8月3日、4日の日記


今月、初めての連休がとれたのでワクワクしながら釣行プランを考える。
少ないながらも色々な場所で釣りをする様になって、このプランを立てるのを非常に悩む様になってきた。
あそこか!? ここか!? そんな感じで夜ごと一人で想像するのだ
仲間からの有り難い情報から、比較的安定してるポイントの話は聞いてはいる。
もちろん! 自分も当然、喉から手が出るくらい釣りたいのだが・・・。
しかし、まだ私の中で季節ごとの傾向性を身で分かっていない。
なので今回も少し開拓してみる事にした。
とりあえず二日間あるので、まずは初めてのポイントに向かう事にする。
明日があるので、まだまだ気持ちには余裕がある(笑)

天気予報は曇りとの事で安心していたのだが、夜が明ける頃になって凄い勢いで大粒の雨が降ってきた。
最近、非常に暑いのでレインウェアを持って来ていない。
ズブ濡れになるのを覚悟したが、何とか磯に向かう寸前にうまく雨は止んでくれた。

磯に着き、まずは立ち位置を探す。
もちろん、初めての場所なので、とにかく少し高い場所から全体を見回してみる事にする。
風向き、潮の動き、地形、ベイトの存在などから自分は決める事が多い。
しかし今回、まるで目に見えて流れる潮も、ベイトも確認する事が難しいのであった。
目の前に広がるのは・・・公園の池の様な光景であった
眺めていても仕方ないので、魚だったら、どこで一番楽にベイトを捕食できるか!? っと勝手な想像をして立つ場所を決めた(笑)

まだ薄暗い朝、まずはトップからスタートする。
何度かキャストを繰り返しながらルアーをローテーションしてみる。
これが結構難しい!
釣れないからと、コロコロかえるのが正しいと言い切れない経験もしてきたのである。
魚がいても、いつスイッチが入るか分からない時もあるのかもしれない。
とにかく様子を見ながらキャストを繰り返すのだった。
一度だけ、サラシから海底に続くV字の岩のスリットにミノーを通していた時、ちょうどルアーがサラシに入った瞬間にグウーっと違和感があった。
何の魚かは分からなかったが、いつもダツではなさそうな気がした。
しかし、二度と同じ場所で反応する事はなかった。

気がつけば朝のチャンスタイムは終了していた。
すっかり陽も昇り、磯はみるみる灼熱地獄となって行く。
腕時計にある温度計を見ると36.4度!!

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けっこう涼しい風が吹いてはいるのだが・・・暑い!!
この直後、まったく静かな海ではあったが、届かない沖で何やらナブラが少しだけわいていた。

その後はジグも交えながら、しばらく頑張って探ってみていた。
今日はもうダメかもしれない。
しかし、次回につなげる為に、とにかく海から得られる些細な情報の一つでも感じておきたかった。
海底の地形はどんなか、水深はどこでどの位あるのか・・・そんな感じで探っていった。
一日目終了


翌二日目は午前二時に起床する。
前日は夜9時すぎに寝たのでしっかり体力が回復出来た。
いつも不眠不休にて釣りを始める事が多い自分。
正直、寝るとこんなにも元気!?なものかと驚くのだった。
気合い満点!で早速ポイントに向かう。

現場に着くと心配していた波、風も思った程ではない。
何とか立ちたい磯に行けそうな感じであった。
渡船屋さんに着くと、もうすでにルアーマンらしき車が停まっていた。
出船前、集まったお客さんは私を入れて四人。
全てルアーマンであった。自分以外、皆さんベテランの様子
今日はゆっくりと釣りが出来そうかもと期待しながら船に乗り込んだ。

滑る様に一行を乗せた船は港を出て行った。
船から海を眺めていると一段と熱く燃えるRockBeachであった。
昨日の海と比べるともう、初心者の私でもハッキリと感じる位に違う!
もう勘違いでも何でも構わなかった。
気力、体力とも最高のコンディションの自分には、今から100パーセントの釣りが出来る事で十分であった。
船は静かに目的の磯に到着した。

そそくさと準備を済ませ釣りを始める。
昨日の大変厳しかった記憶はひとまずリセット、頭を空にしてキャストをして行った。
時折、魚の気配はあるのだが誰にもバイトはない。
ダツも御留守な様であった。
一時間、二時間と時間だけが無情に流れて行く。
一人、また一人と呟く様に言う・・・オカシイと。
いつもの私ならば同じ風に思って溜息をついて休んだろう。
だがしかし、今日は何かが違う。
オカシイとは思うが全然気にしなかった。
鼻歌まじりで何度も何度も重いタックルを振って行った。

確かに潮も動かないし、どうにも魚の気配は無くなって行っていた。
まったく妄想かもしれないが、何かただならぬ予感がしていたのだ。
いつもは様々なルアーを試してみる。
この日、マズメこそいくつかのプラグを使ったのだが、それ以降は自分が一番信頼しているメタルジグ一本で通す事にしたのだった。
コイツで十分だ! 絶対に行けるはず。
これもまた、集中して投げ続けられた理由かもしれない。

しばらくすると少し沖にナブラが出た!!
小さい魚の様だが今日初めてのチャンスだ。
お一人の方の目の前でわいているが、まだその方は気付かれてない様子であった。
急いで彼に声をかける!ナブラ出てますと!!。
伝え終わった頃にはもう沈んでしまったが、それはいつもの事である
落ち着いて気持ちを込めてキャストする!

ゴンっと食った!
良いタイミングでフッキングも決まった。
かかったのを確認して一瞬だけきいてみたが小さそうだ。
スルスルっと魚を巻き寄せると尖った奴が見えてきた
ポンっと上げると動かない(笑)
いつものブルブルが無い・・・。


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まだ群れはいる様だが、もう一人の方にお任せして速効でシメさせて頂く。サバによく似ているが、スマカツオというらしい。
とにかく、鮮度が命の魚である。
小さいが家族三人で美味しく頂くにはちょうど良い。
すぐにギンギンに冷やして大切にキープした。

その後スマの群れは消え、ただ時間だけが経過して行った。
しかし、まだまだこれからだ。
ずっと海を眺めながらやってると、少しずつではあるが確実に海の様子は変わって来ていた。
流れが変わり、水の色が変わり、グレなどの磯際の魚の動きも変化して行っている。
先ほどから少しずつではあるが、小さいジャコの様な小魚の群れも増えてきた様子だった。
何かのタイミングで魚が突っ込んでくるかもしれない・・・。
そう思ってキャストしていると、お二人の方はもう上がられるとの事だった。寂しく思ったが、たとえ一人になっても頑張り続けたかった。

そうしていると、沖から真っ暗な雲が近づいてきた。
結構速い足取りで向ってくるのだった。
遠くからでも本気の雨が降っているのが見てとれた。
すぐに強い風が吹き出し、沖からは大きなウネリをともなった波が打ち寄せてくる。時折、打ちつけた波に頭からシャワーをあびる。
これはヤバイかもしれない・・・。
するともう一人の方も俺も上がるわとおっしゃられた。
今にも青物が突っ込んでくる気配はある・・・。
上がることを覚悟しはじめた頃、急いで船頭さんが迎えに来てくれた。
まだやれるか!? あとは船頭の判断次第・・・。
ドキドキして振り返ると船頭さんは両手で大きくバツのサインを出された。
絶対のルールである

急いで荷物をまとめ、タックルをたたむ間も無いままに急いで船に飛び乗るのだった。
ウネリと波の中を全速力で駆けて行く。派手にジャンプし、次の瞬間一気に海面に叩き落とされる船。
雨と波飛沫でビショ濡れになりながら無事に港に帰ってきたのだった。
船から降りて荷物をまとめる頃にはまた青空が戻ってきた。
まさに南国のスコールを思わせる荒れ模様であった。
しかし、風とウネリは依然として強さを増している様だった。
渡船屋さんに戻ってから、皆さんでタックルを水洗いし、しばし楽しい話をさせて頂きました
ベテランアングラーの方々のお話はとても楽しく時間も忘れる位。
また、いつかどこかでお会いしたい方々でした。

いつもはドップリと疲れて帰る事も多い釣行ですが、今回は不思議とまだまだ力がみなぎっていた。
足りない、まだまだ釣り足りない。
まるで何かにとりつかれたかの様に遠い家路を急ぐのでした。

それでは