8月10日、11日の日記







猛暑が続いています。
皆様は元気に過ごされていますでしょうか。
年齢を重ねるごとに、仕事でかいた汗の香りにウンザリする毎日です
今年は少し早めのお盆休みをもらいました。
暑いのはとても苦手ですが、灼熱の磯で過ごすのは大好き
ワクワクしながら指折り休みを待ちました。



今回、頂いた休暇は、10日から12日までの三日間でした。
なんと! 三日間続けて釣りが出来るのです。
さすがに嬉しくて色々と準備してみました。
まずはコチラ。






















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なかなか、自分の求めるセットは置いてないんですよ。
抜けたらどうしよう・・・。
そんな不安で一杯でしたが、見よう見まねで作ってみました
結果的には、初期投資にけっこう出費しました
今回はとりあえず、カタチにするだけでめいいっぱいでした。
使ってみてですが、色々な不安が出てきましたから、今後はもう少し工夫してみるつもりです。
とりあえず、以下の様なもので作ってみました。


Cultiva SJ-43 7/0
YGKよつあみ ザイロンノット 40号
リング、伸縮チューブなど







続いてルアーも購入してみました





















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イエーイ!!
職場で休憩時間に撮影しちゃいました。
ピットで道具をかりて少し調律してみました。
夏ですね











最後はコイツです。
ずっと欲しかったけど買えなかったヤツ。



























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10 SALTIGA 5000

本当に長かったです
車一台、バイク一台、リール三機、ロッド二本など売却しました。
ご購入頂いた方々には誠に感謝しております。
投げ続ける釣りにおいては、わずか200~300グラムの差が大きく響きます。
ルアーローテーションに合わせ、メイン機と合わせて行く予定です。





準備は整いました。
今夜も南紀特急の暖気から集中力を高めて行きます。
Rockbeachのお盆の始まりです!









南紀到着は午前3時を過ぎた頃であった。
予報通りに西風が強く吹いている。
夏磯で私に欠かす事の出来ない物を、コンビニで購入する為に車を停めた。
駐車場の旗がバタバタと音を立てていた。
ブロックアイス二つ、1リッターのお茶、それに冷凍ペットボトルを5つ。
あと数点の品を購入して店を出た。
今日、目指すのは沖磯である。
食糧はいらない。
するめが一袋あれば十分である。
少しの塩分と飲み水さえあればいい。
これで、約10時間闘いきるつもりだ。
早速、馴染みの渡船屋に向かった。





ゆっくりと支度をしているが、未だ他のお客さんは来ない。
やがて空が白々してきた頃、3台ほどの車が停まった。
おそらく、本格的なお盆を前に、皆仕事におわれているのかもしれなかった。
結果的には、底物師が三名、ルアーマンは私一人であった。
風は強さを増す一方であった。
希望する磯に乗れるかどうか危うい感じである。
心配を胸に乗船し、船はすぐに大海原へと進んで行った。
あの磯を越えれば、すぐに目的の磯が見える。
今日はどうか。
視界がひらけると、予想に反して静かな海が広がっていた。
船頭は何も言わない。
よし、乗れる! 少なくとも満潮が近づく昼まではやれる。
滅多とない好機に胸が高鳴って行く。
やがて、ゆっくりと船は磯についた。
既に日は登って来ている。
一分、一秒が惜しいのだ。
朝の勝負タイムではあるのだが、そこはニュータックルを試してみたいのが性である。
早速、10 SALTGA5000 をセットしてみた。
メインにPE4、リーダーは100LBのナイロンをセットしている。
まずは得意のポッパーからキャストして行った。







しかし、何という向かい風だろうか。
風を切り裂き、低弾道で送るキャストでさえルアーは思う様に飛ばない。
風の合間をぬって、しっかりとロッドの曲がりを追従させて振り抜くが、それでもその流れに届かないのだ。
おそらく、それは普段の6000番とのスプール径の差であろうか。
あと、気持ち10メーターが届かないのであった。
ルアーが着水するとすぐ、ラインスラッグが舞う。
丁寧にさばいているつもりでも、とうとうローター下部に巻き込んでしまった。
いつもなら、すぐにハンドルを止め、スルスルとラインをほどいて復帰する。
しかし、新しい、SALTIGAはラインを噛み込んでしまっていた。
勿論、ローター内部にではない。
僅か1ミリにも満たない隙間にラインが食い込んでいるのである。
半ば力ずくで引き抜くと、予想通りにPEが毛羽立ってしまった。
飛ばないとはいえ、フルキャスト先での傷みである。
このミスは致命的に思えた。
潔く、すぐに6500EXPに換える事にした。






おそらく、シイラや小型青物に照準を合わせていたなら続行する程の傷みの程度であった。
しかし、今日、ここに来た理由は彼らではないのだ。
今回もまた、自分なりの夢を描いて来たのだった。
妥協はもうしたくない。
それでも足りないのだろうが、少なくとも自身の妥協から後で後悔はもうしたくない。
手慣れた6500EXPは全く不安のない働きをしてくれた。
釣り手の私のミスをも、やんわりと包んでくれる様な感じであろうか。
やがて、海面にはおびただしい程のエメラルドグリーンがひしめく。
80センチからメーター近くのシイラ達が回遊して来たのだった。
今はまだ、君達には喰ってもらう訳にはいかない。
止めたり、激しすぎる動きをしながら、すんでの所でシイラ達のバイトをかわして行った。
それでも喰う魚がいるのだが、ラインをフリーにさせて、一瞬だけテンションを与えると、決まって高々とジャンプしてくれたのである。
大抵はこれで無事にフックアウトしてくれた。
むやみに魚を傷つけずに済んだ。
しかし、あまりに魚影が濃い為、時には走ってスレ掛かりする魚もいる。
なるべくそっと取り込み、即座にリリースしてキャストを再開して行った。






しばらくすると、一通りのシイラの回遊が一段落した様であった。
この時点ですでに入れ食いだった為、かなり疲れてしまっていたのだろう。
無意識に全く何も考えずにルアーを放った。
スルスルとスラッグを取り、何げなく入れたワンアクションの直後であった。








ゴバァ!!







聞いた事の無い低音でそれは響き渡った。
気が入っていない為、即座にまだそれを理解出来ていない自分。
頭が分かる前に、光景としてとてつもない波紋がそこに広がっていた。




!!!!!





やっと理解し、少しだけ喰い込んだのを感じた。
ワンテンポ遅れて、高く、レイジングブルを振り上げた!



ぶぅん・・・。



太い風切り音を残しロッドは空を切る。
虚しくもフックは何も捉える事は無かったのである。
即座にパニックアクションを叩き込む。
喰え、喰え・・・喰え!!
喰わせる間を与えたが、それはただストップに終わってしまった。
ルアーが起こしたスプラッシュから、ゆっくりとソイツは前に出て来た。
そのまま、少しだけ前に進み、気がついた様に目の前で大きく身をよじった。
更にゆっくりと、大きく反転して行く。



あああああ!!!!




ハッキリとこの目に映るその姿。
それは、まぎれもない私の夢であった。
漆黒の魚体、あまりにも力強いそのシルエットが朝の陽の中に歪に照らされる。
ともかく、ともかく黒く、その姿は邪悪にさえ感じた。
目測ではあるが、はるかにメーターなど超えていたのであった。
まるでその姿を見せつけるかの様にゆっくりと横を向くと、
ドン!!っという勢いで加速して彼方に消えて行ってしまったのだった。
やっと正気を取り戻した私は、急に手足がガタガタと震え立ちすくんでしまった。
まさに、戦慄すべき光景であった。





その後、再びヤツの仲間が出ないかと必死にキャストを続けた。
何となく分かってはいたが、二度とは現れる事は無かった。
幸いにして、今日はおびただしい数のシイラ達がいる。
釣行初日から、このまま落ち込んでしまっても仕方ない。
半ば自身に言い聞かせるのだった。
すぐに数匹の80センチクラスが釣れてくれた。
5~10匹が束になってルアーを激しく襲う。
競い合うから、更にその攻撃は増して行く。
ルアー着水と同時に、背びれを出しながら超速度でどこからともなく飛んでくるのだ。
まるでそれは魚雷であった。
ドン! ドン!っと立て続けに被弾する。
いったい、どれだけいるのだろう。
少し休んで写真を撮ってみた。





















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やはり?勢い良く突っ込んで来る大半はメスシイラである。
飛距離が出ないからか、どうにもオスまで届いてないのかもしれない。
もしくは、自身のルアーアクションが、オスとメスの視界の差をクリアしていないのかも。





















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メーターあるか無いかだが、それでも激流に走らせるとかなり手こずる事になる。
何本も釣っている内にそれがとても興味深く思う様になった。
海底に向け、また根に向けて突っ込んだりはしない。
しかし、その引きは十分に強いものであり、瀬際での走りは油断するとリーダーを傷つける。
たまに、目測で120センチ超のオスが掛かると喰った瞬間にドラグが走る。
一瞬の走りは相当なパワーに感じた。

わざと激流に向かわせると、レイジングブルでさえバットからしっかり曲がって行く。
磯のルアー釣りを続けていても、私には、こんなに強引な魚とのやりとりは滅多に出来る機会は無い。
単純に、今回はかなりファイトの良い経験が出来たと思う。
最終的には、やはり瞬間的なパワーファイトに出るとやりとりが迅速であった。
喰った瞬間、ゴン!っと合わせ、即座にハンドルを回転させる。
驚いた事に、シイラは全く何の抵抗もしないままに足元まで寄るのだ。
衝撃で脳震盪でも起こしているのか、はたまた、釣られた事に気付いていないのか・・・。
何はともあれ、全く何の抵抗もしないのだった。

更に面白いのは、狂った様に走りまくり、抵抗を続けていたシイラ達であった。
ベールを返し、ラインをフリーにしてやると、決まって少しだけ進み後は動かなくなってしまう。
再び凄いテンションを与えると、またムキになって暴れるのである。
ゆっくり、ゆっくりとほぼテンションがかからない様に巻いていると、次第に寄ってきて御用となるのだった。
これらはシイラだけの特性なのかは分からない。
機会があれば、他の魚とのやりとりでも試してみたいと思う。



適度に休憩を挟みながらも、時間は瞬く間に過ぎて行った。
潮が満ちてくるにしたがい、大量の波飛沫を被る様になって行った。
潮がやっと絡む様に流れ、一気に魚達が活気に満ちて行く。
グレを始め、沢山の小魚たちも表層付近まで上ずり、今にも何か起きそうな感じとなった。
しかし、ここでゲーム終了、我々の安全を一番に考える船頭が飛んで来てくれたのである。
一日目終了。











二日目の釣りでは、あっつん氏と、久々となる、Y氏とご一緒させて頂く事となった。
向かうは昨日、渡礁した磯である。
準備中、他のアングラーを見ると見たお顔があった。
確か、今年の初釣りでご一緒した岐阜からの方であった。
彼はずっと絶え間なくジグをシャクリ続ける鉄人である。
凄い方々とご一緒出来てとても楽しみであった。




渡礁後、めいめいがすぐに準備を整えて行った。
リラックスした気分で自身はキャスト体勢に入る。
再び、あの漆黒のモンスターを求めて投げ続けた。
しかし、結果的には二度と目にする事は出来なかった。
お二人はお得意のミノーイング、そしてトップと丁寧にこなされて行かれた。
陽が昇ってからは、執拗なるジグでのピンポイント狙いに移行されて行く。
そしてまた、様々なローテーションを続けて行かれた。
お二人の釣りには、彼ら流のリズムがある様に見え、とても興味深いし安定感がある。
私はこの日もジグは殆どお休みにした。
プラッキングにこだわってみたかったのである。
昨日ほどではないものの、この日も沢山のシイラの回遊があった。
ジグでボトムでも喰ってくる程であった。
岐阜からのアングラーも、ジグで数多くのシイラを釣られてみえた。
深く傷ついたシイラはキープする事にした。
海に帰しても、おそらくは過酷な自然を乗り切る事は難しいだろう。
アングラーのエゴかもしれないが、せめて美味しく頂く事にする。
しっかりとシメ、血、そしてワタを抜いたシイラはなかなかの美味である。
海外で調理される様に、油ものとの相性が良い気がする。
結局、私は二匹のシイラを持ち帰る事にした。
青物には巡り合う事は出来なかったが、何かが釣れる事が何よりも楽しいのだ。
おそらく、冬になればとても寂しい気分になるだろう。




お二人は今日一日で帰宅されるとの事であった。
二日間、のべ18時間、真夏の磯で釣りをした私もそろそろ限界を感じた。
何より、ルアーやフックなどのストックが心細くなって来たのだった。
数々のお気に入りのルアー達を、巨大なサメに持って行かれたりしていたのだ。
あと一日、休みはあるが、明日はゆっくりと休もうと南紀を後にした。
帰り道、夜の河口にてウェーディングを数時間やったのだけど・・・。
私には何も起こせませんでした。
今回も楽しかった~
あっつんさん、Yさん、今回も有難うございました。


それでは




タックル

Rod  MC Works RAGING BULL 100XR-2
Reel  DAIWA SALTIGA Z6500EXP
Reel    DAIWA  10 SALTIGA 5000  NEW!!
Line  YGKよつあみ PE #4  PE #5
Leader VARIVAS NYLONE 100LB