南紀

好きな磯と憧れ

3月24日、25日の日記










かなり釣行を重ねていますが。

忙しい時期で日記が書けませんでした。

空いた日は南紀へと。

帰ったら疲れて寝て、また、次の日からは激務。




ここらで、たまった日記を書いておくことにします。

殆ど覚えていません。

それだけ、報われなかったのです。












この日は自身の中で浪漫の場所へ。



しかし、朝から何も起きない。




天気予報とは違い、奇妙な波があった。




そんなに風も無いし、波が出る原因が分からない。

しかし、変なウネリがある。



何か、春先はこういう謎の海がある様に思う。

おそらく、そんな日こそ危険なのだろう。











昼までやって、その足で違うエリアに向かった。

時期的にも、自身の記憶をたどるとある気がしたから。



しかし、予想した事は全く起きない。


見えている海は申し分のない感じだった。


プラッギングを修行したこの磯ならば・・・。





そんな想いも無常に砕け散る。











夕方からは、憧れの赤系に的を絞った。

潮がガンガンに飛ぶ。

必死になってエギを送った。



出るなら今じゃないか!?






一度、ジャーク中にガツン!!っと触った。


うお!っと、ビックリあわせを入れると一瞬のためらい。


掛からず、ぐったりとしてエギを回収して絶句する。


触腕の吸盤のわずかがカンナに残っていた・・・。









気持ちを振り絞り、再度、続けて行くとボトム近辺にて違和感がある。





























20150324_211800
















違う!!

でも、かなり嬉しかった(笑)

半透明のパラソルさんゲット!

あくる日の夕食は豪勢なお造りとなった。
















目覚ましをかける気にもなれず。

6時頃に目を覚ます。

一服して、そのまま帰宅するのであった。





なんか、気持ちが乗らない。







それでは
















リハビリ

11月26日、27日の日記










心のリハビリ。

そして、感覚の薄れた、
磯の釣りのリハビリの為に今週も南下する事にいたしました。
前回、気になった事を試したくもありました。






























20131125_220937










まず、出発前に新しい糸へと巻き換えてみます。
久々の使用となります。













出発前の天気予報では、
朝から、かなり強い風が吹くだろうとの事であった。

現地入りしたのは午前3時頃だったと思う。
海辺に来てみたが、まだ、大した風は吹いてはいなかった。
夜明けまではまだ時間があるので仮眠する。
しかし、アラームにて目覚めた頃にはビックリ!
予報通りの様相となっていた。


今回、スタートの釣りは、餌でのハゲ釣りを予定していた。
一応、ルアーロッドも持って行く。

実はこの一週間、ハゲ釣りをしたくてたまらなかったのだ。
爆釣を予想し、使い慣れないブロックを2つもバッカンに押し込んだ。
後は、ロープが付いた水汲み用のビニールバケツも買った。
きっと、コレは重宝するだろう。
重い荷物を背負い、長い道のりを進んで行った。













磯に降り、まずは風が避けられる様な場所に荷物をおろす。
僅かではあるが、ちょっとした岩壁がそれを防いでくれている。
うむ、水色も良い感じだ。
そんな事を思いながら、磯竿を伸ばして行った。
それに結ぶのは、市販のハゲ釣り用の仕掛けである。
胴付きのもので、三本針の標準的なタイプである。

自身はとても下手なので、
少しでも、アテ潮等の状況だとすぐに根がかりさせてしまう。
ハリスから切れてくれればラッキー。
下手をすると、一番下の重りのみ失ってしまう事も多い。
どうせ、2匹、3匹と一荷で釣れる事など殆ど無い。
だから、針は一本でも構わないのだが、
その度に結び直すのが面倒で複数針を選んでいる。
どちらが効率が良いかは微妙なところである。











釣りを始めてしばらくは餌取りに遊ばせてみた。
手返し良く打ち返す事で、コマセを打たなくとも魚が集う気がしたからである。
やはり、加速度的にその攻撃が増して行った。
狙いとするタナまで送り、僅か3秒でさえも餌が持つ事は無い。
まさに猛攻である。
あまりのスピードに刺餌が間に合わない。
気温が低い為か、冷凍ブロックの解凍がとても追いつかないのだ。
海水に浸けようが太陽にあてようが同じであった。
もっと早くに餌を買っておくべきなのだろう。













やがて、本命と思しきアタリが出る様になる。
しかし、この頃から風が更に強まって行った。
長い磯竿がしなり、穂先はぶんぶんと風に揺られてしまう。
これでは、繊細なアタリをとてもではないが拾えない。
仕掛けの投入位置を変えたり、糸の張り方を変えたり。
また、重りを置いたり、浮かせてみたりと色々とやってはみる。
しかし、アタリが伝わらないままに餌だけが無くなって行った。
かなり、イライラとする時間だけが過ぎて行く。
少し離れたところでは、前回と同じ様にナブラが出てはいた。
しかし、今はそれどころではない。
熱中すると見えなくなってしまう。
良くも悪くもといったところだろうか。












結局、やっと本命のハゲが釣れたのは風が緩んだタイミングであった。
どうしてみても、風には勝てなかったのだ。
酷い時には波飛沫が舞っていた。
小さな三角の波が無数に生まれ、まるで川の様に流れて行く。
ナブラ撃ちの船もいたが、エンジンを止めると凄い速度で流されていた。
この頃には竿は 「く」 の字となっていた。
隣に入ったフカセ師はそれでもコッパを数釣っている。
さすがだなと思った。
何とか、ナイスサイズのハゲを二枚追加する。
良いサイズのサンノジが一気に竿先を絞り込む。
3号竿はそれをものともせずに浮かせていく。
面白いな。
これはこれで最高だ。


納竿直前、小さなアタリを捉えた。
サンノジかと信じて疑わなかったのだが、
やがて浮いて来たのは、小さな黄色い魚であった。
手に取ってビックリ!
20センチに満たない 「タマミ」 の赤ちゃんであった。
いったい、何というパワーだろう!
撮影しようとシャッターを押すがどうもおかしい。
あろう事か、バッテリーを充電器から外すのを忘れてしまったのである。
電源の入らないそれを見て心が折れた。
この風ももう限界だ。




























20131126_135035










港近くのスーパーにて精根尽きる(笑)
とても天気は良いのですが、繊細な釣りはどうにも出来そうにありません。

食事をして、しばし休憩をとる事にしました。
ともかく、休みながらも、磯の見えるところに行こう!
そうでないと、夕方まで寝てしまいそうな自分が居ました。














ウトウトしながら約2時間を過ごす。
きもち、風も緩んで来た様子であった。
プチ時化といった感じで波はある。
しかし、風向きは北の方角からのもの。
この感じなら安心して立てそうである。
夕暮れまでの数時間にかけてみる事にした。


駐車スペースまで来ると、お一人の方がいらっしゃった。
お声をかけさせて頂くと、朝もその磯に立ってみえたとの事であった。
快く、自身が向かう事を了承して下さった。
後で向かいますとその姿を見送るのであった。










ポイントへ辿り着いた頃には、
先行の方は既にキャストをされてみえた。
邪魔にならない様、なるべく隅に入らせて頂く。
再びご挨拶させて頂くと、
驚いた事に 「こちらでやって下さい!」 と場所を空けて下さった。




「私は今日はここからしか投げません、ですから、どうぞそこで。」



そうお告げになり、サッと釣り座を空けて下さったのである。
風向きを見れば妥当な事なのかも知れない。
しかし、ここでその場所を譲って下さったのには驚くばかりであった。




よくよく見れば、ウエアから装備、タックルまでも洗練されてみえる。
ロッドもリールも、この私のよりずっと大きかった。
そして、その立ち振る舞い。
おそらく、誠、紳士な磯のスペシャリストの方だろう。
自身もいつかこんな風になれたら。
そんな事を思いながら、有り難くも立たせて頂くのだった。










海の雰囲気は十分であった。
いつ、何が飛び出してきても不思議ではない。
平和とは真逆の違和感に胸が締め付けられそうになる。

まず、自身は瀬際、そして広がるサラシにミノーを泳がせて行った。

どこからか突っ込んでは来ないか?
下から喰い上げては来ないか?

高鳴る鼓動とは裏腹に何も無くルアーは帰る。






隣へと目をやると、その方はトップを撃ち続けてみえた。
この風によるラインのたわみを思うと、自身がそれをうまく泳がせるのは難しいだろう。
潔くもそれを諦め、ジグの釣りへと移行する事にした。
しかし、それでも素直にジグは沈んではくれない。
ラインを出しては巻き取り、そして止めてまた出して行く。
そうして、深みへとそれを送り込んで行く。
そんな事をしながら、なるべく軽いもので探ってみたい。
何故なら、風は強いが、肝心の潮は強くは流れてはいないからだ。
より重いものでは、とても泳がせきれないだろうと。








夕暮れ迫り、茜色に染まる空の下で無心になって行った。
この感覚だ。
これが最高に気持ちが良い。

依然としてバイトは無い。
しかし、それはさして重要ではないのだ。
この陶酔感と高揚。
それこそが自身の磯の釣り。
真っ暗になるまで夢中に竿を振り続けた。
心と身体が大自然にシンクロして行くかの様だった。



















磯から上がり、再び食事をとる。
アジでもいないかと水際に立ってみる事にした。
1投目から幸先よくヒットしたが後が続かない。
場所を変えてもそれは同じであった。
ヤエン師の方々も多く、迷惑となってはと思い諦める事にした。
そうだ、明日の朝は三重の磯に行こう。
久々のその磯へと心弾む。
すぐさま北上し、パーキングエリアにて眠るのであった。































あくる朝、まだ暗い内から山へと入る。
既に何台かの車が停まってはいたが、
年配の餌師の方々がゆっくりとその準備をされてみえた。
真っ暗な山道は怖い。
とても苦手な自身なのだが、この日はそれより少しワクワク感のが勝っていた様だ。
ところどころ、小走りにて山道を駆けて行った。
あと、もう少し!
やがて視界が開ける。
なだらかな崖を下り、目指す位置まで岩を飛び越えて行く。
そこまで来て、遠くの空が紫色にと変わり行くのだった。
今日の釣りが始まる。





























20131127_072209













未明の内はミノーで通しました。
瀬際に特徴的な流れが生まれており、水面にベイト達のざわめきがあったからです。
おそらく、魚がやって来ればそこに向かうのではないか。
徹底的に瀬際を狙ってルアーを引きました。

薄明るくなった頃、しびれを切らしてポッパーへと移行しました。
その数投後、意識していた流れの中で何かが捕食したのです。
大きなボイルと共に一瞬だけ見えた黒い姿。
僅かに一部分だけでしたが、それが大きい事は分かりました。
ボイル後も数秒はそこにいた様子で、ゆらりと海面が動いていました。
慌ててポッパーを送りますが反応はありません。
もう少し粘るべきだったのでしょうか。

































20131127_072103










朝日がとても気持ち良くて。
タックルを置いて深呼吸します。
やっぱり、磯は心地良いですね。
もうひと踏ん張り、ガンバリます!















静寂を破ったのはそれからすぐであった。
沖から小魚がまるで打ち寄せる波のごとく飛び跳ねて来る。
まるでベイトの絨毯だ。
異常を察知して、静かな小魚たちがざわめきたった。
しかし、逃げ惑うそれを追う影が見当たらない。
上空の鳥に驚いて逃げたのか!?
空を見上げたがその姿は無かった。



跳ねては静かになるベイトをずっと眺めていた。
やがて、やっと水飛沫が舞う。
やはり、何かのフィッシュイーターがその後を追っているのである。
しかし、なかなかその顔を見せる事はない。




しばらくして、
それは隣の磯で投げてみえた方の射程圏内へと入った。

もちろん、すぐさまキャストされるその彼である。
しかし、数投してもヒットは無い様子であった。
逃げ惑うベイトはとても小さい。
はたして、ルアーのサイズとかけ離れているのだろうか。
遠いこちらからでは、その全貌をうかがい知る事は出来ない。








そこで、一念奮起して移動する事にした。
様子を見ていると、
どうも、その彼のまだ更に向こう側の磯に気配がある。

直線距離で約250メーター程の距離だろうか。
しかし、磯上をそのまま行く訳にはいかない。
再び山道に入り、元来た道をずっと戻らなくては行けないのだった。


息も絶え絶えに走った。
背丈の高い藪に入り、イバラのトゲに刺されもした。
あまりの暑さに、ヒートテックを着てきた事を後悔する。
10分、15分か?
やっとの思いで磯へと出た。







まさにお決まりのパターンとなる。
来てみたら、喧噪の終わった海が広がっているだけであった。

しかし、このままでは終わらない。
待つ、ともかく待つ。
気配を殺し、じっと待ち続けた。


すると、かなり沖にて、一匹のベイトが飛び跳ねた。
それは、先程までのマイクロベイトではない。
遠い為、正確には分からないが、15センチ~20センチはあったと思う。
それが、とても特徴的な姿で逃げ惑っているのだ。





それを皮切りにして、再び海が騒がしくなって来る。
とうとう、ハッキリ見える範囲でもマイクロベイト達が逃げ惑う様になった。

もう少し、もう少しと寄るのをひたすら待つ。

ボゴッ! ガボッ!!

あと少しで正体が分かるはずだ。
そして、瀬際にほど近いところにてやっと頭を出した。
その立派な頭。




否、おでこ・・・。
































シイラ の皆さんであった。
                      それも 「ペンペン」 である!











この時のガックリ感は表現し難い(笑)
いや、冬にこうして出会えているのは嬉しい事なのだが。
ブルーランナーかと信じて疑わなかった自身には相当にこたえた。
いやいや、海は面白いではないか。












磯から上がり、ゆっくりと休憩をとった。
最後に向かったのは 「湾奥」 であった。
良いナブラを期待してのものである。


自身はナブラ撃ちがとても苦手である。
釣れた事なんてほんの僅かしかない。
磯に拘る様になってから、更にそのチャンスも減ったと思う。
磯でそれに出くわす事は殆ど無かった。



今年は苦手なそれを少しでも克服したいと思った。
前回の日記にも述べた 「柔軟性」 はその一環であろう。
故に人工建造物から狙う事も良しと考えた。











一回目の 「爆発的」 なナブラには手も足も出なかった。

餌の方に呼ばれて、
焦ってタックルを手にした瞬間、シンペンのフックが腕にグサリで終了である。
嗚呼、何と情けない。





夕方になり、かなり沖でナブラが出始めた。
先程とは違い、今度のそれは海鳥とコラボレーションしているタイプ。

遠目には鳥が突っ込んでいる飛沫なのか、魚が突き上げているそれなのかが釈然としない。
目を凝らしていると、ボコンっとたまに頭が出る。
そんな感じであった。


それは少しずつ移動しながら、約5分ほど沸き続けたのである。
ただ、指を咥えて見ているしかなかった。
群れの本体から少し離れた場所で、明らかに迫力の違うボイルが出る!
あれは何だったのだろう。






チャンスがやって来たのは日没より少し前である。
一気に押し寄せて来て、小魚がザーっという音と共に逃げ惑って来た。

鳥も無く、ドカンっと爆発という感じでもない。
派手なボイルの連発というイメージだった。


結果として、2度だけそこに投げ入れる事が出来た。
焦っていて、群れの良いところに入れるのが精一杯。
とてもじゃないが、落ち着いてアクションなどは出来なかった。


群れが去った後、苦し紛れにルアーを引いていると、
回収寸前にドボっと出た。
後にも先にもそれっきり。
やっぱり、とても難しいと実感したのであった。
頑張ろうっと。








それでは






混沌

11月12日、13日の日記。












依然として、辛くて、頭も気持ちも回ってはいませんでした。
三重エリアが良い。
断片的ですが、そんな話が聞こえてきます。


シーズナルな事もあるでしょう。
そして、もしかすれば、黒潮の離岸傾向も影響しているのかも知れません。




分岐流だか、反転流だか、
その潮が当たっているのかも知れないと思いました。
残念ながら、自宅でのデータでは読みきる事は出来ません。
今はまだ、想像の域を超えるものではないのです。















しかし、そのエリアに固執する事は無いのでした。
確かめてみたい事が山ほどあるからです。
釣りたいのは勿論の事。

ですが、現実の釣りは皆さんにお任せしましょうか。
自身は夢を追う。
ゆえに行先は決まっているのです。
南紀へと。



















その時、狙って向かったのは昔懐かしい磯である。
何故にここか!?
信じる者のみぞの世界である。























P1030076













遅めに入りましたが、夜明けには間に合いました。
少しだけ、思った立ち位置からはズレたのです。
それは、先行の釣り師がおみえになったからでした。











空いている場所で最良と思われる立ち位置を決める。
そして、その時にそなえる。





そんな、当たり前の事が、この日はうまく行かなかったのだ。
いざ、やり始めようとした頃であった。
ご夫婦と思われる釣り人がひょいっと顔をのぞかせた。




唐突に話を始め、「邪魔にならん様にするから入れてくれ!」 と強要する。
同じ釣り人として、それをむげに断る事は難しい。
次の瞬間、有り得ない程の至近距離に荷物を置かれてしまった。









「すみません、私はルアーですので、誤ってオマツリするかも知れません。」
「もし、気になる様でしたら、少し離れた場所でされる方がよろしいかと。」








確か、そんな感じで 「お願い」 させて頂いたと思う。
他にもスペースは空いているのに、どうして、そんな距離感かと神経を疑った。
礼儀を持って丁重にお断りを述べたつもりであった。
しかし、次の瞬間、信じられない言葉を返されたのである。












「兄ちゃん、ルアーやったら早よう帰るんやろどうせ!?」
「だったら、ごちゃごちゃ言わんと入れてくれや!!」



大阪弁とは違う 「関西弁」 であった。

まあ、そんな感じである。












どうしても投げたい時間帯であったので、無視をして釣りを続けようとした。
小声で奥さんに酷い事を言うそいつ。
まる聞こえである。

回収地点まで浮きを平気で流す。
精神的な余裕など、その時の自身にあろうはずがない!
どんな思いで、今、この地に来ているかと怒りが込み上げてきた。










衝動にのっとり、罵声をあびせ、胸ぐらをつかみ海に突き落としてやるのは簡単な事だ。
当たり前にやってしまいそうな自身を客観的に見ていた。
いくら、自身の心が荒んでいようとも。
落ちきって、狂ってしまう事は更に自身を追い詰めるだけである。
精一杯に我慢した。






「こんなの磯で初めてですよ。」
「後から来て、それは無いでしょう?」
「気になって仕方ないですから、私は空いている場所に移ります。」





そうお伝えし、荷物をまとめ移動する事にした。
空いているのは、ストラクチャーも狙いの潮も当らない位置。
ただ、ベイトだけは、まるで絨毯の様に海面に敷きつめている。
足りないのは、ブルーランナー達の回遊のみであった。
ここでは着き場も何も分からない。
衝動性を期待し、ただ、誘い出すのみであった。



























20131112_080153













何もないまま時間だけが過ぎて行きました。
やがて、その雲は雨を運んでくるのでした。
出鼻を挫かれ、最早、集中する意味もない。
大降りになる前にと退散するのでした。
























漁港の一角に車を停めて思う。
いくら、南紀に来ても、自身の心からは逃げきれないと。



何の為、こんなにも辛いのに竿を振るのか。
ただ、ひたすらにルアーを投げているのか。
一瞬、何もかもが嫌になった。




目をつぶる。
自然と出る溜息を止める事が出来ない。
様々な感情が交錯し、結局はその一点へと帰結する。
堂々巡りのらせん。
釣りを続けられない。
目を閉じたままに自由の世界へと旅立った。

















虚夢から目覚めると陽は傾き始めている。
今の心では青物は無理だ。
しかし、この南紀まで来て、この時間を無駄にしてはいけないと思った。
迷った時は元に戻る事だ。
昔にかえろう。
気持ちのタイムトラベルは可能なはず。








































P1030082













磯に立ちました。
それも、青物の磯に。
とても強い横風が邪魔をします。
そんなものは、我が人生の暴風にはおよばないのです。

いつか、晴れる日は来る。
いつか、叶う時は来る。


せめて、せめて、
釣りだけはそうであって欲しい。
真っ暗な磯で独り祈るのでした。




















P1030083










































P1030087












































P1030089
























最後の最後で。
ライフジャケットのポケットから、それが磯へと落ちて叩きつけられたのです。
飛び跳ねて転がって、行く末はタイドプールでありました。

























P1030103













携帯電話が終わりました。
ここには述べる事はない、不思議な同時多発性を経験した瞬間でもありました。





















その後、食事をとり、シメであるアジ釣りへと移行する。
結論から言って、自身のスタイルではこの夜、バイトを得られるのは一点のみであった。

他にはない。


そしてまた、年齢を盾に強要してくる釣り人が来る。






どけ! どけ!!
我の釣果の為、お前などどかしてやる!!



どれだけ上手く取り繕っても、今の私にはその本心はお見通しなのだ。
そしてまた、その餓鬼に釣り座を譲ってやった。
くたばれ!


























P1030096














結局は自身の気持ちとの闘いでしかない。
有り難い釣果ですから撮影いたしました。


















翌朝は更に夢を求めて磯へと向かった。
目標の場所は夜釣りの方でアウト。
そして、懐かしい場所へと向かった。






ここでも 「強要」 がやってくる。

精一杯に 「共存」 しようとした。




ご理解ある方達で、何とかそれは果たせたと思う。
彼らはそこで立派なムロアジを釣った。






居るのだ。
奴らの好むベイトは居るのだ。











私も、彼らに上物の情報をお伝えさせて頂いた。
地元ならではの、ブルーランナーの動向とシーズナルをお教え下さった。
始まったか。
弩級のアレがな・・・。




気持ち良く、最後の最後に心通えたと思う。
ならばと、
早く帰って、携帯を復旧させるのみだろう。
帰りの道、ここらしい虫と出会う。
























P1030100













君たちからも学ばせてもらってるんだね。












ここにしかない夢がある!
心が闇に覆われていても負けない!!











それでは





地磯青物

8月20日、21日の日記








友人の、Taka氏より釣りのお誘いを頂きました。
調整すれば、二日間ともご一緒出来そうな感じの日程でした。
久々の 「Hardcore」 な釣行がとても楽しみでした。


しかし、翌日になり、氏に急な用事が入ったとの事。
訳あって、朝一番だけの釣りになるが、それでも南紀に行く!!  とおっしゃいます。
ガッツリをとても楽しみにしていた為、かなりガッカリはしましたが・・・。

その心意気!!

お付き合いさせてもらわなくてどうしますか!って(笑)
そんな感じで出撃するのでした。
















南紀特急を飛ばしながら考える。
いつもの様に、丸一日かけてゆっくりとやる訳にはいかないのだ。
朝一限定の釣りとなる。



ならばと、必然的に立つ磯は 「地磯」 となるだろう。
そして、氏の精神面を考慮し、見知らぬ磯へのエントリーは避けようと思った。
僅かなその瞬間に向け、他の何かで集中力を削がれる事無き様に。




そして・・・。
魚と出会う可能性が高くなくてはならない!
おせっかいな性格だとは自身もよく分かっている。
氏の仕事はとても忙しく、釣りに出かけるチャンスは滅多と無い。

彼は言う。











「南紀の磯に立って全力でルアーをキャスト出来るだけで満足だ!!」








氏の言葉に嘘は無いだろう。
一緒に竿を出す度、今まで 「彼」 というものが少しずつ感じられた。
誠、気持ちの良い人間である。
だからこそ、二人で感動を共有したいのだ。
南紀特急の轟音と共に海への想いが南下する。
















南紀に到着したのは真夜中だった。
様々な夢想が交錯し、未だ降りる磯は決められないでいる。


あそこか?
ここか!?




闇に包まれた海を何か所も見てまわった。
その度に過去の記憶がよみがえる。



おそらく、ここが最も二人には良いだろう。
半ば、盲信ともいえる確信がそう語る。
問題は、そこに、果たして今日、求めるベイトが入っているかだ。
それを見抜く目は自身には無い。
そしてまた、どのベイトが入っているか!?
そこはそう、釣りが始まってからなのである。
寝不足の頭では、いらぬ心配さえもしてしまう。









Taka氏とは何の心配もなくランデヴーする事が出来た。
約束の連絡などとってはいない。
おそらく、あそこに行けばいつかは会うだろうといった感じだ。
久々の再会の挨拶もそこそこに。
早速、磯へと向かう。

















夜明けが何時なのか?
通っている私でも、少し間をおけば分からなくなってしまう。
暗い照明を片手に磯へと進む。
頭では分かっていても、身体は前へと進まない。
絡む様な熱気によって、体中の毛穴が開いて行く。
身体が重い。
何という暑さだ。
氏を見ると、何の問題も無さそうであった。
弱いのは自分だけ。
なまりになまった姿なのである。










磯に着き、狂った様に水を飲んだ。
夜明けはまだ少し先と実感するも、ただ話していてさえ喉が渇く。
いつもの様に馬鹿話を続けて行く。
その間も目は海に釘付けであった。
空が濃い紫から茜色になる頃、ふつふつとある言葉がわいてくる。


「Takaくん、きっと今日は釣れるで」




いつも氏を前に言っている言葉かもしれない。
お世辞や気遣いなど微塵もないのだ。
本当にそんな気がするのである。
思えば、氏との釣行で何も無かった事は無い!
彼はラッキースターなのである。










































P1020897














まだ暗い内。
横っ跳びで何か白いものが自身のポッパーを襲いました。
「何や今の? ペンペンやろかなー!」


雑なポッピングには見向きもしない。
どうやら、巧妙な奴らが目の前の海に潜んでいる様です。


自身のリズムを刻むと消し込みました。
何か? 魚種もサイズも分からずに巻きます。
鱸師だった彼にはいささか強烈だったかも・・・。
自身最強のリールでの、連続反復運動で決めました。




やったね!!








































P1020902















グッドサイズの魚です!!
ルアー交換はあえて無視。
あるものだけで、手による違いだけで臨みました。

正直、バイトミス、フッキングしそこないは、6~7回はあったでしょう。
別に喰いが浅い訳では無いと思いました。
ただ、
「とても冷静に見ている」

生き物として、合格点に認識していないから甘噛みするのではないかと。
一つのルアーにこだわり、冷静に見れたのですから、それさえも満足でした。











可能な限り粘ってみたが、それからは何も起こす事は出来なかった。
正直、沖であればまだまだこれからである。
しかし、今日は氏の帰宅時間がもうすぐそこに迫っているのだ。


彼も相当な重量の荷物を背負うのだが。
ともすれば、バク転しそうになる私をずっと支えてくれての磯上がりであった。
息があがった私に、
「だから俺が持ったろって言ったやろ!」っと。


そっと、私のバッカンを持つと、ザシザシと目のくらむ様な上り坂を駆け上がって行ったのである。
何という体力か!!
身軽になってさえ、クラクラとただ歩くのが精一杯の自身であった。
















予定通り、Taka氏はすぐに帰宅の途に。
充分な水分補給をして、これからどうしたものかと途方に暮れたのが午前9時前であった。
気になる場所まで来て海を眺める。
予報とは裏腹に良い潮がさしていた。

っと、遠目にもグッとくるボイルが起きる。
おそらく、レギュラーサイズの赤身が起こしたものだろう。
どこへ行っても涼しいところなど無かった。
この夏のピークだろうか。
眠気で倒れ込みそうだが眠れる場所は無い。
おまけに、南紀特急のパワーウインドーが壊れてしまった。
全開のまま動かないのだった。
エアコンなど夢物語。
あまりの暑さに記憶が無い。
































P1020910















次の夜、何かを求めて地磯に辿り着きました。
幻想的な月明かり。
海はウネリを伴っているのでした。
はたして、今日はどうでしょうか?































P1020916
















どうしても、その日は何も起こせなかったのです。
ルアーの動きを妨げる様なウネリがあったのは確か。
けれど、そんなものは何の言い訳にもならないでしょう。
前日、チラホラと見えていました、細かいベイトが全く見えないのでした。

写真は粘って粘っての魚です。
嫌々を何とかって感じで・・・。







狙いを別に求めた自身であったが、こうして今までの釣りに戻ると思う事も多い。
海、そして魚の事。
思う程に底無しである。
だからこそ、今日も胸に想うのだ。





それでは







My Tackles


Rod  MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6000
Line   YGKよつあみ PE #5
Leader VARIVAS NYLONE 100LB


定例の釣り

7月31日の日記










釣行当時の事です。
黒潮はずっと遠ざかっていました。
おそらく、この潮の影響はとても大きいと思います。
特に普段から黒潮がよく当たるエリアでは、歴然とした差が出ると今まで自身は考えて来ました。

しかし、遠くにあっても、磯にはちゃんと青物がいました。
私には釣れてはいませんが、何度もその姿を目にしています。


何故かは私には分かりません。
関係無いとも言えないし、黒潮の接近が絶対条件でも無いのでしょう。
ベイト達の動向も重要ですし、流れや魚が好む地形などもあると思います。

ともかく、ちゃんと魚はそこに居るのです。
増々、海が分からなくなってきて楽しいですね。






その様な事もあり、特に、何も深読みせずに釣りに行ってみる事にしました。
昨日は良くても今日はサッパリ!
そんな事も多々ありますし。
行ってみるしかありません。















現場到着は午前4時前であった。
思いの外、沖からの風が強い。
予報とは違い、南風が吹いている。
車のエンジンを止めると、海岸にうちつける波の音が轟いていた。
はたして、無事に目標の場所に立てるのか。
月明かりの無い中では黒い海しか見えなかった。









やがて、陽が昇り、船はゆっくりと進みだす。
ここからではまだ見えない。
見慣れた磯を一つ、また一つと通り過ぎて行く。
景色がひらけたところで船が止まった。
船頭が波を見る為である。
10秒、20秒。
途端に大きな波が盛り上がって磯を覆い隠す。
無理だ。
うねりがある。
仕方なく、第二希望の磯へと渡る事となった。














準備をしながらゆっくりと海を見て行く。
ここであるならば、いっそもっと波が欲しい。
サラシが大きく広がる程に。
そうすれば、何かが起こるかもしれない。
それを自身は知っている。
しかし、現実にはそうではない。











頭を切り替え、現実的なアプローチで探って行く。
しかし、投げれど投げれど、魚の姿を見る事は無かった。
時折、大きく水面をかき回す様にする。
途端にどこからともなく、シイラがすっ飛んで来てルアーを弾き飛ばすのだった。
それ以外には何も無い。

いつもは沢山いるはずの、ダツ、オキザヨリの反応も皆無である。
もしかすると、それはこの潮に関係が深いのかも知れないと思った。
見えているベイトも居ない。
底付近にいるかもとジグでも様子をみる。
しかし、全く何も無いまま時間だけが過ぎて行った。













いつの間にか吹いていた風も穏やかになる。
大粒の汗が額から零れ落ちる。
照りつける太陽がジリジリと磯を焦がして行った。
猛暑である。

釣りの手を休め、頻繁にジャケットのペットボトルに手が伸びる。
何をしていても、また、何もしていなくとも喉が渇くのだ。
瞬く間にペットボトルは空となって行く。
唯一の望み。
それは弁当船での磯がわり。
波よ、うねりよ、もう少し落ちてくれと呟く様に祈るのだった。

















願いが届いたのか、波飛沫を見る回数はだんだんと減って行った。
目をふさぎ横になって休む。
うとうとと意識が遠ざかる中、聞きなれた音が聞こえた様な気がした。

はっとして起き上がると、すぐそこまで船は来ていた。
移動したい事を船頭に告げる。
潮が満ちて来るまでの僅かだが、それでも乗るか?
船頭はそうおっしゃった。
何の躊躇もなかった。
お願いしますと一言、飛び降りる勢いで船へと移った。



































P1020841








































P1020843














トップを引けば群がって来ました。
ミノーならば、かなり反応は悪くなります。
掛けたくないからこその選択でした。

それでも、しばしばヒットはあります。
潮位が低く、ズリ上げる事もままならず。
ギャフを入れる事になってしまいました。















その後、海の様子が変わり、大型のシイラは姿を消して行った。
60~70センチ台のペンペンのチェイスも激減する。
他の魚からの反応は全く無い。
再び、直立ペンシルに換えてみたが、追っては来るものの全く勢いは無かった。
シイラを釣りたいからではないが、ここで、最近、あまりやってなかった事を試してみる。
巷では、スキッピングなどと呼ばれているそれである。





使用したルアーのサイズは、前途した直立ペンシルとそう変わらないものだった。
やるならば派手にやろう。

6.2:1
ハンドル一回転当たり、142センチで巻き殴ってやる。



するとどうだろう!
何度も何度も海面が爆発して行く。
反応しているのは、大小のシイラ達であった。
今まで、ヤル気無くフラフラしていた奴らの目の色が変わったのだ。
たまたま、この時の海、魚達の気持ちにハマったのかも知れない。
僅かな違いで変わる。
改めて肝に銘じた瞬間であった。
















残念ながら、船頭の読み通りであった。
次第に波は上がり、終わりには常に波を被る状態となってしまう。
ここで納竿。
今日も本命には出会えなかった。

























20130731_175456














帰り道での事。
ふと浜を見ると、波打ち際から僅かな所で大きなナブラが出ていたのです。
磯の道具しか持っていないものですから(笑)
そのままダッシュしましたよ。
案の定、着いた頃には静かな海に戻っていましたけど。






でも、何と言いますか。
海の色がとても綺麗でした。
夏らしい青く澄んだ海。
やっぱり、私はそんな海が好きですね。
次への期待を胸にひた走るのでした。



それでは











  • ライブドアブログ