3月21日の日記






ブログなどをしてみえる方はご存じかと思います。
一日の間に、何件のアクセスがあったか分かる仕組みになっている様です。
パソコンやネットにウトい私にはよく分かりませんが

たまにそんなアクセス数を見て驚きます。
最近、磯の釣りから遠ざかっている私ですが、それでも、毎日沢山の方々がいらっしゃってみえるのです。
有難いと言いますか、本当に嬉しい事です。


見て下さっている方々の多くは、おそらく、ロックショアでの青物釣りが大好きな方ではないかと思います。
もしかしたら、磯から遠ざかっている私をみて、つまらないとお感じになられたかも知れません。
それを思いますと複雑な気持ちになります。
自分でもよく分からないのですが、以前の様に、何を捨ててでも磯に行きたいという気持ちに今はなれません。
決して飽きてしまったとか、釣れない釣りが辛いとか、おそらくはそんな感覚ではないと思います。
まだまだ、まだまだ出会っていない魚も数多くいる磯での釣り。

いつか時が来れば、再びそれらの魚に狙いを定めたいと思います。
磯釣りの日記を楽しみにしてみえる方々には誠に申し訳ございません。









今回もまた比較的に身近な海に向かう事にした。
新しい相棒である、南紀特急との阿吽の呼吸はまだまだ遠い。
彼らしい走りに、ただただ自身の身を委ねてハンドルを握るだけであった。
いつか一体感を得られた時には、「特急」、として生まれ変わる事だろう。


今回のアジングのプランは既に大まかに決めてあった。
夜間は繊細な釣りに没頭し、夜明けから自身の挑戦を追い求めたいというもの。
とはいえ、はたして海況がそれを許すかは悩ましいばかりであった。
今まさに、先輩達もまたこの釣りに夢中となってみえる。
自身が知るポイントでは、先日からずっと魚の反応が限定的であるのだ。
そこで、素直にそれを先輩の一人に告げる事にした。
すると、ここ数日の情況をお伝え下さり、何と!彼の秘蔵のポイントをもご紹介下さった。
どの様な場所であれ、魚の居場所を見出す事にズバ抜けている彼である。
有難くそこに向かわせて頂く事にした。


























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リアルに一投目からきました!
少し離れたマイポイントでは有り得ない事でしょう。
釣りを進め行く内に何となく思いました。
いつもの魚の動きとは違うかもと・・・。
しいて言えば、南紀のそれでしょうか。
自分には海の何が違うのかが分かりません。






この夜の天候は小嵐の様であった。
時折、猛烈な風が吹き付けて来る。
このポイントにおいては前方、沖の方から強く吹いていた。
風が強い間は、自身のタックルでは約2メートル程しか飛んではくれない。
潮位がとても低く、シンカーを更に重いものとすれば、
おそらくは一瞬にして沈みきってしまうだろう。
そして、風が止むタイミングを待つのだが、まともにキャストが出来きるのは一瞬であった。
それがうまくキマると魚からの反応が出る。
ストレスフルな状況ではあるものの、条件がうまく重なれば結果が出る。
それはそれで、何とも気持ちの良い展開であった。





この日、メインとして使う事となったのは、少し前に購入した中古のオフショア用のロッドである。

VARIVAS ViOLENTE VLE-77TR-L


実のところ、アジングとはまるで畑違いの、ティップランエギング専用のロッドである。
当然、メーカーがテストにテストを重ね製作した、アジング専用ロッドを用いれば何の迷いも無いだろう。
価格がリーズナブルであったのも一つの理由だが、そこは自身の感性を信じてみたかったのだ。

前回の釣行でも使用したのだが、残念ながらアジの反応をみる事は出来なかった。
今夜こそはとの思いで再登場となったのである。
これに合わせるリールとして、こちらも前回、急遽手に入れた中古品をセットしてみる。

DAIWA CERTATE 2506 FINESSE CUSTOM


最早、絶版となっている様だが、色合いがすこぶる自分好みであった。
自身としてはその性能だけではなく、デザインもまた大切にしたいのである。
これに巻くのは、PE0.4とした。
ピンキー04の方はもう少し後に使い込んで行きたいと思う。





このタックル、システムに期待したのは第一に感度であった。
しかしながら、この強風の中では自然とラインが緩んでしまうのだ。
前方から激しく吹きつけるそれにより、PEラインは宙を舞ってしまうのである。
おまけに魚の動きが変わってしまい、最初に結んだ、1グラムのジグヘッドでは全く反応しなくなってしまった。
海が荒れ、波が連続して打ちつける頃には、アジの激しいライズが頻繁に出る様になったのである。

この風の中では辛い決断となったが、0.8、0.6、とそのグラム数を段階的に落とす事にした。
全然飛ばないし、ラインテンションを保つ事など出来ない。
しかし、魚はうまく反応を見せてくれたのである。
ロッドではなく、結局、そのラインスラッグに出たアタリを拾うしかなかった。
しかしながら、それも長続きはしなかった。
最終的には、着水後すぐのストレートな速巻きにしか喰わなくなったのだった。
4~5回のバイトがあると、何故かそれ以降まったく反応が消えてしまう。
その全てを掛ける事が出来たならば大漁なのだが・・・。
下手な私は各パターンにつき、1~2匹しか釣る事が出来なかった。
アタリが途絶え、試行錯誤してまたアタリを得る。
時間も忘れ、真剣にそして虜となってしまう。
渋いからこそたまらなく面白い。
















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空が白み出すまであと一時間となった頃、後ろ髪引かれる思いでその場を後にした。
改めて向かったのは、ここ最近通っている場所である。
この朝もまた、自身が信じるそのディープを攻めてみたかった。
ポイントに着き、釣りを始める為の準備にかかる。
投げ始めたい時間まではあと30分ほどの余裕がある。
まずは、先程までのジグヘッドを外し、それに新しくリグを組んで行く。
もう一つのタックルにも同じく我流のリグがセットしてあるのだが、こちらのメインラインは、PE0.6としている。
それに合わせ、シンカーもフックも更に大きいものを付けてある。
何が正解となるかは分からないからであり、また、タイトに底をとると根ガカリによるブレイク、ロストを避ける事が出来ない故でもあった。
一からノットを組むのでは、その一瞬のチャンスを逃してしまうかも知れない。
そんな気がしてならないのだった。






釣りを始めるとすぐ、頻繁にアタリが出るのだった。
それも、手前のかなり底にて必ず何かが喰ってくる。
ブルブルっと来たと思うと次の瞬間には何も無い。
不思議に思って回収すると、ジグヘッドから大きくワームがズレてしまっている。
即アワセを入れようが、喰い込みを待とうが、送り込んでみようが、何をしても針掛かりしない!
かなり大き目のフックだとはいえ、それにしても奇妙な話であった。
明るくなって水中が見える様になって、やっとその理由が分かった。
どうやら、物凄く小さいハゼの様な魚と、これもかなり小型のネンブツダイが悪さをしているのが見える。
それを見て、何だか一人ニヤケてしまった。
海の中も春めいて来たのかもと。







しかしながら、狙う本命からのサインは何も無い。
やはり、自身の狙いやリグそのものが間違っているのだろうか?
はたまた、魚は居るのに、その口を使わせられないだけなのか?
否、そもそも、ここに狙いの魚は居ないのか・・・。

疑いと不安が頭の中に浮かんでは消えて行く。
自身が知る限り、ここでこんな釣りをしている誰かを見た事は無い。
そしてまた、自身としてこの様なリグにて釣った経験も無い。
あまり人の釣りは意識しない様にはなった自分だが、さすがにこの様な挑戦は無謀だったのか!?
考える事を止めようとしてもその不安は消えない。
やはり駄目か・・・。
そう思った時、微かな変化があった気がした。
アタリというにはあまりに不確かなそれである。
勿論、正確にはライン、そしてロッドを通して自身の手に伝わって来ているのに違いはない。
しかし、それはあまりに感覚として微細なのだろう。
最早、気持ちで捉えたといっても良いその違和感にアワセを叩き込む。
大きく振り上げた手がドスっと宙で止まった。
その刹那、煙が出る程の勢いでリールが逆回転を始めた。
視覚としてハッキリとその光景が目に映ったが、何故かその音が聞こえてこない!
否、勿論その音は同時に鳴っているのだ。
自身の視覚、聴覚といった感覚が混乱していたのだろう。
それ程に衝撃的な一発であった。
やっと我にかえった頃、けたたましいドラグの悲鳴が朝もやの中に響き渡っていた。






ジィィィィィー!!
ギャッキャキャッ

何たるファーストランなのか!
一息つき、またすぐにセカンドランが始まった。
もう頭の中は真っ白である。
無意識的にその走りを止めようとして竿を立てた。
奴が一瞬怯んだ隙にリールを巻く。
凄い重量感が伝わって来る。
しかしすぐ、更なる力で走り始めた。
ロッドにはまだ余裕があった。



更なるテンションを与えると奴の動きが鈍った。
それも束の間、グンっと締め込む様に動き出すと、いよいよバットまでその曲がりが及ぶ。
これで止める!
すると、一瞬の静寂があり、直後、テンションが消えてしまった。
フックが曲がったか!?
すぐに回収するとそうではなかった。
何とラインブレイクであったのだ。
フロロ1.5のリーダーはその途中から綺麗に無くなっていた。
最近、フックが曲がる事によるバラシが多かった為、ドラグはかなり弱くしていたのである。
勿論、弱かったから勢いよくドラグが出たのではないだろう。
下手な私でさえ、その魚の引きが誠に強かったのは分かった。
強いだけではなく、そのスピードもズバ抜けているのだ。
この感覚、おそらくは青物のそれに間違いはない。







すぐさま、もう一つのタックルに持ち替えた。
急いでドラグを合わせて行く。
こちらのシステムの方が気持ち弱いものであるからだ。
奴が青物であるのなら、おそらく今が勝負だろう。
喰い気の立った奴がまだそこをウロウロしているかも知れない。
躊躇する事無く全力で竿を振る。
リグは約40メーターほど飛んだろうか。
ぼんやりしていて気付かなかったのだが、海は今までとは明らかに違う様相となっていた。
沖からの強風に波立ち、またそれとは違う力にて潮が走っている。
大量の水の塊が大きく動いている。
何故かそんな表現が似つかわしいと思った。
これなのか!



カウント32にてようやく着底のサインが出た。
おそらく、少なく見積もっても、海底までは15メーターはあるだろう。
40メーター飛ばし、そこから更に15メーターとすれば、ざっと、55メーター先のジグヘッドとなる。
潮流や水圧などの影響を考えるならば、一体、どれほどの感度の損失があるだろうか。
しかし、このキャストにおいて全くその心配は無いものとなった。
ボトムからゆっくりとリフトさせ、ロッドの角度にてテンションを与える。
そこから不意にロッドを送ってフリーで落としてやる。
その一瞬の間に奴は喰った。
今度は竿を引っ手繰って行くほどの反転を見せたのである。
カウンター的なアワセとなってしまったが、それでもゴンっと奴を捉える事が出来た。
けたたましいドラグ音は今度はすぐに聞こえて来た。
先程より短いファーストランを我慢すると、今度は逆の方向に頭を向けた感じであった。
寄せようとして巻き始めた頃、またもやテンションが消えたのである。


今度はブレイクではなかった。
フックの曲がりも無く、単純にフックオフしただけの様であった。
続いてすぐのキャストでも、全く同じ様なかたちでヒットして来た。
やはり、カウンター的に掛ける事となったが、今度は数回の追いアワセを入れてみた。
しかし、結果として、巻き寄せる中でフックオフしてしまった。
見えないから想像に過ぎないのだが、おそらく、掛かり所が悪い為の口切れではないかと思った。
だとすれば、口切れしやすい青物といえば、すぐ頭に浮かぶのはアジだろう。
しかし、この引きの強さはなんだ!
悔しいのと、その胸の高まりに手足は震えた。
こんな興奮は久々であった。






最初のアタリからはすでに数分が経過し、そのスポットで三匹もバラシているのである。
もう後が無いだろう。
無理矢理に気持ちを押し殺し、自身を落ち着かせる。
先程のパターンでは喰っても反転されてしまうかも知れない。
外れてしまうならせっかくのヒットも無意味である。
そこでテンションを切らさない様にした。
リールではなく、ロッドを僅かに引いてそれを保つ。
すると、ほんの僅かにその引き手に抵抗を感じた。
今、きっと喰った。
その予感にかけて竿をかなぐり上げる!


ガン!!



硬質な衝撃がロッドを通じ、ダイレクトに腕に響いて来る。
やっぱり、奴は喰って、否、吸い込んでいたのだ!
最早、その暴威は四度目である。
今度こそ逃がしてなるものか!
ズルズルと出ずっぱりのドラグは無視をする。
僅かでもテンションが緩むのが怖かったから。
走られ出てもハンドルを巻き続けて行った。
沖の深みで掛けた奴は一向にその姿を見せない。
今か今かと水中にその姿を探す。
とうとう、自身から少し先の深みに、まずそのギラリと光る腹が見えた。
しかし、まだハッキリとはその姿が見えない。
やがて、浮いて来た奴のその背中には、黒いストライプが何本も見えた。
その線自体は見た事があるが、その長さと太さは未知の領域であった。
水面に浮かせると、やはりその口は今にも裂けてしまいそうである。
珍しくランディングネットを用意してあったが、慣れないそれに上手く柄を出す事すらままならない。
水面にて激しく暴れる奴。
何度も失敗し、やっとの事で網の中に滑り込ませるのだった。






























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ついにです!
メガ? ギガ?
よく分かりませんが、やっと、大アジに出会う事ができました!

やったね!!



























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アジは何度も見ているし、見慣れた姿形なのですがネ。
サイズが変わるとまるで別の魚の様に見えました。
写真でその迫力は伝わりますか!?
























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余韻にひたるのは後!
すぐに続投して何度目かに来ました。
よっし!!



























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今度は、ガッツリとうまく掛ける事が出来ました。
ゴリ巻きでも大丈夫でした。
この辺は足下でやる、街灯狙いと同じなのかも知れませんネ。
アジング専用ロッドの性能は知りませんが、自身の直観で選んだものでも何とか感じる事が出来ました。
あぁ、何とかの銭失いにならなくてヨカッタ。

























P1010442

嬉しいのでもう一枚。
やったね
























P1010445

深みの根を意識して通すとココン。
最近、ご無沙汰のメバちゃんでした。
嬉しいな。



























P1010448

ムッツリさんも追加して記念撮影。
左の列の一番下が、25センチのアジです。
体高が変わると迫力が出て見えるのかもですね。
同列の上から三番目。
少し違う姿に見えました。
メバルみたいに目が大きいのです
先輩にきくと、「メアジ」、じゃないかなってお言葉。
アジも色々といるんですね。

























P1010451

食卓にあがる前に撮ってみました。
一応、メジャーなんか置いてみたりしてっ
約38センチと37センチありました。
夢見た尺アジにうるる。
して、そのお味の方は???


久々の~

大トロ 認定です!

お造りだけではなく、マグロのネギトロみたいにしてもみました。
本家のそれより濃厚でした。
最高でした。





いつかの釣行で、もし、釣りに出かけた事や土産を買った事だけに満足して帰っていたなら、出会ってはいなかった魚である。
そして幸いにもそこで得た手がかり。
幾つかの幸運が重なり合って何かを見つける事が出来たのである。
アジ釣りの経験も乏しく、セオリーやそのメソッドの数々も知らない。
それでも、自分なりに考え、無理をして時間をつくって通った。
今までして来た釣りの数々から得たもの。
現時点での、そんな自分なりの集大成であったと思いたい。
自身にとって宝の様な魚に出会え本当に嬉しかった。
この先も更に精進してまいります。
見て下さって誠に有難うございました。

それでは





追記  
一度目に切られたヤツのパワーは桁違いであった。





My Tackles


Rod  13READEN GRF-TR83deep
Reel  DAIWA EXIST HYPER BRANZINO 2508R
Line  YGKよつあみ PE #0.6
Leader VARIVAS FLUORO #1.5


Rod  VARIVAS VLE-77TR-L TipRun
Reel  DAIWA CERTATE 2506 FINESSE CUSTOM  
Line  YGKよつあみ PE #0.4
Leader VARIVAS FLUORO #1.5