2016年 3月23日の日記








この日も南紀まで車を飛ばした。
何故にかは分からないが。
少し前にラインを飛ばされた場所にとは思わなかった。

ある程度、例年の 「時」 の傾向性を鑑みて磯を選ぶのだけど。
やはり、実際、磯に立ってみないと分からない。
そしてまた、計り知れない可能性が。
ここ、南紀の海にはあると思っている。
ま、コツコツ、現場へと通うのが何よりなのだろう。









ゆっくりしたいので、夜明けのかなり前から歩き出した。
しばらく来ていない磯だったが。
行けば、それなりに道を思い出す。
波の音はそれなりにある。
潮はどうだろうな?
まだ、真っ暗な磯でその時を待った。

やがて、夜が明けて来て。
大海原が眼前に広がって行く。
今日の海は、私にはなかなか良く見えた。
期待を込めてキャスト!


キャスト!!


キャスト!!!


キャスト!!!!


キャ、、キャスト!!!!!




うむ。
何もない。。。



















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それなりに、あの手この手と頑張ってみましたが。
ギブアップです。
少し沖には何かありそうですが。
見切りをつけて上がりました。
見たい景色があったので。







この春はいろいろとあったので。
乾いた心が潤いを求めていたのかも知れない。
ある時、ふと、思い出す景色があった。
あの桜はいつ咲くのだろうか?


「ワイルド桜」


自身が勝手にそう呼んでいる一本の桜がある。

名所や、街中で。
満開に咲き乱れるサクラを見ても。
勿論、美しいとは思うのだけど。
何故か親近感を感じない。

過酷な自然の中で。
決して、たくさんの花を咲かせる事はないけども。
懸命に生きる、その桜が見たかった。






しかし、残念ながら。
まだ、開花には幾分か早い様であった。
「もう少し先だな・・・」 と。
別の意味でも悟った自分がいた。


湿っぽくなっても仕方がない。
早春のこの時期に。
ここに来れている事が何よりなのだ。
そうして、しばしの間、散策してみることに。






















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当たり前ではあるが。
春はもう確実に来ているのだ。
また、来週も来よう。
それだけで良いさ。





それでは