5月18、19日の日記




最近、タイトルに、「プラッキング修行」、とうたっています。
何が修行なのか!?
それは自身の釣りの引き出しを増やしていく事なのです。
釣れない時、貴重な一匹をあげたいと必死になります。
結ぶのは、とても実績のあるルアーかもしれません。
おそらく、それは間違いの無い釣りでしょう。
どうしようもない時、もちろん私もそれを結びます。
それで釣れたとして、当然に嬉しいのです。
しかし、それはお土産が確保出来たという喜びなのかもしれません。


何度も、何度も、遠い南紀まで通う自分にとって、
その喜びだけでは釣りに向かう原動力が薄れる時があります。
釣果を得たいからという釣りだけでは続ける事が難しいのです。


他人と比べてではなく、毎回毎回、自身の釣りを高めようと努力する事で、釣りの気持ちを維持しているのかもしれません。
だからこそ、私は自身がコレ!と信じたルアーを結びます。
それがおおよそ、その時々の当たりの物から外れていても全く気にしません。
たとえ釣れなくても、自分らしい釣りをしたいのです。
尚、当ブログでは殆ど使用するルアーの実名は述べていません。
それは、ブログを見て下さる方のイマジネーションを極力、邪魔したくないからです。
釣具屋さんで、何十分も考え悩み、今度釣りに行く為にルアーを買ったんだ!!
そんな気持ちを大切にしたいと思っているからです






前回の釣行は、病み上がりの南紀特急の慣らし運転もかねていた。
ゆっくりと、確かめる様に走行していった。
新しく組まれた部品に自身の走りをしっかりと覚え込ませて行った。
経過は上々である
再び元気な排気音を取り戻した南紀特急であった。
気持ちよく走り、ポイント付近には午前2時に到着。
早速、準備を整えて磯に向かった。



先端まで来ると、暗闇にタックルが置いてあるのが見える。
こんな早い時間から入られているのかと驚く。
闇に眼が慣れてきて更にビックリした。
何と! 波が被る場所にてお一人、熟睡してみえるではないか。
まあ、今日は凪だから大丈夫ではある。
しかしながら、ふいの大波が来るかもしれない為、
日の出までそのアングラーを見守る事になった。



寝ていた彼が目を覚まし、ご挨拶をさせて頂く。
彼の立ち位置を聞くと、自分の希望とは違った。
遠慮なく立たせてもらう事が出来そうだ。
もうすぐ夜があける頃になって、更にお二人のアングラーがみえた。
どうやら、一番乗りで、しばらく車で仮眠されていた様子であった。
釣りを始めてしまった為、お声をかける事が出来なかったが、
お二人の服装ではこの場所は厳しいかと思った。
少し心苦しいが、そのまま釣りを続ける事にした。




今回、まず結んだのはミノーである。
暗くてルアーが見えない為、トップを正確に動かすのは難しい。
暗闇に潜むビッグワンを狙っての選択である。
今日の海ならば、ミノーが気持ちよく泳ぐという事でまず選んだ。
しかし、どうもうまく流れに噛みあっている感覚が無い。
おそらく、ただバタバタと動いているだけだろう。
すぐに見切りをつけ、少し早いが表層を狙ってみる事にした。
朝一のポッパーほど興奮するものは無い。
何しろ、魚の出方がエキサイティングなのである!
しかしそれは、単に視覚的要素だけの選択ではない。



ほどなくすると、熟睡されていたアングラーが掛けた様だった。
慣れた手つきで魚を寄せ、波に乗せてポンっと抜いてみえる。
とはいえ、よく肥えた良型のメジロである。
しばしの間、ポッパーで粘ったのだが出そうな気がしない。
そこでルアーを交換してみる事にした。
結んだのは15センチ程度のシンキングペンシルであった。
じつは私は、いわゆるシンペンの釣りにあまり自信が無い。
ましてや、これから投げるのは初めて使うルアーなのである。
チャンスタイムに、こうした冒険をする事はリスクが高いだろう。
しかしまた、そんな時こそ魚の反応を見るのには絶好の瞬間なのではないか。
釣果よりも自身の冒険心を優先させた。




このシンキングペンシル、あまり沈まないし、リーリングすればすぐに浮き上がってしまう。
今回、装着したフックは、ST56 2/0である。
軽すぎるという事はないだろう。
おまけに、トゥウィッチやジャークなどを大袈裟に入れてみても、殆どヒラも打たない。
なかなか、自身のイメージでは難しいと感じるルアーであった。
しかし、何か特出した動きが隠されてやしないか?
そう信じ、一投、一投と確かめる様にキャストして行った。




しばらくすると潮の流れが少し変わった様だった。
足元から沖に向かい、緩やかではあるが絡む様な流れが生まれている。
先程のルアーのまま、まずは沖にフルキャストした。
ゆっくりと丁寧に巻いてきて、その流れにそっと馴染ませてみた。





これだ!!!






流れに噛みあった瞬間、そのルアーは全く別の動きを見せたのである!
ゆっくりと流れに逆らう様に泳がせると、まるで生きているがごとく動いたのだった。
なんと艶めかしい泳ぎなのだろうか・・・。
自分で操りながら、あまりの泳ぎに身震いしてしまう。

間違いなく魚は狂う。

そう直観し先ほどと全く同じ地点に再びキャストした。
同じコースをたどり、素早く潮に馴染ませる。
今度は少し早く、その艶めかしい泳ぎを出す事が出来た。
巻く速度を一瞬上げたその時、背びれを出して奴が襲ってきたのであった。
ギュン、ギュン!っと大きく体をくねらせながら喰う瞬間をはかっている。
瞬間的な出来事なのだが、おそらくアングラーにとって長く感じる時であろう。
意地悪に速く奴から逃げてみて、次の瞬間に力尽きてやる。
直後に上がる水柱、足元にてガッツリと喰わせてやった!
間髪入れず、大きなアワセを一発叩き込む。
更にもう一発入れる。
そのアワセで一瞬、魚は水面近くまで浮上したが、そこから一気に潜って行った。




ギシ!!っというキシミ音がガイド付近から鳴って行く。
ロッドに一気にテンションがかかったのだ。
潜りながら磯際に並行して走る魚。
たまらず片手のみを伸ばし、ラインが擦れない様にあと50センチほど竿を突き出した。
それで凌ぎ、またすぐに一歩前に出る。
ドラグを出さない様にしている為、強引が一気に片腕を襲う。
荒れ狂う魚を腕力でねじ伏せるのだった。
魚以上の力でリフトさせる。
首を振るより先にそのまま抜き上げてやる。
なかなか強かったが何とか勝負あり。





















P1000977

しっかり肥えたメジロでした。
ボディーフックのみが口内に刺さり、魚をコントロールしやすいはずでしたが・・・。
なかなか強いファイトをみせたのでした。
おそらく、自身の壁である、80センチ、5キロは超えたと思われます。
非常に満足度の高い勝負でありました。
やったね!!






忙しいからと、数枚の撮影だけをしてタイドプールに泳がせておく。
今日は少し粘りたいので、あえて血抜きもシメも行わない。
そのまま続投して行った。
良い波が来る度、振り返ってメジロが泳いでいるかを確認する。
何度目だったろうか、振り返ると魚がいない!
すぐに辺りを散策してみるが、メジロは忽然と姿を消しているのだった。
どうやら、自力で泳いで海に帰ってしまった様だった。
突然の失踪に少し落胆した。
せめて計量したかったなあ




気分をかえたくて、今度は20センチ弱のペンシルを結んだ。
もちろん、そんな大きなベイトを見る事はない。
ただ、自分が好きで使っているルアーである。
まずは何投かは丁寧に泳がせていった。
ゆっくりとドッグウォークさせながら、時折、大きく左右に横を向かせてみる。
しかし、全く反応が見られない。
今度はかなり激しい動きを与えてやった。
水面から飛び出すぐらいにジャークさせてみる。
するとどうだろう!


ガボ、ジャボ、バシャン!!と出るわ出るわ!
これだ!っという激しい動きがルアーに出たら必ずバイトしてくるのだ。
おそらく、約10分程の間に、7~8回は水面を割った。
出るまでいかない、水面のモヤモヤはもっとあったろうか。
しかし、悔しいかな乗らないのだ。
ST56 3/0には全くもってカスリもしなかった。
違うルアーには全く反応しなかった。
面白い経験であった。



少し休憩と腰かけて一服していると、一人の方が声をかけて下さった。
ブログされてませんか?
Rockさんと違いますか?っと彼。
まさかの質問に戸惑って即答出来ませんでした。すみません
当ブログを見て下さっている方にお声をかけて頂くのは初めてである。
なんと、お連れの本格的な女性アングラーさんまで私の所にお呼び下さった
突然の事にビックリだったが、恥ずかしい様な嬉しい様な気持ちであった。
今度、またどこかでお会い出来たら、一緒に竿を出してくださいね。
有難うございました。




その後、再び釣りを再開して行った。
あと何度か回遊があると、お二人にお伝えしたものの厳しい状況であった。
お二人が帰られた直後、灰色の40センチクラスがフラフラとチェイスしてきた。
フン!っという感じで見切って消えて行ってしまった。
晴天の昼間でも、ベタ凪でも釣りにならないとは思ってはいない。
しかし、澄み潮がグっときいてくると、とても難しいと思う自分である。
どうにも、先ほどから透明度がかなり上がっているのだった。


ほどなくして自身も磯上がりした。
妙に疲れたのでゆっくりと観光してみる事にした。
何度となく訪れている南紀だが、たまにこうして散歩すると新しい感動がある。
お腹いっぱいに昼食を頂き、小高い丘から海を眺めてみた。
晴天のもと、真っ青な海が広がっていた。
空と海の青さ、雲と波の白さが際立っていた。
夏はもうそこまで来ていると実感したのだった。





翌19日、少し寝坊して午前4時半に目が覚めた。
かなり疲れがたまっているのだろう。
起きるのがとても辛い。
この時間から行きたい場所のベストタイムにはとても間に合わない。
ならばと、ここからほど近い気になる場所に向かう。
ここは以前、二回チャレンジしている場所であったが、途中の難関がどうしても越えられず、
目的の場所に立つ事が出来なかった。
私にとって、唯一、立つことが出来なかった磯である。











じつはこんなアイテムを用意していました

P1000974

ザクタス Z-01
耐油長靴です。

良いと先輩に教えて頂いた物は売っていなかった。
白色の物はチラホラと売っているが、自分には似合いそうもない。
BLACKが好きなのと、「Z」、という名前で決めました。
山の中で落ち葉を踏んでも滑りません。
フェルトピンでは滑りやすい岩の上でもしっかり粘ってくれました。
黒は暑いと釣友の方々はアドバイス下さいましたが・・・。
はい、もうムチャ暑いです!
真冬に生足のミニスカの女性の気持ちですかね!?
お洒落は忍耐です!!
Rock is BLACK!
行けるトコまで頑張ります。
真面目な話、磯の岩質、天候などで履く磯靴を選びますと、より安全に釣りを楽しめるでしょうね。
安全第一





長靴のおかげか、何とか無事に磯に辿り着く事が出来た。
おそらく、少し前に到着されたルアーマンがお一人みえた。
ご挨拶をして釣りを始める。
目の前の海は鏡の様である。
水面を覗きこむと、沢山の種類の魚達が泳いでいる。
また、凄い数のベイトの量に驚くのだった。
静かな海だが、全く流れが無いわけではない。
緩い流れにのって、おびただしい量の切れ藻が漂ってくる。
少しだけプラグで探ってみたが海藻をひっかけたりと良くない。
すぐにジグに交換し、速いピッチで連続して狙って行った。
しかし、なかなか反応が得られない。
マッタリとしたペースでキャストを続ける。



休憩しながら隣のアングラーとお話させて頂いた。
すると、またもやブログやってませんか?とのご質問
今までなかった事にやっぱり驚いてしまいました。
この方にも色々と教えて頂きました。
自分は次のポイントに向かう為に納竿。
また、お会い出来ましたらご一緒させて下さい。
有難うございました。



帰りの道中も黒長靴のおかげで滑る事は一切ナシ。
バッカンがズレてきて一回バランスを崩しましたが
とにかく夏の様なお天気で汗だくになって戻った。
そして今回、最後に向かったのは初日の場所。
どうしても昨日のパターンを再現したかったのである。
ポイントに到着するとお一人の方がキャストしてみえた。
お話を伺うと、かなり遅くに入られたとの事。
良い魚を一本、仕留められたという。



早速、昨日のペンシルを投げる。
何投かしていると、水面をモワモワと波紋の様なものが見えた。
小さくてよく分からなかったが、ルアーを回収して海面を見ると、
ゴボ! ガバ!!っと、足元のベイトを捕食し始めた。
よし、今日も反応する魚はいる。
少し立ち位置を変え、風向きと波にうまくルアーの進行方向を合わせてみた。
今日は激しいアクションにはどうも反応がよろしくない。
ドッグウォーク主体に緩急を与えながら探ってみる。
おそらく、そろそろ魚達が集まって来たろう。
今まであえて通さなかった流れにルアーをのせてやる。
おそらく、喰うならばココだろう。
間違っている解釈かもしれないが、そうイメージして真剣にアクションさせる。
三投目、アクション後の長いポーズに水面が割れた!






しかしまた乗らない!!






乗っていないからアワセも入れなかった。
するとどうだろう!
放置したルアーに再び襲いかかってきたのである。
そしてルアーが消えた。
足元の事なので、魚が走り出すのを待っている余裕は無い。
ありったけの力でアワセを入れた。
水中でギラリと輝くのが見えたかと思うと、すぐに真下に向かって突っ込み出したのである。
ヤバイ・・・。
凄いパワーである。
片腕では止めきれず、ロッドエンドを足に添えてリールを巻いた。
何とか魚を止めていざ浮かせようとした時であった。
プンっという感じでテンションが抜けた。
フックアウトであった。
またしても足元での攻防に負けてしまった。
間近で喰わせて獲るのは本当に難しい。
しばらく粘ったが、再びヒットが得られる事は無く帰路についた。


単純に運が悪かったとも言えるだろう。
喰わせ、アワセ、ファイトといった一連の動作のスキルアップ、
タックルの細かい調整などで何とか攻略出来ないものか。
考え、悩み、実戦を繰り返さないと分からないだろう。
名人に教えてもらったとして、それが自身にもマッチするかである。
自分で見つけるのだ。



それでは





タックル

Rod   MC Works RAGING BULL 100XR-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6000
Line   YGKよつあみ  PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB