6月9日の日記


最近、釣りにかかわる事で色々と考え悩む日々でした。
釣れないからではないですよ
普段、お世話になっている方々にも一部、愚痴を漏らしてはご迷惑をおかけしていました。まことにすみません。
同じ悩むのならやはり海に行って考えようと今回も南紀に向かいました。
金銭的にも今はチョッと苦しいのでチープな旅となります。


前回の釣りで愛機のソルティガZ4500Hを壊し、ただいま修理中なので今回はタックルにも悩みました。
いつものGTの竿に合うリールが無いわけではありませんが、どうにも古くゴロンゴロンして使いにくい・・・。一応、メンテはしてはみたのですが、やっぱり不安なので場違いなコイツで行ってみる事にします。



P1000077
人気のMCワークスです。
2って!!(爆)
1が無かったのです
タックルも見せて欲しいとリクエスト頂いたので、今回は写真を貼り付けてみました。



リールはこいつです。

P1000483
ダイワ ソルティガZ6500EXP
主に深場でのジギングに使用しています。
メインラインはPE5号、リーダーはナイロンの100ポンドを結んでいます。
小型のプラグを使用する最近の釣りではかなりバランスが悪いでしょう。
しかし巻き替える軍資金が今はツライのでこれで行きます。



今回は入ってみたい磯があったのですが、よく分かりませんがどうにも海況と天候の条件が悪いかもと断念しました。
第二候補の磯も入る際の潮の高さ、風向きなどの理由で断念。
よって、ここ最近通っています場所に行ってみました。

現場に到着すると駐車場からも大きな波の音が聞こえてきます。
今日は波も高いしほぼ満潮時に入るかたちとなる。
いつもにも増して、入念に安全装備を整えて向かいました。
何度も来ている場所なのですが、今回は初めてのポイントに立ってみようと思いました。
真っ暗な中をカンをたよりに進んで行く。
途中、潮位が高く波を被る場面もありましたがタイミングを見計らって無事に越えていきました。

ポイントに到着すると早くもお二人の方がみえました。
ご挨拶をすると快く隣に入れて頂けるとの事で、今回もまたお言葉に甘えさせて頂きました。有難うございます!
だんだんと東の空がうす紫色に明るくなってきました。
スタートまでもう少し・・・。期待と興奮で胃が気持ち悪くなってきました今回も短期決戦の勝負となるかもしれません。
日によっては二度、三度とジアイが来る時もある様ですが期待はしません。今日のルアーのローテーションは最小限のつもり。
数個だけライジャケのポケットのケースに厳選し入れました。
本当はジアイのあとのもう一つのタイミングを狙っています(笑)

先行者さまがキャストを始められたので自分も続きました。
まだよく海面が見えないため、竿先に伝わる水の抵抗をたよりにアクションをさせて行きます。
しかし・・・波とウネリが強く、また自分の立ち位置からは流れも複雑となり思う様にルアーがアクションしてくれません。
サーフの釣りでもそうですが、磯では特にこういった状況に左右されると思います。それが難しいのです。
苦労しながらも丁寧にアクションさせて行くとすぐにヒットしました!
しかしこの動き・・・またやってしまったのダツ
しかもスレでかかっている様子で暴れています。
ダツのサイズは前回と同じくらいに見えますが、さすがヘビータックルですね! ただ巻くだけで暴れる奴を軽々と巻きよせてきます。
なるべく傷つけない様にフックを外して素早くリリースして復帰しました。

どんどん人が増えて行きポイントは満員となってきました。
気がつけば隣の磯にも人がみえました。
小雨、強風、シケと皆さん期待してみえたのでしょう・・・。
しかしいつまでたっても誰の竿も曲がりません。
激しいアクションを繰り返しているので少し疲れてきました。
ミノーに交換してみます。



P1000486
最近、いつも安定して泳いでくれるミノーを探していてこれを見つけました。有名なK-TENのルアーです。
自重がしっかりとあり、今回の様なヘビータックルでもけっこう飛びます。



しかし今回の海はこのルアーをもってしてもダメでした。
風向き、流れなどを考えて投げたのですがまったく泳いでいる抵抗感が伝わってきません。
打ち寄せる波のパワーが強いのでしょう・・・。
かなりの速度でリーリングしているにも関わらず、波より少しはやくルアーを泳がせる事も難しいのです。
私の腕ではもっとハイギヤのリールの必要を感じました。
近々、秘蔵のアレを用意しようと決めました。


誰も反応が無い状況で一人、また一人と休憩のために戦線を離れて行きます。さすがにつらい。
本当に日によってムラがある様です。
よく分かりませんが風が影響しているのかなと思いました。
結局、四時間ほどキャストしましたが移動する事にしました。
粘れば回遊があるのかもしれませんでしたが、今回は他の釣りをどうしてもやっておきたかったのです。



自分の中でどうしても確認したいことがありました。何も特別な釣りではありません・・・。
それは私の原点の釣り、ランガンしながらのライトゲームなのです。
ボウズ逃れという訳ではありませんよ!

状況を見ながら様々な漁港をのぞいてみます。
まずはこの釣り。



P1000476
エギングです。約200グラムくらい!?
順に原点に帰ります・・・。


次の場所では小魚の小さいボイルがありました。
まずは5センチほどのミノーをキャスト。
すると追ってはきますが口を使いません。
追ってきたのは小さなカマスでした。
次にマイクロジグを投げるとバイトはあります。しかしツツクだけ。
様々な引き出しを開け色々なパターンを試してみると無茶苦茶ヒットするパターンがみつかりました!
しばし爆釣します。カマスはモタモタしてると弱ってしまうので写真はナシ。
全て海にかえします。



ふいに最少記録となるこの子がきました。
P1000478
さすがエソ。歯は鋭かった
元気に泳いでいきました。



以前は反応が悪いと諦めていましたが、様々なパターンを試し、その日その時に一番合った釣りをする。
青物を始めて少し自分の釣りが変わったように感じました。
どちらにせよ、ちゃんと再認識する事ができました。

その後は場所をかえ数時間ですが真剣に春の親イカを狙ってみました。
結果はこちらもボウズです。
今日の釣りは本当にすべて面白かった。
釣れなかったですが全部、真剣に釣ることが出来て満足でした。
こころなしか、南紀特急を吹きぬける風は爽やかでした。