12月30日、31日の日記







新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。








去年の暮れに、釣りおさめの釣行を計画していました。
平日が休みの私には、単独での釣行が殆どです。
しかし、晦日ともなりますと、早い方はすでにお正月休みに入られています。
今回はタイミングも良く、お二組の方々からお誘いを頂く事となりました。
2013年の最後の締め。
とても楽しそうな釣りにワクワクしてその日を待つのでした。














自身が仕事を終えたのは、29日の夕方であった。
連日忙しく、おまけに風邪ぎみとあってろくに準備も出来ていない。

帰社後、すぐに向かったのは釣具店である。
大急ぎで、消耗品と少しのジグを購入した。
帰宅後、今度はジグのフロントフックの製作にかかる。
自分なりに、良いバランスのそれらのストックが心細くなってきたから。
市販品の用意もあるが、やはり、ここは自作の品を使用したい。


一時間、二時間と瞬く間に時は流れて行く。
しかし、心は上の空であった。
最後の、最後の品がまだ揃わないからである。








それは何か?




年末のある日。
必要に迫られて、急遽、ロッドの購入を思い立ったのだった。



いくつかの型の候補があったが、数件のショップをあたってみても答えは 「在庫なし」。
そのまま諦められるはずもなく、更に探して探してようやく出会ったのであった。
旧型ガイド仕様のデッドストック。
申し分のない運命の竿であろう。


一応、到着予定は29日とご指定させて頂いた。
遠方からの発送であり、積雪や年末の混雑の加減によっては間に合わないとの事であった。











用意を進める内にだんだんと諦めの気持ちが大きくなってくる。
初日の釣りは沖磯であり、出来ればサブロッドも持って行きたいところ。
無い訳ではなかったが、それは今の釣りには似つかわしくない。
そんな事を考え出した矢先、コンコンっとドアをノックする音が響いた。
誰とも分からないが、自然と拳を握りしめガッツポーズ。
財布をもってドアを開けた。
















































P1030165
 



























































P1030171

























































P1030168 













商品説明の通り。
旧ガイド仕様の新品、デッドストックでした。
 硝子細工の様なその輝きに緊張感が高まります。
はたして、どんな性格の竿なのか?
自身に使いこなす事が出来るのか!?
喜びと不安が交錯して行きました。














準備が済んだのは深夜0時を大きく過ぎた頃であった。
今から出発すれば、数時間は仮眠する事が出来るだろう。
荷物を積み込む間、南紀特急を暖気させながら思う。



ゆっくりと発進し、まずは回転を上げずに坂を下って行った。
自宅から国道までは、少しの間、下り坂が続くのである。

それから国道へと出て、今度は確かめる様にしてギヤチェンジをして行った。
まだまだ、暖まりきっていない内の自身の儀式である。
2速、3速と入れ、次へとシフトアップした時にそれは起こった。
フワっとした嫌な感触と共にメーターの針がレブリミットへと跳ね上がったのだ。



抜けたか!?
否、違う。



パーシャルにするとかろうじて駆動しているのを感じる。
そこから踏み込むとすぐに吹け上がってしまうのだ。





南紀特急走行不能。

市内で起きてつくづく良かったと思う。
時速10キロ程度にて移動し、動かなくなってはまた騙し騙し走らせるを繰り返した。
数キロを完走し、代車への乗り換えが終わったのが、午前4時10分であった。
一番船にはどうしても間に合わなくてはならない!
ショックと緊張でその後の記憶は無い。






結果として、エサ屋でボイルを購入し、コンビニで用を足し、買い物をしても何とか間に合った。
ちなみに本日も下痢である。
今日の第二本命はハゲである為、どうしてもエサの確保だけはしておきたかった。










港に着くと、W氏の準備される姿がすぐ目に飛び込んできた。
残念ながら、ご一緒される予定であった、I氏は急なお仕事で不参加となってしまった。
出船時間が押している為、ご挨拶もそこそこに自身も用意をして行く。


さすがに年末だ。
上物師の数は20人ではきかないだろうか。
不安になったが、磯の数も多く、事前に打ち合わせているので大丈夫だろうと氏はおっしゃる。
今回、磯決めからご予約など、全て氏に甘えるかたちでお願いさせて頂いた。
誠に有り難くも、船は自身初の磯へと静かに進み出したのであった。









我々が目的とする磯が近づき、すぐさま渡礁へと荷物をまとめ船首へと立つ。

いつもと違う感覚。

えっ!? っと思ったのは、船首が磯を捉えない事であった。


知っている船は皆、渡る際にエンジンを大きく吹かし、船首を磯に強く押し当てていたのである。
今回、それが無かった為、最後の最後でタイミングを躊躇してしまった。
磯から約50センチほどの間隔が空いており、飛び乗るというかたちでの渡礁であった。
ところ変わればである。
朝一からとても有意義な経験が出来た。







船着きからまず、荷物を置いておく場所を探すのだが、これが不思議とシックリくる場所が無い。
W氏と共にしばし行ったり来たりしてしまった程である。
おそらく、氏との沖磯初体験にアガってしまっていたせいもあるだろう。
クルクルしていたとはいえ、だてに歩き回っていた訳ではないのだ。

その間に海をよくよく見て、
「どこ」 ならば魚を無事に確保出来るか、キャストやロッドワークがしやすいかを見定めていたのである。


私はクルクルしていたが、氏は間違いなくそうであった。








だいたいが決まり、別々の立ち位置へと別れて行く。

同行の方がいる際、よく、自身は今日は良い感じの海だと呟く事が多い。
雰囲気に富み、今にも魚が飛び出して来そうな感じがするからである。
無論、それは誠の感覚なのだ。
同行の方への気遣いではもちろんない。


この日も自身にはそう信じて疑わない海が広がっていた。
左手に広がる、大きな潮のヨレにいたっては、先ほどから大きなサイズの何かの魚が水面に上ずっている。
もし、それがベイトとなりえるならば、凄い光景が眼下に広がるやも知れない。


更に海中はどうか。
この日、自身の狙いは海中深くであった。
特定のベイトに焦点を当て、ルアーを選んで来たつもりである。
しかし、その時々、何が獲物となるかは分からない。
故に数多くの可能性を想定しキャストするのだ。
この日、自身は好きなポッパーから開始した。









しばらく夢中になってやっていると、どこからともなく初老の方がいらっしゃった。
にこやかに笑い、入れて下さいとお願いされるのである。
断れるわけがない。

良いですよとお伝えすると、何故か不思議とその方は居なくなってしまった。
しばらくすると、W氏がこちらへと移動されてみえたのであった。
やはり、同じ様だったのだろう。
遠目であったが、氏は流れが複雑で、いかにも小魚が集まりそうに見える場所を探ってみえた。
海底にも何やら変化がありそうである。
さすがだなと感心するばかりであった。








自身はまだまだとプラッキングを続けていたが、氏は結構早くにジグへと切り換えられて行った。
氏のシャクル姿は初めて見るのだが、その姿を見てとても嬉しくなってニヤケてしまう。
何がかはここでは述べないでおこうと思う。

私が見て来た、どのジグマンとも違うスタイルだったとだけお伝えさせて頂く。
エギング時代より少しずつ、自身が思って来た事と相通ずるように思えて仕方なかった。
勿論、自身のジグにもそれをフィードバックはさせているつもり。
しかし、今日の自分はあえて違うスタイルで行く。
未知のアクションにて答え合わせもしてみたい。
そんな思いで、自身もジグの釣りへと移行して行った。
















気がつけば潮は弱くなり、どこに投げたら良いか分からない海へと変わって行った。
上ずっていたベイトも居なくなってしまった。
強い風が真横から吹いてくる。
うまくラインをさばかないとジグは沈んで行かない。
投げれど、投げれど、バイトを得る事は出来なかった。



遠く、数百メーター離れた沖では、5~6羽の海鳥達が低空をホバリング飛行にて海を意識している。
見ていると、一発、大きなボイルが起こった。
しかし、ドバッ、ドバッっと立て続けには起こらない。


鰯などがベイトであるならば、もう少し派手に起きても良さそうなものである。
しばらく見ていると、また、単発の大きなボイルが出る。
キャストしては到底届かない場所での事。
されど、そこで何が起きているかとても気になる。
この時、そういう風に目の前の海をも見ていたのであった。









青物はいったん休憩とし、第二本命のハゲ釣りを始めてみる。
ところが!である。
いつの間にか 「爆風」 となり全くアタリが取れない。
腹パンをお正月の魚に考えていたので、これにはかなりショックであった。



それから、自身は得意の 「スペシャルドリンク」 を胃に流し込むのだった。
磯上がりまでのんびりやるとしようと。

しかし、いつまで経ってもこの爆風は収まらなかったのである。
勿論、青物狙いは続けて行った。
休憩の合い間、合い間での氏との海のお話。
知らない事も沢山教えて下さり、素晴らしい時間を過ごさせて頂く事が出来た。
何よりもの事であった。









NEWロッドの使用感については、正直、殆ど分からなかったというのが本音である。
なんと、またもや 「Z」 でない5000番が故障してしまったからだ。


何となくではあるが、ジャーキングさせた際のジグの動きが全然違うと思った。
おそらく、とてもよく動き、
それに対してリーリングがズレるので、ガツン、カンっ!と手元に衝撃が出ると思ったのである。

しかし、これは、リールが故障し、僅かに逆転するガタが生じた為と分かった。



とはいえ、それでなくとも、ジャーキングさせた時の重みが半端無く思う。
おそらく、ジグの負荷をロッドが良い具合に吸収をしていないのだろうか。
ずっと手元に負荷が残るイメージであった。



レイジングブルと比べるとなんと手強い感じであろうか!
特性を知り、うまく操れれば、今までに無い事が出来るのは間違いないだろう。
少しずつ仲良くなりたいものである。















磯から上がり、帰港すると、I氏が出迎えに来て下さっていた。
仕事を済まされ、駆けつけて下さった様である。
頂いた缶コーヒに冷えた心身が暖まって行った。
疲れもどこへやら。
これからの夕マズメに向け、三人で次なるポイントへと向かうのだった。






とりあえず、候補地の一つに着いての作戦会議。
私にはサッパリなので、お二人にご検討を委ねる。

傍で聞いていると、その読みの数々がまた凄い。
自身からすれば、およそ、どこも有りそうな気がするのである。


しかし、この日、ここ数日の寒波によって急激に水温は低下していた。
そして、それによりベイトも変わり移動している。



魚は居ても喰わない。
それさえもが当り前の海であった。
熟慮に熟慮を重ね、最終的に選んだのは磯であった。
釣りおさめの今日、やるならば磯しかないだろうと。
待つのではなく、こちらから行かせてもらう。















すぐにポイント付近へと着く。
自身は初めての磯であった。
分からないので、ライフジャケットのポケットに道具を押し込んだ。
バッカンなど持てる余裕は無いかも知れない。



その予想は見事に的中する。
身軽であるはずなのに、どうにもお二人には着いて行けない。
氏らは耐油、私はピンスパイクである。
何故、彼らは滑らないのか!?
身体が違う。
そうとしか思えないのだった。


こと、降りるという場面では、体力や年齢差などあまり関係ないだろう。
見るに見かねて、I氏が自身のロッドを持って下さった。
私は両手が空いている。
彼らは片手。
おそらく、独りならば安全に辿りつけるとは思えない。












着いたそこはまさにパラダイスであった。
釣りやすい事この上ないし、雰囲気はもう満点である。
そして、我々以外には誰も居ない。


ここでは、自身はプラッキングでのみやってみた。
W氏はジグも使用されてみえる。
陽が傾き沈む頃までチャレンジし続けた。
しかし、残念ながらバイトを得る事は叶わなかった。



帰りの道が怖かった。
高所恐怖症なのを忘れようとしたが、ふいに、思い出すかの様に恐怖がやってくる。
足はすくみ、動けなくなりそうだったが、それでは彼らが帰れない。
死に物狂いであった。
これにて、両氏とはお別れとなる。
少し休み、明日の釣りの友人へとご連絡させて頂くのだった。











31日。
最後の釣りは、Atsu氏とKDM氏との釣行である。
両氏には数年前より、SNSなどでよくお世話になっていた。
ネットやメールでは長いお付き合いなのだが、休みが合わない為にお会いするのは初めてなのだ。



早速、Atsu氏にご連絡すると、他の方達とくつろいでみえるそう。
明日、どこへ向かうかお話している内に、ふいに合流しませんかとお誘い下さった。
S氏のお宅、通称 「アジト」 と呼ばれる場所でお話しましょうとの事である。


差し入れをお持ちしましょうかとお伝えすると、街で一緒に食事でもと。
回転寿司屋で待ち合わせをし、はれてご対面となった。
Atsu氏、S氏、そしてK氏の乗った車が隣へと停まった。







食事後、彼らは温泉へと行かれた。
自身は風邪ぎみの為、お誘いをご辞退する。
29日の朝起きてから全くの不眠である為、僅かの時間でもじっとしていれば頭が眠ってしまう。
再び彼らと合流した際、目は開いていても、眠っていたに違いない。
その後、車でひた走り、S氏のお宅に到着するのだった。
正直、狭い代車では熟睡出来そうになく、とても有り難いと思った。








寝れるなんていうのは、淡い恋心の様な妄想に過ぎない。
KDM氏を含め、総勢5名もの磯釣り好きが一つ屋根の下集っているのである。

お酒も入り、釣り談義に熱がこもって行った。
最早、時計など見る余裕もなかったが、
確か、明日は、午前2時か3時に起きましょうと言われた記憶がある。


どうやら、平日でない日は相当早い時間から向かわないと立てないとの事であった。
あと、1時間か2時間しか眠れないのか!と驚いた記憶が残っている。
当然、この私が起きれるハズが無いのである。










時間が来て、寝ている私を起こしては下さった。
もう、眠すぎて、どうしても起きる事が出来なかった。
後で向かいますと残し、再び死んだ様に眠る。


言い訳がましいが、それでも、午前5時すぎには目を覚ますのだった。
どなたかの、ipadが軽快な音楽をずっと奏でていたのもある。



外に出て、煙草に火をつけると猛烈な便意に襲われる。
トイレに籠城する事、約20分。
胃と腸がフォアグラになったかの様な感覚であった。
その後も何度かトイレに通う事となる。
おまけに、疲れると出てくる、不整脈が不規則なリズムを刻んでいる。












S氏、K氏も起きてみえて、そこからまた楽しい釣り談義となった。
そしてまた、二度ほどトイレに急行する。


お二人と別れた後、いったんはAtsu氏らが向かっている磯付近まで来た。
道具を出しているとまたもや腹痛が襲う。
トイレに急行したが、その後も力が全く出ないのだった。
これでは、磯へ向かう事は無理だろう。


夜は楽しかったとはいえ、せっかく釣りが出来るチャンスを自身のせいで無くしてしまった事に後悔が残る。
そしてまた、お誘い頂き、ご親切にして下さった両氏に誠申し訳ない気持ちでいっぱいだ。










その後、少し休憩をとり、独り竿を出してみる事にした。
時間帯を考え、ふいの野○ソでも誰にも見られないポイントを選ぶ。

その結果、磯場でのミノーイングでのヒラメ釣りに挑戦してみる事に。
岩と砂混じりのシャローをくまなく探り歩いてみる事にした。
しかし、結果は惨敗である。


「浜」 へと向かう方が、何かと期待出来る状況ではあった。
けれど、最後くらいは実験的な試みの釣りをしてみたかったのだ。
うまく行かなかったが、時間帯や撃ち方、ルアーの選択次第では可能性はある。
そう思った釣りであった。





























20131231_171002









 












夕暮れ時には再び青物を求めました。
W氏が駆けつけて下さり、お正月の素晴らしいお土産をお渡し下さいました。
心から嬉しかったです。
Wさん、本当に有難うございました。






これにて、2013年の釣りは終了です。







えーと。
今年の抱負といたしましては・・・。
不摂生をやめて、お酒も控えようと思います(笑)
痩せて少し鍛えませんとネ。


釣りの方では、
新しい取り組みへチャレンジしたいと思っております!






今年一年、皆さまどうぞ宜しくお願い致します。


それでは