6月18日、20日の日記









まとまった釣行時間がとれないので、心は近場へと向いていました。
出来れば今シーズン、もう少しだけイカが釣れたら良いなと。
しかし、藻場のアオリは私には全然分かりません。
何時間も、ずっと投げ続ける事でしか自身には釣れないのです。
分からないのであれば通うしかないでしょう。
何か一つでもヒントを見つけられたらイイかな
そんな感じで行ってみる事にしました。









6月18日



最近にしては珍しく、ほぼ残業をする事も無く帰れそうだった。
最後の仕事を片付け、一服をしようと外に出た時であった。
生暖かい風が顔に絡みつく。
おそらく、これからやって来る台風の影響だろう。
はたして、海の中はどうだろう?と思った。
また、藻場の夜のアオリ釣りはどうなのかと疑問があった。
大急ぎで帰宅し、タックルを握りしめて海へと向かった。




ポイントに到着すると、嬉しい事に風は無かった。
荒れ前にも関わらず大勢の釣り人がみえる。
アオリをやる人は僅かであり、根魚やチヌを狙ってみえる方が中心の様だ。
一瞬だけヘッドライトを点けて水の色を確かめてみる。
雨は降っていないのだが、水は茶色く濁りほとんど先が見えない。
海面はおびただしい程の夜光虫で覆い尽くされてもいた。
時折、光る筋が何本も水面に浮かび上がる。
結構な数のベイトが入っている様だ。
それにつられ、パシャっと跳ねるのはセイゴであろうか。
昼間とはまた違う生命感がそこにはあった。





釣りを始めて数十分。
未だ何の変化もない。
シャクリを入れる度に水には怪しい光が浮かび上がる。
おそらく、魚達にもそれは見えているだろう。
それが、はたして本当に良くないかどうかは私には分からない。
それでも釣れたという経験が欲しい。
良くはないだろうと思いつつも釣りを続けるのだ。

その後、約一時間ほど粘ってみたが、結局、アオリからのサインは何も無かった。
釣りをしている間中、大型の蚊が絶えず顔や腕にまとわりついて来ていた。
随分と時間が経ってから、急に痒みと腫れが出て来る。
刺された何か所かが一気に辛くなり集中力が保てやしない。
情けなくも、蚊に負けて納竿とした。










6月20日



確か、19日の夕方頃だったろうか。
我が地域で一番台風が接近した時間帯である。
夕食を食べながら母が怖いと珍しく言っていた。

そんな話の途中、まったく嘘みたいにピタリと静かになったのである。
窓を打つ雨、唸りをあげる風の音が一瞬にして止んだ。
本当に不思議であった。
あくる日は休みであったが、まさかこんなにも速くに収まるとは思ってもみなかった。
故に、食事を始めてすぐ、ビールをプシュっとあけていた。
目の前にはすでに三本の空き缶が立っている。
これでは出撃出来ないので、諦めて更に飲む事にした(笑)






翌日はゆっくりと昼すぎから活動を始める。
台風後の海を確認してみたかった。
おそらく、河口に行けばシーバスは入っているだろうか。
浮気心が過ったが、そこはちゃんとイカ調査に向かわなければならない。
再び同じポイントへと向かった。






海までくると、見渡す限りが泥水の様であった。
ゴミや浮遊物の数は思っていた程では無い。
それよりも気になったのは、枯れてしまったアマモが目立った事である。
この台風がきっかけで枯れたのか、もともとが枯れて来ていたのかは定かでない。
それでも、確かこの前釣れた時には見られなかった事である。


かなりの雨が降った為、所謂、水潮となっているだろうと思った。
あちらこちらからも、釣り人達が 「水潮」 と言う声が聞こえてくる。
そこで、一体どれほど塩分濃度が下がったかを確かめてみる事にした。
波打ち際まで降りて行って、水で指を濡らし舐めてみるのだった。
なるほど、かなりマイルドな塩辛さである。

アオリは真水を嫌うというのはよく聞く言葉であろう。
しかし、自身として、大雨が降り続く中、シャローにてポツポツと一日釣れ続いた経験もある。
やはり、よく分からないから竿を出してみる。









既にショートキャストを50投ほどしたが何も無い。
ヤエンの方にも何の変化も無い様子だ。
エギンガーの姿も見えるが、殆どが投げずに集まって話しているのみである。
どうにも釣れない、これが今の現実なのだろう。


やっぱり、水潮だからダメなんだなと諦めるのは簡単である。
そうは言っても、ずっと何も無いから嫌でもそう思って来る。
そこで自身の心が闘うのだ。
だいたい、穏やかな日でも、何時間もやってふいにパタパタっと釣れるかどうかではないか!?
本当に潮が悪いから釣れないのか、今はまだその時が来ていないだけなのか私に分かるはずもない。
何度も自問自答を繰り返し、時間の許す限り頑張ってみた。






帰り間際のヤエン師が、「釣れますか?」、と話しかけてみえた。
ハッとして振り返り、全然ダメですと言いながらシャクルとトスっと何かが乗った。
あっ、今何か掛かったみたいですと私。
殺気が消えたのかもしれない(笑)




























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ちがーう!!

クルクルクル~
プシュプシィ!


こうちゃんかと思いましたが、上げてみて何コレ?っって。
お尻からは赤茶色の液体がポタリポタリと
かなり怖かったです。

魚図鑑で調べてみると 「シリヤケイカ」 との事でした。
どうやら、赤茶色に染まったお尻が、赤く焼けている様に見えたのが名前の由来かも知れませんね。
勇気を出して食べてみましたが、意外にも普通に美味しかったです
同じコウイカの仲間の 「カミナリイカ」 には遠く及びませんが。
地元に居る事が分かったし、何とかボウズは免れたので嬉しかったです







違う種類だったが、イカが釣れたのには間違いない。
この、シリヤケイカが真水に強いかどうかは分からないのだが。
もしかすれば、アオリのチャンスが訪れはしないかともう少しだけ粘る事にした。
しかし、結果としては釣れなかった。
夕マズメは他の釣りがしたかったので納竿する。
餌の釣りではあるが、こちらもまた撃沈となってしまった。
なかなか、厳しい地元の海であった。





それでは