5月5日の日記。



私の仕事では珍しく、今年はGWに2日間の連休をもらう事が出来ました。
平日の釣行ばかりの私にとって、世間の皆様と休みが合うのは一年を通じても稀な事。
せっかくの機会ですから、今回は仲間のTNK氏とご一緒させて頂く事にしました。
ちょうど、南紀特急は心臓のオペ中
ご厚意にて、氏の愛車に乗せて行ってもらえる事になりました。
二人の男の夢をのせ、大型ワゴン車での旅の始まりです






今回も行先は南紀である。
人ごみを避けたポイントに立つ事も考えてはいた。
しかし、今日は仲間と一緒である。
氏と相談の上、自身のデータから、ある程度読める場所に今回は立つ事にした。
コンビニにて必要なものを購入し、用意が整ったのは24時半。
期待を胸に磯に向かった。


ポイント付近まで来ると、いくつかのヘッドランプの灯が見えた。
ある程度、予想してはいたが、それでもさすがにこの数には驚いた。
ご挨拶がてら伺うと、すでに場所取りをされている方々が数組いるとの事。
おそらく、朝マズメには今の二倍ほどの人数となる様子であった。
GWだから仕方ないなと、それでも少し離れた場所に陣を構えた。
道中、氏との楽しい語らいに時間も忘れる程ではあったが、頭の片隅では今日のプランを考えてもいた。
普段、あまり人がいない状況で竿を出す自分にとって、予想される混雑の中での釣りは違ったものになる。
漠然とではあるが、そんな状況に対応する為の展開を考えていた。
以下は、まったくの自身の想像であり、事実かどうかは未だ分からない。
ただ、そんな風に思っていた。



おそらく、今日も魚は回って来る。
昨日も、一昨日も、多分ココに来ていただろう。
何匹かは釣り上げられたろうが、残った奴らは沢山のルアーを見ていたはずだ。

いわゆる、プレッシャーが強くかかっていると想像したのである。
相当、シビアな釣りになると思った。
夜明け前の僅かの時間、もう一度、自身の気持ちを確認して行く。
こうして、氏との二日間の Rock'n'Roll Fishing が幕を開けた。





まだ暗い内は水中をゆっくりと探って行った。
ようやく海面が見える頃、今度はトップにて様子を見る。
基本、私は同行者と重なる狙い方はしない。
今日の正解をいち早く見つける為、各々が違うパターンで狙った方が早道であると思うからだ。
しかし、事前に打ち合わせる様な事もしない。
それは野暮であると思っている。



しばらくキャストを続けたが魚の反応は見れなかった。
離れた場所でやっている大勢のアングラーを見たが、やはり誰にも反応が無い様子であった。
おそらく、魚はもうすでに磯まで到達していると思った。
しかし喰わない・・・。
おかしいと思うよりは、やはりかと感じるのだった。
皆が釣りに夢中になっている頃、大きく離れた場所でキャスティングしている一人のアングラーに気付く。
今、ここにいるアングラーの誰にも似ていないパターンで、黙々とキャストを続けてみえた。
面白い釣りだなと見ていると、すぐにロッドが大きく曲がった。
ゆっくりと丁寧なファイトの末、彼のネットに収まったのは型の良いメジロだった。
辺りを見回したが、おそらくそれには誰も気付いていない様子だった。
皆、自分の釣りに夢中になっている。





しばらくして、その彼は再びキャストを始めた。
先程と同じ様に、また丁寧にアクションを続けている。
最初のヒットからおそらく20分程たった頃、また彼にヒットした!
先程に比べ、今度はロッドの曲がりが大きい様だ。
リールも巻けていない。
それでも何とか手前まで寄せてみえたが、あと一息という所で残念にもラインブレイクしてしまった。
悔しそうな素振りで、またラインシステムを組んで行かれるのだった。




これだ!!
しかし、そのアクションは私の引き出しにはまるで無いものだった。
ここからでは、彼がキャストしていたルアーも見えない。
だいたいの想像はつくが、すぐさま真似る事が出来るものではないのだ。
目の前の海を眺めながら、様々な事が頭を巡って行った。
なるほどと、何となくではあるが思う事が出来た。




それからしばらくすると、大勢のアングラーが一人、また一人と竿を置き始めた。
飲料水を補給する方、座り込む方、また横になる方など、各々のスタイルで休憩をとってみえる。
こちらも少し休憩をとるが、それでもすぐにキャストを再開して行った。
それからずいぶんと時間が流れ、少し沖に海面がザワザワしているのが見えた。
それには他のアングラーも気付いた様子であった。
そのざわめきは、しばらく沖を行ったり来たりしながら、磯から約150メーター程まで近づいた。
急いでタックルを持って走るアングラー達、フルキャストで一斉砲火を浴びせて行く。
すると一人の方にヒット!
手慣れた手つきですぐに浮かせていた。
ポンっと抜きあげたのは元気なツバスの様だ。
すぐに2~3人の方にも同様にヒットした。
サイズはともかく、皆んなの顔に笑顔が戻って行った。
そんな中、私は一人エギングをしていた(笑)




すぐに元の海に戻り、アングラー達もまたもとの休憩に戻って行った。
その間もキャストを続けては行くのだが、目の前に広がる海はどうにも良くない。
不思議と全く流れず、波で出来た白い泡がいつまでも浮かんでいるのだった。
他のアングラー達は長い休憩の末、とうとう帰り支度を始めた。
TNK氏は一旦、車に荷物を取りに戻られた。
帰り支度をしているアングラーの前の海には、ここよりは少しだけ流れがあった。
おそらく、魚がまだいるのなら、あそこにいるだろうと思った。
いよいよ、荷物をまとめ立ち上がられたので、空いた場所に入れて頂く事にした。




キャストを開始して5投目ぐらいだったろうか。
沖の流れの向こうから引いて来て、少し緩んだ場所にルアーが差し掛かった瞬間、ガッっという感覚が穂先に伝わって来た!
すぐにルアーに目をやると、良いサイズのメジロが喰いきれず、その場で大きく身体をくねらせている。
いつも泳ぎながら飛び掛かってくる様なイメージを持っていたので、これには少しビックリしてしまった。
まるで、空中でホバリングするヘリコプターの様に思えた。
何で持って走らないのだろう!?
そんな疑問が自身の反応を遅らせてしまう・・・。
どうやら、それは喰えないのではなく、すでに口の中にルアーがあってモゴモゴしてるらしかった。
走るのを数秒待っていると、とうとうメジロはルアーをポンっと吐き出してしまったようだ。
すぐにアクションを入れたが再び喰う事は無かった。
情けない失敗でチャンスを逃してしまった。




やっぱりいたかと、続けてキャストするが何も起きない。
氏が戻って来て、今あった事を伝えた。
すぐに氏もキャストして行く。
しばらくすると、今度は氏の引くトップに水柱が立った!
ミスバイトがあったが、すぐに喰い直してきてヒット!!
グッとロッドに重みが乗り、ファイトを開始するも残念ながらフックアウトしてしまった。
その後もキャストを続けるが、全く反応が無くなってしまう。
いよいよもって厳しくなってきた。
でも、まだこれは想定の範囲内なのであった。
ここまでで、およそ7時間程キャストを繰り返している。
まだまだこれからである(笑)
絶対に獲る!
二人して釣って笑うのだと決意は強くなって行った。
厳しい時こそ、気持ちで釣るのだと自分は思っている。





食事と仮眠をとりながらも、更にキャストを続けて行く。
もしかしたら、今は魚が近くにいないかもしれない。
また、魚はいるのだが、いまいち喰い気が無いのかもなど、
様々な想像が頭に浮かんでは消えて行った。
どちらにせよ、絶対にチャンスはやって来る。
そう信じて何度も竿を振った。
かれこれ、11時間ほどキャスティングしている。
最早、腕も腰も足も、痛い所は無い程であった。
とうの昔に限界は来ている。
その時が来た時、ルアーが水の中に無いならば絶対に釣れない。
絶対にこのルアーを喰うのだ。
ひたすら信じる事で、挫けてしまいそうな気力を奮い立たせて行った。





少し前から、沖からの強い風が吹いてくる様になっていた。
適度な波が生まれ、また流れも出てきた。
足元にはベイトの小規模な群れが何組も行ったり来たりするのが見える。
おまけに潮も大きく動きだして来た。
二人して、この大きな変化に驚くのだった。
いくら鈍感な私でさえ、今のこの状況の変化は一目瞭然であった。
正直、ここ数か月の間で、一番の海に見えたのである。






しかし出ない!!







間違いないはずなのに。
この日、この瞬間が一番辛く思った。
足元に見えていたベイトの数はどんどんと増えて行く。
もう、網ですくえば一杯に獲れるかという数となって行った。
これでもダメなのか・・・。
諦めそうになりながら遠くの空を眺めた。
徐々に薄赤く染まってきていた。
ラストスパートを今かけないでどうするか!!
そんな声が聞こえた気がした。
集中力を研ぎすませ、よくよく海を見つめ直す。
すると一点、そこだけ違って見える所が目に映った。
狙いを定め、その一点に向かってルアーを撃つ。
間髪入れずに連続してアクションを入れた。
すぐにストレートなリトリーブに移り、再度、アクションを入れた瞬間だった。







ガンッ!!







喰った!!
あまりの嬉しさに、喰った喰ったと大声を出していた。
5キロほどにしてたドラグがジージーと小刻みに出る。
しかし、魚はもう潜る事は出来ない。
ドラグを締め込み、一気に距離を詰めてそのまま抜いた。
小さいと笑いながら大喜びであった。





リーダーを持って魚を移動させようとして驚いた。
何とルアーのアイが潰れてしまい、スプリットリングが伸びて今にも外れそうになっている。
アイはともかく、リングは強化の#6を使用しているのだ。
そう思っていると魚が暴れて手が滑ってしまった。





ブス!





痛い~!!
スネにフックが刺さり、魚がバタバタする。
これには悶絶
幸い、刺さりが浅かったので切れて外れてくれた。
痛いと騒いでいたので氏が駆けつけてくれた。
魚を見て、氏がしゃがみ込んでじっと見ている。
別に青物を初めて見たワケじゃないでしょ!っと冗談を言おうとして止めた。
真剣な面持ちで見てみえるからだ。
何かおかしいのかな?
ちょっと青白いだけちゃうかなと不思議に思う。





すると少し離れたところにいる餌師が指さしながら何やら叫んでいる。
大波か!?っと驚き、ふいに氏の背中を引き寄せたが違う様子だ。
ザバーっと波飛沫と共に何やら降ってきた。
一瞬の事でサッパリ状況が分からない。
ハッとして足元を見て驚いた。
何と!大量のベイトが磯めがけて飛んで来たのである。
餌師はどうやら、沸いた沸いた!!と教えてくれているのだった。
ルアーが壊れている私には投げれない。
氏が走った!




うおー!!っと言う氏の叫び。
どうやら相当の攻撃を受けているみたいだ。
しかし、無茶苦茶に狂っている魚のせいか乗らない。
すぐに沈んでしまったがまだ遅くはない。
気を落ち着かせ再びキャストをしていくTNK氏。
ほどなくしてヒットの雄叫びがあがった!



























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お見事でした!!
粘りに粘って獲った一本、本当に嬉しかったですね
先日のメジロに続き好調のTNK氏です。
やったね!












さくさくっと上手くシメていく氏を見ながら私も Stop Fishing とします。
さっき、何で魚マジマジ見てたん?っと、TNK氏に聞くと。


だって、アレ、マサでしょとおっしゃる。


いやいや、ちゃうよと私。
確かにチョット変な気がしたけど・・・。
自分もシメながらだんだん変な気がしてくる。
そんな事を言われるとかなり気になってきます!
シメる前によく見ろって(笑)





























P1000968

うーん、上顎の端はなんだか丸い様な。
でも、色は違う様な・・・。



























P1000965

すみません。グロ画像で
ヒレを見ると何だかソレっぽくも見えます。













ハイブリッドだか、ハーフだか、ニューハーフだか分かりません
たまに聞く、「ブリヒラ」、っていうのでしょうか???
とにかく、よく分からないのでこう呼ぶ事にしました。



























「ヒマチ!!!」


















T先輩、有難うございます!!
名づけ親になって下さいまして(爆)





楽しい、GW釣行という事で脱線しちゃってすみません
その夜はささやかにTNK氏との宴で盛り上がりました。
二日目の釣りはまた今度。

それでは





タックル

Rod   MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z4500H
Line   YGKよつあみ  PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 80LB


Rod  MC Works RAGING BULL 100XR-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6000
Line   YGKよつあみ  PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB