7月14、15日の日記


今月、おそらく最後の連休という事で計画を立てる。
しかし・・・最大の敵は天候でも海況でもなかった。
自分自身の体調であった。
持病!?の下痢が前日から猛威をふるっていたのである(笑)
可能な限り、治そうと頑張ったのだが、出発の夜食べたお粥ですら受け付けない。ひたすらトイレに直行であった。

こんな事で釣りを中止にしてなるものか!!
少しでも体を休めたかったので、わずかな時間でも睡眠をとる事にしたのだった。
予定していた時刻よりも二時間遅れて起床
普通に考えたらとても間に合わない・・・。
とにかく、南紀特急を暖気させる。
頼むゼ! 今日も安全にオレを南紀に届けてくれよ・・・。
祈りが届いたのか、無事に予定時刻の30分前に到着出来た。

今回のテーマは・・・はあ!?と思う方も多いと思いますが
「ミノーの釣り」です。
もちろん、過去数回、ミノーにて良い思いをしてはきました。
しかし、実は自分の中では絶対的に自信がない釣りなのです。

ジアイなどあまり言ってられないプチ遠征の自分には、ずっと投げ続ける事も必要であると思う。
もし、朝イチのゴールデンタイムに釣れなかったからといって、長い道のりを来た、わずか数分の一の時間で釣り終了ですか!?
それでは、もったいなすぎますよね
ダラダラとビギナーがカッコ悪い釣りをしていると思うかもしれませんが、現に予想外の時間に釣れた事も何度かある。
だからこそ、一瞬のチャンスが来る事を信じて投げ続ける為、体力的にも、そして気力的にも、このミノーの釣りをしっかりする事が出来なければならないと思う様になりました。


それではいったい何故、私にとってこのミノーの釣りが難しいのでしょう(笑)
極論するところ、実に巻くだけで釣れるルアーなのである。
アクションさせずとも、ただ巻きですらキチンと仕事してくれるのだ。
しかし…最近、どうにもこのタダ巻きがうまく行かないのだった。
速く、そして複雑な流れの中においては、全く思う様に泳いでくれなかったのである。
皆様がよくお使いになられているであろう、昔から実績のあるミノーでは私のタックルではまず飛距離が出ません。
なので極力、重量があって抵抗が少ないサイズのミノーを用意しています。
この、いわゆるヘビーシンキングのミノーは個体差もかなりある様子。
パッケージから取り出したばかりのルアーでも、全く泳がない事もしばしばあった・・・。

前回の釣行でも全くもって使えなかったのです。
そこでまた先輩のT氏に相談する事にしました。
いつも本当に丁寧に教えて下さって感謝しています
今回も意外な対処法を教えて下さりました。


さて実釣開始!
テーマはミノーの釣りとはいえ、一番のチャンスタイムはやはり好きなトップから投げて行く。
開始早々ではあるが、何故か集中して釣る事が出来なかった。
目の前に広がる海の感じがどうにも思わしくない・・・。
何が起きるか分からないぞ!っと自分を奮い立たせるのだが、どうにもモチベーションが保てない。
どうやらグルグルいってるお腹の具合も影響してる!?のでしょう
広範囲に探って行きますが、いつもは喜んでアタックしてくるダツの姿すらありません。

そこで早々にミノーへと交換してみる。
おお! もう劇的にミノーの泳ぎが安定していました。
高い足場にもかかわらず、わざとイジワルな巻き方をしてもシッカリと足元まで泳ぎきってくれるのだ
これは凄い!
色々と試しながらしばらくしっかりと投げて行きました。
どのぐらい時間がたったのか、いつの間にか少し潮が動きだした。
すると途端にガツっと手元に小さな衝撃が伝わる!
しかしフッキングミス。
しばらく続けてまた二度ほど失敗。

ここでやっと自身の致命的な問題に気づきます。
リトリーブしていて、流れが変わり急に抵抗がかかった時、また海藻などが絡んだ時、そしてアタリがあった時など・・・。
何かしらの抵抗がかかった瞬間、自分のリールハンドルを回している手の回転がフっと止まってしまうのでした
魚が来てもガガガガっとなって止まってしまうのです。
これは良くないと意識して直そうとするのだが、なかなかその癖は直らない・・。
意識してやっているとまたガツっとくるので今度はしっかりフッキング!
しかし、直後に鋭く走りジャンプしたのは、見た事もないランカーサイズのダツでした ペットボトルよりはるかにブットイ

とにかく、致命的な問題を確認出来たので良かった。
結局、約10時間ほどトップ、ミノー、ジグとローテーションしながら続けた。終了間際に謎のエメラルドグリーンに見える何かが、15センチほどのトップを水中に消しこんだが、目で見てアワセてしまってスッポ抜けてしまいました。二度と食ってくる事はなく一日目終了。


二日目

予定よりかなり早い時間に目を覚ますが、直後に激しい腹痛のためトイレに駆け込む。一段と下痢がひどくなっていた。
とても磯に立てる状態ではなく、とにかくひたすら寝る。
再度目が覚めると、不思議とお腹も良くなったみたいで急いで磯に向かった。

実はこのブログでも何度か登場しているM氏とその友人のTK氏がポイントに入っているのだった。
二人の姿が遠目で確認できる位まで来ると、どうにもM氏の様子がおかしい! よく見るとロッドはブチ曲り、まさにファイト中であった!!

急いで駆け寄るオレ(笑)
ようやくしっかり見える位置まで来る。
どうやらM氏はファイトしながらうまくドラグを絞めて相手を徐々に、そして確実に弱らせている様子だ。
磯際に非常に厳しい根が張り出している場所だからの作戦であろう。
しっかり弱らせ、うまく足元に誘導してきた時には少し躊躇した様子ではあったが、何と!うまく波のタミングを見て大胆にもブチ抜いたのであった!!
柔と剛・・・素晴らしいファイトだった








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M氏も初となるカンパチである!!
64センチ、重量は未計測ではるがデップリとよく太っていた。
少しパールピンクがかって見え、非常に美しい姿であった。
スムースなファイトのおかげか、まったく魚体に傷は見当たらなかった。
素晴らしい釣りを見せて頂きました

M氏とはかなり前からサーフの釣りをきっかけに知り合ったのです。
自分より10ほど年齢は若いのだが、純粋に釣りを探究するその姿勢には年齢を超えて尊敬するところがあった。
去年の秋、申し合わせる訳でもなくほぼ同時に磯を目指したのだった。
よく二人で、あそこの磯を開拓したとか、こんなルアーが良かったとか、本当に分からないなりにも共に歩んできた同志である。
前回の釣りでやっと夢の魚に出会えたのではあるが、何故か喜び勇んでM氏に報告する気持ちにはなれなかった・・・。
それはおそらく、互いに辛い釣りを何度も噛みしめてきたからかも知れなかった。
しかし、こうしてやっとM氏も夢が現実となった今、それは間違いではなかったかと思った。
何故かはよく分からない・・・。しかし、本当にまるで自分の事の様にM氏が釣った事が心から嬉しいのだった!!
M氏、本当におめでとうございます

この日は自分は全くのノーバイトで終了した。
釣れなかったが不思議と心は晴れやかであった。
帰りはオイシイご飯屋さんでM氏、TK氏と三人で食事をし、しばし釣り談義に時間を忘れ楽しい時を過ごさせて頂いた。
二人とも有難うございました。
帰りはいつもの「嶋勇」さんで注文してあった品と少しのルアーをお買い物 
スタッフの皆さま、いつも元気をもらって誠に有難うございます!
意気揚揚と南紀特急に揺られ帰り道をひた走りました。
次回はまた新たな試みにチャレンジしてみます。

それでは