8月20日、21日の日記








友人の、Taka氏より釣りのお誘いを頂きました。
調整すれば、二日間ともご一緒出来そうな感じの日程でした。
久々の 「Hardcore」 な釣行がとても楽しみでした。


しかし、翌日になり、氏に急な用事が入ったとの事。
訳あって、朝一番だけの釣りになるが、それでも南紀に行く!!  とおっしゃいます。
ガッツリをとても楽しみにしていた為、かなりガッカリはしましたが・・・。

その心意気!!

お付き合いさせてもらわなくてどうしますか!って(笑)
そんな感じで出撃するのでした。
















南紀特急を飛ばしながら考える。
いつもの様に、丸一日かけてゆっくりとやる訳にはいかないのだ。
朝一限定の釣りとなる。



ならばと、必然的に立つ磯は 「地磯」 となるだろう。
そして、氏の精神面を考慮し、見知らぬ磯へのエントリーは避けようと思った。
僅かなその瞬間に向け、他の何かで集中力を削がれる事無き様に。




そして・・・。
魚と出会う可能性が高くなくてはならない!
おせっかいな性格だとは自身もよく分かっている。
氏の仕事はとても忙しく、釣りに出かけるチャンスは滅多と無い。

彼は言う。











「南紀の磯に立って全力でルアーをキャスト出来るだけで満足だ!!」








氏の言葉に嘘は無いだろう。
一緒に竿を出す度、今まで 「彼」 というものが少しずつ感じられた。
誠、気持ちの良い人間である。
だからこそ、二人で感動を共有したいのだ。
南紀特急の轟音と共に海への想いが南下する。
















南紀に到着したのは真夜中だった。
様々な夢想が交錯し、未だ降りる磯は決められないでいる。


あそこか?
ここか!?




闇に包まれた海を何か所も見てまわった。
その度に過去の記憶がよみがえる。



おそらく、ここが最も二人には良いだろう。
半ば、盲信ともいえる確信がそう語る。
問題は、そこに、果たして今日、求めるベイトが入っているかだ。
それを見抜く目は自身には無い。
そしてまた、どのベイトが入っているか!?
そこはそう、釣りが始まってからなのである。
寝不足の頭では、いらぬ心配さえもしてしまう。









Taka氏とは何の心配もなくランデヴーする事が出来た。
約束の連絡などとってはいない。
おそらく、あそこに行けばいつかは会うだろうといった感じだ。
久々の再会の挨拶もそこそこに。
早速、磯へと向かう。

















夜明けが何時なのか?
通っている私でも、少し間をおけば分からなくなってしまう。
暗い照明を片手に磯へと進む。
頭では分かっていても、身体は前へと進まない。
絡む様な熱気によって、体中の毛穴が開いて行く。
身体が重い。
何という暑さだ。
氏を見ると、何の問題も無さそうであった。
弱いのは自分だけ。
なまりになまった姿なのである。










磯に着き、狂った様に水を飲んだ。
夜明けはまだ少し先と実感するも、ただ話していてさえ喉が渇く。
いつもの様に馬鹿話を続けて行く。
その間も目は海に釘付けであった。
空が濃い紫から茜色になる頃、ふつふつとある言葉がわいてくる。


「Takaくん、きっと今日は釣れるで」




いつも氏を前に言っている言葉かもしれない。
お世辞や気遣いなど微塵もないのだ。
本当にそんな気がするのである。
思えば、氏との釣行で何も無かった事は無い!
彼はラッキースターなのである。










































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まだ暗い内。
横っ跳びで何か白いものが自身のポッパーを襲いました。
「何や今の? ペンペンやろかなー!」


雑なポッピングには見向きもしない。
どうやら、巧妙な奴らが目の前の海に潜んでいる様です。


自身のリズムを刻むと消し込みました。
何か? 魚種もサイズも分からずに巻きます。
鱸師だった彼にはいささか強烈だったかも・・・。
自身最強のリールでの、連続反復運動で決めました。




やったね!!








































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グッドサイズの魚です!!
ルアー交換はあえて無視。
あるものだけで、手による違いだけで臨みました。

正直、バイトミス、フッキングしそこないは、6~7回はあったでしょう。
別に喰いが浅い訳では無いと思いました。
ただ、
「とても冷静に見ている」

生き物として、合格点に認識していないから甘噛みするのではないかと。
一つのルアーにこだわり、冷静に見れたのですから、それさえも満足でした。











可能な限り粘ってみたが、それからは何も起こす事は出来なかった。
正直、沖であればまだまだこれからである。
しかし、今日は氏の帰宅時間がもうすぐそこに迫っているのだ。


彼も相当な重量の荷物を背負うのだが。
ともすれば、バク転しそうになる私をずっと支えてくれての磯上がりであった。
息があがった私に、
「だから俺が持ったろって言ったやろ!」っと。


そっと、私のバッカンを持つと、ザシザシと目のくらむ様な上り坂を駆け上がって行ったのである。
何という体力か!!
身軽になってさえ、クラクラとただ歩くのが精一杯の自身であった。
















予定通り、Taka氏はすぐに帰宅の途に。
充分な水分補給をして、これからどうしたものかと途方に暮れたのが午前9時前であった。
気になる場所まで来て海を眺める。
予報とは裏腹に良い潮がさしていた。

っと、遠目にもグッとくるボイルが起きる。
おそらく、レギュラーサイズの赤身が起こしたものだろう。
どこへ行っても涼しいところなど無かった。
この夏のピークだろうか。
眠気で倒れ込みそうだが眠れる場所は無い。
おまけに、南紀特急のパワーウインドーが壊れてしまった。
全開のまま動かないのだった。
エアコンなど夢物語。
あまりの暑さに記憶が無い。
































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次の夜、何かを求めて地磯に辿り着きました。
幻想的な月明かり。
海はウネリを伴っているのでした。
はたして、今日はどうでしょうか?































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どうしても、その日は何も起こせなかったのです。
ルアーの動きを妨げる様なウネリがあったのは確か。
けれど、そんなものは何の言い訳にもならないでしょう。
前日、チラホラと見えていました、細かいベイトが全く見えないのでした。

写真は粘って粘っての魚です。
嫌々を何とかって感じで・・・。







狙いを別に求めた自身であったが、こうして今までの釣りに戻ると思う事も多い。
海、そして魚の事。
思う程に底無しである。
だからこそ、今日も胸に想うのだ。





それでは







My Tackles


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6000
Line   YGKよつあみ PE #5
Leader VARIVAS NYLONE 100LB