2015年04月

確かめに。

3月10日、11日の日記











とある 「データ」 を見て夢想が始まって行った。
それは、水揚げの情報に他ならないのだが。
気になる漁獲があった。
まだ、少し早いかもとは思っていたが。
沖にはもう充分な回遊がある様だ。
果たして、自身の読みでそれを捉える事が出来るか。
確かめたくて仕方がない。


とはいえ、今回も天気予報では荒れそうである。
行って、下りられずに途方に暮れるか。
意外にも全然なのか。
そこはやはり、私には行ってみなければ分からない。
ともかく、休みなのだし。
準備をして向かってみる。










出発が遅れ、車を停めた頃には空の色が変わって来た。
大急ぎで荷物をまとめ、小走りで磯への道を行く。
先端を目指す内にヘッドランプの灯りが見えた。
どうやら、お一人の方がいらっしゃる様だ。
ご挨拶をして、お近くで立たせて頂く。
とはいえ、波が高く、なかなか立てる場所が見つからない。
何とか立つ事が出来き、尚且つ、彼の釣りの邪魔をしない釣り座を探した。
それでも、磯際に立つ事は叶わなかった。
思う位置より、三歩ほど退いた場所からのキャストとなった。










投げれど、投げれど、魚からの反応は無かった。
数々のルアーを短いスパンで換えて行く。
おそらく、自身が得意とするパターンでは喰ってはこないだろう。
そう、予想していたのである。
故にあえて、苦手なパターンを実践して行った。
勿論、自身の攻めも織り交ぜてである。
しかし、そのどちらも魚信を捉える事は無い。


明るくなるほどに、海からはえもいわれぬ気配を感じる。

おそらく、そこに魚は居るのであろう。
居ても喰わない。
自身はそう感じていた。
いったい、どうすれば口を使わせれるのか!?

そんな事を考えながら続ける。
どこからか、鳥が飛来してきて。
物凄い群れを形成して行った。
そして、海面が激しく弾けて行く。

そう、ナブラである。































20150310_074128














こちらは、指を咥えながら撮影した一コマである。
携帯のカメラゆえ、魚の姿までは写せてはいないが。
物凄い飛沫であった。
読みは半分は当たった。
外れたのは、魚との距離である。
遠すぎてどうしようもない(笑)








おそらく、届く範囲にもウロウロしているに違いないが。
これが、どうしても出てはくれない。
近寄れとしばらく待ってみたのだが。
思う様にはならなかった。
波、風が一段と酷くなって来たので退却。
違う釣りをしながら、夕方のその時まで休む。










日が傾きだし、波風が少しばかり静かな方面へと向かった。
驚いた事に、日中に見たナブラは未だ広範囲で起きていた。

ここでは、キャストで届く範囲にも。
単発の大きなボイルが起きた。
しかし、眼下に映るベイトの姿は求めるものではなかった。
約2センチ、魚種は不明のマイクロ達である。
夕刻の陽を浴びて、それらがライズする。
悪いヤツらが、それをめがけて襲い掛かる。



何度かは投げ入れる事が出来たのだが。
反応させる事は叶わない。
私からすれば、ドンピシャの着水点、これ以上ないアクションを刻めたはず。
しかし、出ない!!








陽に沈むギリギリまでやって竿をたたんだ。
時折、強風に吹かれ。
雪が舞う。
岬の吹雪が我が心をも吹き抜けて行った。





その後、車まで戻り。
タックルを持ち換えて、再び先程の場所へと戻る。
どうしても、やっておきたい釣りがあった。
雪交じりの強風の中。
三時間、歯を食いしばって集中した。
風とウネリで何をやっているか分からない事が殆ど。
それでも、耐えに耐えて竿を出し続けた。
体温が下がりきり、もう我慢できないとダウン。
震えながら床に就いた。











翌朝、昨日の朝と同じ磯へと下りてみた。

しばらく粘ったが、どうしても反応を見る事は無かった。
知らないが、情報でも出ているのだろう。
沢山の人がやって来た。

この日、沖にはナブラは無い。

沖にある磯の際にて。
目立たぬボイルが先程からいくつかある。
おそらく、沖に見たナブラの被害者ではない。
どちらかといえば、夕方にライズしていた種類かと思う。

目に見える範囲には浮いてはいないけれど。
良い潮がある、お気に入りの場所には集っているのだろう。
私が分かる位だから、魚達はそんなものお見通しなのだ。
再び、群れが固まったのを待ち。
時を見て襲う。
もちろん、ピンポイントで撃ったけど。
反応は無かった。
自身には難しすぎる。



























20150311_095243




























磯から上がり、傷心の私を癒してくれた子です。
不思議とよくアタリました。





























20150311_113931
















数杯の嬉しい釣果に満足。
苦しかった二日間でしたが、気持ちの良い釣りで納める事が出来ました。


微細な気配を感じ、アタリへと振り向かせる。
触れば、それを抱かせ。
しっかりと掛けて行く。



ここ、最近、それが気持ちよくて仕方がない。



はたして、癒しの釣りなのか。

これが、本命なのか。




今は素直にその気持ちに。
身を任せたいと思う。






それでは












荒れると分かっていても。

3月3日、4日の日記













今週も連休をもらえた。

なら、泊りで海に行きたい。






予報では荒れそうで。

きっと、未熟な私では思う様に釣れそうにない。
しかし、分かっていても。
やっぱり、潮風に吹かれたくなる。






行って、海を見て、その風が気持ちいい。

マンネリで忙しい、生きる為の現実を少しだけ忘れさせてくれる。

生命の洗濯に今宵も向かおう。














初日の真夜中、下りたのは好きな磯であった。

まず、夢に見たのは赤系である。
陽が昇ってからの釣りは、何か発見があればラッキーかな!?って程度。
二つの道具を持って向かった。
































20150303_084015
















数時間、磯で竿を振りましたが。
何にも起きなかったです。



ほど近い、堤防に移動して。
好みの烏賊を狙ってみる事にしました。

しかし、いくらやっても。
この朝、本命からのコンタクトを感じません。


























20150303_084020




























時期的なものでしょうか!?
小型のタコだけは元気でした。


その後、再び磯には下りずにブラブラ~


予報通り、海はだんだんと時化てきます。
ライトゲームも難しくなり、釣りを止めてゆっくりと過ごしました。

















私の持つ予報によると。

明日は 「嫌な方角の」 強い風。
波高は約、4メートルといった感じ。
おそらく、好きな磯はどこも無理だろう。





疲れているし、たまには、家でゆっくりと過ごすか?




夜中にこちらを出るならば、早朝には家へと帰れる。
釣りばかりではなく、他にしたい事もそれなりにはある。







迷ったのは事実。

でも、こんな日だからこそ、生きる磯があるとも思うのだった。





がむしゃらだった、あの頃。

竿を出したい一心で巡った磯の数々。

今だからこそ、辛く、怖かった日々が輝いて甦る。






























20150304_061845



















おそらく、魚はやって来る。

ともかく、明るくなるまでは高台にて身動きしない。
恐怖が薄れ、こころにゆとりが生まれるまでは決めない。

それが、私のセオリー。
極めて、慎重に釣り座を選んだ。



































20150304_072742
















きっと、回遊は遅いだろう。
それが、自身の読みであった。



見えるベイトは居ない!
ルアーに驚いて、飛び跳ねるマイクロさえ姿は無い。
だけどきっと、ヤツらは探しに来るのではないか!?
ただ、それだけの期待に賭けた。







この日、引けるルアーは僅かに一つだけ。

もう、アピールだとか、アクションだとかは言っていられないのだ!
ともかく、なんとか、ちゃんと泳ぎ切ること。
それを、最重要視した。





結果、反応した影が二つ。
嬉しくも、僅かな魚が自身のルアーを追ってくれた。
手癖にて掛け、無理を承知でクレーンの様に巻き寄せた。









久々の青物はとても嬉しかった。

無駄に思える過去の記憶たちが。

それをもたらしてくれたのだ。



























20150304_111818
















昨日、まったくだった狙いの方も。
幾分かの反応を見た。
嬉しい釣果に満足して納竿。




南紀特急の窓から見える日常を噛みしめ。

帰宅の途につくのであった。









それでは
























日常的な釣り

2月24日、25日の日記














自身の中でですが。
釣行地について、際限を定めています。
あそこより向こうは。
たとえ、釣れていても、行かないでおこうと。

狭い狭い、フィールドでも。
全く海が分かっていない自分。
おそらく、行動範囲を広げるほどに。
釣果情報に依存してしまうだろうと思うのです。

磯青物に限らず。
その時々、狙ってみたい魚があります。
持てる道具を全て積み込み。
現地で海を感じて、それに合わせようと頑張る。
そんな、自由でいて、難しい試みに熱くなってしまいます。


海況が分からないからこそ。
自分で見に行く。
楽しい楽しい、自身の日課なのです。































20150224_073711















初日の朝はこの磯へ。
私のアプローチでは魚の気配を感じる事はありませんでした。
眩しい朝の陽が気持ち良い。


























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新調したパーツを組んだそれを撮影しました。
それほど、どうにもならない感じでした。




























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しっかりした睡眠の後、あまり立たない磯へと向かいました。
写真だと静かに見えますが、強風と速い潮流にビビリます。
時折、波が磯を洗うので、滑って踏ん張る事も出来ません。
やれる限りの事を試しましたが、反応を見る事は叶いませんでした。





























20150224_195022
















夕食を済ませ、ゆっくりと休憩してから漁港で竿を出しました。
ここに来て、もう、何年も経ちましたが。
日中、凄い光景を見るのでした。
尺をゆうに超える、メバルが楽しそうに浮いているのです。
少し巡っただけで、10匹ほどの個体を確認しました。
しかし、ルアーに反応はしない。

陽が落ちれば、もしかしたら?とチャレンジしましたが。
見える範囲にその姿はありませんでした。
いったい、どこへ消えてしまったのでしょうか!?


珍しく、風も微風で。
気温も比較的に安定している。
アリかな!?っと思い、久々に烏賊を狙いたくなりました。
しかし、車内を探して唖然・・・。
エギのケースごと家に置いてきてしまったのです。
あるのは、いつからか床に落ちていたエギが僅かに一つ。
それも、変化球的なモデル。


本当、手先の違いだけで奮闘しました。
合わせて行くのに必死です。
























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美味しそうなケンサキも釣れてムフフです!
難しかったので、時間を忘れて竿を出してしまいました。
気が付けば真夜中。
なんだか、あくる朝に起きれる気がしません。

































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やはり、6時を回った頃にしか起きられませんでした。
特に、強い想いがあるわけでもないので。
磯には下りませんでした。

夜に一生懸命になった場所も何もなく。
ぼーっとしていて、ふいに思い出しました。

私の大好きな烏賊があるかも知れないと。
そう思えば、すぐ、そこに向かいます。
時合なんて気にしない(笑)
やっていれば、そのうち、彼らのお気に召す時は来るのですから。




画像にもあります様に。

自身は大の 「カミナリ」 好きです。


思う場所にて。
こうかな!?っと思ったアプローチにパチッと出る。


たまりません!!



























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いつか、考えていたメソッドで。
嬉しい、嬉しい、追加がありました。
シャッターも連写モードです(笑)

私の中では、とても、繊細な竿捌きを用いましたので。
自己満足度はマックスとなりました。

やったね~!!



















20150225_190653
















帰宅途中にアジ場所へ。
極寒の中、小さくアタッたのは真冬の救世主さまでした。
速攻でシャッターを押して逃がしました。














釣行地の様々な海へと立ち。
出来る限りの釣りをしてみる。


本当に楽しいです。











それでは
















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