8月27日の日記











前回の釣行時のエピソードを、Taka氏にもお伝えしたのだった。
氏の仕事は立て込んでおり、
ずっと釣りを我慢されてみえたのであるが。
邪魔をしない様に静かにしておいた方が良いのか。
はたまた、ありのままにお伝えするべきなのか。
悩ましいところではある。


自身であったなら、それでも、話は聞きたいだろうなと思った。
行くか、行かないかを決めるのは本人なのだ。
嫌がらせとも言えなくはないが、やはり、お伝えすべきであると考えたのである。
なかなか、出会うのが難しい、磯青物の釣り。
釣果を得なければ分からない事も多い。
釣れる時に釣っておく事。
とても大事な事に思う。













結果、少し無理をして調整をされる氏であった。
やはり、熱い釣り師である。

氏はまた。

私の体調や懐具合をもご心配下さった。
そして、たまには一台で行こうかと氏の愛車を出して下さるのであった。
有り難く、甘えさせて頂くのだった。














時を同じくして、BCからも、M氏とN氏がご出撃されるとの事だった。
また、yaku氏も釣行をお考えとの事であった。

いつも通り、自身とTaka氏がランデブー出来たのは夜も深まった頃。
おそらく、情報が出ているだろうから、
早くから、磯へ下りてみえるアングラーも少なくはないだろう。





N氏は 「もし、空いていなければご一緒しましょう」 と言って下さった。
誠に有り難いお話であったが、
喜ぶと同時に、ご迷惑とならないかとても不安になったのである。

それは、一度だけ下りた事がある磯であった。
そして、竿さえも出してはいない。
その時の記憶を呼び覚ましてみたのだが。
我々を加えての、四人ではどうにも狭い気がしたのである。




後から行って、入れて頂く。
そして、彼らの釣りを制限してしまう事。
それでは、あまりに申し訳ないと。


ダメなら、別のエリアへ向かおう。
そう、覚悟しつつの現地入りとなった。











コンビニで必要なものを揃え、大急ぎで支度を整えて行く。

それでも、当初の予定よりかは1時間以上も遅れていた。
半ば諦めながらパーキングへと向かった。




驚いた事に。

駐車スペースには先行の方のお車が一台のみであった。
早速、端へと車を寄せてお声を掛けさせて頂く。
お聞きすると、我々の第一希望の磯を考えられているとの事。
けれど、それで落胆する事はまったく無かった。
そもそも、もう、入れないと思っていたから。
ならば、空いているあの磯へ行こう。
暗雲がはれた今、意気揚々と磯へと下りる二人であった。













磯へと着き、かいた汗もすっかり引いて行った頃だった。
一つ、また一つと、ヘッドランプの灯りが山を下りて来る。
N氏も無事に目標の磯へ入る事が出来たそうであった。


ぼんやりとその光景を見ていた二人であったが。
その内、それを凝視してしまう事になった。
何故なら、あまりにその灯りの数が増えて行ったからであった。
立ち止まって考えられている方々。
なかには、途中まで来て、引き返される方までもがいらっしゃった。
とても気の毒に思ったが、どうした事か、こちらには誰もおみえにならない。
不思議であったが、寝ずに飛んで来た我々に深く考えるだけの思考は無かった。




しばらくすると、yaku氏も到着された様である。

上記の状況を鑑みて、よければこちらへといらっしゃいませんかとお伝えした。
やがて、無事に我々のもとへとお着きになった氏。
どうやら、駐車スペースはあと一台を残して満車となっていたそうである。
誠に幸運であった。

眠って休む事なく、三人で夜明けまで楽しい釣り談義となった。
両氏は、バス釣り、そして鱸釣りの深い歴史がお有りの様で。
特にその話にはなが咲いていた。
経験の浅い私には、それらのエピソードがとても新鮮であった。
気が付けば、遠くの空は茜色へと。
瞬く間に時間は過ぎて行った。








タックルを準備して、何を最初に投げるか?と妙に盛り上がってしまう。
全員一致で 「ポッパーでしょ!」 と言ったのには爆笑してしまった。


いえいえ、それはいつもの私だが、今日は違う。



自身はペンシル。
Taka氏はミノーをチョイスするのであった。
yaku氏は少し離れた場所へと立たれる。
見渡せば、辺りは人でいっぱいだった。
およそ、立てる場所には人がいる。
そして、まだまだ、下りてみえる方がいる。
凄い朝の始まりであった。

















開始早々、自身のキャストしたルアーが海中へと消えた。
遠くのルアーがよく見えない。
そんな時間帯であった。
今日は釣りまくるぞ!
自身の気持ちはそんな感じ。
全力でハンドルを巻き殴って行く。




魚を抜き上げたところで躊躇してしまった。

前回、針を外した時の記憶がフラッシュバックされて行く・・・。

暴れる魚を前に動く事が怖かった。

そして、跳ねた拍子にフックがズボンへと突き刺さるのだった。





























「Takaさん!! 助けて~!!」


 (情けないが実話である。)








バタバタと暴れるハマチを、Taka氏は冷静にペンチを使って外してくれた。
時間が掛かりすぎた為、傷つけてしまった魚を〆る。



次のキャストでもヒットを得た。

そして、またもやズボンへぐさり。


























「Takaさーん!! HELP ME!!!!」










なんと!迷惑なヤツだろうか。

それにも関わらず、にこやかにフックを外してくれる氏。

この瞬間、氏が仏に見えたのは言うまでもない。








二本目も〆てキープする。

落ち着いてよく見ると、暴れさせたせいで既にリーダーが傷んでしまっている。
珍しくも、今日は2つのタックルを持ち込んでいた自身。
急いで、キツイ方のそれを取りに走った。
ついでに飲み水を補給する。
二人もバンバン竿を曲げてみえる。
何だか、それで怖いのが吹っ切れた。
やれるだけやってみる!











しばし、ワンキャスト、ワンヒットの状態となった。

4~5本、立て続けに上げたところで。
酸欠で頭がチカチカして目がかすみ始めた。
手足にも力が入らない。





それでも釣れた。

一本あげては、ゼーゼーハーハーと膝に手を当ててかがむ。
やがて、少し楽になってきて。
純粋に釣りを楽しめる様になって行った。

素早く針を外し、ダメージの少ない個体をリリースして行く。
まさか、こんなにも釣れるとは思ってもみなかった。
本当は全部キープしたいところだが、発砲など魚を冷やしておく箱が無い。
かろうじて、麻の袋と氷を二つもってきたのみであった。


































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本当、嬉しいですね。


やったね!














陽が昇るにしたがって、魚達からの反応が明らかに変わって行った。

先程までは、多少、ラフにルアーを操作してもお構いなしに出たのである。
同じ感覚で動かし続けていると、反応はみるみると遠くなってしまった。
時合が終わってしまったのか!?

否、そうではなかった。








よりずっと、丁寧に、丁寧に。

なめる様にして、ルアーを引いて来るとモジリが生まれた。
魚は居るがバイトに至らないという状況なのだ。
自身、この瞬間が今回の釣りで一番の時間だった様に思う。


そこで、いかにして喰わせるのか?



それがたまらなく面白かった。

流れであったり、瀬を利用したり。

波を使う事でも光明を見た。

ヒット数は格段に減少したが、釣れ続いたのだった。





























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暑くなってきましたから。
キープした5本に氷を抱かせました。
その上から、濡れた麻袋を被せて行きました。
氷が無くなるまでが勝負です。

まだまだ、頑張ります!











ラインをチェックしたり、フックを交換したりして少し休憩する。

周りのアングラー達は一人、また一人と磯を後にして行かれる。
可能性がある限りは釣りを続ける。
自身はそう思っていた。










潮は脈々と姿を変えながら絶え間なく流れている。
やがて、いかにもという雰囲気へとなった。
そこで、また爆発がやって来たのである。
やはり、かなり、ラフに操作しても飛びかかって来るのだった。
いったい、どれだけの数の群れが居るのだろうか。
恐ろしくなった。
何度も述べるが、こんな事は初めてなのだ。





時には、何が喰ったんだ!?と思う様な魚が掛かった。

激しく竿を叩き、ガンガンと下へ下へ潜る。
そうかと思えば、急に進行方向を変えて突進する。
時に、ベールを返したり。
竿をつかって、一所で静止させたり。
かなり、苦労して寄せて来て驚くのだった。
釣れている、70センチ前後のハマチ、メジロだったからである。
いわゆる 「喧嘩太郎」 とでも呼びたくなる魚がいた。



お恥ずかしながら。

傷んだリーダーに気付かずのブレイクが一回。

瀬に、メインを噛んでしまってのそれが二回。



三度も!申し訳ないブレイクをおかしてしまったのである。

すまない・・・。



潮位も大きく下がり、フッキングの瞬間からすぐにラインを擦った奴もいる。

そして、最後の一匹は。

強くて、ハンドルを巻く事が出来なかった。





今まで、ベールを返し、ラインをやる事でしのいで来た自身だったが。

ただ、運が良かっただけだろう。

そしてまた、沈む瀬の岩質が違ったのだろう。




この日使ったのは、自身として最強の組み合わせの道具であった。

メインにPE6、リーダーには130lbを合わせていた。





タックルではない。

自分自身の五体、思考、判断能力こそなのだろう。



































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まるで、磯への道しるべができていた様に思いました。
大いなる自然よ、大海よ、有難う。

三人で最高の釣りができました。

yakuさん、Takaさんもどうも有難うございました。






最後の三発が悔しすぎて。

混沌のダークサイドへと落ち行くのです。



次回も悔しい釣行に。



それでは