7月4日、5日の日記








6月中は磯の釣りを我慢いたしました。
資金難&日々のゴタゴタで、かなりしんどい毎日を過ごしていました。
釣りは我慢出来ませんから行きましたが・・・。
市内にて熱くなれる釣りを探していたのです。
ようやく、釣行の目処がたち準備をする事にしました。
























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久々のアシストフック作りとか。






















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これまた、久々の新品購入など







用意の悪い私ですから、いつもの様に 「突貫工事的」 に揃えて行きました。
尚、久々の海に向かう故、ベイトや魚の居場所などもサッパリです。
さすがに闇雲に行く訳ではありませんが、ともかく行ってみなければ分からない!
そんな気持ちで臨む事にしました。
初日の行先にはかなり悩みましたがせっかくだし・・・。
初めての場所に行く事にしました。
こういった小さい冒険の一つ一つが心を揺さぶるんです










久々の南紀行きという事で、愛車である 「南紀特急」 のチェックから始まった。
点検とは言っても、普通にドライバーが出来る範囲の事をするのみである。
結局、釣りの準備に遅くまでかかったのだが、少し余裕をもった午前3時には串本に到着する事が出来た。

コンビニにて必要なものを購入し渡船屋に向かう。
海の様子を見ながら走ったが、予想以上に波の勢いがある様であった。
はたして、目指す磯に立てるのか。









午前5時前、船着き場には幾人かの釣り人が集っていた。
どうやら、ルアーマンは私一人の様である。
荷物をまとめていると、船頭がエンジンの暖気を始めるのだった。
胸が高鳴る瞬間である。





ゆっくりとしたペースで船は出航する。
港から出るとウネリこそ僅かだが、前に進むのを阻むかの様に勢いのある波が連続していた。
今日は大潮であり、朝に満潮をむかえるのである。
波を割って進むせいで大量の飛沫が舞う。
半ばズブ濡れになりながら、目的ではない場所に船は向かうのだった。
船頭がマイクを通じて叫ぶ。








「沖はムリやな今はな、ココで頑張ってみてな。」
「ルアーの兄さんもココでやって、また波落ちたら移動するでな。」








そんな風に少し穏やかな磯に上がる事となったのである。
とはいえ、沖からの潮は緩いのだが、向かって右手からはかなり強い 「下り潮」 が流れているのだった。
今が好機かもと、早速、タックルを組んで行くのだった。
















いつもの様に、まず結んだのは好きなポッパーであった。
ファーストキャスト、その瞬間からただならぬ違和感を感じるのだった。
何の事はない、ただ、自身の身体がその感覚を忘れてしまっているだけである。
僅かに一か月、たったそれだけで忘れる程に私の釣りは未熟なのだ。
我が下手さは自らが一番よく知っている。
何度かキャストを繰り返しても、その不自由な感じを拭う事が出来なかった。
風、そして潮流に、まともにポッピングを奏でる事が出来ない。















これでは出るものも出ない。













過去の経験からそう直観してミノーへと換えた。
しばし、漂わせ、流れに泳がせる事だけに集中する。
しかし、それさえも全くもってシックリとこない。
摩訶不思議なルアーとの一体感、どうしてもその感覚とリンク出来ない自分がそこにいた。














そこで、思い切って磯上を移動してみる。
広大なこの沖磯は探り歩く事が可能なのだ。
お恥ずかしながら、この日、目指したのはヒラが出そうな場所であった。
青物は釣りたい。
しかし、ヒラが踊る姿もまた見たい。
今までの自身であれば無視をしたであろうか。
心のままに釣りをしてみる事とした。








しかし、結果として、未熟な自身のアプローチではそう簡単には出ない。
サラシていれば良い訳では無いのは、嫌という程に分かるのである。
しかし、殆ど経験が無い為、水中のどんな所に着いているかが分からないのだ。

分からないなら仕方ないし、色々と試して探り行くしかない。
しかし、今、この場で撃てるサラシはそう多くはないのである。
ならばと、半ば逆転の発想で考える事にした。


私はヒラ師ではないし、コダワリも何もなく青物道具そのままで挑んでいる。
いわんや、根ズレなど全く怖くはないし、無理な場所から強引に引き寄せる事も可能だろうか。
ならばと、百戦錬磨の猛者が狙いを定めて撃つ様な(想像ですが)、そんな険しい場所にルアーを届けてみる事にした。







もう、擦れようが、引っかかろうが、何でもかんでもムシである(笑)
エイ!!っと投げたミノーはカーブを描きながらうまくそのスリットに入った。
全く巻く事無く、馴染んだ瞬間にゴゴンっと反応する。
なるほど、そういう所にも居るのねと学習。
残念ながら、モタついていたらフックオフしてしまったが、確かな生命感に胸踊る想いであった。
その後、かなり無理な線で通すも反応は見られなかった。
そうしたシビアさが、より一層にイマジネーションを掻き立てるのであった。
場を休ませて再度叩くが最早出る事は無かった。
それさえもが面白い。











その後は再び青物を求めキャストを繰り返して行った。
途中、ジグに換えて粘ってみる。
様々なレンジを違ったアクションで探っていると、ふいにどこからかシイラのチェイスがあった。
あれだけ、プラグを投げていたのに反応は無かった。
陽が昇り、やっとシイラの回遊が始まったのかなと思った。

すぐにプラグに交換し、シイラを意識したアクションで探って行く。
しかし、どうした事か全くチェイスは無いのだった。
再度、ジグに戻すとすぐにその姿が見えた。
これはとても面白いと思った。






何が理由かまでは分からないが、どうしてもプラグには反応してくれない状況かも知れなかった。
居ないと思っていたシイラ達だったが、実はちゃんとそこに居たのである。
現にこうして、ジグには反応し追って来るのだった。

今はシイラだけの事かも知れないが、おそらくは他の魚にも起こり得る事だろう。
魚が居ない、釣れないと嘆く事は多いが、やはりその時々に合わせる努力が必要なのだ。
今までの釣行で学んで来た事も、やはり月日と共に忘却の彼方へと薄れ行く。
知っているつもりでも、こうしてあらためて気付くのだった。
やはり、出来る事なら間をあけずに通いたいものだ。












しばらくすると、見回りにみえた船頭がマイクで沖から語りかけて下さる。

「岩サン、沖行けそうやけど行く!?」


もう、二つ返事でGO!である。




ついに、憧れていた磯に渡れるかも知れない。
全力で船頭に向け合図を送るのだった。
目指すは、約一年半もの間、思い焦がれた磯であった。
しかし、未だそこに行けるかは分からないとの事。
一つ、また一つと、魅惑的な磯を通り越し、ついにその磯の前に来た。








「波キツイから絶対に気をつけてな」
「絶対、無理はアカンで!」










そう、何度も船頭は言ってくれた。
激しくアップダウンする船首がとうとう磯を捉える。
刹那、全開にて咆哮するエンジン。
やぼったい荷物を持って、今がその時と一気に駆け上るのだった。
振り返りざま手をあげて船頭に感謝。
ついに、憧れの岩を踏みしめる事が出来たのである。











道具を降ろし、まずは海を伺った。
ディープブルーに染まる潮は、先程までの磯では見られなかった。
時は午前11時を回った頃。
いわゆる 「マズメ」 など全く気にもしなかった。


シイラも青物も、とりあえずは考えない様にした。
真っ白に広がるサラシはパッと見で三か所。
まず、足下の小さなその部分にルアー通してみる事にする。



驚いた事に、一回のトレースにて二匹のヒラが躍り出た。
その反応、実にスローリーでほのぼのとした感じであった。
まるでジャレつく様に、ポッカリと全身を露わにしたのである。
そのサイズ、興奮しきっている自身でも、さすがに見誤るものでは無かった。
40~50センチのフッコのジャレつきであった。








少し移動して、次なるサラシを撃ってみる。
もう、出るは出るはの大騒ぎである。
その一つ一つに脳がとろける様であった。
おいおい、出てばっかりで何故に釣れないんだい!?
そこはそう、Rockbeachだからに他ならない(笑)
上手な皆さんとは違う。







ジャレつく様なフワリとしたバイトに飽きて来た頃であった。
何故、息も絶え絶えの本気の攻撃を仕掛けてこないのか!?
その原因は全て、自身のアプローチ如何によるのではないか。
これまでで既に6~7発のバイトがあった。
焦る今の気持ちではいけない。
場を休める為、しばらくは表層回遊魚に狙いを定めるのだった。











しばらくの間、トップにて探って行く。
案の定、何を試してみてもルアーは虚しく帰ってくるのみであった。
やはりそうなのか。
いくら、トップを引き続けても、どうしてもその姿を見る事は出来ないのだった。
試しに、プラグを沈ませて引いてもみたが同じであった。
そこでジグに換えてみる。






フルキャストして、イメージ的には水深5~6メーターまでをスピーディーにシャクリ上げてくる。
浮かせてはフォールさせての繰り返し。
手前約20メーター付近まで来たら、あとは表層を素早く引いて回収する。
もし、追って来ている奴がいれば、ジグがどこに行ったかとキョロキョロと探している頃だろうか。
そこですぐに、約15メーターほど投げて、水深2~3メーターまでをワンピッチで泳がせる。
これでドスン!っと御用となった。
立て続けに3匹がヒットする。

しかし、足場が高く、抜き上げには不安が残る。
少しだけその強引を味わい、連続ジャンプする様に導いてやり、オートリリースが成功した。
1メートルを超えるシイラでは、釣り上げてしまっては、致命的なダメージを与えず逃がすのは至難の業である。
その中でたまたま良いサイズのメスが喰ってくれた。
今期の初物と有難くキープさせて頂くのだった。





























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去年の12月ぶりですね。
ウチでは色々と工夫をして美味しく頂く様にしています。
海外よろしく、油をつかった料理で食べるととても美味いですよ。
この時期は抱卵した魚も多いですから、ヒットすれば一匹だけ持ち帰ります。
シイラの卵を甘辛く煮つけるとたまりません。
有難うねシイラさん








しっかりシメて、頭と尾っぽを切り落として行く。
内臓は臭うので、特に念入りに除去をする。
せっかく頂いた命、最高に美味しく頂く為の努力は欠かせない。
処理をした部分は海に流さない方が良い・・・。
時として、サメの群れをおびき寄せてしまう事になるからだ。
なるべく、磯では血を流さない方が良い。












ゆっくりとした時間が流れたので、そろそろと思いサラシに戻る事にした。
いったい、どうすれば本気のバイトを得られるのだろう・・・。
考えていても分からない。
実践あるのみである。
少しラインを変え、引くスピードや潜航深度にも変化を与えてみた。
ギューン!っと一気に持って行くがドラグを緩めすぎでフッと軽くなってしまった。
二投目はゴン!っと掛かり、やったね!って感じ。
いつもの癖で追いアワセを入れるとバレてしまった。
いかんいかん、竿はレイジングブルだった(笑)
反省





三投目、ズルっとした感じで出たのはとても大きな頭であった。
パッシャーン!っと出て、でっかい尾びれを見せて消えて行った。
多分、80はあったので悔しくて仕方ない。








これだけ出たら、また一時間は待たないといけないかな。
もう時間が無いよな・・・。

そこで、今までどうしても出なかったサラシを狙ってみる事にした。
案の定、数投してみるも出ない。
おそらく、そこに居るのは間違いないはず。
ならばと、サラシのタイメングを変えてみる事にした。
利口なのが良く見ているかもと思ったのである。
ルアーは全く換えはしなかった。


14センチ、ST56 #1にて勝負するのだ。
ひたすら待って、これかと思う感じとなった。
サラシの消えるそこに投げてすぐに馴染ませる。
バシャ! ギュン!!
やった、ついに捉えた。
またもや悪い癖で、問答無用のブチ抜きであった。
ごめんなさい。
































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フィッシュグリップにての計測では約3.5キロでした。
とても嬉しいサイズのヒラでした。

やったね!!











磯あがりまで約一時間となってしまった。
その間、出来る限りの事を試してみたが、再び魚からの反応を見る事は無かった。

次の日、朝は予定通りに目覚める事が出来ず、少し遅めのスタートとなってしまった。
一級地磯ポイントはどこも人が多く、駐車場には仲間の車も停まっていた。
あまり人の居ない場所に入り、シモリに着いていないかとピンスポットを探り行くが今日は反応が無い。
地磯から上がり、しばし休憩すると風波も少し収まった様であった。


潮位も下がったので、渡船屋の扉を叩く事にした。
弁当船に乗って好きな磯に乗せて頂く。
久しぶりだなと、昔からの探りを入れているとかすかな生命反応を得た。

































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嬉しすぎる獲物です!
残念ながら青ですが、それでもとても美味しいのですね。
いひひひ













その後、すぐに船頭が戻ってみえて、あっち行くか!と言って下さった。
誠に有難いお言葉である。
もう、釣りが出来るギリギリの荒れに渡して頂けるなんて滅多にない。
しかし、実際に渡礁してみて茫然として立ち尽くす事となった。


波だけではなく、風、そして潮流がキツすぎるのである。
真っ直ぐにしたラインでさえ、160グラムのそれがまるで沈むそぶりを見せない。
いつまで経っても、スプールから勢いよくラインが出ないままであった。
トップはまるで馴染まず、中途半端な重さではまるで飛びはしない。
諦めて内向きにミノーを通すと、ふいにキビのボールが凄い速度で横切って行った。
刹那、灰色の弾丸がその後を追う。
丸々肥えたその背中がたまらない!
スピーディーに引くミノーにガツンっと足下で喰った。
直後にバレる。
久々にこの太軸でバラしてしまった。








その後、数時間、自身の許容範囲を超えたアプローチは続く。
全くもって、ちゃんと釣りを展開出来ないのだった。
やっと潮が緩んだ頃、回収寸前のジグに、どこからともなく喰らいついて来る影があった。
色は不明だったが、やけにハッキリとしたアイシャドーだか眉毛が印象的であった。
針に掛かり、その場でヒラを打つ奴。
70は超えているであろう体高のある姿が一瞬光って消えた。
こちらのフックも太軸であった。


思えば、この二日間はバラシてばかりであった。
自身の今までの最大のテーマであるフックサイズ。
今年もまた、それに悩む夏の訪れであった。









悔しい。
どうしようもなく。
また、行くしかないでしょうよ。
完全沸騰中のRockbeachです。






それでは








My Tackles


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA 10SALTIGA 5000
Reel  DAIWA SALTIGA Z6500EXP
Line   YGKよつあみ PE #4
Leader VARIVAS NYLONE 100LB