2016年 5月25日、26日の日記






夜の磯で狙ってみたい。
そんな、欲求が膨らんではいたものの。
なかなか、一人では動けなかった。
夜の海が自分は怖いのである。
とにもかくにも、心霊系が怖い。


思い悩んでいた頃、KN氏も釣りにいかれるとの事であった。
怖いので、ご一緒してくれませんか。
快くご返事下さり、この日の釣りが叶った次第である。






残念ながら、当日は雨であった。
波も出てきている感じなので。
安全面の方でも気をつけなければならない。
本当は夜を通して狙ってみたかったのだけど。
しとしとと降る雨は肌寒かった。
まだ、明るい頃から入り、ほどほどの時間まで・・・。
持っていくエサは三種。
タックルも狙う魚ごとに二つを用意する。
荷物がとても重い為、今回は最小限、エサも道具も控えておいた。






















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そんなこんなで、17時頃にセットが完了した。
暗くなるまで、まだ、少しあるなと。
楽な気持ちで第一投を底に置いたのだけど。
それは、こちら側の勝手な都合であったのだ。
予想に反し、しょっぱなから海に向けて竿が絞り込まれる。
油断していて、反応が遅れた為に。
竿に手を伸ばそうとした頃には、魚はエサを離してしまった様であった。
ガチャン!!っという音と共に跳ね返った竿がグワングワンと揺れた。

二投目もなにやらアタリが出る。
こちらの釣りでは、30センチほどのトビウオとムロアジを用意して来た。
アタリが止まり、仕掛けを上げると。
素針である。
まったく、きれいにエサだけが無かった。
ワイヤーの曲がりや結び、キンクは無い。
そのサイズのエサをきれいさっぱり、素早くかすめ盗るヤツがいる。









日没を迎え、しばし、何のアタリも無くなってしまう。
何かの切り替わりの時間でもあるかの様に。
驚くほど、サッパリと反応が消えるのだ。
そして、しばらくして、強烈な舞い込みがやってくる。
今度は掛けた。
否、かろうじてと言えようか。
海底よりずいぶんと上げて来て、海面が近づくとヤツは強烈に抵抗した。
そこで、ふっと何もなくなってしまったのである。
バラシであった。


まだ、早合わせの癖が抜けていないのだろうか。
竿が刺さり、もう良いか、もう良いかと我慢しながら待って合わせたはずなのに。
それでも、簡単にバレて行くのである。
気を取り直し、エサを打ち返した。
三度目の正直、完全に竿は刺さり、ピトンは今にも飛んでしまいそう。
やっと、やっとの事で海面に浮かせる。

























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姿を見てガックリであった。
今夜のエサ盗りはウツボではなかった。
この、サメ達であった。
せっかくだしと、KN氏がシャッターを切って下さった。
意外に嬉しそうなRockbeachである。



その後はもう、まさに沸いているという感じ。
クエ竿にもけっこう当たってくるし。
狙いの違う、ルアーロッドでの釣りの方にもよく掛かった。
そちらは、小イカの丸掛けである。
生エサならば何でも良いのか!?
闇夜の強いファイトは怖いのだけど。
何本と上げてはリリースを繰り返す内に。
それなりに慣れて、余裕も出てきたのであった。
他の魚は一切なし。





次の日は久々の磯に。
午後からルアーで下りたのだけど。
青物はいた様であったが。
反応させる事は出来なかった。






この日より、もうすぐ一年の今ではあるが。
もちろん、今も夜釣りが怖くて躊躇している。
行きたいんだけどなぁ。







それでは