全然テレビを見ないのでハッキリとは分かっていません。
何となくあけたのかな?
そんな感じの Rockbeach であります。


とはいえ 「風がらしい方角からと変わったなー」 なんて思ったり。
天気をちゃんと学べば、前線が云々となるのでしょうが。
とても、そこまでは広げるパワーを持ち合わせていないのですね。
まあ、予報を見てイケそうかどうかって事くらいです




釣りに行こうかどうか考えていた時、一通のメールが届きました。
週末アングラーである、TNK氏からでした。
平日に二連休をとられた様子で、一緒にどうですかとお誘い頂いたのです。
お誘いは本当に嬉しいですね!
有難くご一緒させて頂く事になりました













正直、今回の釣行では、氏に私の我が儘をお願いするのであった。
氏のこだわりを知ってはいるのだが、お言葉に甘えさせて頂く事となったのだ。
まこと申し訳ないのだが、今回は私の釣りにご一緒頂くのである。
いわんや、好きな沖磯へとお誘いした。


今回の釣りでは、他に志摩からのアングラーも渡られるとの事。
全く、偶然の出会いではあるが、こうした事をとても楽しく思う。
何故なら、皆それぞれに創意工夫を重ねてみえるし、とても巧い方々が多いからである。
平日ゆえに単独での釣行の方も多い。
自身がそうだからかも知れないが、どこか通ずるものを感じるのだ。
今回出会った彼もまた単独であり、気持ち良く共に楽しめたらなと胸が躍った。
誠に有難い事である。











実釣の方はどうか?
あまり無い事ではあるが、前回とまるで同じ様な水色の海が広がっていた。
表現が曖昧だが、あえて例えるならば、その色は地元の津の海の色である。
濃い緑色にも見えるし、何かの濁りが入っている様でもある。
私が知っている 「水潮」 の色ではない。
釣座に立つと、幸運にも頭から潮を被った。
したたるそれを舐めてみるとからくはなかった。
よくは分からないが、塩分濃度は低いのだろう。







今日は大潮との事であり、これから一気に潮位が下がって行く。
潮流はあまりまとまらない風であった。
流れてはいるのだが、統一性に欠けるし方向も定まらない。
北西の風も強く、ザワザワと波立っているだけに見える。
悩んだが、あえてポッパーで始める事にした。
結果はというと、波に絡まり、顔をあげる事が出来ず瞬発力が無い。
ドブッとくぐもる様なスプラッシュを海中に生むのみであった。
それでも効果あるかと続けたが反応は無い。
すぐさまジグへと交換したがこちらも駄目であった。



TNK氏はさっそく魚とご対面している様である。
また、志摩の方も投げるたびに何かを得ている感じであった。
自身はとえば、あれこれと試すも何も無いのだった。










実は今回、シイラを数釣って、うまく持って帰ろうと思って来たのである。
しかし、今日の海もなかなかそれを許そうとはしてくれない。
何とかおびき寄せようとも、勇猛果敢なそのハートに火をつける事が出来ないのだった。
おまけに、他の魚種が気になってなかなか集中も出来ず。
ダラダラとチェイスを続けさせるだけの時間が過ぎて行く。




活性が低いのはよく分かっているし、気持ち良く襲える様なルアーでない事も承知であった。
それでも喰わせる事が出来たなら、何の躊躇いもなく全力で獲ろうと思っていた。
しかし、それが難しかった。
何を言っているのかと思われる方もいらっしゃるだろう。
それが、私なりに考えたシイラに対する礼儀だ。









しばし、休憩を挟み、いよいよという気持ちでシイラを狙う。
陽が昇り、磯から届く範囲の回遊はとても少なくなった。
ともかく、まずはルアーを見つけさせておびき寄せる事。
落ち着いて、もがく様なアクションを送る。
そこでやっと、ビッグバイトを得た!
自身の間でフッキングを叩き込む。
フックセットも申し分ない。
嬉しいメスのシイラが釣れてくれた。
丁寧に捌き、最高の鮮度を保つ様に氷を置いた。
とても嬉しいお土産となった。










その後は他の魚を真剣に狙って行った。
大型のペンシルを引いていると、ふいに底から白い何かが浮いて来る。
わらわらと揺らめくその姿は畳一畳ほどもあった。
更に引くとそれが何かが見えた。
約20匹ほどのシオの群れが浮いて来たのだ。


ルアーから、50センチ程の距離を保ちながら追いかけてくる。
すぐに瀬際へと達し、喰う様なモーションは見せなかった。
何度かキャストしていると、その中の数匹が捕食態勢には入った。
しかし、バイトには至らない。
群れの中にはカンパチと呼べるサイズも混じっている。
そのままでは喰わせられないと思い、急いでジグへとスイッチする。
それでもバイトさせる事は出来なかった。




他の方も投げたが、一瞬だけ追って来たそうである。
その内にその群れは本当の餌を見つけてしまった。
雑魚の玉に襲いかかる!
途端に海面が割れ、あちこちで水飛沫が上がった。
三人共、一斉にキャストをした。
皆が皆、激しいボイルにルアーを入れる事が出来た。
しかし、誰ひとりとして喰わせる事は出来なかったのである。
自身としては、またしてもカンパチに負けた。
いったい、何度目であろう。
悔しさを通り越し、しばし途方に暮れた。








その後、不思議に海の様子が変わった。
目に見える変化は特に探す事が出来なかった。
シイラをはじめ、正体不明の魚達がトップ、サブサーフェスに反応を示す。
一度など、TNK氏の引くルアーに海面が爆発した!
サメかも知れなかったが、そうとは断定出来ない影も見えていたのである。
残念ながら誰も掛ける事は出来なかった。
この時間はほんの僅かなものであったが、ここらしさを垣間見る事が出来たのではないかと思う。






やがて、磯あがりの15時を迎えた。
13時頃からは風は南に変わり、結構な波が当ててくる様になっていた。
おそらく、この日の潮汐でなければ、最後まではやる事は出来なかっただろう。
互いに狙いの魚を手にする事は出来なかったが、志摩の方も合わせてとても楽しい時間を過ごす事が出来た。
お二人に感謝しています。

本当は、TNK氏ともう一日釣りをしたかったのだが、用事が出来た為に叶わなかった。
また、次回を楽しみに、自身の釣りを歩みたいと思います。



それでは









博打

7月3日の日記







天候が不安定でイライラがつのります。
普通に立てるでしょ!?
確かに、場所を選べばそうかもしれません。
やりたい場所、やりたい釣りがある故の葛藤なのです。
ただの我が儘な理由でしかありません。








今回はもう我慢出来ませんでした。
釣行前日の予報で、「南風」 となったのです。
おまけに降ったり止んだりの様子。
いくら、スマホの画面にカブリツイテみても分かるはずはないのです。






予報はよく当たりますが、また、よく外れもします。
結局、行ってみないと分からないと自身は思っています。
勿論、費用もかかりますから、プチ遠征の私にはツライです。
行って、帰って、何もせずとも、7~8時間ですかね。
時間もまた大切です。
それでも行きたいんですよね。












自ら歩いて行く場所であれば、自らのキャパシティに相応しい段取りですれば良い。
単純な話、人様に送り届けて頂く以上、その方の判断というものが重要になってくる。
そんな事までも考慮しなければならないのだ。

故に 「博打」 との言葉をつかった。
私が鈍いだけかも知れないが、いくら通っていても未だによく分からない。
それは何より、人の心だからかも知れない。
分からなくとも、通い続けるしか今はないのであろう。







それからの話である。

それは何か?


当たり前の話だが、海を読もうと頑張る事だ。








荒れの前後は良い。
南が吹けば良い。









いつか、どこかではそんな事もあるだろう。
そうでない事もまた沢山あるだろう。














ましてや、安定しない潮の海域ならば僅かの差で大きく違えるのだ。
好きな方が、ほぼ毎日通うのは何故か?
それが答えではないかと私は思う。
おそらく、私には今後も読む事は出来ないだろう。
それでも、何とか分かろうと努力する事。
例え無駄であっても、少なくとも、その日一日の釣りに芯が通るに違いない。












結果として、この日も目立った釣果は無かった。
こうならないかと、予想した状況にはならなかったのだ。





風向きとは裏腹に潮が思う様にささなかった。

見た事も無い様な水色の海であった。

いるかも知れないと思ったベイトが居なかった。

そして、思った程に波が立たなかったのである。







しかし、例え僅かでも竿を出す事が出来て良かった。
また、今の自身の心境に近い、見知らぬアングラーとの出会いがあった。


一つ一つ歩んで行こう。
同じ過ちを繰り返す時もあるだろうけど。
その日が来るまで。
諦める事無き様に。




それでは
































河口に夢を求めて

6月26日の日記










毎週毎週、本当に天気に左右されております。
この日も波に翻弄されていました。
立ちたい磯は難しそう。
そんなので休日を無駄にします。






長い昼寝から目覚め、もうたまらなくなって家を出ました。
釣りがしたくて仕方ないのでした。
夢を求め河口に行く事に。









分からないながらも、自らの考えでポイント、タイミングを見計らいました。
結果的には読み違えました。
おそらく、素直にうなぎ釣りをした方が良かったでしょうか。
大きく移動すると思いの外、まだ時間は過ぎ去ってはいない風。
気配なんてものではなく、しっかりとその流れに奴はいたと思います。
ですが、喰わせる事が出来なかった。
あまりに未熟な私のスズキ釣りでした。






悔しいですよ。
いつか必ず。




それでは


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