1月6日の日記






新年は2日より出勤となりました。
毎年恒例となっています、初売りセールに勤しんでおります。
やっと、一日だけ休みを頂く事が出来ましたので、初釣りに行ってみる事にいたしました
どこに行こうか悩みましたが、まずは気になる紀東に行ってみる事にします。
ショアジギング、エギング、そしてライトゲーム用の各タックルを積み込みました。
結果オーライ、その時の気分!?で気儘にやってみるつもりでした。





職場より帰宅は午後9時とそう遅くはなかった。
晩御飯を済ませ、色々と雑用をする内に気がつけば23時を過ぎてしまう。
前回の釣り納めにて、ジグヘッドとそれに付けるワームについて考えさせられる事があった。
それにつきましては、全くの初心者の感覚なので述べられません
あくまでも、素人の癖、感覚による一つの方向性、可能性を垣間見たいというものであります。
結局、物凄く! 苦労してセットしたそれを、一度、全部リセットして新たに組み直してみる事にした。
要するに、付けたワームを取り外し、再びセットしたという事である。
ただし、今回は日中の釣りも視野に入れている。
比較的に軽量なジグヘッドのみではなく、3グラム以上のものも用意してみる事にした。
また、マイクロジグなどのメタル系も同時に準備してみる。
とても繊細なバランスに、今回もヤキモキしながらの作業となった。
僅かな事をするにも、かなりの時間を要してしまうのだ。
結果として、何とかカタチになったのは午前2時を過ぎた頃。
出発のタイムリミットはとうに超えている。
まあしかし、仕方ないと家を出るのだった。






目指したのは熊野であった。
現場到着は午前4時すぎ、夜明けまでにはまだ少し時間がある。
ゆっくりして、それから磯に向かうという選択肢がない訳ではない。
まずは、海のすぐ近くまで来て車を停めてみた。
南紀特急から降りると、キンッとした冷気が頬を刺す。
しかし、心配していた風はそれほどは吹いていなかった。
おそらく、磯に出るならば凪の海が広がっているだろう。
だからといって可能性が無いか?
勿論、そうではない。
ただ、どうも今は青物の釣りに気持ちが向かないだけである。
また、すぐに車を走らせ、少しだけ灯りがある場所を目指す事にした。
ライトゲームでは、自身初となる場所に向かった。
ここでは、山からの風が強く吹いていた。
幸いにも、背中から風を受けるカタチとなるのでそう気にしない。
はたして、今、ここにメバルがいるか?
全く分からないが、チャレンジしてみるのだった。






まず、表層付近から様子を伺ってみる。
3投、4投・・・反応は無い。
そこで、一気にレンジを下げてみる事にした。
アジも魅力的な獲物ではあるが、それを考えると混乱してしまうので考えない事にする(笑)
ボトムを執拗に探っていると、ココッとした手応え。
スイープに合わせると何か掛かった様だ。
全く手応え無く、浮いてきたのは、ネンブツダイであった
魚に触れずにお帰り頂く。
少しパターンを変えて探ってみると、今度はコツンっとした感触があった。
少し送り込んでから合わせてみる。
どうやら、うまく針掛かりしたみたいである。
やはり引きはしないが、それなりに抵抗を受けて、PEが鳴いていたと記憶している。
やがて、水面に浮かんだその魚は細長かった。
もしかして・・・。



























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超嬉しいです!
ムツっ子が釣れてくれました。
最近、ずっと狙ってたんですよね
やったね!






目の前に広がる海には、今、ムツがいる!
自身の中で一気に興奮度マックスとなってしまった。
ジアイだったらどうしましょ
しかーし! そんなに甘いモンやおまへんですネ。
同じパターンを刻むも何も起きず。
アレコレやるもムハン!
そうこうしている内に、遠くの空が茜色に染まってくるのであった。
急いで竿をたたみ、ここで小移動となった。
少し離れた、ゴロタ場、堤防の基礎を打つ為にである。
しかし・・・結果として全く何も得られず。
ネンブツ君の反応のみで沈黙してしまった。
何年か前、ここでは尺上のメバちゃんを見てはいたのだった。
しかし、今日、明るくなってもその姿を見る事は出来なかった。
仕方なしにジグヘッドを3グラムに換えてみる。
それをボトムに届け、しばし放置してみた。
おそらく、そのワームには、臭いも味も付いてはいない。
それでも、ゆっくりと近寄って頬張ってくれたみたいです。
























P1010251

ちいちゃっ!
でも嬉しいな
撮影後、そっとお帰り頂きました。
しかし、根魚って何か可愛いと思いませんか!?
昔飼ってたからかな・・・。
ガシラもナツイテきますと、水面まで浮いて来て手から餌を食べる様になるんですよ。
いつかまた、部屋に小さな海を設けたいと思うのです。








その後、反応が途絶えてしまったので、またもや小移動となった。
テトラやシモリなど、分かりやすいストラクチャーを探ってみる事にする。
陽は完全に昇ってしまった為、デイ用に良かれと思うルアーでも探ってみた。
対象魚の生態を未だ全く理解していないワタシ。
ともかく、デイならばボトムかと探ってみるのだった。
テトラ帯に立ち、少し先にキャストしてからしっかりとボトムをとる。
しかしながら、よく見えないまでも、波で崩れたテトラはけっこう先まで入っている様である。
少しだけルアーを地に這わせてみるも、すぐにそれらの沈みテトラが邪魔をするのだった。
正直、現時点においてテトラ帯をとてもではないが攻略出来ないのである。
思いつく限りの事を試すも、とても、攻めきる手立てが頭に浮かばない。
今の自身には難しすぎる。
よって、ここでは全くもって魚信を得る事は無かった。
はたして、これが見えない夜の釣りならばどうか!?
正直、どうにもならない気がするのだった。






この場での釣りを諦め、一気に移動してみる事にする。
向かったのは大規模な港であった。
勿論、釣り人が後を絶たない場所であり、手つかずの場所など殆ど無いはずである。
それでも、何故にそこを目指したかといえば、あまりの澄み潮であったからだ。
ポカポカ陽気となり、防寒具を着ていては汗が出る程の天気であった。
波気やサラシなど、ルアーシルエットをごまかしてくれる要因も無い。
ベタ凪の池の様な海が広がる中、ドがつく程のクリアな水質にどうにも釣れる気がしなかったからに他ならない。
大型船舶が往来し、生活排水が注ぐここは、そんな美しい海の中でも、より都会的な海の色をしている。
普段であれば、全くそんな場所は敬遠しているのだが・・・。
下手な私はそれにかけるしか無かったのである。
フリース一枚でちょうど良い日差しの中、おそらく僅かに水温が上昇したのだろう。
水面下には、なかなかのサイズの魚達の姿が見える様になって行った。
コッパグレや海タナゴの群れが殆どではある。
しかし、時折、ギラッと反転する魚体も混じる様になって行った。
まだ、ハッキリとは見えないものの、それがルアーで狙える魚かもしれないと思った。
ものは試しと、持ってきたマイクロジグをスイミングさせてやる。
ガツン!っといきなりバイトがあった。
しかしながら、二度目は無かった。
おそらく、この感じ・・・メッキに間違いはない。
ワーム、そしてプラグと換えてみるが全く反応は無い。
おそらく、適正な水温を下まわり、最早、まっとうに行動する事すらままならないのだろうか。
ゆっくりと、漂う様に泳いでいる様に見えた。
すこぶる活性が低く、好んで捕食する様な状態にはとても思えない。
しかし、先ほどはヒットがあった。



メッキは最盛期ですら、ジアイの外において、三度目、四度目のキャストでは反応が鈍る。
ルアーを学習すると言うか、見切るのがとても速い様に思うのだ。
おまけに、今は、泳いでいるのさえ息も絶え絶えといった雰囲気である。
しかし、こんな状況であるからこそ興味深く思うのだった。
試せるチャンスは限られているだろう。
僅か数投で答え合わせをしなけらばならない。
この時、自身が出した結論は単純であった。
所謂、リアクションで口を使わせるしかないと・・・。
手にしたのはメタル系のルアーである。
重量にして約7グラム、テールスピン式のものであった。
おそらく、横の釣りでは見られてヨシに終わるだろう。
縦の釣り、それも落ちの一瞬の煌めきに期待するのだった。
結果としてこれが正解となった。

























P1010253

この日、この場において、唯一のヒットパターンであったと思われました。
他にお一人の方がみえましたが、充分に魅力的な攻めを様々と繰り出されていましたが、どうにもヒットさせる事までは出来なかった模様です。
また、見えている群れの層では反応が得られませんでした。
かなり、ナーバスになっているのでしょうか・・・。
ルアーが沈下する、僅かな間に群れは警戒して散って行きます。
逃げて行く前の刹那、その、僅かに反応する層に達しなければならないといった感じでありました。
要するに、ルアーを素早く沈下させ、見えている群れの少しだけ下にいる、喰い気のある個体だけにアピールするしか無かったのであります。
運良くも答を見つけられたのは、他の様々な釣りを経験してきたからでしょうか。
すぐに、そのアングラー様にお伝えしましたが、生憎、手持ちのルアーではその様な攻めが難しかった様です。
厳寒期に出会えた事はとても貴重な経験となりました。









その後、遅めの昼食をとって車内にてしばし眠るのだった。
アラームをセットし、起きたのは午後5時である。
海山まで戻って来ていた。
すぐに近くのポイントに向かった。
カマスやタチウオを求めてであった。
ポイントに着くと、ルアーマンの先行者がみえる。
どうやら、ワインド釣法にて本格的に狙ってみえる様子だった。
自身は、変わらずジグヘッドにてスイミングさせて行く。
しかし、反応は無い。
ワインドの方は小型のタチウオを上げられた様だった。
それでも、思う様に潮が流れず、かなり渋い様子である。
求めるのはメバルが第一の私、潮を待つ余裕は無いと諦めて移動する事にした。




続いて向かったのは、三重の紀北エリアである。
点々と並ぶ、漁港ポイントを駆け足でランガンして行こうと思った。
一つ、また一つと、気になる場所を探っては移動する。
しかし、どうした事か全く何も起きない。
あまりに何も無いので、とうとう、ヘッドランプを灯し水の中を覗き込んでみた。
そこには、ベイトはおろか全くもって魚は居なかった。
目の届かない部分にまで、はたして魚が居ないかどうかまでは分からない。
しかし、探れど探れど、どうしても魚信を得る事は無かったのである。
メバルの生態には全く無知ではある。
あまりに魚が居ない為、例えば、産卵などで他所に移動してしまったのではないかと本気で思う程であった。
チビちゃんさえもその姿は無い。
いったい、いくつのポイントを巡った頃かは忘れてしまったが、街灯の絡む極シャロー、捨て石のエリアにてやっとアタリを拾う事が出来た。
とても高活性な個体であり、向こうアワセにて掛かってくれた感じであった。
数時間ぶりの魚信に安堵する。

























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元気なおチビちゃんが喰ってくれたのです。
あまりにも情けない釣りですが、その時はそれでも嬉しいんですよ。
しかし、その後は全く後が続きませんでした。
エリアを変えるべく、一気に移動して、結局、とうとう志摩エリアまで来てしまいました。
しかし・・・ここでもその姿を見る事はありませんでした。








いつも、南紀への釣りの往復500キロをそうシンドイと思う事は無い自身。
しかし、今回のランガンはとても疲れました。
おそらく、実釣時間よりも、車での移動の方が長かったからでしょう。
一つの場所にて粘る、そういう気持ちにさせる海を探す事が出来なかったからです。
自身の今のレベルでは、そこから魚を絞り出す事が出来ませんでした。
本気でそこに魚はいないと思う程でした。
後日談になりますが、あまりに不思議に思って、地元のローカルの方々のブログを開いてみました。
愕然としましたね・・・。
そこには、尺をはじめ、良型を連発させてみえる釣果があったのです。
ピンポイントで魚の居場所を特定し、予想される時間帯にピタリと合った釣法にて仕留める。
まさに、そんな結果ではないかと思いました。
丸一日かけて広範囲を見て来た自分。
全てがズレていたのでしょう。
とてもショックでした。
はたして、私にもそんな釣りが出来る日が来るのでしょうか?
新たに、何かを見出さなければなりませんねきっと。
私には、メバル釣りが癒しの釣りなんてとても思えません(笑)
歴然と結果が出る、とても厳しい世界だと改めて感じるのです。





















P1010258

帰宅後、簡単に塩焼きにしてみました
ムッツリさんが美味しくて美味しくて!
しかし、驚いたのはメッキの方でした。
夏から秋にかけてのそれとは、もう、格段に感じが違うと思いました。
お腹まわりには、しっかりと脂が乗っており、淡白な中にも上品な濃厚さが感じられました。
もし、出会う事が出来たなら、是非ともキープされる事をオススメいたします。
おそらく、死滅回遊魚の彼等には越冬のチャンスは僅かしか無いでしょうし。
何とか頑張ってくれて、磯で大きくなった彼等に出会えたら嬉しいですけど


それでは



My Tackles


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Reel DAIWA EXIST HYPER BRANZINO 2508R
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