10月25、26日の日記








最近、Taka氏とよく話しています。
彼曰く、11月からは猛烈に仕事が忙しくなると。
それまでは、逆に時間に余裕があり、行けるだけ釣りに出たいとの事でした。
月の終わりに連休を頂けたワタシ
もう、互いに即決にて釣行が決まりました。
ノ~ンビリ行くならやっぱり南紀かなっ
釣果は結果オーライ!






最近、色々とヤボ用もあり、出発の間際まで何の準備も出来ていなかった。
仕事が終わると、大急ぎで、二つ隣りの街に車を走らせた。
まずは、ヤボ用を済ませ、その足で釣具店に駆け込む。
幾つかの消耗品と、ジグ用のフックを購入した。
唯一、ナイロンリーダーだけ手に入れる事が出来なかった。
帰宅して、食事の時間も惜しんで準備をして行く。
前回の釣行時、高い足場からの釣りでルアーを沢山傷めてしまった。
それらの補修と、フックの交換にかなりの時間をとられてしまう。
予定している出発の時間まではあと僅かしかない。
即席でアシストフックを数個作るのだった。
そう、これが今回の自身のテーマの一つなのだ。
少しタイムオーバーとなったが、何とか荷物をまとめ、Taka氏の自宅へ向かった。





今回も、氏の運転で南下して行く。
しんどいだろうと、運転の交代をすすめるのだが大丈夫との事。
正直、何だかとても申し訳ない。
いつもそうだが、車中でのBGMはいらない程である。
一応、80年代の、パンクロックが流れているのだが・・・。
話しの邪魔にならない様、ボリュームはいつも最小限でしかない。
普段、けっしてよく話す性質ではない自身だが、氏との話はよく弾む。
やはり、気がつくと県境を越えている感覚なのだった。
そこからすぐ、気がつくと南紀に到着している。
やっぱり、こんなにラクに来られて、とても申し訳なく思う。
今日、まず向かう場所は、Taka氏のリクエストにより決まった。
そろそろ、デカイ奴が回遊していないかと気になっていた場所であった。
コンビニにて何点かの買い物を済ませ、ゆっくりと現場まで向かう。
ヘッドランプの灯りをたよりに山に入るのだった。






磯が近づくにつれ、轟々とした波の音が聞こえる。
音だけでは立てるかどうかは分からない。
ただ、身構えというか、ある種の緊張感は高まって来る。
磯に到着し、まずは高台から海の様子を伺う。
所々、サラシが暗闇に白く浮かび上がる。
危ない感じではなさそうだ。
それよりはむしろ、波気があって好条件に思えた。
しかし、真っ暗闇では遠くまで目がきかない。
念の為、かなり高い場所に荷物を置く事にする。
タックルを整えながら、グビリとペットボトルを呷った。
持ってきたパンを頬張り、お茶で流し込んで行く。
遠くの空が赤く染まりだした。
あともう少し。
熱い血が全身を駆け巡って行った。








まだ、飛んで行くルアーがよく見えない中でのスタートである。
全くの勘でアクションを入れて行った。
氏はかたく、ミノーにて始めた様だった。
朝焼けの中、うねうねと流れる潮を見る。
ここか? それともそこか!?
もう、奴らは磯に到達しているのか?
そんな事を思いながらキャストを繰り返して行った。
氏は一か所だけで粘る事は無い。
足を使って移動して行く。
二人の大きなスタイルの違いである。
徐々に明るさが増して行く中、一つ、また一つとルアー交換をして行った。
しかし、魚からのサインを見る事は無い。
キャストに夢中になっていた為に気付かなかったが、どうやら風が弱まった様だった。
不思議な事に、海は大きく姿を変えて行った。
こんなにも早く変化したのには、正直、驚いた。
陽が完全に昇る頃にはもう、全くの凪となってしまったのだ。
それでも、何があるか分からないと自分に言い聞かせる。
しかし、何も起きない事に期待は諦めに変わって行く。
気持ちの折れは、すぐに身体に影響を及ぼすのだろうか。
腰の痛みを感じると、すぐに立っているのさえ辛くなってきた。
おまけに強烈な眠気で瞼が閉じそうだ。
ギブアップ宣言をして、岩山をいくつかよじ登って行った。
おやすみなさい
Rockは寝ます。
頑張ってね!




ここから先、Taka氏の撮った写真をいくつか・・・。

























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岩の上で休トドではございません
氏による確信的な盗撮ですヨ。

ちゃんと載せろって・・・多分、思ってるハズなので出しました。
腰痛いよZzzzz





















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おっと、Takaさん!
ちゃんと釣りしてみえたんですね~
デッカイそのルアーに果敢にアタックして来たのかな?
可愛いメッキちゃんです。
磯で見たのは初めてかもしれない
やっ、やったね






















IMGP0111

どうやら、釣りを再開した直後に盗撮されたモノかと思います。
そこはかとなく漂うイケナイ感じ・・・。
所謂、死臭を放つという後ろ姿かもしれません。
きっとこんな時、考えているのは、食事か、女の子の事ぐらいでしょう。
ちーん。









気がつくと、隣の磯に一人のショアジガーがいらっしゃる様だ。
休まずにジグを投げておられるが、コチラ同様に何も無い様子であった。
最後のあがきと、小一時間ほど真剣にやってみた。
ただただ、凪の静かな海が広がるだけであった。
潔く諦め、空腹を満たす為に潮岬に向かった。
「メガ天丼セット二人前!」、何故だか、気合たっぷりにお姉さんにお願いする。
たまには和食が美味いっ。
味わいながらも、すぐに食べ終わり海を見に行った。
眼下に広がる大海原は静かであった。
少し移動してみようか?
眠気をこらえしばし車に揺られて行く。
海沿いを行くと、どんどんと雰囲気が変わって行った。
良さげかもと、磯におりてみる事にした。


先端に着いたのは、おそらく14時頃だったろうか。
タックルを組んでいると、みるみる内に空模様が変わって行った。
一雨くるんかなあ? そんな雰囲気であった。
しかし、結果として雨は降らなかった。
空は雲に覆われ、その合間から茜色の光が差していた。
それはまるで、夕マズメさながらの光景であった。
奇跡的な事に再び血がたぎる。
おそらく、回遊の時は絶対にやってくる。
そう信じてキャストを繰り返して行った。





その時が来るのに時間はかからなかった。
潮は悠々として大きく動いていた。
強い風が吹きつけたが、我々の背中からであった。
これにより、ルアーは普段よりも遠くまで飛んだ。
ルアーにアクションを入れて感じるこの感覚。
どの様な動きを与えてみても、まるでねっとりと絡む様な動きをするのだった。
うまく表現が出来ないが、まるで潮に絡むという感覚なのだ。
抑えようとしても、自然とニヤケてしまう自分がいた。
コレだ!この感じを待っていたのだ!!


自身はミノーを信じてみる事にした。
一方、Taka氏はシンキングペンシルを選んだ様であった。
しばらくして、魚信を得たのは彼の方だった。
出た!!っと、こちらに向かって叫んでいる。
何? 出たのっ?
私がこたえる方が早かっただろうか、次に氏を見るとロッドが曲がっていた。
ヒット!の雄叫びと共に、強い追い合わせを二発!
とてもスムースな一連の動作の後、すぐさま寄せて行く氏。
上手い!
遠くでのヒットであったにも関わらず、一瞬にして魚を手にしてしまった。



ミノーを巻く手に力が入る。
しかしどうした事か、私には全くアタらないのだ。
もう、辛抱たまらずにシンキングペンシルを結んだ。
唯一の抵抗は、氏の投げるそれとは違うルアーとした事だけである。
すぐに結果は出た。
バシャっと飛びかかって来たのだった。
しかし、ゴンっとした衝撃を残すのみであった。
魚を置いてすぐに戻った氏。
今度はまた違う場所でキャストを再開する。

その間、私には二度、先程と同じ様なバイトがあった。
しかし、どうにも乗らないのである。
次に氏の方を見ると、激しいアクションで巻いている姿が見えた。
ルアーに目をやった瞬間、ガバっと水面が割れた!
全く自然にフッキングを入れる彼。
ロッドのしなりが先程よりも大きい様である。
またもや瞬間的に巻き寄せて行った。
おそらく、氏からはまだ見えていないかもしれない。
どうやら、彼のルアーには二匹の魚が掛かっているのだ。
足下まで寄せ、躊躇う事なく抜き上げて終わった。
ただただ、鮮やかな光景に笑うしかない私であった。




































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見よ! この満足げな笑みを!!

うそ
朝から、ずっとキャストし続けた氏に、南紀の海の仏様が微笑んだのでしょう。
お見事でした!
やったね!!























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良いツバスですねっ。
全部、45センチ位でした。
ベイトは7~9センチのキビナゴが数匹。
Taka氏にはやっと秋がやって来たようです。

































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ここにもまた、死臭を漂わせる者が約一名。
この海で何故に釣れないのでしょうか。
日頃の行いでしょうきっと。










その後、暗くなるまで続けたが再び出る事は無かった。
街までの道中、氏が釣れて本当に良かったと思った。

勿論、負け惜しみである。

いやいや、誠の気持ちです。
ここでしばし反省してみた。
何故、私には乗らなかったか?である。
一番はその腕の差。
いや、やっぱり、タックルのせいにしておこうか。
氏のメインロッドは修理中であり、今回、DEFI MUTHOS 110MHを使用されてみえた。
これが絶妙な感じであったのかも知れない。
フックは氏が、ST66 1を使用、私が、ST56 1であった。
少しだけ、氏のフックのが小さい様に思う。
それよりも気になったのは、リーダーの太さと、ルアー結束金具の違いであった。
氏がナイロンの80LB、スプリットリングが#6に対し、私はそれぞれ、100LB、#7であった。
試しに全く同じルアーを投げてみて確認したが、ルアーの動きがまるで違う様に思ったのである。
どうもここに、喰い込みの良し悪しが出るのかもと考えてみた。
しかし、やっぱり腕の差だ。


どっと疲れたので、夜の小物釣りは中止。
翌日、運転の無い私はボトルを抱いていた。
予定の時間にキッカリと目が覚めると、赤い目をした氏が灰と化している。
どうやら、豪快なイビキのせいで眠れなかったと。
お互いにイビキはデカいが、私は気にせず眠れるヒトである。
気になって眠れない、Takaさん誠に申し訳ありません
ポイントに向かうが星空に照らされた海は池の様だった。
昨日とは全く違う様である。
これはダメだとすぐに戻る事にした。
ここで、Taka氏は眠さでダウン。
しばし、ゆっくりと眠って頂く事にした。
勿論、自身もすぐ二度寝である。





数時間後、目を覚ますとすっかり元気になった氏がいた。
太陽もまた、すっかり昇りきっている。
海を見て驚いた。
ワナワナと絡む様に潮がさしているではないか!
すぐに準備し、急いで山に分け入った。
小高い丘から目標の磯を見ると、今まさに渡船がお客さんを降ろしている真っ最中なのである。
おそらく、潮の勢いがありすぎて、一級ポイントに渡る事が難しいのだろう。
荷物を降ろすその釣り師を見て、彼らが上物師の方々であると思った。
我々が邪魔をする訳にはいかない。
もと来た道を急いで戻るのだった。


車まで来て、しばし悩むのだった。
近くの磯は波を被り、安心して出来そうには思えない。
悩んだ末、僅かでも風裏となる場所に行く事にした。
とても人気がある場所で、いつも何人かのアングラーが入っている事が多い。
しかし、おそらく、今は違うエリアに向かっているだろうか。
人がいないとガッカリされる方もみえるが、我々はその逆である。
駐車スペースには一台だけ車があった。

すぐに磯に向かうと、一人の方が、ドンゴロス片手に上がってみえる所であった。
歪に膨らむそれに、沢山の獲物が入っているのは間違いない。
聞けば、今、この海はツバスだらけだと言う。
タギる二人!
しかし、最早、その群れは姿を消してしまっていた。
何とか、居残った奴のワンバイトを得るが、昨日と同じ様に乗らなかった。
ツバスを諦めた氏は、ヒラを探してくるとどこかに消えてしまった。
ツバスが去った今、奴が回遊してこないかと投げる私。
夢中になっていると、後ろで呼ぶ声がする。
振り返ると、Taka氏が魚を持って立っていた。



























IMGP0116

よく肥えたナイスなシオでした。
ルアーを引いていると、急に群れでチェイスして来たとの事。
すかさず、ジグミノーで喰わせた様です。
私は、ジグミノーをあまり信頼していません。
しかし、釣り手によっては良いルアーとなる。
これが、釣りの面白い所であると実感するのでした。
Takaさん、まさに絶好調です。
やったね!!








今の場所に見切りをつけ、そこからすぐの磯に移動する事にした。
直ペンを使った誘い出し、シンペンを漂わせてみたり、瀬際にミノーを通してみたりした。
しかし、どうしても魚が追ってくる気配は無い。
今回、比較的シャローなポイントに入っている為、おそらく使う事は無いだろうと思っていた。
しかし、打つ手が無くなった今、唯一、自身が信じれる物はこれしか残されていないのだ。

そう、好きな、メタルジグである。

二つだけ、そっとケースに忍ばせていたのだった。
約90グラム、シルエットの小さいそれは、おそらくものの数秒もあれば着底するだろう。
今回、自分なりに悩み考えて作った、アシストフックをシングルで付けて来た。
これでダメなら今日は諦めよう。
そう言い聞かせ、約50メーターほど沖のシモリに向かってキャストした。
やはり、すぐさま着底する。
何度かシャクリ上げとフォールを繰り返し、足元まで丁寧に探ってみた。
三投目だったろうか、スルスルと底まで達し、すぐに跳ねさせてみる。
どうやら、良い潮と噛みあった様だった。
再び落とし、巻き上げて来た瞬間、ガツッとした衝撃が伝わって来た!
来た! すぐに追い合わせを入れた。
きいて魚のサイズを計っている間は無い。
一気に巻くのみである。
重量感こそないが、グングンした感触が伝わって来る。
もう、サイズなんてどうでも良かった。
ともかく嬉しい!
魚の姿が見えた時、自然と雄叫びをあげていた。

































IMGP0117































IMGP0119

約一か月ぶり、四回目の釣行の末のボウズ脱出の瞬間でした。
「シオ」、と呼ぶ事すら憚るサイズかもしれません。
しかし、私にとって間違いなく、とても大切な一匹となったのです。
サイズよりも心に残る魚を。
そう実感する貴重な体験となりました。
本当に嬉しかったです。
やったね!!






好きなジグでヒットを得られた事。
また、自身で作った、アシストフックに掛かってくれた事が、喜びに拍車をかけたのであろう。
今回、フックは多用して来た、O社のものとは違うものであった。
同社の7/0程のサイズであったが、しっかりと口に刺さってくれたのだった。
太く、鋭いそのつくりでは、この魚にはいささか強すぎたのだろうか。
強引に寄せた為、大きく口切れしてしまう結果となった。
あわや、フックアウト寸前であったと思われる。
今回、幸運にも助けられたが、今後、更に自分なりに研究して深めて行きたいと思った。
その後、手の平サイズのシオが頻繁に姿を見せる様になる。
足下でのジグに、多くの魚が群がる様にしてバイトしていた。
しかし、このサイズのフックでは捉える事が難しいのだった。
その光景には興奮したが、帰りの時間が来た為、磯をあとにする事にした。


Takaさん、今回もとても楽しい釣りを有難うございました。
また是非、行きましょう。

それでは




タックル

Rod  MC Works RAGING BULL 100XR-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6500EXP
Line  YGKよつあみ PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA  10 SALTIGA  5000
Line  YGKよつあみ PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB



Taka's タックル

Rod  DEFI MUTHOS 110MH
Reel  DAIWA 10 SALTIGA 4500H
Line  PE#4
Leader  NYLONE 80LB