2015年06月

勘違い

4月29日の日記










急に休みとなったので、明日の釣行を考えていました。
自身のデータでは、釣れる気がしない感じ。
おそらく、ここ数回の厳しさがそれに輪をかけているのでしょう。
休みも一日だけしかないし、南紀まで行くのはしんどいな。
それが、正直な気持ちでした。



ただ、家でゴロゴロ過ごすのもアレなので。
釣りには行こうと思いました。
最近、気になっているアオリの調査です。












この日は祝日か何か。
やたらと人が多かった。
良さそうな場所はどこも車の山である。
一か所、出来そうな広い場所があったので行ってみる。
とはいえ、餌木、ヤエンの方々が並んでいた。
近くの方に了解を頂き立たせてもらう。


まぁ、どうだろう。
餌木の人間は惨敗であった。
アジを投げる方々には好反応であった。
あちらでも、こちらでも、竿が曲がる。
粘ってみるが、全くもって何も無い。
仕方なしにランガンをしてみる。










二、三か所まわったが、どこも似た様な状況であった。
餌木にとって。
いくら厳しくても、こう何も無いのは不思議である。
さすがに痺れて来て、大きく潮が動く場所へと向かった。
はたして、親イカが集う場所ではないかもだけど。
離れすぎている訳ではない。
本格的な行動を前に。
沖から来た新しい群れが、捕食や準備に訪れやしないかと思った。



二、三投して、ふいに後を着いてくる黄土色の影を見た。
紛れもなく、アオリイカの様である。
しかし、いかんともしがたいサイズであった。
それは、まるで九月初旬の様相だ。
コロッケ、トンカツ小、俗に言うアレである。
うーん、いったい、いつに産まれた子なのだろう・・・。
その子たちに弄ばれながら、しばしの癒しを堪能する。
やはり、チェイスなどが見られる方が。
精神衛生上良い。










夕方はどこに入ろうかと悩んだが。
もう、ヒトは御免だと思った。
釣れなくとも良いから、美しい海辺でホッと独りキャスティングがしたい。
そんな気持ちであった。


もう、何年も行っていない方面へとハンドルを向ける。
辿り着くと、全く釣り人は居ない様子であった。
もしや、やはり、釣り禁止となったのか!?

港には大勢の地元の方がいらっしゃった。
漁業関係の方々も多い様に見える。
その中でも、ひと際、迫力のある男性に声をかけてみた。
あちらの方面で釣りをさせて頂きたいのですがと。



彼は構わんと即答された。
そして、何狙いかを聞き、幾つかの情報まで親切に教えて下さった。

「やるなら、粘って釣りきったれ!!」


有り難いはっぱのお言葉である。










日没までの約三時間を。
気持ちの限りに投げきった。
途中、先輩からのお電話が鳴った。
それは、私の行こうかと思っていた磯で。
知人が良い魚を獲り、ヤバい奴にブレイクさせられたというお話であった。
詳しく聞かせて頂く内に、あまりの内容に竿を落としてしまいそうになった。
掛け値なしに、それ程の密度であった。











全くの読み違いである!

勘違い、そして、積み重なる澱による固定観念。



後悔しても遅い。









そして、夕マズメの烏賊も撃沈。
丸一日、駆けずり回って、まったく釣れなかった。









帰りの道中は上の空で。
イライラだけが唯一の記憶である。









それでは











春イカ探し

4月24日の日記








大幅に更新が遅れております。
面倒ですが、振り返る時があればと。
今更ですが書きます。















何かと忙しく、出発が出来たのは昼前であった。
比較的に近場の親烏賊を探してみたい。
途中の高速では確か、大きな事故があったと思う。
数珠つなぎの渋滞に車は動かない。
やっとの事で抜けて、買い出しをして海へと着いたのは13時頃だったろうか。
やけに暑い日であり、歩き出してすぐに長袖を脱いだ。
Tシャツ一枚でもまだ暑い位である。
ともかく、どこで烏賊に会えるかが分からないので。
まずは気になる磯に入ってみる。

























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初めての場所で勝手が分からなかった。
はたして、烏賊はそこに居るのだろうか?
他に釣人もおらず、まぁ、やってみるしかない。














二時間近くやってはみたが、手がかりを得る事は出来なかった。
少し移動して、ヤエンの方がちらほらと見える方面へと行ってみる。
しかし、どうにも水深がありすぎて。
自身の思う、春の釣りがやれそうにない。
マズメの回遊狙い!?
私的にはそんな印象であった。
かなり癖のあるヤエン師が来て、やたらと他を勧めてくれる。
聞けば、あと、三人来るからって。
言われなくとも、移動しますよってね。

























少し車を走らせてみた。
色々と教えて下さる、同市にお住まいのK氏のアドバイスを思い出す。
「良い時期になれば、沢山の方がおみえになりますよ。」
そんな、場所に向かってみる事とした。
ポイントに着くと、お一人、餌木をされてみえる。
快く、隣へと立たせて下さった。
有り難い。




その彼の目の前、藻の切れ目に。
どうやら、雄、雌、それと小さいオスが姿を現した様だった。
あまりの雄の大きさに興奮している彼。
手招きされるので見てみると。
あぁ、余裕で2キロはある。


彼はそのグループに果敢にアプローチ。
自身は藻の穴狙いで遠投。
気忙しく、ねっとりと狙う事が出来ないでいた。
何故か?
夕方より、他の釣りに誘って頂いていたから。
いつも、お世話になっています、W氏から沖釣りのお話を頂いていたのだった。
もう、興味深々である!!
何とか烏賊からのコンタクトを得て。
気持ち良く移動したい。





ゆえに、穴狙いをした。
フリーで落とし込んで、底付近にて魅せる。
多彩なジャークを持っていない自身には。
他に選択肢が無いのもあった。
女の子に声をかける。
まぁ、いつも通りである。



























20150424_164934 (2)
















やったね!!


超が何個も付くほどに嬉しかったです。
触ったであろう、あの、僅かな違和感がたまらん!
女の子のソフトタッチが大好きです。










先行の方も。
この釣果にとても喜んで下さった。
それが、何より嬉しかった。
聞けばこの方、地元のアングラーであられるそう。
他所から来た自身にも。
とても、親切にして下さった。
出来るだけの感謝を込め、釣り場を後にするのだった。
目指すは港である。
















途中、大型の薬局に駆け込んだ。
船イコール、船酔いの自分である。
もう、酔い止めをガブ飲みである。
ちょっとお腹もオカシイが、トイレットにピットインしている間は無い。
ともかく、現場へと急いだ。














実はこの私。
烏賊しか考えていなかったものだから。
今宵の道具は持って来ていなかった。
狙いは。
沖のアジである。
そんな私に。
W氏は道具までもお貸し下さった。
とても繊細なタックルであり、申し訳ない気持ちで一杯だった。
船頭はO氏。
以前、ショアでご一緒下さり。
とても、親切にして下さった紳士である。
再びお会いできて嬉しかった。
しかし、感動に浸っている間は無い。
時合いはもうすぐだという。
船酔いに対する大きな緊張を胸に。
船は沖へと滑り出して行った。

















あまりに濃い釣りであったので。
手短に書こう。
まずはボトム狙い。
慣れない船、その水深にどうして良いか分からない。
何か触った様だけど・・・。
どうして良いか分からなかった。
向こう合わせで何かが掛かったが。
すぐに外れてしまう。
必死になっていると、お二人は大きなアジを手にされた。
自身もやっとの思いで。
掛かったそれを巻き上げてくる。
まぁ、当然なのかもしれない。
掛けていないから、ことごとく外れた。
ランディングしても、跳ねて海へと帰って行った。
まったく、何をやっているか分からない。










時が経ち、アジの行動が変貌して行った。
そうして、やっと、自分なりの釣りが叶う。
やっと、やっとの想いで握った魚に安堵した。
先程の時合いと比べれば。
大幅にサイズは落ちている。
それでも、ショアからは大満足の大きさだ。
何より、やっと、釣れたのが嬉しくて仕方がない。
本当、夢中になってキャストした。
なかなか魚に出会えず、悶々としている心が晴れて行く様であった。

























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帰港後に撮りました。
最高でした。







苦戦、苦悩している私に。
先輩は素晴らしい機会を下さいました。





誠に有難うございました。















それでは













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