1月28日の日記











仕事に追われ、毎日を流されて過ごす。

疲れている。
ストレスがたまる。

気持ちは海を求めてはいるが。
自由な時間には大人の憂さ晴らし。
妄想ばかりが膨らむ。


実釣の準備は滞る。
気がつけば、もう、休日前夜。
グッタリして横になり、
ようやくタックルに手を伸ばしたのは深夜23時過ぎ。
眠け眼をこすり釣りに出かけた。










今日は三重の海にしよう。

身も心もヘトヘトで力が沸いてこない。
それでも、妄想だけは立派に膨れ上がっている。

やりたい釣りがある。
試したい事がある。

自身に無い事をやってみたかった。
ろくに調べていないから、釣法、メソッドなど分からない。
何となくのイメージで、釣り具屋にて品をカゴに入れる。

思えば、昔っからそうであったろう。
例えば、烏賊が釣れるというから 「餌木」 を買ってみた。
実際、どうやって使うかも分からずに。
海に持って行っても、投げてはみるが、どうやって動かすかも知らない。
そんなところからスタートしている。











今回は全くの妄想で釣り場を決めた。

鰤があるかも知れない。
もしかしたら、鰆も回遊していて、深みには真鯛、ヒラメも泳いでいるかも。
赤い根魚が俺を待っているかもなと。

情報もへったくれも無い。
過去の記憶と妄想だけである。


居るか居ないかは分からないけど。
さて、どうやって、その魚達にアプローチ出来るか!?
釣術は分からないけど。
自分なりにやってみたい。
その 「テキトー」 さにワクワクするし。
浪漫も広がりをみせるのである。

















開始はプラッギングで。

10投、20投と繰り返し。
やっぱり、ダメかなと切り換えを考える。


続いては本命のジグだ。
まずは、手癖のままに青物を狙ってみる。
続いて、釣った事は無いが、サゴシ、鰆をイメージしてジャークする。

何かが間違っていて、合っていないからバイトが無いのか!?
はたまた、魚がそこに居ないのか。



その 「分からなさ」 がとてつもないプレッシャーであるし。
迷いと期待を生むのである。




そこに、確実に獲物が居て。
それでも、巧く喰わせられない。
そういう、ジレンマとは別のハナシだ。
居るかどうかも分からないし、
そもそも、釣りが合っているのかも・・・。


誠、変な事を述べているだろうが。
昔は、こんなのが当たり前の日々であった。
釣り仲間も居なければ、聞く人も居なかったから。
しかし、行けば行くほどに楽しくなった。











様々な事を実践しながら投げ続けていると。

沖合いで一匹の魚が跳んだ。
遠目にも、それが、どの位のデカさかは分かる。
メーターをゆうに超える、尖った姿。
立派な鰆が単独で荒ぶったのである。


必死にキャストを繰り返したのは言うまでもない。
遠いが、夢想した魚は今、ここに回遊しているのだ。
それだけで、嬉しくて仕方がない。
そして、出来ればつながりたい。



しかし、どうしても魚信を得る事は出来なかった。
再び、その姿を見る事も叶わなかった。
ヒラメをイメージして釣りをしたり。
よく分からない 「鯛ラバ」 なる疑似餌を投げてみたりもした。
勿論、どうやって使ったら良いか知らない。



思いの外、根がかりは無かった。
過去の記憶では、根が厳しいイメージがあったのだが。
じっくり、底を探ってのアプローチを続けて行くと。
狙いどころが定められない事に気付く。












それでも、何時間も何時間も、一つ一つの閃きを試して行った。
しかし、いっこうにアタリは無かった。
魚が居ないのか、見当違いの釣りをしているのか。
はたまた、活性に合わせるだけの速度が不足しているのか。
投げ続ける中、やっとの事で根を見つける。
回収し、もう一度、フォールにて上から魅せたい。
やっと、一つが噛み合ったのである。































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何の事はない!?
ガシラちゃんの釣果ではある。
おそらく、漁港でワームを引けば。
もっと、もっと、沢山釣れる事だろう。

しかし、磯から、深い海の底をジグで探り。
喰ってくれた事が、何より嬉しいのだ。
そのルアーも。
自身には全く新しいチョイスだった。













磯あがりのその時まで。
約6時間、ほぼ休みなく釣りをした。

数えきれない位に投げたが。
反応があったのは、僅かにこれ一回のみである。

それでも、全くもって、集中力が途切れる事は無かった。
それはおそらく、固定観念という澱が無いからであろう。
無いからこそ、心が折れるとか、諦めが生まれないのである。
自分に無い事をやっているのだから、そこには、探究心しかないのだ。
釣れなかったが、やはり、無茶苦茶楽しかった。

















まだまだ、釣り足りないから。

仮眠して、ゆっくりと帰りながら竿を出してみた。
こちらは、少しだけ知っている釣りである。
アジが無いかと、過去の記憶を辿って行った。




























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良い思いをしたフィーディングスポットに。
今宵、その姿はありませんでした。
かわりに、気持ち良いアタリを出してくれたのがこの子。
まだまだ、可愛すぎる大きさなので。
海へと戻ってもらいました。


































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違う点を極スローに引くと。
いきなり、強烈に絞り込まれました。
力強い、メバさんがきました!
嬉しかったです。













丸一日、釣りをして。
根魚が応えてくれて。
有り難い想いで帰路へとつきました。
大切な一日でした。









それでは