4月4日(現地時間)の日記








この島に来て二度目の朝を迎えた。
昨夜は遅くまでナイトライフを満喫した為、釣りに起きる事が出来なかった。
今日は一日中、ツアーの予定がびっしりと組まれてもいる。
全てを満足に経験し行くには時間が足りなすぎた。
少し早めの朝食を頂きビーチに出てみる。

























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天気予報では雨模様となっていましたが快晴となりました。
今日はこれから、バスにて人気の観光スポットを巡るそうです。
のんびりした旅になりそうです。


























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まずは有名な木を見に行きました。
朝の光の中、緑がとても綺麗に見えました。
しかし眠いっ


























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やんちゃそうなお兄ちゃんがいたので声をかけてみました。
そのホンダはあなたの?
渋いリムですね!っと言うと、怪訝そうな表情は笑顔に変わりました。
こんなスタイルが流行との事でした。




























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続いては有名な岩山のパーキングエリアへ。
まったり気分でどうにも眠いのです。
もったいない話ですが、移動中の車内ではずっとうたた寝していました。






















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野草を撮ってみたり







バスに揺られまた気持ち良くウトウトしていると、ガイドさんから次は海ですよ!との知らせがあった。
映画の舞台ともなった場所と説明が続き、またもや瞼が重くなって来る。
しかし、次に聞く言葉にしっかりと目が冴えたのだった。


魚がとても多く、たまに大きな回遊魚の姿も見えますよ~



ガイドさんの大きく開いた両手を見て、キモチは加速する(笑)




























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嗚呼、愛しい磯ではないか!
かなりの強風が吹いており、その先端付近には時折、凄い高さの波が被る場面もありました。
この島に来て、初めて濃いブルーの海を見る事が出来ました。




























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互いの先端部分が良い感じです。
写真では伝わらないと思いますが、何か大物の気配がムンムンしている風に見えました。
残念ながらこちらは保護区だとの事。
おそらく釣りはご法度でしょう。







そこからの移動ではまるで子供の様であったろう。
席から立ち、身をのり出して車窓から海を眺めるのだった。
薄れかけていた釣りへの欲求が沸騰したのである。
周りの人達にはただの海沿いの道であろう。
まったくの棚ボタであったが、最高の下見となったのである。



























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小休憩の間にこっそりと抜け出してみました
ついに磯をこの足で踏みしめました。

























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沖に見えるあの先端なんかどうだろう!?
いけないイメージがどんどん膨らんで行きます。
たまりませんっ




























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こちらも何か雰囲気ありますね。
久々のサラシに胸がしめつけられました(笑)
ビッグミノーを漂わせてみたいっ!









しばしの間、流れ行くその景色に夢中となった。
ここだ、ここしかないと胸に刻む。
私達をのせたバスはその間もひた走り、やがて昼食の時間となった。
ドライブインの様な雰囲気の牧場に向かうのだった。
























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食事を頂いた後、少し辺りを歩いてみました。
不思議な山並みはまるで原始のそれを彷彿とさせます。
なるほど、昔大ヒットした恐竜映画の撮影に使われたエピソードも納得でした。
























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こういう感じの日本メーカーのトラックがとても人気がある様です。
デカさも排気音も最高でした。
エコ技術を駆使して、国内でも販売してくれないかな~
























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予定より早くツアーが終了したので、観光客があまりいない裏通りを歩いてみる事に。
あれは、C10だったかな!?
やはり、ボク的にはこの辺りの年代にグッときます。
沢山の車を見ましたが、オールドカーの数はとても少なく思いました。

























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これまたかなり良い感じですね~
上げ過ぎず落とし過ぎず、さりげない迫力がセンスの違いを感じさせます。
見習わなければなりません









ウロウロと歩きまわっている内に迷子になってしまった。
同じ大通りに数回出るも、今自分がどこにいるか分からない。
釣りなどの準備に追われ、携帯電話の海外での使用の設定をしなかった事を後悔した。
スマートフォンにて地図を呼び出し、GPS機能を使えば一目瞭然に分かる事だろう。
しかし、ここにきて、携帯電話はただの目覚まし時計となっていたのである。
ローミング機能を使い、高額なパッケット代を請求されるのも怖い。
一時、アジアの某国と思われる方々の居住区に入ってしまった。
痛い程の視線が刺し、数人の男達が寄って来た時は血の気が引いた。
白昼であったのが幸いである。
その後は住民に道を聞き、何とか街の中心街に戻る事が出来た。
太陽の照りつける中、二時間以上も歩き続けて喉はカラカラである。
通りまで聞こえてくる、ROCKの音に吸い込まれる様にして店に入った。



























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お酒の名前も特に知らないし、勿論メニューなんてありません。
注文できたのは、ビールとジャックダニエルだけでした(笑)
そのビールですら、ちゃんと銘柄を伝えなくてはなりません。

Budweiser
Coors
Heineken

それらが主流となりますが、一番頼みやすいのは、Heinekenだと思いました。
日本語読みで、「ハイネケン」、でちゃんと通じます。
バドワイザー、クアーズはなかなか分かってもらえませんでした。
ウイスキーの作りを聞かれますが、ロックもちゃんと通じます。
この時はストレートで飲みたかったので、ストレートと連呼しましたがなかなか分かってもらえませんでした。
表現は合っているのですが、らしく発音しないと分からないみたいです。
























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有名なお店なのですが、アジア人は自分だけでした
それもまた気分ですね~
気持ち良く酔い酔いです
その後も、ESPNにてスポーツ観戦が出来るバーなど二件ほどまわりました。
昼間は価格も安く、カウンターでの一人飲みも心地良いです。
























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グループでの夕食時にランカー発見です。
シーフードレストランにありました。
模様や色は少し違いますが、スズキにとても似ていました。
こちらでは、海のどこに生息しているのでしょうね。











食事の後は後輩と二人、クラブやディスコを転戦してみるのだった。
場所など知らなかったが、通りにある店の方々にお聞きすると皆親切に教えてくれた。
濃厚な夜は瞬く間に過ぎて行った。
楽しみながらも、自身は色々と考えていた。
そう、釣りの事だ。
最早、こちらでの滞在はあと二日しかない。
最終日にいたっては、ホテルから空港に直行するのみなのだ。
実質的には、明日が釣りをする最後のチャンスとなる。
向かうべき磯の目処は付いた。
しかし、そこは歩いて行ける距離ではない。
バスやタクシーでは何かと不自由を感じるだろう。
かといって、レンタカーを借りての運転はリスキーである。
また、私が出掛けている間、後輩を一人にさせて良いものか。
それらの事が浮かんでは消え、グルグルと頭を回っていた。


悩んだ末、行くのであればやはり、レンタカーを使用するのが得策ではとの結論に至る。
幸いにして、左ハンドルには慣れているのだし、あとは車線が逆な事にうまく順応出来るかだ。
そう心が決まった頃、後輩に素直に気持ちを伝える事にした。
結果、私の取り越し苦労であった。
後輩もまた、一人で街に出たいとの事だった。
ならば、あとはレンタカーをいかにして借りるかである。
保険加入などの煩わしい手続きを、未熟な英語でする事が出来るのか。
自身の弱い心が邪魔をする。
しかし、今躊躇するならば二度とチャンスは無いかも知れない。
今日見たあの磯にどうしても立ちたい!
その思いだけで心を奮い立たせたのである。



スタッフの方に声をかけると、手続きに関しては時間外との事だった。
しかし、嘘か誠かは分からないが、少し前に一台の予約のキャンセルが出たとの事。
係りの者にメールで伝えておくので、朝一番にオフィスまで来て欲しいと言う。
不安そうな私の顔を見て、ダイジョウブと笑顔で見送ってくれた。
自身のノープランぶりもさることながら、幸運にも歯車の一つ一つが噛み合って行く。
明日への期待に胸は張り裂けんばかりであった。
熱くなった心と身体を冷ます為、夜中にそっと部屋を出てみる。
同じく眠れない後輩も一緒だ。























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プールサイドには微かな波の音だけが響いていました。
薄明りに照らされた水が神秘的です。
ムードも何も無くマジ泳ぎする二人。
100メートルほど泳いでやっと落ち着きました。
明日はいよいよです!
タックルをもう一度見直し、新たにリーダーを結んで行くのでした。




つづく