10月14日、15日の日記











二度目のタイミング。




先週とは違い、休みが一日早い。
誠、不思議な事に。
天候、海況もそうとなる。
もしかすれば、ドンピシャかも知れない。
あるいは、危険極まりないか。
一日目の釣りを前にして苦悩する。



インターネットごしに見るだけでは分からないだろう。
そう、行ってみなければ分からないのだ。
しかし、自身は行く事を躊躇う。
全くの勘でしかないが、安全に立てる気がしなかった。




結局、初日はゆっくりと自宅で目覚めた。
そして、準備をして午後から出発。
予定到着時刻は16時。
波を見て、行けそうならスクランブルをかける。
















思惑通り、16時にはいつもの高台へと辿り着いた。

やはりというべきか、ショアラインには不気味なうねりが連続する。
目標とする磯は波の中であった。
一か所二か所、頭から波を被ればやれそうな磯はある。
だが、今は朝ではない。
もうすぐ、日が暮れるのだから。
暗さはリスクを何倍にもする。
今はただ、この海を目に焼き付けておくのみ。
明日の朝に照準を絞るのだ。















とはいえ、釣りがしたくて仕方がない。

安全に楽しめ、かつ大胆で熱くなれる釣り。
「アジ」 を求めてみる事にした。

いつも、様々な魚種を狙って釣り人が後を絶たない場所。
時間にはまだ余裕があるので。
ハニースポットへと向かう事にする。
無事に釣り座を構える事が出来た。





この日のアジは難しかった。

縦の釣り。
横の釣り。
点の釣り。


全く一筋縄ではいかない。
スローフォールだと思えば、速巻きにしか喰わなくなったり。
ノンアクションかと思えば、激しいワインドだったり。
躍起となってアタリを取りに行った。
更に困った事に。
その 「アタリ」 が殆ど出ない時が多かった。
無論、しっかりとラインテンションを張ってはいるつもり。
それでも伝わらず、違和感程度の感覚に聞いてみると重みがある。
そしてまた、ルアーを咥えているのに反転の気配がない。
見えないから分からないが、まるでそこに立ち止まっている様な感じなのだ。


重みに気付いて、それからアワセてもことごとくバレた。
テンションを抜かない様に一気に寄せても。
鬼アワセを入れても。
最後の最後で必ず外れるのである。































20141014_215420













目まぐるしく変わるヒットパターン。
そして、タイミングが遅れてのバラシの多さ。
もう、無我夢中で数時間も没頭してしまいました。

アジフライに干物。
味噌煮も2つ。

大漁~です。
やったね!














数時間の睡眠の後、昨日見た磯へと向かった。
遠くの磯でもポツポツと灯が動いている。
夜明け前の一時間。
未だ私以外ここには居ない。
はたして、このまま独りで出来るものか。
朝のその時を前に不安と期待が交錯して行った。









釣りを始めてしばらくすると。
遠い沖に凄まじい水飛沫が上がった。
ボン、ボン、ボン!!!っと速いペースで海面が爆発する。
逃げ惑う大型のベイト達。
何かデカい奴がいる!
否が応でもロッドを持つ手に力が入る。
果して、この磯にもやって来るだろうか。






それから数投後、ファーストヒットを得る!
薄暗い中でもハッキリと分かる、白い飛沫が水面に散った。
いつもの自身ならば。
ここで、大振りなフッキングを入れるところである。
しかし、この日はそれを止めておいた。
思うところがあって、名人にもお話しする事があった。
イメージはとても難しいが。
数少ないチャンス、一つ一つに確かめるべきであると考えた。
よって、今回からの挑戦となる。






力強い引きをみせたのは、まるっと良く肥えた魚であった。
とても元気が良く、磯へと横たわって尚も暴れまくる。
すぐにタイドプールへと入れた。


二匹目も連続してヒット。
この魚の後から、ぐっとサイズダウンした魚達が回って来た。
秋らしいツバスの群れであった。
立て続けに三匹が舞い踊る。
地面につけず、竿でぶら下げたままで針を外す。
なるべく傷めない様にして海へと帰す。




そこで、フィーディングポイント、ルアーアクションを変えてみる事に。
今回もまた、これらの作戦は功を奏した。
チェイス、バイトは減ったが、ヒットがあると2サイズ良い型となる。
偶然かも知れないが、ココだと思うピンスポットで思った様に出る。
それはまさに快感であった。











キープ3本を得た頃、辺りに強烈な感覚が走った。

何か 「殺気」 とでも言うかの様な感じ。
まだまだ、薄暗い中での話である。


もしや、沖にいたヤツらがやって来たか?
私はそう思った。


それからすぐ、沖にある瀬の向こうで海面が膨れ上がった。
脈動する筋肉が見えるかの様なざわめきがある。
それは、瞬く間に磯へとやって来た。
何かを追っている!!
それだけは分かる。
いったい、何を追って荒ぶっているのだ!?










眼下には、見た事が無い光景が広がった。
わなわなと、下から湧き上がる様な黒い影。
あっちにも、こっちにもそれが生まれる。
ベイトが密集し、
ボール状となって防衛行動をおこしているのだろうか?

ベイト達のおびただしい群れは、時に黒い塊に見えた事があった。
しかし、今回はその黒さが違う。
暁の中にあっても、そこだけ、一段と濃く見えるのだった。
そのなかで、何かが襲う!
水面を割る事は無い。
大きな力が水を歪ませるのみであった。






二回、ペンシルをそこへと投げ入れる事が出来た。
分からないなりに、喰えと念じながら泳がせてはみたが。
魚は反応しなかった。
「二度」 それがあった。
いずれも、暗い内で、それが何か見えなかった。






それが去ると、また同じ様にしてヒットを得る。
何事も無かったかの様に・・・。

しかし、この日の魚は本当によく引いた。
明るくなって、ハッとしたのだが。
浮き上がってくる魚を見て息を飲んだ。
ヒラマサの色に見えたからである。
小さい方は、やけにクッキリと映えたイエローライン。
より大きい方は、あのグレー色に全身を輝かせていたのである。
混血種かと疑ったが、どうやら違った様だ。











































P1030417 - コピー (2)













グットコンディションなお魚さんたち。

やったね!!



先週とは違い、潮は深い群青色をしていました。
やはり、分からないものですね。
魚の色も。
もしかすると、潮色にも関係するのかも知れません。
ツバスも二本の追加があり、リリースとなりました。
素晴らしい海と魚達に感謝して納竿です。













後日談となるが。

I氏は例の 「黒い」 ものの正体をすぐに見破られた。
それだけではなく。
しっかりとそのパターンを攻略されて良い魚を釣られている。
また、大きく環境が異なる磯にて。
W氏もご自身の方程式にて攻略された。
まったく、お見事というほかはない。



黒いものとは 「墨」 である。




ルアーの泳がせ方、動かし方一つで可能性が開けるのだ。



いつの日か自身も。




それでは







My Tackles


Rod   MC Works RAGING BULL 100XR-1
Reel  DAIWA SALTIGA EXPEDITION 5500H
Line   SHIMANO OCEA EX8  #5
Leader   Prosele nanodaX  130lb