2013年09月

ぷらっと夜の釣りへ

9月11日の日記











シフトの関係で週一の休みになっていました。
釣り以外の予定もあったりで、なかなかまとまった時間がとれません。
この日も出掛ける予定がありましたが、約束の1時間前に急なキャンセルとなりました。
所謂、ドタキャンですがそうムカツキはしませんでした。
だって、釣りに行けるのですから(笑)


今から用意をして行けば夕方には着くだろう。
いろいろ持って行くことにしました。




















ポイントである漁港に着いたのは午後4時をまわっていた。
早速、車から降りて辺りを見回すも釣り人は居ない。
まさか、知らぬ間に 「釣り禁止」 となってしまったのか?
注意深く、禁止を伝える看板などを探したが何も無い。
いささか神経質すぎるかも知れないが、この数年、いくつかの場所でそうなっている。
誠に残念である。


一抹の不安を胸に釣り座に立つ。
近隣の漁業関係と思しき方が話しかけてみえて安堵した。
どうやら、たまたま誰もいらっしゃらない様子である。
ラッキーにも広範囲にキャストできるという訳だ。
まずはエギングから様子を見て行くことにした。











偏光グラスをかけ、海中を見渡してみる。
親指ほどのアオリが一つ二つ見えた。
釣りになるサイズは浮いてはいない様であった。

ならばと底を探ってみる。
ファストシンキングのものでサッと様子をうかがう。
自身は気が短い為、一般的な沈下速度のものではしっかりと底をとれないからだ。
二度、三度と堤防の基礎部分を通して行く。
しかし、何の反応も見ることは出来なかった。


もしかしたら、アオリの存在を脅かすヤツがいるのかもしれない。
そう思い、エギングタックルそのままにジグをキャストする。
5投、6投とする内に魚信を得る事が出来た。


































20130911_171503















おそらく、ジアイは短いだろうと思い、
カメラに手を伸ばす事はしませんでした。
やはり、ジグに反応したのは15分程の間だけでした。

画像では分かりづらいと思いますが、色の違う二種類が混在している様です。
キスの様なパールピンク色の方が大きく、引きもより強かったです。
この日、もっとも反応が良かったのは、30~40グラムのジグでのフォールアクションでした。
どうやら、泳層の違いですみ分けがされている様です。
ボトム付近で喰ってくる魚体は尺を超えていました。
その後、強烈なアタリでラインブレイク。
シーバスタックルへとスイッチしましたが、強い引きにバラシ、ブレイクが続きました。

結局、その主の姿を見る事無くジアイは過ぎて行きました。
予想していなかった良型のカマスとの出会いにしばし熱くなってしまいました。














カマスの喰いが止み、続いては砂物を狙って行きました。
着底後すぐにゴクンっと!
手前での締め込みに思わずドラグが出ます。
来た!エエ奴が来た!!
慎重に寄せて水面を割ったのは~




























P1020927













かわいい!!(笑)
なんかトカゲみたいなエソさんが釣れました。


























P1020928













ドキドキさせてくれておおきにです。
早々にお帰り頂きました。
その後、じっくりと底付近をワームで探るとカマスが釣れました。
しかし、先程の様な獰猛さはありません。
陽も暮れてきましたから、次のターゲットを求め移動する事にしました。















車を走らせながらいくつかの漁港を見てまわった。
しかし、なかなか良さそうな場所は見つからない。
何ヶ所かでは水面がバシャバシャと騒がしかった。
大量のベイトが入っている様だが、どうやらそれを追う奴はいない様である。
結局、自身の好きな場所へと向かう事にした。
ここでダメなら、正直、もうアテが思い浮かばない。
崖っぷちの気分である。






































20130911_212643
























アジを発見しました!
やったね!!









魚は見つけたもののである。
運よく、いつものサーチに釣れてはくれた。
しかし、その後の再現性に乏しいのだ。
沈ませ、様々な引き出しを使ってみる。
けれど、アタリは無い。





次はと、ワームの色を変えて行った。
ジグヘッドの号数も変えてみた。
しかし、どうにもアタらないのである。





もう、手は無いかと思い始めた頃。
バラシが多く、購入したのを後悔していたジグヘッドの存在を思いだした。
そして、同じ様にやってみる。
それが、嘘の様にアタった。




釣りながらも色々と検証してみるのだが。
ワームの色、サイズは特に関係が無い様だ。
ジグヘッド自体の重さも関係無さそうである。
ルアーアクション、ただこれだけは違いが明確であった。
この日、真っ直ぐなスイミングには反応を見る事は出来なかった。










いつも通り、タナやアクションパターンを意識して行くとアタリがよく出る様になった。
しかし、どうにも掛けるのが難しいのだ。
アタリ自体が感じられないという事は無い。
とても微細ではあるが、様々な形でそれは出るのだ。
しかし、それがともかく短いのである。
アタリが出てから、少しでもアワセが遅れると乗りはしない。
自身の反射神経ではどうにもうまく行かなかった。
向こうアワセなど夢物語。
仕方なく追い喰いさせ、追い喰いさせ、タイミングを合わせ掛けて行くのだった。












より沖にと遠投したルアーにコツンっと小さな衝撃が走る。
アワセるとアジとは違う重量感。
刹那、ジャーっと凄まじい勢いでドラグが泣いた。
一瞬で頭が真っ白になったが、セカンドランは無くそのまま一気に寄せる事が出来た。
夕方に釣れたものよりも更に大型のカマスであった。
驚くべきはタックルの底力であった。
シーバスロッドでさえも手を焼いたのだったから。



































P1020933















「ゴマヒレキントキ」


南方系好きの、Rockbeach にはとても嬉しい珍客でした。
持った感じ、とても硬いウロコに思いました。
やったね!!





























P1020934














沢山釣れたので記念撮影。
お魚さん達ありがとう。
これから、ドタキャンの日は海に行こうと思います。






それでは








お魚さんみつけられません。

たぶん、8月28日の日記。









仕事、プライベートでうまく調整がつかず。
夜しか行けません。
そろそろ、夜のライトゲームをやりたいという気持ちでもありました。
情報などありませんから、まずは行ってみるだけです。














良かれと思うポイントを何箇所か巡ってみる。
基本、街灯や灯かりがともる場所である。
色々と試してみるも、何の反応も得る事は出来ない。
たまに各種のイカも見える。
しかし、釣ってはいけないサイズなのである。
そうはいえ、持って帰れる魚を渇望していた。
根魚を狙ってみても反応はない。














やっと、アタリを得たのはネンブツダイであった。
それさえもが有り難く感じる今日。
下手で海知らずの私には、
この日、うまく歯車を噛み合わせる事は出来なかった。








悔しいがそれが現実。
遠回りさえも身の肥やしであろうか?
いつの日か噛み合え!!
願い祈るのではなく、また、狙って行く日々なのだろう。
頑張ろうさ。







それでは






地磯青物

8月20日、21日の日記








友人の、Taka氏より釣りのお誘いを頂きました。
調整すれば、二日間ともご一緒出来そうな感じの日程でした。
久々の 「Hardcore」 な釣行がとても楽しみでした。


しかし、翌日になり、氏に急な用事が入ったとの事。
訳あって、朝一番だけの釣りになるが、それでも南紀に行く!!  とおっしゃいます。
ガッツリをとても楽しみにしていた為、かなりガッカリはしましたが・・・。

その心意気!!

お付き合いさせてもらわなくてどうしますか!って(笑)
そんな感じで出撃するのでした。
















南紀特急を飛ばしながら考える。
いつもの様に、丸一日かけてゆっくりとやる訳にはいかないのだ。
朝一限定の釣りとなる。



ならばと、必然的に立つ磯は 「地磯」 となるだろう。
そして、氏の精神面を考慮し、見知らぬ磯へのエントリーは避けようと思った。
僅かなその瞬間に向け、他の何かで集中力を削がれる事無き様に。




そして・・・。
魚と出会う可能性が高くなくてはならない!
おせっかいな性格だとは自身もよく分かっている。
氏の仕事はとても忙しく、釣りに出かけるチャンスは滅多と無い。

彼は言う。











「南紀の磯に立って全力でルアーをキャスト出来るだけで満足だ!!」








氏の言葉に嘘は無いだろう。
一緒に竿を出す度、今まで 「彼」 というものが少しずつ感じられた。
誠、気持ちの良い人間である。
だからこそ、二人で感動を共有したいのだ。
南紀特急の轟音と共に海への想いが南下する。
















南紀に到着したのは真夜中だった。
様々な夢想が交錯し、未だ降りる磯は決められないでいる。


あそこか?
ここか!?




闇に包まれた海を何か所も見てまわった。
その度に過去の記憶がよみがえる。



おそらく、ここが最も二人には良いだろう。
半ば、盲信ともいえる確信がそう語る。
問題は、そこに、果たして今日、求めるベイトが入っているかだ。
それを見抜く目は自身には無い。
そしてまた、どのベイトが入っているか!?
そこはそう、釣りが始まってからなのである。
寝不足の頭では、いらぬ心配さえもしてしまう。









Taka氏とは何の心配もなくランデヴーする事が出来た。
約束の連絡などとってはいない。
おそらく、あそこに行けばいつかは会うだろうといった感じだ。
久々の再会の挨拶もそこそこに。
早速、磯へと向かう。

















夜明けが何時なのか?
通っている私でも、少し間をおけば分からなくなってしまう。
暗い照明を片手に磯へと進む。
頭では分かっていても、身体は前へと進まない。
絡む様な熱気によって、体中の毛穴が開いて行く。
身体が重い。
何という暑さだ。
氏を見ると、何の問題も無さそうであった。
弱いのは自分だけ。
なまりになまった姿なのである。










磯に着き、狂った様に水を飲んだ。
夜明けはまだ少し先と実感するも、ただ話していてさえ喉が渇く。
いつもの様に馬鹿話を続けて行く。
その間も目は海に釘付けであった。
空が濃い紫から茜色になる頃、ふつふつとある言葉がわいてくる。


「Takaくん、きっと今日は釣れるで」




いつも氏を前に言っている言葉かもしれない。
お世辞や気遣いなど微塵もないのだ。
本当にそんな気がするのである。
思えば、氏との釣行で何も無かった事は無い!
彼はラッキースターなのである。










































P1020897














まだ暗い内。
横っ跳びで何か白いものが自身のポッパーを襲いました。
「何や今の? ペンペンやろかなー!」


雑なポッピングには見向きもしない。
どうやら、巧妙な奴らが目の前の海に潜んでいる様です。


自身のリズムを刻むと消し込みました。
何か? 魚種もサイズも分からずに巻きます。
鱸師だった彼にはいささか強烈だったかも・・・。
自身最強のリールでの、連続反復運動で決めました。




やったね!!








































P1020902















グッドサイズの魚です!!
ルアー交換はあえて無視。
あるものだけで、手による違いだけで臨みました。

正直、バイトミス、フッキングしそこないは、6~7回はあったでしょう。
別に喰いが浅い訳では無いと思いました。
ただ、
「とても冷静に見ている」

生き物として、合格点に認識していないから甘噛みするのではないかと。
一つのルアーにこだわり、冷静に見れたのですから、それさえも満足でした。











可能な限り粘ってみたが、それからは何も起こす事は出来なかった。
正直、沖であればまだまだこれからである。
しかし、今日は氏の帰宅時間がもうすぐそこに迫っているのだ。


彼も相当な重量の荷物を背負うのだが。
ともすれば、バク転しそうになる私をずっと支えてくれての磯上がりであった。
息があがった私に、
「だから俺が持ったろって言ったやろ!」っと。


そっと、私のバッカンを持つと、ザシザシと目のくらむ様な上り坂を駆け上がって行ったのである。
何という体力か!!
身軽になってさえ、クラクラとただ歩くのが精一杯の自身であった。
















予定通り、Taka氏はすぐに帰宅の途に。
充分な水分補給をして、これからどうしたものかと途方に暮れたのが午前9時前であった。
気になる場所まで来て海を眺める。
予報とは裏腹に良い潮がさしていた。

っと、遠目にもグッとくるボイルが起きる。
おそらく、レギュラーサイズの赤身が起こしたものだろう。
どこへ行っても涼しいところなど無かった。
この夏のピークだろうか。
眠気で倒れ込みそうだが眠れる場所は無い。
おまけに、南紀特急のパワーウインドーが壊れてしまった。
全開のまま動かないのだった。
エアコンなど夢物語。
あまりの暑さに記憶が無い。
































P1020910















次の夜、何かを求めて地磯に辿り着きました。
幻想的な月明かり。
海はウネリを伴っているのでした。
はたして、今日はどうでしょうか?































P1020916
















どうしても、その日は何も起こせなかったのです。
ルアーの動きを妨げる様なウネリがあったのは確か。
けれど、そんなものは何の言い訳にもならないでしょう。
前日、チラホラと見えていました、細かいベイトが全く見えないのでした。

写真は粘って粘っての魚です。
嫌々を何とかって感じで・・・。







狙いを別に求めた自身であったが、こうして今までの釣りに戻ると思う事も多い。
海、そして魚の事。
思う程に底無しである。
だからこそ、今日も胸に想うのだ。





それでは







My Tackles


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6000
Line   YGKよつあみ PE #5
Leader VARIVAS NYLONE 100LB


  • ライブドアブログ