7月31日の日記










釣行当時の事です。
黒潮はずっと遠ざかっていました。
おそらく、この潮の影響はとても大きいと思います。
特に普段から黒潮がよく当たるエリアでは、歴然とした差が出ると今まで自身は考えて来ました。

しかし、遠くにあっても、磯にはちゃんと青物がいました。
私には釣れてはいませんが、何度もその姿を目にしています。


何故かは私には分かりません。
関係無いとも言えないし、黒潮の接近が絶対条件でも無いのでしょう。
ベイト達の動向も重要ですし、流れや魚が好む地形などもあると思います。

ともかく、ちゃんと魚はそこに居るのです。
増々、海が分からなくなってきて楽しいですね。






その様な事もあり、特に、何も深読みせずに釣りに行ってみる事にしました。
昨日は良くても今日はサッパリ!
そんな事も多々ありますし。
行ってみるしかありません。















現場到着は午前4時前であった。
思いの外、沖からの風が強い。
予報とは違い、南風が吹いている。
車のエンジンを止めると、海岸にうちつける波の音が轟いていた。
はたして、無事に目標の場所に立てるのか。
月明かりの無い中では黒い海しか見えなかった。









やがて、陽が昇り、船はゆっくりと進みだす。
ここからではまだ見えない。
見慣れた磯を一つ、また一つと通り過ぎて行く。
景色がひらけたところで船が止まった。
船頭が波を見る為である。
10秒、20秒。
途端に大きな波が盛り上がって磯を覆い隠す。
無理だ。
うねりがある。
仕方なく、第二希望の磯へと渡る事となった。














準備をしながらゆっくりと海を見て行く。
ここであるならば、いっそもっと波が欲しい。
サラシが大きく広がる程に。
そうすれば、何かが起こるかもしれない。
それを自身は知っている。
しかし、現実にはそうではない。











頭を切り替え、現実的なアプローチで探って行く。
しかし、投げれど投げれど、魚の姿を見る事は無かった。
時折、大きく水面をかき回す様にする。
途端にどこからともなく、シイラがすっ飛んで来てルアーを弾き飛ばすのだった。
それ以外には何も無い。

いつもは沢山いるはずの、ダツ、オキザヨリの反応も皆無である。
もしかすると、それはこの潮に関係が深いのかも知れないと思った。
見えているベイトも居ない。
底付近にいるかもとジグでも様子をみる。
しかし、全く何も無いまま時間だけが過ぎて行った。













いつの間にか吹いていた風も穏やかになる。
大粒の汗が額から零れ落ちる。
照りつける太陽がジリジリと磯を焦がして行った。
猛暑である。

釣りの手を休め、頻繁にジャケットのペットボトルに手が伸びる。
何をしていても、また、何もしていなくとも喉が渇くのだ。
瞬く間にペットボトルは空となって行く。
唯一の望み。
それは弁当船での磯がわり。
波よ、うねりよ、もう少し落ちてくれと呟く様に祈るのだった。

















願いが届いたのか、波飛沫を見る回数はだんだんと減って行った。
目をふさぎ横になって休む。
うとうとと意識が遠ざかる中、聞きなれた音が聞こえた様な気がした。

はっとして起き上がると、すぐそこまで船は来ていた。
移動したい事を船頭に告げる。
潮が満ちて来るまでの僅かだが、それでも乗るか?
船頭はそうおっしゃった。
何の躊躇もなかった。
お願いしますと一言、飛び降りる勢いで船へと移った。



































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トップを引けば群がって来ました。
ミノーならば、かなり反応は悪くなります。
掛けたくないからこその選択でした。

それでも、しばしばヒットはあります。
潮位が低く、ズリ上げる事もままならず。
ギャフを入れる事になってしまいました。















その後、海の様子が変わり、大型のシイラは姿を消して行った。
60~70センチ台のペンペンのチェイスも激減する。
他の魚からの反応は全く無い。
再び、直立ペンシルに換えてみたが、追っては来るものの全く勢いは無かった。
シイラを釣りたいからではないが、ここで、最近、あまりやってなかった事を試してみる。
巷では、スキッピングなどと呼ばれているそれである。





使用したルアーのサイズは、前途した直立ペンシルとそう変わらないものだった。
やるならば派手にやろう。

6.2:1
ハンドル一回転当たり、142センチで巻き殴ってやる。



するとどうだろう!
何度も何度も海面が爆発して行く。
反応しているのは、大小のシイラ達であった。
今まで、ヤル気無くフラフラしていた奴らの目の色が変わったのだ。
たまたま、この時の海、魚達の気持ちにハマったのかも知れない。
僅かな違いで変わる。
改めて肝に銘じた瞬間であった。
















残念ながら、船頭の読み通りであった。
次第に波は上がり、終わりには常に波を被る状態となってしまう。
ここで納竿。
今日も本命には出会えなかった。

























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帰り道での事。
ふと浜を見ると、波打ち際から僅かな所で大きなナブラが出ていたのです。
磯の道具しか持っていないものですから(笑)
そのままダッシュしましたよ。
案の定、着いた頃には静かな海に戻っていましたけど。






でも、何と言いますか。
海の色がとても綺麗でした。
夏らしい青く澄んだ海。
やっぱり、私はそんな海が好きですね。
次への期待を胸にひた走るのでした。



それでは