2015年03月

新年会

2月17日、18日の日記














今回の目的は。
お世話になっている方々との新年会である。
皆がお忙しい中、平日が休みの自身に合わせて予定して下さった。
誠に有り難い事です。








自身は、今回も連休を頂く事が出来た。
初日の夜から、その宴はスタートする。
せっかくなので、それまでは釣りをしようと思った。
開催地は三重である。
よって、三重の磯に立とうと思う。
魚の気配はある。
どんなか、調査してみる価値は充分にあった。
よって、自身の好きな方面へとハンドルを切った。












高速をいつもの調子で駆け抜けて行く。
バックミラー越しに、合流地点から物凄い勢いで迫るヘッドライトを見た。
普通の車であれば、アクセルは床まで踏み込んでいるであろう。
瞬く間に真後ろにつき、数回のパッシングの後にそいつは赤く染まった。
紛れもない、パンダである。

自身はといえば、法定速度を僅かに超過していたに過ぎない。
車間距離も無く、すぐさまトンネルへと入った。
執拗に後ろを突くのだが。
踏みたくとも、踏めないではないか!?
マイクでのアナウンスも無い。
いったい、私にどうしろと言うのか。
見当もつかなかった。







あまりに腹が立ったので、路側帯へとタイヤをロックさせながら車を寄せた。
いくら、御用となるにせよ。
ここは、片道一車線のトンネルの中である。
60~70にて、おいそれと寄せれるものではない。
それで、問いただされるのなら、引くつもりは一切なかった。
「安全」 の為の法であるのは間違いないのだから。
震える拳を握りしめた瞬間である。





車を寄せながら、相手の動作をしっかりとミラーで見た。
僅かながらに減速し、止まる気配を見せず加速して行く。
抜かれざま、今度は前方視界でその姿を見る頃。
そいつは、僅かばかりにハザートランプのボタンを押した。




邪魔だ!
のけよと。




きっと、そう言いたかったのであろう。
一言、前をあけろとマイクで言うならば。
この様な思いをせずに済んだろうに。







しばらくして、もう一台のそれがケツについた。
ヤン車かと思うほどのプレッシャーの掛け方である。
たまたま、私がそういうのに慣れていたからスムースに行っただけの事。
きっと、年配の大人しいドライバーさんであったなら。
パニックとなるであろう。






本当に危ないから。
是非ともやめて頂きたい!!































無題
















しばらく進みますと、前を行く車が停まりました。
見えませんが、前方には赤色の灯りが回っている様です。
おそらく、事故か何かのトラブルがあったのでしょう。


5分待っても、10分待っても。
何の音沙汰もありません。


道路に立つ公務員の方はみえますが。
特に何の説明もありませんでした。
たまらず、前の方が降りて話に行かれます。
状況は分かりませんでしたが、彼は何か交渉をしている風に見えました。
車に戻られると、数回の切り返しをして。
うまく、パイロンの分離帯をユーターンされます。
私も後に続きました。
大型のトラックたちはそうする事は出来ず。
どんどんと渋滞が重なって行きました。












インターを降り、すぐに、同行予定のKN氏へと連絡する。
詳細を伝え、うまく、渋滞を避けて欲しいとお伝えするのであった。
このトラブルにより、予定していた仮眠の時間は消失する。
氏と合流したのは夜明け前。
疲れた身体に鞭うち、気合いでやる気を研ぎ澄ませて行った。











辛いが、今朝は雨の予報である。
それも、しっかりとした降雨が予想された。
おそらく、少し風も出てくるだろう。

行きたい磯は明確なのだが。
はたして、三重の磯が初めての氏と共に。
安全にこなす事が出来るものか。
とても、悩ましかった。


リスクを述べた上で。
氏とよくよく相談をした。

行ってみましょうか。

そう、言って下さる氏であった。


万全の注意を払って、一歩一歩、ゆっくりと山道を行く。
私にはとても険しい道。
事故の無い様、慎重に進んで行った。




やがて、海の見える高台に立つと。
思いの外、嫌な風が出てきている事に気付く。
釣り場付近へと降り立った頃には。
成立が難しい程の爆風へとなった。
この風を避け、大きな岩を一枚隔てた場所へと荷物をおろした。
立っている場所は。
なんとか、風の直撃を免れる事が出来る。
しかし、キャストして沖に向かうルアーには。
いやおうなしに、強い、横風が当てるのは想像に難くない。
しかし、おそらく、そこでしか釣りは出来そうになかった。
風の合間をぬって、イメージに近づける為の作業を繰り返して行った。











叩きつける雨。
合羽を着ていても、すぐさま、インナーまで到達して行く。
気持ちが高ぶっているから。
本来ならば、極寒の気温の雨の中でも。
なんとか、やれているに過ぎない。
このまま、いつまで心がもつか。
そんな釣りであった。





未明より、大量の海鳥たちが襲来する。
皆が皆、怪しい動きをしながら海を凝視していた。
ベイトであるのか、はたまた、獲物であるのか。
水の中に魚がいる事は間違いないだろう。
自身が知る、いくつかのパターンを繰り出して行く。
おいそれと、馴染ませる事を自然は拒んだが。
それなりに、合格点を演出したつもりだ。
しかし、出ない。
目を剥きながら必死に竿を振り続けた。






どうしても、出てはくれないので。
マイブームの釣りへと移行してみる。
そうして、様子を見ながら。
ブルーランナー達を諦めるものではない。





































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その水深ゆえに・・・。
瀬を避けようと、巻き上げると可哀想な事になる。
貴重な釣果であるし。
有り難くも、キープさせてもらった。


その後、鬼の可愛いのが釣れたが。
こちらは無傷に見えた。
そっと、丁寧に海へと帰す。
















様々なルアーで探して。
いくつものレンジを通してみた。
けれど、どうしても反応を見る事は叶わなかった。
KN氏も限界の様である。
みぞれが降ってもおかしくない状況で。
二人ともよく頑張った。
ゆっくりと元来た道を戻り。
昼前に車へと着く。
氏とはここでお別れとなった。
自身は来たるべき、夜の宴にそなえて小休止とした。











極寒の中で。
やはり、自身はお腹を壊してしまったが。
熱い会は盛り上がって行く。
運良く、少し個室を占領した後。
体調が安定。
お酒はどんどんとその濃度を増して行き。
私のエンジンもかかってくる(笑)


いつもながら、腹筋がやられるほどよく笑った。
ほどよく、仰天する位の凄い釣りのエピソード。
誠、凄い男達なのだ。


朝方まで話は尽きる事なく。
楽しい時間はあっという間であった。
W氏ご一家が。
寝床を与えてくださり就寝。
本当に感謝は尽きません。

















遅い朝に目覚め。
再び、個室を占領した後に。
お見送り頂いたのであった。



この調子では、荒磯に立つのは無理だろうと。
気になる海域へと、ゆっくりとドライヴして行く。



かなりの時間、ハンドルを握ったが。
求めるものは見当たらなかった。



































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帰りがけ、気になったシモリへと立ち寄りました。
過去、難しくてうまく出来ませんでしたが。
なんとか、魚信を得る事が叶いました。




























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終わりに。

素晴らしいボディの魚と出会えました。

やったね!















自分なりに。

やれる、全ての事を頑張って。

素晴らしいともとお会いできて。






今回も最高でした。




有難うございました。










それでは



















初体験

2月10日の日記














船からの
ルアー釣りをしてみたい。

どうにも、そんな気持ちが生まれる。










子供時代、父親に連れられて。
沖へと向かった事はあった。


昨今、流行のカヤックなど、まだ見ぬ時代の話である。




たまに見かけるのは。
リョービか何かの、小さい、黄色いボートが僅か。
それ以外の 「マイボート」 は殆ど無かった。


今思えば、父は先見性に優れていたのだろうか。



おもむろにディスカウントショップに出向き。
安価だが、とても丈夫そうに見える、アキレスの四人乗りを買ってきたのである。
それは、ゴムボートであった。









親子ともども、何も知らないままに初の航海。

運良くも、越冬ギスの溜り場を発見する事が出来た。
「ヒジタタキ」 をこれでもかと!得る事が出来た。

我々のその姿を見て。
遊漁船たちがそこで釣りをさせたし、一艇、また一艇と同じ様な船が増えて行った。

私にとって、親父はヒーローであった。














とはいえ、自身はその釣りの度に船酔いする。
湖畔の様な海面でさえ酔った。
船は底なしの可能性を秘めていると思いつつも。
その辛さに、いつしか、同行する事も無くなっていったのであった。










三重、南紀での釣りをする中で。
度々、昔の記憶が甦る事はあったのだが。
やはり、その辛さを思い出してしまう。

有り難い事に。
磯渡しの 「渡船」 では何とか踏ん張っていられた。
磯へと渡してもらう為、幾度となく魅惑的な海へと出たが。
その度、あぁ、ここで竿を出してみたら面白いだろうなと思う事があった。








おそらく、そんな想いが、少しずつ積り重なって行ったのだろう。
沖でルアー釣りがしたい!
それが、急加速をして行く。


















自分なりに少しずつではあるが、オフショアでの釣りを調べてみた。

実際に経験する前の事であるから。
それは、全くのイメージでしかなかったのだけど。
少しずつ知る程に。
やりたいという気持ちが増す一方で。
とても、抵抗を感じるというのが 「素直」 な気持ちであった。










所謂、船頭に釣らせてもらうという感覚。
独りで陸を駆けずり回って、少しずつ、少しずつ、自分が釣れる魚を探して来たから。
船に乗っても、せめて、その様でいたいと思うのだった。




そこで、気持ちと、手段が闘う。
昔の親父の様に。
自身の船を手に入れ、沖にと出れればどんなにか幸せだろう。

悲しいかな。

今の私には、その様な財力は全くない。






調べ行くうちに。
レンタル船というものの存在を知った。

紐解けば、かなりメジャーな釣りであり、多くの方が楽しんでみえる様であった。
安堵したのも束の間の事。

目指す沖に向かう事の出来る、船外機がついた船を利用する為には。
船舶免許が必要と知った。


今、思えば、当たり前の事だろう。

それでも、無知な私は気付かなかったのである。






それを知った時の落胆ぷりは。
目の前が真っ暗になる程であった。
オーバーだが、全くの事実である。
















ある日、仲間たちとのライントークにてその話をした。

南紀で知り合った、KN氏が言う。


「僕、持っていますよ!」 っと。


それは、稲妻を見るかのごとく。
光明、否、地獄に差し延べられた 「蜘蛛の糸」 であった。


そして、その頃から。

沖釣りに向けての道具を揃え始めるのだった。













前置きが長くなったので、ここから先は簡潔に記したいと思う。

中古中心で揃えたものの。
かなりの散財をしてしまった。

なにはともあれ、一つの新しい釣りの局面が開かれる。



































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予想の水深は100メートル以上。

未体験の深さを求め、KN船頭に舵を向けてもらう。



っと、進行方向に海鳥の不穏な動き!!

ただ、座っているだけの私は。

いつもの目線でそれを追った。










静かに、地味に、潮のゆらぐその沖にてざわめきが見えた。


出る!


そう、予感して更に凝視する。
数秒後、ポップに弾ける様な飛沫が上がった。














まさかである!

おそらく、キャスティングは、まず無いのでは!?とタカをくくっていたのだ。

道具を揃いきれず、念の為に持って来た、レイジングブルは未だ竿袋の中である。



すぐさま、船頭にナブラの発生を伝えた。

おそらく、借りたのは俊敏なタイプの船ではなかったろう。
潮を見て、流れを計り、KN船頭が最短で近づく術を見出そうとする。
久しぶりの操船との事ではあったが。

何も分からない自身には、ただただ、感心するばかりであった。







僅かな時間で。
私にとって、絶好の間合い、タイミングを与えて下さった。





ショアで投げてきたそれより。
30mm ほど短い、お気に入りのルアーを出した。
結んだ先には、新しい、ジギングタックルがある。
スミスのデッドストックを安価で購入する事が叶った。



およそ、6フィートのその先にしっかと結んだ。


そして、いつもの様にフルキャストする!


間違いなのは、百も承知の事。

良いんだ。


僕の釣りはいつも、間違いからスタートしている。













2キャストの後、シュバッ!っとルアーが消し込んだ。

予想だにしなかった展開。












そうして、始まり。

一瞬にして、帰港の時間となったのである。





























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無我夢中で糸を垂れた。

分からない全てが、キラキラと音をたてて輝いて流れて行く。



魚探は、深いそこを明確に映し出す事はなかった。





KN氏と二人。


文字通り、糸を垂れて、それで魚を探して行く釣り。






一生懸命になって。

やりきった。






まだ、やっと、扉に手をかけたばかり。

この釣りも、いつかの日を夢みて。













終わりに。




自身の釣りを我慢して、船頭に徹して下さったKN氏。

船酔いへの対策を丁寧にお伝え下さったKYN氏。





素晴らしい釣りを有難うございました。








それでは





















確かめたくて。

2月3日深夜、4日の日記














有り難くも、情報を下さる方がみえる。

その方面が何故釣れているのか?
それが、自身にはよく分からない。



冬の条件を鑑みて。

風と真っ向から勝負すれば、何かはあるかも知れない。


荒れの基準は人それぞれだけど。

寒さ、冷たさがこたえる、その場こそが要であるのかも。



だとしても、自分にはが無い。

もし、それが必要だと、心から思う日が来れば。

行くかも知れないけど。




賑わっていても、そこは、僕の場所ではないんだ。

こちら側に住む以上、厳しくも、ホームで確かめないといけない。

渡り鳥の様に。


釣り歩けないじゃないか。
















だからこそ、こっち側で。


気になる条件を検証しに行った。



分岐流に期待して。



















深夜に着いたので、ちょっと、竿を出してみる。


メタルルアーを用いた、スローでのアプローチを試みた。






























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まぐれでしょう。

おうっ!となる引き。

嬉しいサイズの美味なる魚がヒットしてくれました。



後が続かず、諦めて眠ります。















あくる朝、向かったのは、懐かしい磯であった。
人を避け、シモリとブレイクがある場所へと立つ。

未明は烏賊を求め。

何も無く、日の出を迎えた。











青物狙いの釣りに移行して。


ダイナミックに、潮が動く頃に変化を見る!









見えるベイトの姿は極小であった。




シモリの際にて、ブスブスと煮え切らないボイルが起こる。






何の魚かは分からない。




だがしかし。

フィッシュイーターが居る事は間違いなかった。









やがて、ドウン、バシャ!!っと荒ぶる。












はたして、何の 「リズム」 でかは不明だ。



待たずにも。


また、待って、タイミングを見て。



投げた。













しかし、どうしても、喰わなかった。












悔しいが、別に良いのだ。






もしかしたら、魚が有るかもと。






ドキドキ、ワクワクしながら臨んだ海だったから。















魚が荒ぶっただけのその事でさえ。



とても、嬉しかった。














回遊の情報がある海にて。


自身の間合いにて、捕えた感覚ではないのだ。




ただ単に、私が情報とやらを知らないだけかも知れないけど。



どうかな!?






探しに行って、あると、嬉しいじゃない!?














喰わなかったけど。



どうしたら、喰わせられるのかなぁーって。






そこから、また、夢想が始まるんだ。











頑張ろうゼ!!




それでは













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