2月22日、23日の日記







一日があっという間に過ぎて行く毎日です。
釣行前日の仕事でも、後輩の二人が計休であり、残る一人が急な病欠となりました。
昼食を食べたのは16時過ぎでした。
それでも食べれるだけマシですね
本当は家でたっぷり寝て、ゴロゴロしてれば良いんでしょうけど。
私の場合、それだと余計にしんどいんです。
不思議と海に行けば風邪も治るし元気になるって事で
何も考えずに釣りに行く事にしました。
シフトの関係で連休が続きます。
よって南紀まで足をのばしてみました。








まず、朝マズメに向けて好きな磯へと向かう。
天気予報では、22日の夜より雨との予報であった。
大してそれを信じてはいないのだが、さすがに丸一日それが早まると調子が狂う。
出発の21日、23時半には、既に雨がフロントガラスを叩いていたのだった。
南下するにしたがってそれは強くなり、尾鷲を越えた辺りから本降りとなって行った。
やがて南紀に到着するがその雨は止む気配が無い。
幸いにして風はあまり無く、海から聞こえる波の音も少し大きいかな?といった感じである。
午前5時頃に磯へと歩き出した。





海は大人しい感じだったが、絶え間なく降り続ける雨のせいか人は居ない。
キャストを始めしばらくした頃、一人また一人と釣り人がやって来るのであった。
今日は大潮である。
満潮はちょうど朝のチャンスタイムと重なっていた。
まだ暗い内よりミノーにて探って行く。
しばらくして、ハッキリと飛行中のルアーが見える頃になってトップルアーへと換えて行った。
今日もやはりといった感じで、気持ち悪い方向から潮が当てて来る。
影響を受ける程の風は吹いてはいないが、この潮のせいでルアーアクションが難しくなるのだ。
波こそ穏やかなもののウネリが効いている。
弱シンキングタイプを選択したがこれは全くの間違いであった。
どうにも水面から飛び出してしまうのだ。
全く同じ形状のフローティングに換えてみる。
おそらく、ほんの僅かなバランスの違いでしかないはずだが、アクションのしやすさには雲泥の差があった。
それに気付くまでの数分にも、もしかすれば、繊細にて大胆、豪快にて臆病なヤツの不信感をつのらせる事になったかも知れなかった。
ともかく、キメのアクション、間合いを意識するも全く反応が無いのである。
すっかり明るくなってしまった今、目の前に広がる海は淀んで見えた。
水は鉛色であった。
何故にか、大潮の今日の海は思う様に動かないのであった。
勿論、流れていない事はないのだが、そこに狙いを定める様な何かが生まれては来ないのである。


結局のところ、午前11時頃まで投げ続けてみた。
はたして、投げ続ける事が正しいかは不明だ。
それが、プレッシャーを与え続ける事になるという見方も出来なくはない。
否、それがプレッシャーとなるかすら怪しいものだろうか。
魚がそこに居るか居ないか。

それさえも分からないからだ。
また、そういう魚に出会いたくて通ってもいる。
潮位が下がった今、凪ではないものの動きの緩い海が広がっているのだった。
自身として、おそらくは100パーセントの釣りが展開出来たのではないかと思う。
しかし出す事が出来ない。
やれる事は全てやった。
更に海は停滞し、やがて汚れた泡が辺りを覆って行った。
ここらが潮時だろう。
素直に磯から上がるのだった。








辿り着いたのはいつものレストランである。
未明時より、振り回し続けた道具のせいで体中が悲鳴を上げていた。
ボリュームのあるしっかりとした食事をとりたい。
注文したのは、「イノブタ」、の料理であった。
程よい脂気が口一杯に広がって行く。
吟味しながら頂く間にも、窓の外に広がる大海原から目が離せない。
豪快に白波を立てる、その潮を見るのは久しぶりの事であった。
東南東の風が強い。
安全に立つならばあの磯だろうと、キャンパー向けのパーキングより眺めるのだった。
しかし、やはりといった感じで力がみなぎっては来ないのである。
自身の中の弱気、そして打算的な想像に心は曇って行くのだった。
最後までその気持ちと闘ってはみたが打ち勝つ事は出来なかった。
仕方なく、自然に目覚めるまで眠る事にした。







目覚めると陽はかげり始めていた。
今からムキになって青物を狙うつもりはない。
というよりはむしろ、他の釣りをやってみたくて仕方がないのであった。
そこで、移動距離の少ない磯に向かう事にする。
手にしたのはエギングタックルであり、サブに青物のそれを持った。
やはり、思う様な流れは生まれず、程よいウネリの波が向かって来ていた。
手始めに派手なアクションで表層を乱す。
今か今かと誘って行くが何も無い。
陽が沈むと共に、イカ用のそれに持ち替えて行った。
広範囲にアピールしながら潮に乗せるも反応は無い。
続いてはシモリをゆっくりと探る。
一投一投と真剣にこなして行くがどうにもならなかった。
やがて強い風にラインが舞い、キャストする餌木もブレて飛ぶ様になって行った。
大量のラインをトラブルにて失い、強制終了せざるを得ないのだった。
私にとってはあまりにも難しい釣りであった。








磯から上がると予想外の風の強さに驚いた。
風が強かったとはいえ、今までいた場所はそれなりに風を遮っていたのかも知れない。
東方より吹き付ける風の体感は約10メーターほど。
漁港でさえ、漂う波飛沫が舞っていたのである。
風だけではなく、雨もまた激しく頬を打つ。
それでも、ポツリポツリとは釣り人の影があるのだが、その殆どは県外からの方であった。
しきりに仕掛けを直しているだけで全く釣れてはいなかった。
そんな中、気になっていた場所に向かう事にする。
おそらく、ここでメバルに会えるならばソコであろうと夢想していたのだった。
風は係留されている船を、まるで水面に浮かぶ木の葉のごとく揺り動かしている。
船と船が擦れて大きな音が響いていた。
軽量ルアーは殆ど飛ぶ事は無い。
それでもゆっくり探る事に可能性を求めたのだった。
























P1010354

去年の晩秋に思い立って、やっとの事で出会う事が出来ました。
サイズはあまりに可愛いのですがそれは問題ではないのです。
そこに居るだろうとの仮定にて出会えたのですから。
世間的にはあまりに平凡な事なのでしょう。
そんな些細な閃きも、いつか花開くと思いたい自身でありました。
やったねと心に刻むのでした。







その後も小さい魚信を得るのだが、雨風は更に勢いを増し移動する事にした。
最早、風を背にするしか釣りが難しくなって行く。
本当はノンビリと楽しむ予定であったが、全くもって攻めの釣りをしなければならなくなった。
はたして、強い追い風の中で魚はそこに集まって居てくれるのか?
そんな思いを胸にキャストして行く。
狙うは、先日の釣行にて火がついたアジであった。
気が遠くなる程にそのフォールに時間を費やした頃、やっと違和感を感じるのだった。


























P1010357

やはり小さいのですがそこは嬉しいものです。
オートマチックに掛かる事に期待は出来ません。
積極的に掛けて行かなければならない。
ひとえに道具のバランスの妙なのでしょう。
それでも、今は一つのタックルしか持ち合わせが無く、自身をそれに合わせて行くのみなのです。
















P1010364

小一時間もやって、たったこれだけの釣果でしかありません。
全くもってアタリが遠い夜でした。
しかし、有難い事にそのアタリの多くを掛ける事が出来たのです。
口切れしやすい透明の部分への針掛かりはありませんでした。








雨風はさらに酷くなって行った。
それだけなら、まだ耐えられない事はない。
しかし、魚信もまた遠ざかって行ったのである。
ここでまた、同時に明日の朝の磯は諦める事にした。
半分が打算的な感情からであり、もう半分はその釣りが今は楽しめそうもないからである。
理由はともかく、そこは気儘に我が心に身を委ねるのみであろう。
そう思い、元来た道を引き返す事にした。
風とは不思議なものである。

























P1010366

より東の風を受けるだろうと想像したポイントでの釣果でした。
釣ってすぐなのですが、全く生気のない目をしていますね
ここでは、大小様々なサイズのアジが混在していました。
小さいものでは10センチ程度、大きいものでは20センチ強と複数の群れがいた模様です。
泳層云々ではなく、その潮の動きによって各サイズごとに捕食スタイルが変化して行ったのです。
最終的にはより大きな魚体はライズする状況となりました。
表層のパターンをワームにて再現させると反応してくれました。







自分なりにとても興味深い釣りを体験出来たのだが、やがて土砂降りとなりアジは反応しなくなって行った。
やっとの事でバイトを得ると小型のカマスといった具合である。
その中でも良型のヒットがあり、いざ針を外そうとして息を飲んだ。
なんと、その身体には大きな蛭が付いていたのである。
シーバスへの寄生を見た事はあったが、まるで予想だにしないカマスへのそれに取り乱してしまう。
過去の渓流釣りからそれはトラウマとなり、この日もあわや失神してしまいそうになった。
オーバーだとお感じの方もいらっしゃるだろうがそれは誠である。
蛭ほど気持ちの悪い奴はいない。
それでも、カマスの身体に対しあまりに大きい蛭だったので可哀想に思った。
恐怖を噛み殺しながら、足でそれを踏みつけてカマスから外してやるのだった。
リリースした魚は元気に泳いで帰って行った。


ここで、一気に三重まで戻る事にする。
全く何の手がかりも無いのだが、熊野エリアのアジを探ってみたくなったのだ。
しかし、この想いは無情にも叶わなかった。
更に雨が強くなり、南紀特急のルーフからはけたたましい音が聞こえる様になる。
トイレへと立ち寄ったパーキングでは、その勢いに一瞬にしてズブ濡れとなってしまった。
既に合羽は裏地まで濡れてしまっており、ましてや、この雨の中では着ていないのとそう大差はないだろう。
身体も芯から冷え切っている為、ここでの無理は止めておいた。
夜明けまでそのパーキングにて眠るのだった。






再び目覚めたのは、午前5時半を少し回った頃であった。
大雨ではなくなったにしろ、まとまった量の雨が降り続いている。
眠気も薄れた事だし、なるべく家の近くまで戻ろうかと一気に走る事にした。
そのまま帰りたくなる程の天気ではあったが、やはりどうにも釣り足らないなと気持ちを新たにする。
そこで向かったのは、ディープエリアが隣接するポイントであった。
午前7時を過ぎた頃に到着するも、まだ薄っすらとした暗闇が残る。
否、正確には真っ黒な雲に空が覆われているのである。
ここでダメなら帰ろう、そう思う事で気持ちは楽になった。
まずは、良型のアジの回遊が無いかとキャストを続けて行った。
約30分ほど丁寧に探りを入れるも何の変化も無い。
しばしの中断と、根魚狙いにシフトしてみる。
竿の向きを変えると一投目から心地良い反応があった。























P1010369

ガシさんでした。
やったね!
























P1010370

続いて二投目はこの子。
久々のデイメバルさんが釣れてくれました。
























P1010373

三投目にもきました。
雲が少し薄れ、やっと朝らしくなって来ました。
まさかの入れ喰いに鼻息も荒ぶります。








もしやこれは、根魚の巣ではなかろうか
そんな妄想が膨らんでくるのだった。
落ち着いてよくよく海を眺めてみると、水の色はどうにも良い感じに見えた。
所謂、水潮の様な色ではなく、緑がかった濃い青色をしている。
また、絶妙なる濁りが入っている様にも思えた。

そこで再度、先ほどからアタリが出ているピンポイントを探ってみる。
とは言え、ピンスポットを直撃する様な狙い方はしないでおいた。
少し沖に投げ、そこから、フリー及びテンションフォールを交えながらボトム付近まで落とし込んで行く。
イメージとしては底を少し切ったレンジ、そして底ギリギリにてその場を通過させる様な感覚である。
最近、ずっと同じ号数のジグヘッドを使う事によって、何となくそのフォールスピードが分かる様になって来た。
4~5投ほどした時、ツンっとした小さい感触が伝わって来た。
何の躊躇いもなく大振りなアワセを入れた直後であった。
経験した事が無いほどの引きにドラグが悲鳴をあげた。








ヤバい!っと直感しすぐにハンドルを巻いて行く。
しかし、巻いている最中にもドラグは止まらない。
ロッドの角度を変え、ラインテンションを無理に与えてそれを止めにかかる。
その隙をみてゴリ巻きし、それでも出るならばポンピングにて無理矢理にリフトさせて行く。
しかし、いったい何という重みであろうか!
ロッドは綺麗な弧を描いている。
一時はそのまま観念するかと思われた奴であったが、その抵抗はほんの序章に過ぎなかった。
まだ魚の姿が見えない程度まで浮いた所で、それまでとは段違いの力で底に向けて突っ込み出したのである。
少なからず青物の引きを知る自身であってさえ、それは強烈と言えるものであった。
スプールを押さえ無理に止めてはライン強度に不安が残る。
かといって、巻く手を止めてしまったら奴の思うがままとなる。
何とか止めようと試みるも、絶え間のない強引にとうとう負けてしまったのである。
根に到達し、全く動かなくなってしまった。



そこで、ラインテンションをギリギリまで緩めて待ってみた。
1分、そしてまた1分と。
静かに時間だけが過ぎて行く。
はたしてまだ魚はついているのだろうか?
それとも、フックオフした勢いで、そのまま根掛かりとなってしまったのだろうか。

少しきいてみるが、全くもって魚の息吹きは感じられなかった。
おそらく、このまま待ち続けても変わらないだろう。
その決断は自身の心に重く圧し掛かって行く。
そして覚悟を決めた。
自身が選んだライン、そして何度も工夫して編んだノットを信じるしかない。
そうして力の限りリフトして行く。


切れるか!? それとも折れるか!?
そう思った瞬間、奴はバサっと羽ばたくがごとくその身をよじったのである。
よし!根から引き剥がす事が出来たぞ!!
そこからは電光石火のごとく巻き殴って行った。
強いリフトに耐え抜いたラインを絶対的に信頼した。
走られ突っ込まれたが、今度はスプールを押さえそれをロックする。
まだその姿は見えない。
幾度もそれを繰り返し、ついに魚が見えたのだった!
でかい・・・。
なんだこいつは?
その時の素直な気持ちである。
幸いにして潮位は高く、そのままの勢いで抜き上げたのであった。



























P1010377

こんなガシラを見たのは初めてです。
ハタ類とはまた違う貫禄が漂っていました。























P1010376

写真ではなかなかこの迫力をお伝え出来ません。
バス持ちして動かしましたが、暴れてその手を振り払われそうになりました。
その重さと感動で手は震えていました。























P1010381

個人的には、メジャーを置くのはあまり好きではありません。
しかし、あえて目安として今回は出してみました。
計測すると、34センチ強ありました!
もちろん、自己記録を大幅に更新です
尺をついに手にする事が出来ました。
やったね!!







感動で、最早、雨の煩わしさなど霞んでしまった。
嫌な雨どころか、まさに天の恵みではないかと思えるのだった。
時折、強さを増したそれに水面は霞んで行く。
大きな雨粒に打たれ、その潮目はよりハッキリと姿を現して行った。
おそらく、まだそこに魚はいる。
そしてまた、この様な好機には滅多と巡り合えないだろうと。
そこであえて、先程までのパターンから離れてみる事にする。
今だからこそ、確かめておきたい事が沢山あるのだから。

























P1010383

好きなジグにも反応してくれました。
激しい雨粒はカメラのレンズをも濡らして行きます。























P1010385

2投目にもヒット!
たまりません
























P1010386

また釣れてくれました!
あまりの興奮にオッサンからは湯気が立ちます。
その後、しばしアジの回遊が無いか移動してみました。
そのついでに、周囲を歩いて水の中を観察してみます。
やはり、所々のピンスポットにメバルが着いていました。
サイトで誘うと不思議とよく反応します。
やはり、何かがいつもの海とは違うのでしょうか。

























P1010387

小さいですが、デイメバルにうっとりです
嬉しい。
























P1010393

再び、例の巣に戻るとすぐにきました。
いったい、その狭いそこに何があるのでしょうか?
潜って見てみたいです






段々とアタリが遠退き、そろそろ潮時かと思うのだった。
はたして、良い時だからこそ、自身の釣りは雑になってはしないだろうか?
そこでもう一度、いつも通りに丁寧に引いて行った。
コツン。
とても小さいアタリにハッとする。
やはりそこにまだ魚はいたのだった。
アワセを入れると、またしても強い力で抵抗する。
今度はやられるものか!
すぐに、ドラグロックを入れて強引にファイトして行った。
最後に再びドラマが訪れたのである。

























P1010388

少しサイズダウンしましたがそれでもこの迫力!
本当にたまりません。

























P1010391


なんか怪獣っぽいと思いました。
有難うね!



























P1010398

たくさん釣れたので記念撮影。
そのまま帰らなくて良かった
こんな事もあるからたまりませんね。



それでは




My Tackles


Rod 13READEN GRF-TR83deep
Reel DAIWA EXIST HYPER BRANZINO 2508R
Line  RAPALA RAPINOVA-X PE #0.6
Leader SUNLINE FLUORO #1.5