8月12、13日の日記








今年もお盆といたしまして、三日間のお休みを頂く事が出来ました。
しかし、タイミング的には微妙な感じです。
前日になって、やっと台風が過ぎて行ったというものでした。
これには、しばし考え込んでしまいました。



おそらく、いつもの?台風であれば、
きっと、喜び勇んで出掛けたと思います。

今回は速度が遅かったからでしょうか!?
天候の事はよく分かりませんが、
何日もずっと波がありましたし、雨も沢山降りました。


どうにも、それが気になって、飛んで行く気にはなれなかったのです。
よって、一日目はゆっくりと自宅で過ごしました。
















初日の朝。

どこに下りようかとても悩んだ。
波がどの程度残っているか分からないのが一つ。
そして、もう一つは磯への道についての不安である。
今回は単独での釣行だ。
故に安全を最優先に考えての行動となった。



波の音は遠く離れたこの場所でも小さくはなかった。
おまけに。
時折、空と森が唸りをあげて震える。
次の瞬間、バケツをひっくり返した様な雨が叩きつける。
そんな事が、5分か10分に一度繰り返されていた。


辺りには誰も居なかった。
どこでも、好きな磯へ下りる事が出来る。
しかし、身動きが出来ない。
一時は朝の釣りを諦める気になった。
あと、10分待って変わらなければ止めよう。
そう思って時を待った。
有り難い事に 「タイムリミット」 にはピタリと雨は止んだ。











磯へと下りて、間もなくして夜が明け始める。

暗くてまだよく見えないが、入りたい先端は白波の中にある様だ。
風向きかうねりの向きなのか?
いつもは波に強い磯も消えてしまっている。
幾度か来ているが、これは、自身には初めての事であった。


同じ波高、風向きでもそんな事があるのだと。

改めて、磯とは恐ろしいものだと胸に刻んだ。
幸いにして、今いる磯に怖い波は無い。
他に誰も居ない事だし、波の変化を見ながら移動してみても良いだろう。
そんな風にして、まずは釣り座を決めた。










タックルをセットして、最後の選択に迷う。

真っ向からの強風。
シモリによって膨らむそのウネリ。

それでも飛び、泳ぎ切るものはどれだろうと・・・。



飛距離に関してはだいたいの見当がつく。

しかし、ちゃんと泳ぐかどうかは。
私には投げてみなければ分からない。
同じ様な潮に見えても、どうしても噛み合わない事も多いのだから。


よって、候補となるルアーをいくつか磯へ並べて置いた。
多くとも、2~3投で見切りをつけて換える。
泳ぎや、動きなどと、贅沢な事は言わない。
ともかく、イージーにまずは引ける事。
それで、一帯をサーチしてみる。
今朝はそれを一番とする。











投げ始めて、20分ほどが経過したろうか。
どうにも、妙な感じがして仕方がないのである。


曇り空や、雨の夜明けに立った事は何度もある。
何かと言えば、明るくなり行く時間の事である。



雨は止んだが、それでも、まだ分厚い雲に覆われているのは分かった。
しかし、それをふまえたとしても。
あまりにも、明るくなるのが遅かったのである。








強い向かい風によって、下手な自身には何度となくライントラブルが起きた。
しかし、ヘッドランプ無しでは。
解こうにも解けないのだ。
霞んだり、ぼやけているのではなく。
暗くて見えないという感覚であった。

水面に浮かぶルアーは見えなくはないが、手先がどうしても見えなかった。
もしや、突発的な病気にでもなったか?
まさか、時が止まっているのか?
そんな錯覚さえもが頭に浮かぶ。
違和感を感じずにはいられない。








まずは、トップで開始したのだが。
今日はそれに固執しないでおこうと思って来た。

シンキングへと換えてみたり。
ミノーを泳がせてみる。


そこで、やっと魚の息吹を感じる事が出来た。
何気に巻いたミノーにチェイスする影が見えたのだった。


ゆっくりと、ルアーの後ろを一定の間隔をあけてついて来るヤツ。
下から浮いて来て、ルアーに着いて。
足下まで来ると、また、下へと潜って姿を消して行く。


何度となくその 「尾行」 はあった。



その間、もちろん、ただ待っていた自身ではないのだけど。
魅せようと、思いつく限りの事は試したのだけど。
「尾行」 から次のステップへは無かったのである。


所謂、見切るというか、追わなくなるという雰囲気でも無かった。
同じサイズの個体が何度も追って来たし。
時折、鯉かと見間違う様な魚さえもが現れた。
その数、トータルすればおよそ、7~8回はあったと思う。







やがて、その魚を諦めて。
比較的、至近距離にある沈み瀬に狙いを絞ってみる。

そろそろ、瀬の上かな?っという所まで引いてくると。
モワッとした感じで水面が膨らんだ。
刹那、バシャっと飛沫をあげて何かが乗る。
しかし、ティップが入り、グンっとした感触を得た途端にバレてしまった。

その後も何かがモジって、バシャ!バシャ!っと出ては一瞬だけ乗る。
見えた白い腹はビール瓶くらいに見えた。
青物ではなく、もしかすれば、オキザヨリなのかも知れない。
まだ、暗さの残る瀬際では結構ある事に思う。


三回程それがあり、ついには、アワセ損ねてラインを絡まらせてしまった。

例の奇妙な暗さも手伝って、解けそうで解けない時間が長く続いた。
結局、新しくノットを組むはめとなる。
復帰した頃にはそのバイトは無くなってしまった。
ヤツのチェイスはその後も何度かはあった。
しかし、やがてそれも無くなってしまう。


あれだけ暗かった辺りも、気が付けば、一気に朝を通り越してしまったかの様だった。
まるで、記憶を失くしたか、ワープした感じとでも言うべきか。
いくら、チェイスに躍起となって時間を忘れていたとしても。
あまりに短すぎるのだ。






「お盆」   だけに。





荒れた磯に一人では、無い事も無いのかも知れない・・・。
今、振り返って尚、不可思議な感覚である。





































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幾度か立ち位置を変えてトライしてみました。
残念ながら魚の反応を見る事はありませんでした。
慣れないハイギヤにも苦戦。
無いはずのケアレスミス多数です。
やはり、何かが違います・・・。









































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炎天下でもガッツリ眠る為、眠剤を処方して頂く事にしました。
効果テキメンでしたね!
南紀特急の中の気温は36℃
五時間ほど、爆睡する事が出来ました。
気力、体力共に復活。
夕方の磯へと下りてみます。











幾分か波も落ちたので、朝、行きたかった先端へと立ってみた。

潮も絡む様に流れて、所々には沸き上がる様なそれも見られるのだけど。
キャストを繰り返すばかりの時間だけが流れて行く。
瀬際を通した際、シオのチェイスが僅かに一度。
ヘッドランプが欲しい時間まで粘ったが、後にも先にもこの一回限りであった。












翌朝、初日の磯へと下りてみる。

先端には二名。
隣にも、お一人の方が下りてみえた。

昨日と同じ風にやってみる。
同じ線を引き、同じ点を撃つ。
探りはバリエーションを増やしてみた。

しかし、やはり?というか、魚の姿を見る事が出来ない。
居ない事は無いと思うのだが・・・。

興味本位でルアーを追うという事にすら、魚達の 「合格点」 には満たないのだろう。

人間の努力だけでは近づけない 「自然の条件」 がある事とは思う。
だが、それを認めてしまうと、私はきっと全てを何かのせいにしてしまうだろう。


それならば、悪条件と思う中で、奇跡のヒットを願う方が良い。
釣れないと、負の記憶を塗り重ねるよりは。
こんな条件でも釣れた!といった記憶、経験を積みたいと思う。





いつも通り。
自身が出した吸い殻やラインの切れ端を拾ってゴミ袋に詰めた。

今日は無理はしない。
最早、誰も居なくなった磯をゆっくりと後にした。

今宵はクラブの先輩方との宴である。
世間より、少し早い自身の盆休みに。
急遽、皆さんが予定を合わせて下さった。
そのお心に感謝は尽きない。































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食べた事がないご馳走の数々を。
お腹いっぱいに頂きました。
美味しいお酒。
しっかり飲みました!


凄いお話の数々に感心したり。
大笑いしたり。
最高の時間は瞬く間に流れて行きました。




BLACK CURRENT

皆さん、本当に有難うございました。







朝まで眠って。
ダッシュで帰宅して仕事。
二日酔いこそ無かったですが。
笑いすぎて、お腹が筋肉痛で辛かったです。





それでは