12月18日深夜~19日朝までの日記





先日の南紀での釣りはとても楽しく、改めて新鮮な感じを受けたのです。
小さいスプーンやジグ、プラグを持って、トラウトロッド片手に漁港を巡っていた昔を少し思い出していました。
子供の頃より、とても魚が好きで釣った魚を水槽で飼ったり
ルアーで釣れる様々な魚を求める内に、色々な釣りにもチャレンジする様になって行きました。
勿論、身近な海にもいる根魚も狙ってみました。
好きなジグやプラグでも釣れましたが、バス用のワームを使用すると、ガシラやソイなども釣れました。

5~6年程前、長いブランクを経て再び釣りを始めて驚いたのです。
アオリ釣りをはじめ、漁港で楽しめる小物釣りがチョットしたブーム!?となっていたからです。
雑誌をみても、〇〇ングとして大きく紹介されています。
そこでは、とても小さく軽いジグヘッドにて、アジやメバルを釣っている姿がありました。
面白そうだし一度やってみよう
そんな軽い気持ちで始めてみました。




しかし・・・。
私にはとても難しく思いました
まず、軽すぎてまったく飛んでくれません!
水の中でも、何がどーなってるのかサッパリ分かりません
チョット風なんか吹くともうサイテーであります。
水面をすーっとこっちに寄って来るだけです(笑)
結局、小アジや小メバルを何度か釣って、より大きく、重いルアーの釣りへと移り行く事となりました。

実はそれが少し心残りであったのです。
自分には合わない、難しい!っと言って逃げた感じでもあったでしょう。
だからこそ、前回の釣りでは再びタックルを持ってみたのでした。
本命としたのは、南紀のメバルです
勿論、他に釣れる魚がいるなら迷わずそれを狙います(笑)
下手なりに頑張ってみましたが、最後までその姿を見る事は出来ませんでした。
今の私には出会えない魚なのでしょう。
そして・・・。
メラメラと心に炎が燃え上がるのを感じました
いつか必ず出会う!!
まったく、とても単純です。










メバル修行再開とは言うものの、タチウオとのファイトにて貴重なロッドを折ってしまったばかりである。
まず、新たなロッドを探す事からのスタートとなった。
前回の竿も、一応、知らないながらも吟味して購入したロッドではあった。
まずはそのレングス、振った感じ、調子で選んだものである。
ソリッドだとかチューブラーだとか、構造上の事はあまり考えない様にしていた。
沢山、魚を釣ってみないと分からない事だと割り切っていたのである。
今回もまた大まかに考えてみる事とした。
ただし、使いたいラインの太さと、ルアーの重量だけは強く意識する。
あとは、手慣れたグリップの形状である事と、全体的なデザインからその候補を絞って行った。


あくる日、仕事帰りに行きつけのショップに向かった。
幸い、ショアジギングとは違い、この手のタックルはところ狭しと並べられている。
まずは安価な中古品から物色してみた。
っと、運良く!?も候補の一番がそこにあった。
早速、振ってみた。
驚いた事に、自身の想像していた通りの感触がそこにあった。
ただし・・・。
その品の程度は著しく悪かった。
その後、店にある全てのライトロッドを手に取ってみた。
大きく分けて、三つ位の感触に分かれている様である。
実釣にてルアーを引き、ましてや魚を掛けていないので、どれがどうであるかは分からない。
全て買い揃える訳にも行かないので、結局は自身の直観を信じてみる事にした。
この日は手ぶらで店を出た。





次の日もロッド探しをする。
今度はネットを使い、まずは候補のロッドの中古品を探して行った。
いくつか見つける事が出来たが、新品価格とそう大きな開きは無い。

また、繊細な品である為、可能ならば現物を手にとって確認したいと思った。
結局、これも決定打にはならなかった。
今度は隣町のショップまで見に行ってみる事にした。
一件目には置いていなかった。
二件目に入り、うっそうとロッドが立ち並ぶブースに足を向ける。
遠くからでも、とりわけ目立つ青いロッドケースが目についた。
そっとそれに手を伸ばす。
まさに運命的であった。
少なくとも迷いの中にある自身はそう信じた。





「BREADEN Glamour Rock Fish TR83deep」







プライスタグを見て躊躇したのは一瞬であった。
もう心は決まっている。
当然ながら、もっと安価なものでも魚は釣れる。
道具だけにあらず、その腕が何よりであろう。
ある意味、これは自身の覚悟でもあった。
今度は後戻りはしない。
他にはラインと幾つかのソフトルアーを購入した。
まずは比較的近場で魚を探して釣る。
過去の記憶からポイントを絞り込んで行った。
そして釣行日となった。








まず、最初に向かったのは通い慣れた漁港である。
街灯が立ち並び、全体的に明るい場所である。
灯りが届く部分から始め、徐々に暗闇を探るつもりであった。
餌木を投げていた時、結構その着底に時間を要した記憶がある。
潮が動くとよく流れもした。
まず、ジグヘッドは1.5gからスタートしてみる。
フリーフォールにてまずは水深を探ってみた。
しかし、意外な程すぐにラインは止まってしまった。
思ったより浅い様である。
また、ジグヘッドは軽量であるものの、小さく抵抗が少ない為、意外に速く沈むのであろう。
そんな事すら新たに学ぶレベルなのだ。
まだまだ先は長い。




次はルアーのアクションである。
基本的には狙いのタナまで落とし込み、そこからゆっくりとリトリーブするのが自分流であった。
フリーで落としたり、時にはテンションをかけてカーブフォールさせたりといった具合である。
それがセオリー通りかも未だよく分かってはいない。
今回はストレートタイプのソフトルアーを結んでいる。
巻くだけでもそのテールが微波動を生むらしいのだが、自分では感じられないのだ。
不安なので、時折、トゥイッチを入れてみたり細かくシェイクさせてみたりする。
そして一瞬だけ止めを入れる。
見えないが、止めとは言っても完全に静止する訳はないだろう。
前方、斜め下に向かってゆっくりと進んでいるはず。
とりあえず、一呼吸といった一瞬の間が生まれれば良いかもしれない。
そんな事を考えながらアタリを待った。
底付近を通していた頃、コッと小さな変化が手に伝わった。
気持ち間を置いて強くアワセを入れる。
グッ!とした手応え。
しかし、引きはメバルのそれではない。
ともかく何かが喰った。























P1010215

フラッシュ無しでまずは撮影
暗くても怪しく輝いております~






























P1010216

いぇい!
人生で二匹目となるタッチーさんでした
しかし怖い顔してますね。
やったね!









同じ様なアクションで誘っていると、やはり同じ様な感触のアタリが出た。
二匹目のタチウオが釣れてくれた。
不思議なのだが、どうやらほぼ底にて喰って来る様子である。
自身の感覚がズレていて、実はかなり上の層をルアーが泳いでいる事も否定は出来ない。
同じ様にして三匹目をすぐに追加出来た。
しかし、やはり思うに底付近の様子であった。
何故、不思議に思うかというと、タチウオは立って泳いでいるイメージがあるからである。
海底ベッタリから立っていたとして、少なくとも60~80センチ程浅い場所に頭があるのではないか!?
私のイメージでは海底ほぼスレスレを引いている感覚があるのだが・・・。
はたして私がズレているのか、タチウオが立たずに喰って来ているのかであろう(笑)
しばらくすると潮が見るからに止まってしまった。
ピタリと反応が無くなってしまう。
少し場を休める為にも、同じ港内の違う場所に移動してみる事に。


ある場所では激しいボイルが起きていた。
ガボ! バシャ!っと結構な大きさの何かが水面のトウゴロウを襲っている。
大型のカマスか、はたまたシーバスであろうか。
かなり沖にてそれは起きているので、試しに7センチのミノーを投入してみた。
しかし、全く反応が無い。
サイズを落としても同様である。
諦めて足下をヘッドランプで照らしてみた。
50センチちょっとのヒラがギラッと身をひるがえして行く。
次は灯りの届かない真っ暗闇のエリアに移動してみた。
ここは海底に瓦礫が散らばり、そこに魚達が隠れているらしい。
餌師が良型の根魚、ハタなどを釣ったのを見た事があった。
しかし、何度も通してみるのだが、全く持って何も無い。
上から下まで、色々とルアーを通してみるのだが・・・。
水面にはおびただしい数のトウゴロウが泳ぐのみであった。
今一つ、ソフトルアーに自信が持てないので探りきれた感じが持てないのだった。




その後は気になる漁港を三つほどランガンして行った。
スロープに粗大ゴミが沈む場所を探ってみる。
ルアーをフリーで送るとフッと糸がふけた気がした。
すぐにアワセるとググっとした手応えが心地良い。





















P1010219

ガッシーが釣れました
やったね!







しかし、その後は全く沈黙してしまうのだった。
何か所もポイントを見て歩いたが、海中を覗いても小魚の姿が無い。
チビメバル達がロープ際にでもついていそうなのだが・・・。
そこで、過去にメバルを釣った場所まで大きく移動する事にした。
ここに魚がいるのは間違いないだろう。
もし、それで何も無いならば、自身の釣りがズレているのだろう。
到着は午前4時半頃であった。
やがて朝は来るのである。
陽が登り切ってしまうとまた違う誘いが必要であろう。
時間は無い。
しかし、攻めども攻めどもアタリは無い。
おそらく居るに違いないストラクチャーをかすめるが喰ってはこなかった。
すると、沖合でバシャッとボイル音が一つ響いた。
なかなかの迫力であった。
駄目とは思いながらも、小型で飛距離が稼げるミノーを結んだ。
その第一投目、予想外にヒットした。
緩めのドラグが走る。
しかし、ロッドにはまだまだ余裕を感じた。
バラさない様にゴリ巻きで一気に寄せる。
きっとこの感触はアイツだろう。
























P1010220

ええサイズのカマスです!
ラッキーにも喰い気満々の群れな感じ。
ひとまず、メバルは忘れて頑張りました



























P1010225

夜明け前、僅か10分ちょっとのジアイでした。
ワンキャスト、3バイトはあったでしょうか。
フッキングが決まらず、ポロリもかなりありました。
やっぱり、こんな時は魚を掴むのにタオルが一番かもしれません。
暴れるし、ヌルヌルだしフックを外すのに手こずりました。
手返し良くが数を伸ばすコツですね。
メジロでこんな事言ってみたいな







少し明るくなると、ピタっとその祭り騒ぎは収まった。
少なくともミノーには見向きもしない。
メバルを探ってのワームをたまに啄ばむ程度であった。
完全に陽が昇ると、先ほど狙っていたストラクチャーにメバルの姿が見えた。
20センチ代後半のグッドサイズも見える。
やはり、自身の釣りが間違っているのだろう。
リアクション狙いで試してみたが無視であった。
ともかく一晩やりきった。
また次回頑張ります。






















P1010234

大漁でしたので記念撮影

それでは






My Tackles


Rod  13READEN  GRF-TR83deep NEW!!
Reel   DAIWA EXIST HYPER BRANZINO 2508R
Line  RAPALA  RAPINOVA-X  PE #0.6
Leader SUNLINE FLUORO #1.5