1月18日の日記






今回は、Taka氏との釣りです。
年末年始となかなかタイミングが合わず、今年初めての氏との釣行となりました。
しかし、氏の仕事が忙しい為、二人での釣りはこの一日限りです。
私は連休となりましたので、次の日は単独で釣りをする予定となりました。
出発前夜、Taka氏は愛知にほど近い場所にて遅くまで仕事。
私はと言いますと、急な業務が立て続けに入り、結局、22時過ぎまで職場にいる事となりました。
帰宅して休む間もなく用意をし、何とか翌午前0時半に家を出る事が出来ましたが・・・。
気持ちも身体もクタクタでした










Taka氏とは別々に現地へと向かう事となった。
途中、尾鷲のコンビニにて合流する。
向かうは熊野の海であった。
ここが最後のコンビニとなる為、必要なものを幾つか購入して行くのだった。
今回の行先を決めた理由は明確である。
まず、Taka氏の休日は今日一日だけであるという事。
氏もまたハードな日々を過ごされており、帰りを考えての選択であった。
体調も万全ではない為、渡船を利用しての釣りを決めたのだった。




現場付近に到着したのは、午前2時過ぎであった。
出船まではまだ時間があり、付近の漁港にてライトゲームを楽しもうという事になった。
ポイントに着き、いざ車から降りると結構な風が吹いている。
風向きはおそらく北東からであり、外向きの海はジャバジャバと波立って見えた。
横風がきつく、僅か数グラムのルアーでは、おそらく何をしているか分からないだろう。
それでも、まずは魅力的な外海から探ってみる事にした。
立ち位置を考えれば、何とか釣りは成立するかに思えた。
自身は、1.4グラムのジグヘッドを結んだが、ちゃんと飛んで緩やかにフォールさせる事も出来た。
だがしかし、シモリ周りを探るならば、瞬く間にそのワームが短く細くなってしまうのである。
おそらく、キタマクラ等のフグの仕業であろう。
三つそれを交換したところで心が折れた。

続いては内向きである。
しかし、何もアタりはしなかった。
少し移動しようと歩き出すと、暗闇からふいに声がかかった。
釣れますか?っと男性の声がする。
先を歩いていた、Taka氏がその声にお答えするのだった。
続いて私にも話しかけて下さったが、いきなり私の名前を呼ばれてビックリであった!
怖々とその彼を見ると、SEIJI氏でいらっしゃいました
本当に驚きました。
その後、移動して竿を出すも、数投で二人共が根掛かり(笑)
車に戻り、ご準備中の氏としばしお話させて頂き、短くも楽しい一時を過ごす事が出来た。
ご一緒させて頂きたかったのだが、あまりに疲れている為、一足先に仮眠するのだった。
残念であり、とても申し訳ない気持ちになった。
SEIJIさん、誠にすみませんでした。
是非、またチャンスがあれば宜しくお願いいたします







ギリギリまで休みたい為、渡船屋さんの船乗り場に向かった。
しかし、駐車スペースに着くと何やら様子が違うのである。
何と言うか・・・。
海だった所に砂の山がある
これじゃどう見ても、ココからは船に乗れそうもない。
少し戻り、お店の前まで来ると、タイミング良くも若い方がいらっしゃった。
どうやら船頭もおみえの様子。
聞けば乗り場は変わり、おまけに今日は休みとの事であった。
すぐに引き返し、もう一軒の渡船屋さんに向かうのだった。
到着すると、駐車場はほぼ満車状態である。
隅っこに車を停め、受付の時間までしばし眠る事にした。
寒くて寝つけなかったが、それでも小一時間ほどウトウトとしたであろうか。
上物師達の準備の音で目覚めるのだった。
受付を済ませ、お弁当を二つお願いする。
船頭にはルアーである事、また、渡りたい磯をお伝えさせて頂いた。
あとは準備を整えながら出船のその時を待った。
すぐ近くの港までは、マイクロバスとワンボックスの二台に乗って移動する。
お客さんがとても多く、二台ともほぼ満車となった。






港に着き荷物をおろして行くが、結構な風が頬に当たって来る。
釣り師を一杯に乗せた船は港を出て行ったが、思いのほか船は大きくアップダウンを繰り返した。
予想以上にウネリが大きく、静かな湾内磯への渡礁でさえも、ガクンっと船が傾くのであった。
港から近い順に釣り師を降ろして行ったが、外海に出れば出る程にそれは困難を極めて行った。
一度など、大きく船が下がり、座っている身体がポンっと宙に浮いた程である。
ガツン! ゴガガガ!!っと磯に打ち付けられる船。
波はそれほどな感じであるが、やはり、ウネリが相当に強い感じであった。
何度もそれを繰り返し、ようやく我々の目標とする磯が見えてくる。
しかし・・・。
遠目にもハッキリと、その島は真っ白な波の中に浮かんでいるのであった。
ダメだ



波とエンジンの音で殆ど聞こえないが、船頭が何やら叫んでいる!
ニュアンスにて、渡礁は無理であり、違う磯でやってみて欲しいと言っているのが分かった。
聞こえないながらも、分かりました!っと大振りな動作のジェスチャーにて答えた。
やがて船の向きが変わり、船首は陸を向いて全速力で進む。
ここか!? あそこか!? いくつかの魅力的な地磯を通り過ぎ、まだまだ船は陸に向けてその走りを止めない。
船が向かっているのは、その辺りでも一番奥にある磯であった。
私も過去に行った事がある場所である。
詳しくは知らないのだが、おそらく、熊野の磯の中でも最も近く、エントリーしやすい場所の一つだろうか。
他の釣り客もまだ沢山乗っていらっしゃる。
今更、後戻りは野暮であると降りる準備にとりかかった。
やはりそこであった。
すぐさま磯に降り立つ。
遠ざかる船を横目で見ながら、荷物を高台に移動させて行くのだった。
まぎれもなく、ここは地磯である。
二人して顔を見合わせ苦笑いするが、ともかく竿を出さねば何も始まらないのだ。
勿論、こんな事は、私には一度や二度の事ではない。
Taka氏には申し訳なく思ったが、意外にもそれが良い結果となった事もあった。
荷物を置き、海を見渡すならばまんざら雰囲気は悪くないのである。






ほぼ同時にキャストを始めて行く。
まず、結んだのはペンシルであった。
セオリーにあらず、自分らしいサイズのものを選んだ。
風が強く、フルキャストでもそれほど飛距離は出なかった。
スラッグを回収し、すぐにアクションを入れて行った。
しかし、どうにも風向きと、波の向きがそれの邪魔をする感覚である。
ルアーは問題なく動いているのだが、どうにも水に絡まない様に思った。
ちゃんと動いているし、アクションの入力も伝わってはいる。
だがしかし、ただバタバタと動いているに過ぎないのである。
おそらく、これでは余程、魚の気持ちが強くない限りはヒットは得られないだろう。
リールを巻きながらそんな風に思った。


立ち位置を変えようと移動した直後、沖から大きなウネリがやって来た。
海面が大きく持ち上がり、やがてグッと下がって行った。
すぐに強い波が押し寄せて来る。
バッシャーン!っと波飛沫が高く舞い上がった。
地寄りの磯であるとはいえ、やはり今日のウネリは手強いのだろう。
波を被らずに立てる場所は限られている。
遠目に見える磯の先端は波の中であった。
今やれる最大限の事をやる。
そんな気持ちでキャストを続けて行った。







投げ続ける限りチャンスはある。
また、ルアーが水の中に無ければ釣れる事は無い。

勿論、それは嫌という程に分かっているつもりだ。
しかし、この日、いくらそれを思い返そうとも、どうにも身体がいうことを聞いてくれない。
一投、一投ごとにそれは心に澱の様に積もって行く。

ふと、Taka氏を見るとやはり同じ様に見えた。
正直、渡船を利用して尚、駐車スペースから僅かの距離にいる事も大きいだろうか。
そしてまた、気力を保つのに欠かせない体力が乏しい為かも知れない。
どちらにせよ、とても投げ続ける気がわいてこないのだった。
私は気分転換としてエギングをしてみた。
そしてまた、根魚を狙ってもみた。
しかし、自身の力量では共に何も起こす事は出来なかった。
休憩しては投げ、また休憩する。
ウネリは一向に収まる気配は無く、むしろ強くなっている様に見えた。
気がつけば、Taka氏はそっと横になっている。
再び投げ始め、集中して来た頃に弁当船が来たが、そのウネリを前に磯変わりする気にもなれなかった。
いつもなら無言で投げ続ける二人ではある。
この日、それは無理であった。
たまにはノンビリとしようよ、おそらく二人ともが言ったと思う。
早々にご飯を食べ、青空の下で少しだけ話した。
この釣りの夢を語り合いながら、短かくも幸せな時間が過ぎて行った。




その頃、目の前の海もまた穏やかな表情を見せたのであった。
満腹で動くのも億劫だったので、携帯電話でムービーを撮ってみる事にいたしました。
当ブログ初の動画であります。
雰囲気は伝わりますでしょうか?









































その後、しばしは、かわりばんこでキャストを続けて行った。
おそらく、ルアーで釣れる魚達は回遊して来ていただろう。
郷に入れば郷に従え。
先人達、そしてエキスパート達が、努力の末に見出してきたそれを無視する事は愚かな事である。
勿論、釣れなくても良いと思ってはいないが、その時、自分流でやってみたかったのだと思う。
このブログを見て下さり、今、熊野は釣れていないとは思わないで頂きたい。
私達の釣りが、その場に合っていないだけだと流して頂ければ幸いである。








気力、体力とも限界を感じ、そっと横になって目を塞ぐのであった。
ポカポカとした陽気の中では、吹き付ける潮風さえもが気持ち良い。
いつの間にか眠りに落ちてしまっていた。
Taka氏に起こされ、目覚めたのは、午後1時半であった。
どうやら、何時間か完全に寝てしまっていたのだろう。
贅沢すぎる磯寝となってしまった。
道具を片付けていると、時間より少し早く迎えの船が見えた。
何人かの釣り師を迎えに行き、やがて無事に帰港となった。
渡船屋さんに戻ると、餌師の皆様は釣果をバッカンから出し始めた。
磯魚の他には、スマだか、ヤイトガツオが沢山釣れた様子であった。
どのカツオも良型であり、よく肥えていてとても美味しそうであった。
我々にはお土産は無い。
誠に残念な結果となったが、この日、出来る限りの事をしたのである。
少なくとも、その気持ち、そして、その体調にて可能な限りあがいてみた。
私に限っては寝てしまったが、やむにやまれぬ行為であると今も思う。
ここで、Taka氏とはお別れとなった。
名残惜しいが、また次回、とても濃厚な釣りの時間を共有したいと思います。
Taka君、どうも有難うございました!
また行きましょう










その後、自身は南紀へと向かうのであった。
美しい熊野の海沿いの道をひた走る。
流れ行く景色の中に、時折、オレンジ色に光るものが目に入る。
少しスピードを落とすと、それは店頭に並ぶ、みかんが入った袋であった。
もし、熊野を訪れる機会がございましたら、車をとめてそれを味わって頂ければと思います。
手に取ってみればすぐに分かるでしょう。
とても艶があり、綺麗なオレンジ色をしたそれは、驚く程にその皮は薄く、実がたっぷりと詰まっているのです。
みかんってこんなに甘いの!?
初めて食べた私はそう思いました。
私も三重に住んでいますが、機会があればこの熊野のみかんを買って帰っています。
家族、そして職場でも美味しいと喜ばれています。
びっくりする位に安価なんですよ!
Rockbeachのおすすめグルメ情報でした
チョット脱線(笑)






やがて新宮の街並みとなる。
午後三時をかなり過ぎた頃であったが、冬の今、陽が暮れるのはとても早いものだ。
どこに入るか少し悩んだが、その昔、アオリ釣りでウロウロした場所に向かう事とした。
おそらくは、南紀のメバルの好ポイントに近く、誰しもが来る事のない磯かと推測するのだった。
はたして、ここにメバルが生息するかは分からない。
日没までの僅かな時間、この場所にかけてみる事にする。


磯に立って辺りを見回してみる。
足下には沈み根があり、そこから先は深場へと続いている様である。
また、少し離れた場所には、ゴロタ石ほどの岩がいくつか散らばっており、その水深は今の潮位では約50センチ程度に見えた。
極シャローもまた魅力的に思えた。
その岩の点在するシャローより先は、やはり急に深くなっている様子であった。
潮位は低いのだが、潮は僅かでも動いており、風でサザ波が立っているのだった。
今まさに沈み行く太陽、夕暮れるその瞬間に何か起きないか?
その一瞬を夢見てキャストして行った。
シモリ際を丁寧に探っていると、一気に持って行く様なアタリが出る。
反射的にフッキングを入れるも、その重さはメバルのそれではなかった。

























P1010288

アナハゼの仲間です
かなり獰猛な感じです。









結局、日没間際となって、FGの結束部分が崩壊するのだった。
手で引っ張ったらすぐに抜けてしまった。
細いPE、リーダーとの結束は本当に難しい。
再び、結ぶ間に陽は暮れてしまうのだった。
諦めて小移動し、付近の大型港へと向かった。
街灯下に、メバル、約10センチ程が群れていたが、ワームには全く反応する事は無かった。
すると目の前で、ガボッという音と共に水面が盛り上がった。
しばらく見ていると、大きな銀鱗の魚体が反転して行った。
良いサイズのスズキであろう。
少し移動してキャストしていると、何かが喰ってそのままツーンっと走って行った。
上がってきたのはカマス。
細く、30センチ程度の魚であった。
10センチ未満のベイトが大量に集まり、急にバシャバシャと飛び跳ね出した。
干潮までは約一時間の頃であった。
何度かアタリはあったが、その時、カマスには満足していたので移動する事にした。








やがて串本町に入り、物静かな港へとハンドルを向けた。
月明かりも無く、街灯の灯りも無い。
真っ暗闇を、堤防に沿って引いていると違和感を感じた。
前回、メバル釣りで感じる事が出来た、咥えるだけのアタリと同じ様に感じた。
アワセを入れると何かが掛かった。























P1010290

ハタンポにしてはデカイかも
上顎がとても硬く、フックがなかなか外れませんでした。
口を傷めてしまったので・・・キープ
食べましたが、今度はうまく逃がしてあげたいと思いました。










結局、ここでも本命には会えず。
20時を過ぎたので、街のスーパーに半額の食材を求めて向かうのだった。
今宵のディナーは、本ガツオとカンパチのお刺身、焼き鳥三本、そしてライスとした。
あくる日のお茶を二本買って、しめて750円ほど!
ボリューム満点であった。
英気を養い再び釣り開始。
メバルは諦め、久々のアジングをやってみる事に。

























P1010294

これがなかなか渋い状況なのです。
先行者は何時間もやって二匹との事・・・。
自身も全くアタリませんでした。
手をかえ品をかえ、やっとパターンをつかむまでが大変でした。
見えないのでハッキリとは分かりませんが、この時は海底のズル引きにアタリが集中したのです
ほとんどヤケクソでたまたま見つけました(笑)
中でも純粋な白色のワームに反応が良かったです。
ただし・・・。
アタリは頻繁に出るのですが、その殆どがうまく掛かりません。
なかなか喰い込んでくれない感じなのです。
一匹が連続して長い間喰ってきたり、いきなり竿をギューンっと引っ手繰るのですが
きっと何かがズレているのでしょう。
しかし、アジングも最高です!
とても小さいのですが、おお!っという位に引くんですよね。
もちろん、タックルもライトなのですが、そのドキっとする感じは他の魚釣りと変わらないと思いました。
だからこそ釣りは面白く楽しいのでしょうね。
メガアジとか掛かったら凄いのでしょうね









あまりに楽しくて時間を忘れてしまった。
23時半をまわっていたのである。
これ以上は、明日に支障をきたすと終える事にした。
潮は上げて来ており、根魚も含めて良くなりそうな気がしたのだが。
出来れば再び磯に立ちたい。
後ろ髪ひかれる思いで竿をしまったのだった。
それでも、とても時間には起きれそうにはない。
そう思い、ポイントのすぐ近くまで行って眠る事にした。
やがて、横になった頃、窓ガラスを大粒の雨が叩いて行った。
この雨、朝まで降り続くのかなぁ・・・。
降って欲しいなぁ
そんな事を思いながら意識を失うのでした。
後篇に続く




それでは