6月22日の日記






色々と予定があったり、先立つモノが無くて磯遊びに行けていません。
でも、釣りに行けるだけでも有難い事です
小っちゃい事かもしれませんが、厳しい現実の中でそんな幸せを噛みしめて過ごしています。




先日は、「父の日」、でありました。
プレゼントを贈る余裕は今は無い・・・。
少しでも喜んで欲しいと、親父の好きなコイツを探しに行ってみました。
仕事帰りにちょっとドライヴです。

























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頑張りました!
小一時間で30杯は超えました
食べごろサイズのイシガニです。
やったね


今回の釣りは、比較的近場でセイゴを狙ってみます。
先輩T氏より、熱い情報を頂きました
仕事から帰り、ササッと準備をして向かいます。
あまりよく分かりませんが、満潮からの下げ狙いで行ってみる事に。









ポイントに近づくにつれ、辺りは真っ白な霧に覆われて行った。
不気味ではあるが、梅雨時の河口の釣りと考えれば悪い感じはしない。
期待を膨らませ、早速、タックルを準備する。



向かったポイントは橋の近く。
昼間のメッキ釣りでだいたいの地形は覚えてはいる。
シーバスは全く分からない為、とりあえず橋脚という障害物、
そして、明暗を狙ってみる事にした。




狙いを定めキャストする!




ご~ん~





まるで、除夜の鐘の様な音が響き渡る。
下手な私はモロにルアーを橋に当ててしまった。
情けない
その後、おそらく二度ほど繰り返してしまう。
どうやら、橋の向こう側からキャスト音が聞こえる。
おそらく、シーバスアングラーであろう。
もの凄く恥ずかしかった。






そんな事を繰り返しながらも、色々と考えながらキャストして行った。
川は右手からゆっくりと流れている。
だいたい、流れに対してどうキャストして行くかさえ自己流なのだ。
上流に向けるのか、真っ直ぐなのか、それとも下流向きなのか・・・。
セオリーを知らないから試すしかない。




勉強すれば、おそらくもう少しマシな事が出来るかもしれない。
しかし、コレで良いのだ。
少しずつ、ゆっくりと自分で気づいて行くのも悪くはない。
しかし、色々と試すが全く反応は無かった。
固定観念が無い分、何も無くとも集中力は続く。
闇の中、リールから聞こえるノイズだけが聞こえていた。




もう少し、もう少しと、粘りの釣りを続ける。
いったい、何でスイッチが入るのだろう。
それとも、自身のルアーの動き、そしてスピードが間違っているのか・・・。
ロングキャストで対岸スレスレを流す。
際立った流れに打ち込み、流しながらヨタヨタと泳がせる。
イレギュラーな動きを与える。
しかし、どうにも反応を得られない。
気持ちは折れてはいない。
しかし、瞼が塞いでくるのを止められないのだった。
残念だが、納竿を決めた。
アオリが釣れそうな場所に移動してみる。





このポイントで釣った事は無い。
また、釣れているという話も自身には届いていない。
どこの有名スポットでも、良い場所には夜が更けても釣師はいるものである。
しかし、一台の車も停まってはいなかった。
ただただ、真っ白な霧に包まれていた。
ヘッドランプを片手に進もうとするが、どうにも足が前に進まない。
子供時代にみた洋画が蘇る。
確か・・・濃い霧の夜、海からこの世の者でない人たちが来るという映画であった。



「The Fog」



怖い、怖すぎる!
夜明けまで明るい場所で寝る事にしました。







寝ると起きられない人。
それがRockBeachである。
大幅に寝過ごし、午前7時半に目が覚めた。
急いで信じた場所に向かった。




ほぼ、同時にもう一台の車が着く。
作業服姿のエギンガーであった。
おそらく、地元の方だろう。
身軽な装備をすぐにまとめ、ココだという立ち位置に走っていかれた。
自身は反対側の場所に立つ事にする。
まずは最初のキャストをしてだいたいの深さを探ってみる。
意外ではあったが、かなり水深がある様子だ。
ゆっくりと、30カウントくらい数えて行く。




一時間ほど続けたがサッパリである。
向かいのエギンガーも何も無い。
はたして、アオリはいないのか!?
少し不安になったが、おそらく、そうではないとすぐに認識するのだった。
何かがズレていて抱かないだけだろうと。






しばらくすると、初老のヤエン師がやって来た。
向かいのエギンガーと談笑してすぐに釣りを始めた。

まさに驚きであった。

まったく、入れ掛かりである!!
ヤエン師自らが驚いていた程だ。
アジが元気だろうが、死んでいようが関係ない。
向かいのエギンガーは驚きもせず笑っている。
どうやら、彼は普段はヤエン師らしかった。





ここで諦めてはルアーマンの恥である(笑)
時折、回遊するカマスをジグで釣りながらも作戦を立て直した。
おそらく、真向勝負をしてもエサの足元にも及ばない。
ならばと、ルアー(エギ)の得意とするステージで勝負するしかない。
アオリイカの気持ちの変化を待っていても仕方ないのだ。




急いで数歩だけ移動する。
狙うは極浅のピンスポットである。
カウント6で確実に藻を釣るほどの深さしかない。
しかし、自分は軽い、シャロータイプのエギは結ばない。
時に速く落とすなど、自由なアクションが限定される事を嫌うからである。
フォールスピードはエギだけには頼らない。
その為の太いラインであり、風を味方につけるのだ。
ならば、もう少しだけ自由な動きを生み出せるのではと思っている。





幸運にも移動してすぐに風が変わった。
そのおかげか、ポイントに向かう流れが生まれた様に見えた。
正直、産卵期のイカの気持ちなど分からない。
周知の事だが、アオリイカはフィッシュイーターである。
かなり強引な想像だが、他の魚達と根本的に違うとは思えないのだった。
私には数少ない知識と経験しかない。
いつもそんな感じで釣りをしているのです。























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脚色無く、ホンマに、「BINGO!!」、 でした。
小さいけど、自身の苦手なオスが抱いてくれました。
アタリもラインでしか取れない感じで感無量。
おそらく、イマです!! うっしっし

























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最高です
続いて二投目にきました。
やったね!!








三投目には明確なアタリが出たのですが・・・。
アワセが決まらず空振り
すぐにパニックアクションを入れ、全く同じアタリが出るもミス。
入れ掛かりは失敗に終わりました。
ここで微妙に風向きが変わりストップします。






ヤエン師と色々と話しながら続けて行った。
さっきはうまく行ったとはいえ、全てが人間から分かる変化ばかりではないと思います。
だからこそ、投げ続けるのである。
狙い通りに釣る事はこの上ない感動である。
しかし、それだけではないでしょう。
厳しい状況での追加の一つ。
それもまたたまらない。


























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おそらく、昔の自身では気付かないアタリが伝わりました。
一呼吸置き、渾身の力でアワセを入れる・・・。
たまらないです。
イカ釣りを始めて本当に良かったと思います。






今回も私にはキロ以上は釣れませんでした。
その後、浮き釣りの方もみえました。
餌の方々は入れ掛かりの瞬間もありましたが、どなたも大型は釣れていませんでした。
いるのか、いないのか!?
おそらく、いるでしょう。
それを信じて通う釣師たち。
ここにも夢が転がっているのです。




それでは



タックル

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