4月26日、27日の日記。



今月度は連休が二回ある。
当たり前だが、連休に釣行すると一回の往復で二日も釣りが出来る。
なるべく、今の私は釣行にかかる費用をセーブしたいのです。
よって、連休にはロックショアの釣りを、そうでない日には近場の釣りを楽しむ事にしました。
とはいえ、前回の釣行、日記はもう、いてもたってもいられなくなってのフライングです(笑)
まあ、我慢しつつも、結局はこれからもフライング釣行はあると思います。




さて、今回の釣行はその連休の一回目である。
計画的?な釣行日であるので、そんなには後ろ髪引かれる思いはない。
ただし、南紀特急は依然として不調のままである。
果たして無事に行って、帰ってこれるのか・・・。
大きな不安を胸に出発するのだった。


極力、車に負担をかけない様に走らせて行く。
出そうにもスピードが出ないのだ。
とてもスローに進むためか、終始、眠気が自身を惑わせる。
いつもより2時間も早く出発したので、それでも、午前2時すぎには無事、串本に到着出来た。
それから少し準備を整え、目的の場所に向かった。


ポイントに着くとすぐに他のアングラー二人と出会った。
ご挨拶を済ませ、希望の立ち位置を確認する。
このポイントでは、立ち位置がかなり釣果を左右する事は知っている。
今日は別に残りものの場所でいいと思った。
与えられた条件でどう釣りを展開して行くか、また、それも面白いと思ったのだ。
自然な成り行きで、めいめいの立ち位置が決まって行った。



まだ真っ暗な中、ゆっくりとタックルのチェックをして行く。



ロッドのジョイントは確実か。


リールはしっかりと固定されているか。


ノット、そしてリングの結束部分に問題はないか。


ドラグはしっかりと決まっているか。


そして、今日、初めてキャストするルアーは本当にそれで良いか。



全てが思う様に整っていた。



予報では強風が吹き、海は荒れると伝えていた。
しかし、今はそよ風が吹く程度である。
それでも、海を眺めると波は高かった。
そしてまた、大きくウネってもいる。
幸いにも、これから更に潮位が下がる為、安心して立つ事は出来る。
されど、頭から潮のシャワーを浴びるのは免れそうもない。



我流でこの釣りをやってきた自分だが、実は大きな勘違いをしていたかもしれない。
とても速い青物に対し、ルアーもまた速くなければならないと思っていた時期があった。
おそらく、それは正解でもあり、また間違いでもあると今は思っている。
もちろん、多くのルアー釣りにおいて、緩急をつける事は基本だろう。
最近、この緩急について、それまで自身が考えていた、緩急の幅ではとても足りないと思い始めたのだ。
もっと、もっと遅く、そしてもっと、もっと速く。
ここ数回の釣行でも僅かだが、その手がかりが見えて来た事があった。


だからこそ、今日も少し検証してみたいと思った。
この、波、ウネリの状況下でも、あえて結んだのはフローティングのトッププラグだった。
ともすれば水から飛び出してしまい、丁寧に引いて来てもミスアクションが出てしまう。
それでも問題は無いと思った。
無理の無いアクションで狙ってみる事にした。




今日の魚の気持ちはどんなだろう。
はたして、トップに出る事を躊躇しないだろうか。
一投、一投、その気持ちを確かめる様にキャストを繰り返して行く。
約20投ほどキャストしたところで、予想は確信めいたものとなった。


おそらく、今日の魚はトップを嫌がっている。


しかし、すぐにルアーを結びかえる事はしなかった。
答え合わせの為であると同時に、トップルアーに激しく襲いかかる奴の姿を見たかったからに他ならない。
刻一刻とプライムタイムは過ぎ去って行くが、あと少しだけと投げ続けるのだった。


しかしやはり、自身のアクションをもってしてはトップに踊り出させる事は出来ない。
このまま終わってしまっては、そもそも大切な経験を失ってしまう事になる。
そこですぐ、サブサーフェスを狙ってみる事にする。
一投、二投と、まずはルアー自体が持っているナチュラルな泳ぎで探ってみる。
しかし反応は無い。
次は自身が好きなアクションを入れてみる事にした。



まず、沖に向けてフルキャストしてルアーを馴染ませて行く。
すぐにアクションを入れながらリトリーブして行く。
当然に魚はルアーを見ていると強く意識する。
そろそろ、もう辛抱たまらなくなってきたかという所で、少しアクションを緩めてみる。
そして、再度、激しくアクションを刻んで行く。
出るなら今だ。




ルアーがハッキリと視界に入った頃、その後方、わずか1メーター先に奴らの姿が見えた!!





来た!


凄い形相をして、それも、二匹が我先にと魚雷の様に突っ込んで来る!
すでに足元からは約5メートル、最後のアクションを叩き込んだ。





ガンッ!!!
喰った!


瞬時に膝を落とし、衝撃で前のめりになるのに耐えた。
そのままの態勢のまま、間髪入れず鋭いアワセを入れる!
そのまま竿を立てると一瞬で魚が浮いた。
波に乗せ、一気に抜いた。
















P1000934

抜きあげた直後の撮影です。
ピンボケですみません。



暴れる魚をおさえフックを外しにかかる。
おそらく、ルアーをベイトと信じ疑わなかったのだろうか。
フックが口の奥深くにあって、フックを外すのに時間がかかってしまった。
シメている余裕など無い。
タイドプールでしばらく泳いでいてもらう事にする。















P1000940

レギュラーサイズのメジロです。
やっと、苦手な足元での攻防に勝つ事ができました。
サイズはともかく、やったね~!







すぐに戦線に復帰する。
ここで、もう一度、ルアー本来が持つ泳ぎで探ってみる。
はたして、先ほどのアクションが本当に有効であったのか検証してみたかったのだ。
10投ほどキャストしたがチェイスもアタリも得られなかった。
諦めて、先ほどのアクションをもう一度、再現してみた。
答えを出すのに全く時間は必要なかった。
奴はすぐに現れた。





ガツン!!
ほぼ同じ場所でヒットした。
すぐさま、魚体が磯の上に横たわる。


















P1000938

綺麗な魚です。
惚れ惚れする様なナイスプロポーション。
有難うと思わず言葉が出ます。







ブロガーの悲しい性だろうか。
何枚かの撮影の後、再びキャストするが、最早何の反応も得られないのだった。
もしかしたら、撮影などしないで続けていれば、あとワンチャンスがあったかもしれない。
しかし、可能な限り、生きている魚を写真に収めたいと思うのである。
気持ち良く釣りが出来た事を喜びながら磯を後にした。















P1000944

シメ後の記念撮影をパシャりと。
頑張りました










磯から上がり急いで氷を買いに走る。
魚が傷んではいけない。
せっかく頂いた生命、最高に美味しく食べる為に走った。


しばし休憩と、海が見える高台まできて車を停めた。
先程まで、そよ風だった海は全く姿を変えてきている。
轟々と強い風が沖から吹きつけ、どんどん白波が立ってきているのだ。
やはり予報通り、海はシケて来ているのだった。
ここに来る途中、良さそうに見えるサラシが連続して続いていた。
気持ちを変えて、ヒラスズキでも狙ってみようと磯に向かってみる。


数々のサラシが出ているが、はたしてどれが良いサラシなのか分からない。
波のタイミングを見て、サラシの広がりを見て、何度もキャストを繰り返す。
打つ場所、引くライン、ルアーの潜航深度など、色々と試しながら探るが全く出てくれない。
数時間、様々な場所を打って歩いたが、そこから何も学ぶ事は出来なかった。
ヒラスズキもまた、とても難しい釣りである。





やがて夕マズメの時間が近づき、いよいよこの日の青物釣りのラストを迎える。
もうこの頃には、海は相当荒れていた。
潮位が比較的低く、更に下げて行くので、かろうじて磯に向かう事にした。
もし、これが逆に満ちてくる状況であれば断念したろう。
ポイントに着くと、立ち位置にはほぼ毎回、打ち寄せる波で大量のシャワーが浴びせられている。
三歩ほど離れて立ち、まずは朝のヒットルアーから投げて行く。


ダメだ・・・。
全くまともに泳いではくれないのだった。
波の力が強く、またアチコチから強い流れが複雑に絡んでいる。
アイの前には不思議な空気の袋の様なものが生まれ、ルアーが泳ぐかどうか以前に、とても不自然なものに見えているのだった。
これでは釣れそうにない。
ルアーボックスをあさり、いつも持ってはいるが滅多に結ばないルアーを手に取った。
何故、あまり使わないか。
私のタックルではあまり飛距離が出ないからである。
しかし、その安定感は抜群である。
この状況では飛距離など関係ないだろう。
そう直観し、ゆっくりと丁寧に探って行った。
おそらくチャンスは巡ってくる。


開始から何投しただろう。
一日中、眠らずキャストを繰り返して来て、腕にはハッキリと分かる痛みが走っている。
朝に比べ力も落ちているだろう。
レイジングブル、そしてZ6000は私にとって決して軽いものではない。
しかし、今休んでは、キャストを止めてしまったらワンチャンスを逃す事になるかもしれない。
そう信じただひたすらに竿を振り続けた。
陽が傾き出した頃、不意をつく強烈なパンチにハッと我に返るのだった。


ガン!っと来て、一気に引っ手繰って行った!!
前のめりに上体を曲げられそうになる。
この一瞬にノサレてしまってはまた負ける!
そう思い、その場で踏みとどまり、さらにそこからアワセを入れた。
まだ勢いが足りない!
続けて二発の追いアワセを入れる。
竿を起こすより先にリールを巻いた。
よし! 魚は浮いた。
後はゆっくりと魚の重みをロッドに乗せ一気に持ち上げた。

















P1000953






















P1000955

激しく暴れ、フックで指を負傷してしまいました。
何とかタイドプールに放り込んでやっと一息。
意外に厳しい状況の中、出会う事が出来て本当に嬉しかったです。
一段と風も増し、急いで磯上がりの準備をして行きました。
GORE-TEXを着ていてもズブ濡れになってしまいました。


















P1000958

こちらも最後は記念撮影
ちょっと時計なんか置いてみてます。










全く寝ていなかったので夜は早めに就寝する事にした。
しかし、よほど疲れていたのだろう。
予定していた起床時間に起きる事は出来なかった。
良い機会だと、この荒れの中で安全に竿を出せる場所を探しに磯に降りる。
何か所かまわり、青物、ヒラスズキと狙ってはみた。
特にヒラに関してはかなり真剣に狙ってみた。
しかし、やはり私のルアーには反応してはくれなかった。



最近、幸運にも魚に出会えてはいますが、決して私の釣りが上達しているのではないでしょう。
単純に海が好調なだけだと思っています。
それもまた、釣り人にとっては良い事かもしれません。
様々な経験を積む機会が少ない釣りですので。
真面目に釣りをして行きたいです。


それでは




タックル

Rod   MC Works RAGING BULL 100XR-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6000
Line   YGKよつあみ  PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB