6月23日、24日の日記










連休を頂いたので、今回も南紀へと行ってみる。
初日はKN氏との磯釣りだ。
どうやら、氏は夜の餌釣りをしてみたい様子であられた。
本気の底物道具を持ってみえるそうである。
自身はとりあえず、見学でもと少し早くに磯に下りてみる。








ほどなくして、通い慣れたポイントに着いた。
早速、用意を始められるKN氏。
タックルの前にピトン打ちから開始されてみえる。
なんか、超本気感が漂い、ワクワクして来た。
仕掛けを組み、最後に穂先にケミホタルを点けて完了。
エサはいくつかを用意されたようだった。


仕掛けを投入され、じっと穂先を見つめて待つ。
闇夜の中にポツンと緑色に光る竿先。
何故かとても幻想的であった。
舞い込め、舞い込めっと見ているだけのこちらがドキドキする。
しかし、そう簡単には当たらない。
潮が速く、とてもやりにくそうだが。
それでも、ちゃんと止めておける位置を見出される氏。
エサを変えると、ほどなくして生命感が伝わる。
何度かのアタックの後、グッと竿が入ったところで合わせられた。
上がってきたのは、何ともグロテスクなイタチウオの仲間。
キモイ、キモイと言ってすぐに逃がす。
本命こそ無かったが、夜明けまでとても楽しい時間であった。











さてと、私も道具を用意する事に。
もちろん、自身はショアジギングである。
携帯を見ると、W氏もこちらに向かわれてみえるとの事。
三人で竿を出すのがとても楽しみである。
やがて、W氏が到着され、皆でキャストを始めた。
思い思いのルアーで一斉にスタートだ。
自身には狙いものがあり、シンキングミノーからキャストして行く。




立ち位置からは分からなかったが、沖にはけっこうな東風が吹いている様だ。
遠投したラインが大きくふくらむ。
潮はやはり上っている様子である。
苦手意識の強い「流れ」ではあるが、だからと言って魚が居ない訳ではない。
思うに、釣り方が異なるだけである。
攻め手が違うのは分かってはいるが、では、どうすれば良いかはまだ分かってはいない。




トップか、もしくはジグか。
ずいぶんと前から、換えた方が良い!と心の声がする。
そこを、あえて我慢してミノーイングを続ける自身。
もう少し、あともう少しと自身のルアーを信じる。
一方、W氏は投げながら海を伺ってみえる感じ。
感触をもとに、ルアーを交換されてみえた。
目には見えないが、手先に伝わる何かがあるのだろう。
KN氏は得意のトップをすでに引かれてみえる。





W氏がジグに換えられて、一投目か二投目だった。
丁寧なジャークに強烈なバイトが炸裂する!
全身をバネの様にした、激しくも柔軟なファイトでそれを制する氏。
それでも、強く、速く、抵抗する魚。
強烈な横走りをいなし、静かに魚が宙を舞った。
遠目でも、太い!と分かるハガツオであった。
うーむ、何とも羨ましい。
自身の狙っていたのはコイツである。
ずいぶんとレンジを読み違えていたと言えよう。











目に見える海は風変りな感じではあるが。
何か、えもいわれぬ生命感を覚える自身であった。
W氏もまた、気配を感じられてみえるご様子だった。
自身とKN氏はがぜんヤル気になる。
殺気ムンムンでジャークジャークジャーク。
W氏は遠くからみえたKN氏に。
ぶっといハガツオをプレゼントされてみえた。
聞けば、この後、用事に向かわれるとの事であった。
W氏はほどなくして上がられた。
我々はその後も粘り続けたが。
魚からのコンタクトを得る事は叶わなかった。
W氏の繊細でいて、的確なアプローチを目の当たりにして。
いかにして、潮を釣り切るかを強く意識するのであった。
今日も学ばせて頂いたのである。











KN氏と磯からあがり、食事を頂きながらの反省会。
釣りの話そこそこ、眠たい目をこすりながらの談笑が心地良い。
食事が終わるとしばしの仮眠。
氏の方が早くに目覚められ、先に帰宅の途につかれた様であった。

いつもなら、二本目の磯に下りるか。
漁港で小物釣りでもする私であるが。
今日はどうにも心が落ち着かない。
実のところ、車にはなけなしのオフショア道具を積んで来ていたのである。
先のオフショアトーナメント以降。
どうにも、沖への気持ちが加速していたのであった。
ここ数年間、ずっと磯から眺め続けたあの沖。
これも、私の胸には特別なものであった。






普通ならば、電話で詳しく聞くという手段に出るのであろうか。
しかし、自身は電話がとても苦手である。
経験も乏しく、知識もない。
だけど、この高ぶった気持ちは抑えられそうになかった。
そうして、意を決して、船宿の扉を叩いた。

出迎えてくれたのは女性の方であった。
教えて下さいと言うと、丁度、表で作業されてみえた男性のところに案内してくれた。
何が釣りたいか、持っているジグは何グラムなのか。
そんな事を答えていると、その男性はおもむろに携帯をかけられる。





「明日行ける?」
「ハイ、ハイ」、ピッ。






明日行くよ!









はっっ





予約はや!!(爆)











もう、後戻りできへんよーっとニンマリ顔の男性であった。
まさに、急展開である!
ちょっぴりウレシイが、いや、もう、心の準備というかね・・・。

「明日はあなた一人やよ、こんなん滅多に出ないよー」

きっと、有り難い事に違いない・・・。

ダッシュで浅利へと不足の品を求め走るのだった。
































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一夜が明け、いざ大海原へ。

けっこう、遅くまでラインを巻いたり、用意に手間取りました。
船酔いが怖いので、頑張って眠ろうとしますが。
興奮でなかなか眠れませんでした。





















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持ち込んだのはこの三本です。
キャスティングが一本、ジギング用がベイトとスピニングの各竿でした。
ベイトの方はスロースタイルのロングフォール向け300gMAX
スピニングの方は180gMAX DRUG 10kMAX
この様な仕様です。
どちらも、湾内向けにテキトーに中古で揃えたもの。
はたして、使えるのでしょうか。


















船頭はまず、浅場からやりましょうと舵を向けられた。
水深は約60メーターとの事。
瀬を狙ってみましょうとのご指示である。
自身が結んだのは、スロー系の180gのものであった。
もっと軽いもので、90メーター位は一度体験している。
ちゃんとやれそうだなと思った。

しかし、ジグを落としても一向に着底の気配が無い。
ラインが大きく流される感じはないのだが、手応えがなかなか感じられないのである。
よく分からないまま、二流し目に入った。
ジャークしてもしどろもどろ。
全く、何をやっているかが分からない。

船が落ち着くと、船頭も竿を出されるのであった。
チラッと見えたのは、ビックリする程のロングジグであった。
するする~と落とされ、速く鋭いジャークを数回。
ドスン!!

おいおい、マジですか~



私は大急ぎでランディングネットを持ちに走る。
上がって来たのは、でっぷりとよく肥えたオオモンハタであった。
いくら、瀬とはいえ、かなり上で喰った様に見えたぞ・・・。
しかも、何というジャークでか・・・。
もう、まさに目が点である。
ともかく、無事にネットイン出来た。







少しポイントを変えての一流し目。
この頃には、自身も220gまでジグのウエイトをアップした。
水深はやはり、60メートル前後である。
しかし、その丸っこい形状が問題なのか!?
それでも、明確な底の感触は伝わってこない。
すると、私よりも早くに底をとった船頭にまたしてもアタリ。
リフトするも強くてしばし押し問答である!
再びネットを持って駆け寄る自身(笑)
ギュンギュンと上がって来たのは、まぎれもないヒレナガさんである!
タモ入れしながら、テンションマックスの私。
やばい。


その後、様子を見ながら深場へと船は向かう。
今日は潮が遅いと船頭。
お聞きすると、ロングの220~240gを使われてみえるそうである。
そしてまた、船頭にアタリが。
上がってきたのは大きなハチビキであった。
もう、網ですくうのも上手くなってきたRockbeachであった。









そして、船は本命の潮中へと突入して行く。

岩さん、でっかいジグに換えておいて下さいね~っと船頭。
波でドタバタしながら、必死になってジグを換えた。
浅利で買ったばかりの、300gのロングシェイプのスロー系であった。
よく分からず、ともかく、ベイトで必死に落とす。
かなり、潮はいつもより緩いらしい。
たしかに、いつも轟々と流れるアレではない。
しかし、それでもサッパリわからない。
ようやく、着底かな?って頃。
よし!っとジャークを入れると一発で根掛かりしていた。
一度も泳がせる事なく。
ジグを失う。
申し訳ないやら、悲しいやらである。
おまけに、うまく切れずに高切れしてしまった。
巻いていたラインの多くも無くしてしまった。



二度ほど、そんな根掛かりがあり。
ベイトの方を使う事が出来なくなる。
持って来たジグで重いものも残り少なくなった。
船頭も頑張って魚の反応を探ってくれてみえたが。
魚探には大きな魚があるものの、ジグには見向きもしない様である。
現に、周辺のエサの船からは釣果の無線がバンバン入っていた。
目の前でランディングされるのを見て気持ちは焦るばかり。
しかし、自身は何とか落として、巻き上げてくるだけで精一杯である。
これ以上、切ってなるものかと、その動作だけに集中した。






やがて、潮中から出た船は更に深場へと向かう。
エサの船は大きなウッカリをいくつか上げていた。
魚探にはハチビキの反応があり、その下に気になる姿が見え隠れしているという。
なんとか、私が楽に出来る様に。
船頭はすこぶる細かく操船して下さる。
私の釣りを凝視して、速い潮流をものともせずに船を動かして下さった。
結んでいるのは250gのスロー系。
ひとシャクリでも、ロッドはグニャリと大きくしなってしまう。
感覚的には、まったく、ジグは動いていないだろう?という感じ。
もう、折れても仕方ない。
そんな気分で、スローなど気にせずに大きくアクションさせた。
底付近ばかりでなく、もう少し上までと。
ドタバタとジャークを繰り返し、ふと止めた瞬間。
やっと、魚が当たった。
最初はスルスルと上がってきて、船が近くなると急に走り出した。
サバかと思っていたが、ドラグは走るし、止めてもバット付近まで曲がる。
ジギングロッドで掛けた事が無いから。
勝手が分からない。
グルグルと円を描きながら上がってきたのはハガツオ。
自身、ずっと釣りたいと思っていた魚だけに嬉しかった。

























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帰港後に撮ったものです。
恰好良い顔ですね!

やったね!















お昼まで、みっちりと釣りをさせて頂いた。
少しだけ、上がってから船頭に道具の事をお聞きした。
そして、自身の実釣を思い返すのであった。
ジグ、ラインのロストは無論、海に良くない。
極力、回避しなければならないと思う。
だからこそ、自身を磨かなければならないだろう。
この失敗を教訓に。
しかし、得たものも大きかったと思う。
私のチャレンジはこうして幕を明けた。
いつか、ちゃんと釣り切れる様に。








それでは