1月11日の日記





9日間の初売りセールでしたが、10日、目標には遠く及ばないものの無事終える事が出来ました。
お世話になりました、お客様方には感謝の気持ちで一杯です。
誠に有難うございました


タイミング良く!?
あくる日は休日となりました
ホッと一息、肩のチカラを抜く為にも釣りに行く事にします。








実のところ、出発間際まで、どこで、どんな釣りをするか迷っていた。
とはいえ、金銭的にけっして余裕がある訳ではないので、1日限りの南紀での釣りは断念する事とした。
県内の各所を思い浮かべ、いつも利用しているデータを眺め考えるのだった。
それらのデータの中でも、とりわけ、水温を見ながら、ここ最近は不思議に思っていたのだった。
残念ながら、去年のその記憶がない為、はたして、それが毎年の事かは分からない。
また、それが私の思い過ごしであるかもしれない故、ここで述べる事は控えようと思う。
ただ、一つハッキリとしている事だけ記しておきたい。
来年のこの時期、再び読み返した時の為に。

それは、比較的に近場である、志摩エリアの水温が高いという事である。
時として、南紀串本と比べて、2℃以上も高い時があるのだ。
串本は黒潮の影響を色濃く受けるエリアであり、通年、この三重の海よりも高水温であると認識している。
ただし、水温観測ブイの設置場所、計測している水深等、その条件は等しくはないであろう。
これら、二場所の水温差が重要なのではなく、同じデータによる日々の観測値との差異に着目するのである。
詳しい理由は分からないのだが、釣り人として解釈するならば良い潮が入っていると言えるだろうか。
はたして水温の上昇が、ここ最近追っている、「メバル」、の釣りに良い影響となるかも不明である。
ただ、自身の経験則において、アオリイカには良い傾向となる場合が多かった。
とはいえ、家で空想していても何も分からないのである。
ならば答えは一つ、釣りをして確かめようと志摩に向けハンドルを切った。






現地に到着したのは午前1時頃であった。
潮位が自分好みではないのだが、色々と用事を済ませてからの出発なので仕方ないだろう。
向かったポイントもまた、過去の経験からの選択肢の一つであった。
外洋に面しており、その地形的な条件によっても、接岸するには良好な場所では?と自身は思っている。
駐車スペースに車を停め、外に出て驚くのであった。
物凄い風が吹き荒れていたのである。

零下に近い気温の中での走行は、南紀特急をオーバークールにさせ、暖房のききが著しく悪くなってしまうのだ。
その為、窓を閉め切ってファンを強く回していた。
また、眠気ざましにと大音量でステレオを鳴らしていたのもあるだろう。
過酷な走行を続けてきて、サスペンションは劣化しているし、スタッドレス装着の為にハンドリングも曖昧である。
どうやら、その風の音、そして振られる車体に気付く事無く来てしまった様であった。
もちろん、天気予報にそんな風の事は無かった。

どちらにせよ、根本的な誤りである。
お恥ずかしくも、自身はそれ程のものでしかない。
これもまた、一つの挑戦であると思う事にした。
我々、ホリデーアングラーには、良い日ばかりを選んで竿を出す事は難しいのである。
当然、とても釣り辛い状況の中やらなければならない時もある。
ここで、背を向けてしまっては、いつまで経っても、自身の釣りの厚みを増す事は出来ないであろう。
そう思って準備に取り掛かるのだった。






風が大きな唸り声をあげている。
普段は静かな港内でさえ、ザバザバと波立っている。
係留された船からは、カンカンとした金属音が聞こえている。
ロープが風に揺れ、その金具が何かに当たっているらしかった。
暗闇に包まれたそこには誰の姿も無い。
嵐の前のそれに思えた。
とても不気味であった。

すくむ足を半ば無理矢理に前に向かわせる。
手にしているのは二つの竿である。
メバル用とアオリ用のタックルを用意したのである。
ゆっくりと歩いて行くと、やがて外海が見えてくる。
月明かりに映し出された水面には、幾重にも連なる白波が見えた。
途端に強い風が私を揺らす。
それに乗った波飛沫が頬を濡らして行った。
波はまだしも、その風はおそらく釣りが出来るギリギリの感じだろうか。
不測の事態を想像し、立ち位置を決めて行くのだった。





まずは手前から攻めてみる。
テトラが積み上げられたそこで竿を出す事にした。
まず、結んだのはジグヘッドである。
水深はそう無いものの、この強風に打ち勝つ為、3グラムとしてみた。
案の定、吹き付ける風を前にしては飛距離も出ない。
10メーター強が精一杯であったろう。
テンションを残しフォールさせるも、すぐに底を擦ってしまうのだった。
どうやら、かなり先までテトラ、もしくは根が広がっている様子である。
ロッドを立てて調節したいところではあるが、おそらく何をやっているか分からなくなってしまうだろう。
仕方なく、すぐにリーリングに入り糸フケだけを巻き取って行く。
ジグヘッドが重い為、それでも速いルアーの泳ぎとなってしまうのだった。
何度か通してはみるが反応は得られない。
そこで、比較的にコントロールしやすいミノーに換えてみた。
弱シンキングのものである。
リトリーブを止めればそこで僅かに沈む為、とりあえずはスローに探る事が出来る。
また、喰わせの間ともなるかもしれない。
しかし、思った以上に速く足元まで帰って来てしまうのであった。
どうやら、風だけではなく、手前に向けて強く潮が当てている様である。
ルアーは潮に押され、ちゃんと泳ごうとしない。
かなり速く巻かない限り、ブルブルとした手応えを穂先に感じる事が出来ないのだった。
ならばと、小刻みなトゥイッチを続けて無理矢理に泳がせてやる。
何度も続けたが、やはり魚信を得る事は出来なかった。
心が折れて来た為、さらに先へと向かいアオリを狙う事にした。





先端付近まで来ると、よりいっそうの風が吹き付けている。
いったい、風速にしてどれほどかは定かではないのだが、
強い時にはまともに立っている事が出来ない程である。
かなり着込んでいる為、余計に風を受けてしまうのだろう。
落水の危険もあるので、しゃがみ込んで釣りをする事とした。
しかし、これほどの風を受けてはいるものの、剥き出しとなっている頬はそう冷たさを感じない。
それよりはむしろ、生暖かいとさえ感ずる位であった。
おそらく、余程、沖には温かい潮が流れているのだろうか。
一瞬、吹き付ける風が弱まるタイミングを待ち、ここぞという具合にキャストして行く。
急いでスラッグを回収し、餌木と自分が真っ直ぐになる様にラインを張る。
真下に向けて、突き下ろしたティップは水面に届かんばかり。
なるべく早く、ラインを海面に浮かせたい為である。
ゆっくり、10カウントほど数え、シャクリに入ろうとさらに糸フケを取って行く。
しかし、ハンドルを回しても回しても、なかなかエギの重みを感じる事が出来ない。
やっと、餌木を感じ、シャクリを入れるとゴンっとした抵抗がある。
どうやら、足元から僅か先に餌木はある様子であった。
ある程度は予想していたものの、その想像より遥かに潮の流れが強いのである。
磯以外では、こんなにも強い潮は今までなかった。
餌木はもちろん、より重い、DEEPタイプを結んでいる。
いくら、風で飛距離が奪われているとはいえ、これほど厄介なアテ潮をどう攻略して良いものか・・・。






先程の、一連の動作に間違いがあったかもと、もう一度、始めからやり直して行った。
真っ暗闇の中で釣りをしていると、その感覚とは大きくかけ離れた状態に陥っている事も少なくはない。
それで勘違いして、???となりながら釣りをしている事も多かった。
疑問に思った時、あまりリスクを恐れずにヘッドランプで状況を確認する様にしている。
強い光が原因で、そこにいるものに警戒心を抱かせる事もあるだろう。
しかし、ことアオリに関しては、それで全くダメになったという事は無い様に思っている。
ギャフ入れの際にヘッドランプで照らしても、その後も釣れ続いた事もあった。
今回もチェックしてみたが、別段、変わった事は無い様に思えた。
あくまでも風と波の方向が同じで、強い潮が手前に当てて来ているとしか思えなかった。

少しずつキャストポイントを移動させながら、何度も何度も繰り返して行った。
着底はまず不可能と判断し、5カウントからすぐにシャクリに入る事にする。
二度、三度、軽くだけ跳ね上げ、そこからしばしテンションフォールで誘った。
止めを入れ、再びシャクリに入る頃には、最早、足元まで餌木は流されて来ているのである。
上の方の潮だけが強いのかと、なるべく最初のフォールを長く取ったり、シャクリを一回だけとしてみたが同じであった。
まず、ラインが流されてしまっていて、餌木が引っ張られているのかもしれなかった。
さすがにそれは目視では確認は出来ない。
飛距離は奪われたとしても、フルキャストにて、20~25メーターほどの飛距離は出ていただろう。
シャクリを入れてフォールでアタリを取る、よく出来て二回出来れば良かった。
何と手返しが速く、確立の低い釣りなのかと悩むのだった。





かなりの時間が経ったが、潮が緩む様な気配はこれっぽっちも無かった。
おまけに潮はどんどんと上げて来ている。
出来る事といえば、キャストポイントをズラしながら、どこか潮の変化を探す事だけであった。
何が要因でそうなるかは分からないが、速く、強い潮の中でも、ピンスポット的にそんな部分がある様に思う。
まるで、小さな穴の様なそこは、潮が緩んでいたり、少し流れが違うといった感じかもしれない。
ふとした拍子に、たまたま、その様な部分に餌木が入った時にアタリを得た事があった。
おそらく、不安定だった餌木が、そこでだけ良い姿勢となった為ではないかと想像する。
他にコレといった対処法を知っている訳でもない。
この風では、ロッドワークで操る事もままならないのだ。
無心になって繰り返していた頃、ついに一つの変化を感じる事となる。
どうやら、餌木が流れに乗り、自身の位置からは流れに逆らう様な感じとなったみたいだった。
途端にぐうーっとテンションが掛かって行く。
とうとう、餌木が止まってくれた・・・。
こい! 今なら抱けるだろう!?
さあこい!!
祈る様にしてその時を待つ。
ほんの微かに、その流れに逆らう重みとは別の重みが増して行くのだった。
一瞬だけ送り、躊躇なくロッドをかなぐり上げる。







ドン!






手元に伝わるその衝撃を、これ程嬉しいと思ったことは無かっただろう。





























P1010262

ついにやりました!
何て事はないサイズですが、この一瞬にかけた思いがとても強かったのです。
何より、そこで抱かせた事が嬉しい。
最高の瞬間でした。
やったね!!












その後、また辛い時間だけが過ぎて行った。
先程の部分を大まかに覚えたつもりであったが、何度キャストしても同じ流れに乗せる事が出来なかった。
はたして、それは一瞬の潮の変化であったのか。
そこで、以前に何度か経験した不思議なパターンを試してみる事にした。
殆ど潮が動かない様な場所にて、餌木を止める事無くアオリが乗って来た事があった。
シャクッたら乗っていたという感覚でもない。
水の中が見えない為、あくまでも手先の感覚による想像とはなってしまうのだが・・・。
その感覚からは、まるで、シャクッている最中に乗って来たと思ったのであった。
長い足先だけがカンナに掛かったという感じでは無かった。
ジャーク中にモワっとして、カツンッと来て乗ったイメージであった。
エソなどの魚かと思う程であった。
ろくに沈められず、また安定させて止める事も難しい今、ルアーの様に動かし続けてみてはと思ったのである。
正直、まさかとは思ったが釣れてしまった。






























P1010264

嬉しいやら、驚くやら、とても複雑な気分でした。
活性が高い個体なのでしょうか?
写真を撮る為にしばらく放置しても、餌木を強く握ろうと足を絡ませていました。
吐いた墨の量にもビックリでした。
おそらく、常に餌木の重みを感じながらジャークしていたと記憶しています。
多分ですが、水中でフケて流されたラインを餌木と勘違いしてシャクリ続け、フケが無くなった事で、抱いていたアオリをアタリと勘違いしたとは思い難いのです。
見えない夜の釣りなので、もちろん、確信はございません。
もっと修行を積み、いつか分かる様になれればと思います。






夜明け前となり、一段と風が勢いを増して来た。
潮もかなり満ちて来て、とうとう波を被る程の荒れ具合となって行った。
これから空が白みだし、状況は良くなるかもと思ったが・・・。
やはりそこは安全第一であろう。
潮時であると判断し撤収する事に決めた。


とても辛い釣りであったが、自分なりに満足のいく結果であった。
その後、何か所かのポイントを見て回った。
ある場所では、一か所だけにメバルが群れていた。
20センチ前後のサイズばかりであった。
そっと、バーチカル気味にワームを落とすも反応はしない。
そうかと思えば、ふいにどこからか近づいていて、一気に寄って来るがルアーを鼻先にピタっと止まってしまう。
口さえ開ければ針掛かりしそうな距離まで来て、ジーっと見つめたまま動かないのである。
最後の一歩がどうしても踏み出せない。
マイクロジグを投入すると、何匹かは驚いて逃げてしまった。
しかし、何匹かに一匹はとても良くジグを追う。
一生懸命について来るが、どうにも速くて喰うタイミングをはかれない感じであった。
間を与えようと止めると、今度は遠ざかってしまうのである。
激しく動かすとまた追ってくる。
その繰り返し。
日中の釣りは全く分からない。
間違いなく何かがズレているのだろう。
午前中に海を後にする事にした。
久々に、吉野家で牛丼を頂いたがやっぱり美味しかった。
牛丼はシンプルが良い。


それでは



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