懲りもせず南紀へ。
熱があり背中や節々が痛かったが、その日をのがすといつ行けるか分からないから無理して出発。

今回、夜の釣りの思惑もあったので、気になるポイントもチェックしながらゆっくりと串本入りしました。
しかし、今回はかなり寒い…。
漁港ではアジがライズしてたのでアオリを狙う。しかしまったく反応なし。
とりあえず明るくなるまで仮眠する。

起きたら更に寒気がし頭が痛かった。コンビニでサンドイッチを書い、更に進む事に。しかしこのサンドイッチがヤバかった。
食べてすぐに猛烈な便意。凄い腹痛。しかし、周りにはまったくトイレが無い。しかたなく山に車をつっこみ、急な斜面にしゃがみヨウヲタス。
ここで何といるはずもない人に遭遇!!
ジジイに見られる・・・ジジイは変態なのかずっと見てくる! 散歩中の犬の気持ちが分かったゼ! 変態め。
う〇こしてんのは一目瞭然やろ!!
 
どうにもお腹が痛いのがなおらない。道の駅にて再度、緊急ピットイン。
ともかく、全身がギシギシと痛み、内臓もおかしいので気合が薄れてくる。
しかし休日アングラー、そんな事で時間を無駄には出来ない。
目標の地磯は南紀でも屈指の一級ポイントという評判。
道路から全景を見る。弱りきった体でかなり迷ったが、ゆっくりと行く事にした。勿論、バッカンにはトイレットペーパーをしっかり入れて。 
山道を下るが相当に急である。かなり段差のある階段って感じだ。
海岸におりてから岩山をはって行く。途中、落差がある場所では両手でロープを使い降りる場面もある。感覚的には最南端の3倍は疲れた。

この日は地磯も沖磯も満員御礼だったが、不思議と一級ポイントの先端が空いていた。ラッキー!
しかし…残念ながら海はひたすら凪いている。
天気予報を見る限りでは、そこそこ荒れる予定だったのだが・・・。
やはり現場に行かないと分からないものである。
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ポイントに立つと思ったより広かった。
また、意外と足場も良く、今まで行った場所に比べ非常にやりやすかった。早速、荷物を置きタックルを準備する。
潮目がわずかにあり。分刻みでその潮目も変化して行く。
ウワサでは相当潮が速いとの事であったが、当日は別段動かなかった。
朝の内は潮目も近くにあったが、まったく反応はない。
カモメがちょくちょく、何かツイバム程度である。

目視で確認できるベイトはゼロ!! 途中の漁港ではキビナゴだかがかなり群れていて期待したんだが…。
結局、トップ、ミノー、ジギングと4時間ちかく粘りたおしたが、まったくボイルすら無く終了となった。また一つポイントを開拓した満足感だけであった。
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もくもくとキャスティングマシーンになりながら考えていた。
磯で釣れる時、自分の場合はだいたい荒れていた。
かならずサラシなり強い流れなどがある。
やはり凪では魚はあまりいないのか?

また、回遊しながら突っ込んでくる青物に関しては、やはり突っ込んでくる理由が必要だろう…。
分かりやすい理由、それは餌のベイトであるはず…。やはりベイト中心にポイントを選ぶべきなのか…
などなど、様々な疑問が頭をまわっていた。

目に見えない宙層、底のベイトは確認しようがない。ましてや、どうやら回遊魚と言われる青物も、決まったポイント、例えば沈み根など周辺に居着くという事もあるらしい。
マグロやカツオと違い、けっこう決まった場所に住む奴らもいる様子なのだ…。
南紀にショアから届く範囲でそんな居着く様な場所があるかは分からない。
そうすると、やはり確実なのはベイトに突っ込む奴を待つしかないのか…。

魚がいないならまったく釣りにならない。いても口を使わないのはまた次のステップだ。この魚探しが本当に難しい。
よくない時なら、いくら一級ポイントであっても、まったくカスリもしない事もあるだろう。

潮、水温、天候、風、波、ベイト、もうあまりに予想するものが多過ぎる。
これは毎回、経験と合わせて探って行くしかない。
大変で辛いんだが、今年のテーマ通り、ドップリとこの難しい課題にハマってるんだからヨシとしよう。
アングラーの数だけ、自分の理論があるだろう。
自分はまだ構築されてはいないが、運だけではない何か条件があると思う。 通って行くしかなさそうだ。