4月13日の日記

四月に入り、仕事での三月のツケが怒涛のごとくまわってきている。
当然、車を売ったら完璧にお納車しないとなりません
仕事と趣味の両立にひたすら睡眠時間を削る毎日なRockBeachです。

とある方の釣行予定日が、自分のいつもの釣行曜日と重なりました。
普段、ほとんど単独で行っているので久々に同行出来ると思い喜んでおりますと・・・。
何と! あろう事か、年に一回の全社会議で名古屋に行く事になったのです。忙しくてすっかり忘れてました

昨年度は自分なりではありますが、仕事も釣りもよく頑張ってきました。
何か会議では一応、表彰されるみたいで嬉しいのですが・・・。
やっぱ釣り行きたいなあ・・・。

そんな事で、急遽、休み予定が変更になった。
仕事はドッサリ、おまけに大雨!
結局、夜中までかかり、帰宅した頃には疲れきってました。
今日はアカンわ・・・行く気力あらへん
しかし・・・次の休み予定も休日出勤しなければいけない。

雨もどしゃぶりで、とにかく寝ることにしました。
朝6時起床・・・当然、朝マズメには間に合いません。
夜中でも南紀までは2時間半ほど必要です・・・。
このままグウタラ過ごすか!?

いーえ、やっぱり行く事にしました
メラメラ燃えてはいませんが、こんな時こその修行があるはず!
色々と試してみたい事もあるし、出来ないアクションも練習したい。
近所の池や海でも出来るんですが・・・。
やっぱりネエ ISOに行きたいしネ

急ぎでタックルを準備し、新しく買ったジグとルアーにフックを装着して行きます。デタラメなノットも大急ぎで結びます。
本日の南紀特急は安全運転。
軽トラの30キロ走行にも我慢し・・・一路青い海を目指します。

荷坂峠を過ぎたあたりで紀伊長島の海が見えてくるのですが・・・。
うまく表現できませんが、何とも不気味な感じに見えます。
海が暗く・・・何か鉛色をしている。
そして・・・モワモワと大きくウネッている様に見えます。
岸際では・・・乳白色の緑色をしています。
前日の雨の影響でしょう。

今日は時間が無いので南紀には行きません。
久々に地元!?の三重で修行する事にしました。
車を走らせながら様子を見て行きます。
川が近くにある場所はもう、とんでもないニゴリです。
少し沖に目を向けますと・・・。
真っ白な泡の帯が何本も立つほどに海は荒れています。
岬の先端では凄い白波が立ち、サラシというよりは、ただただ真っ白になっている状態でした。
これは! 磯に立つのであれば本当に気をつけないといけない・・・。
覚悟しながら向かうのでした。

今回は初めての場所に行ってみます。
荷物も最小限にまとめ、安全対策も万全にして山に入ります。
雨あがりの山中はどこもジトジトと湿ってます。
自分にとって、恐怖の大魔王である山ヒルが・・・いかにも出そうな感じがするのでダッシュで向かいます。
ダッシュする・・・しんどい・・・ゼエゼエいう・・・汗が噴き出る!
最低の悪循環です。

しばらくすると、やっと波の音が聞こえてきました
濡れた落ち葉でスリップしながら降りていきますと!!
なんとワイルドな景色でしょう




P1000331
チラっと(笑)



やっぱり波、ウネリは少々激しすぎます。




P1000334
しばらく観察しますと・・・
時折デカイ波がやって来てすごい場所まで波が這い上がってきます。


安全第一です!
良い場所に投げれる立ち位置はありません(笑)
かなり高い位置から大好きな145SLD-Sを投げてみますが・・・。
まったく潜ってもくれませんでした


念には念を入れ、一番奥の高い場所に入ります。
遠投しないと全然届きません!
今日、修行してみたかったトッププラグからやってみます。
最近、やっとウエダのGT、ソルティガの4500に慣れて長時間ヤレる様になってきましたので、今回はあえて更に重いので頑張ります。
特にトップのプラッキングは激しくロッドを動かす自分ですから、数投すると腕が悲鳴を上げてきます(笑)
最初のころはもっと軽いショアジギ竿でもヒーヒー言ってましたわ。
人間、やればきっと慣れます!!

しかし・・・どうにも思う様にルアーが動いてくれません。
立っている所が高すぎるのもあると思うのですが・・・。
リーダーがフロロの80lbsだからでしょうか
次回はナイロンも試してみる必要アリかな。
続いてはジギングの練習をしてみます。

そんなに深くはないので、あまり風もない本日は110グラムですとすぐに着底します。それよりも、今日はアクションの修行です!
まずはシャクリ・・・嘘!? 何この軽さ???
潮がきいてない、また水深が浅い、とてもそれだけではない軽さを感じました。
普段はソルティガ4500のハイギヤを使用しています。
しかしこのハイギヤ、普通の4500に比べると明らかにハンドルの回転が重いのですね。
それもあり、ワンサイズ大きいリール選びにはけっこう悩みました。
スプールも大きいですから、一巻きあたりのルアーの移動量も4000番台に比べると大きいです。
まあ、死に物狂いで逃げまどうベイトのスピードにはとうていかないませんが、5000番以上のハイギヤですと、自分の腕では喰わせの間を作りにくいかと・・・。
また、ソルティガシリーズの強固な耐水性シール材の抵抗もバカにならん重さであると考えまして・・・。
結局、6500EXPを選んだのです。

まず、リールの回転が軽い。
そして・・・やはりロッド自体が持つパワー感が違うと感じました。
素人でタックルおたくでもない自分の結論としては、ことジギングにおいては、クソ重たいタックルになっても、逆に非常に軽くシャクれるゾ!!って感じでした。
けっこう色々なリズムでシャクレたので、また今度頑張ってみるつもりです。


しばらくすると明らかに沖からの風が増してきました。
また、どうやら潮も満ちてきた感じです。
時折、大きなウネリをともなって結構な高さの波がアップダウンして沖からさしてきます。
ヤバいな・・・。
更に少し高い場所に移動しました。
しばし釣りに夢中になりながらも、遠目に沖の波を見ていますと・・・。
明らかにヤバすぎる奴がやってきました。
リールをフリーにしながら逃げます!
更に少し高い場所に置いてあった荷物、ルアー、ジグが入ったケースの場所まで走りながら来ました・・・。

どっばああああー!!!
さすがに直撃こそありませんが、凄い勢いで波が這い上がってきました。
みるみる内に・・・あり得ないと思ってた高い場所まで波が来ます。
とっさにまずバッカン、そして数個のプラグをつかみましたが・・・。
100グラム程のジグが約20本入ったケースが・・・。
ズシリと重さを感じる、約2キロの小さいケースが・・・。
跡形もなく消えていました。水際までは25メートルはあるのに・・・。

今回、命に比べれば安い安い損害ではあります。
数度、本当に怖い経験をしてからというもの・・・。
十二分のマージンをとる様にしていたつもりです。
足元にも、頭にも当然に水飛沫すらあびない場所・・・。
それでも時折来るんです。


最近、南紀に行くと、そのエントリーのしやすさか、雑誌などの影響でしょうか・・・。
ライフジャケットはおろか、グローブ無し、おまけにスニーカーといった軽装でけっこうな磯に立ってる人達を見る事が多いんです。
釣りは自己責任で!とはいいますが・・・。
大事にいたらなかったとしても、心配して帰りを待ってる方がいるはず。
私自身がまさに初心者ではありますが、どうぞ皆さんも安全対策だけは万全に無理をしないで楽しく釣りをして頂けたらと思います。
生意気申しましてすみません。