原因がわからない

2月21日の日記



1月7日に痛めた左手首であるが、二週間が経過しても良くならなかった。
滅多に病院のお世話にはならないのだが、さすがに釣りが出来ないとなると話は別だ。
今回は素直に診てもらうことにする。



腱鞘炎が疑わしいかなと自分では思っていた。
この腱鞘炎を確かめる為のテストを二つほどしていただいた。
しかし、テストでは痛みは出なかった。
どうやら、腱鞘炎とは少し違うらしい。
とりあえず、広い意味での『関節炎』として様子をみることになった。















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一度目の診察から二週間が経過。
まったく変化がないので温泉に行ってみた。






それから、約一週間が過ぎ、ほとんど良くなっていない気がするので、再度、診察してもらう。
やはり、腱鞘炎ではないらしいが…
持病の影響とも違うようである。
それだと、赤くなり、疼くという。
やはり、関節炎かな?という回答であった。
















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ちょっと、カッコいいとか言っている場合じゃない。




手も痛いし、お金もないし。
釣りに行けません。




それでは



有給消化の三連休

1月15日、16日、17日の日記



時代は変わったようで、今は『有給』をちゃんととらないと怒られるようだ。
ずいぶんと遊んできた半生だったが、有給をとった事が無い。
ケガとか入院とか、それで有給を使っただけかな!?
まあ、そういう事で、有給をとってください!と強く言われた次第である。

前回の釣行にて、左手首を痛めたのであるが、1週間経ってもほとんど変わらないでいた。
極力、重い物を持つとか、大きく負担の掛かる事は避けて生活したのだけど。
一週間、手首をかばったが痛いままだった。



釣行前夜、あまりの眠さに夜中の出発は控えた。
潔く、早めに布団に入った。
朝から釣りの準備をして、なんだかんだで南紀に着いたのは15時を回った頃だった。
実のところ、久々に降りてみたい磯があったが、大潮で今から満潮をむかえるとの事で、現場まで見に行って降りるのを諦めた。
おそらく、ルートがこれから水の中に沈む。
もう、日没まで時間がないので、ダッシュで行ける磯へと南紀特急を飛ばした。
久々に転がるようにして先端へと到着する。


どうやら、この日は今までに雨が降っていた様子であった。
私が着いた頃には雨は止んでいたが、結果、ものすごい風が山側から吹き荒れている。
今日の風向きでは、沖に向かって、真横から強風が吹きつける方角に磯は存在する。
急いでいて、そこまで計算できていなかった。
陽が傾くにつれ、どんどんと強くなる風。
もう、真っ直ぐ立っている事すら厳しくなっていく。
ミノー以外、どうしてもルアーを泳がせる事もできなくなってきた。
よって、まだ陽はあるが、無念の撤退としたのだった。

手首にはロキソニンテープを貼り、串本の薬局でテーピングを買って巻いた。
それでも、リールを回転させる度に痛みが走る。
なんとも辛い連休初日がこれにて終わる。














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就寝に備えてテーピングをほどく。
湿布が剥がれないように、ソックスをカットしたもので代用した。




2日目


昔、南紀に通い出してすぐ、よく訪れた方面へと足を伸ばしてみる事にする。
現役トップランナーのN氏から魅力的な釣りもの情報をお伝えいただいてもいたので、朝の内に磯をやって、ゆっくりしたいと思ったのだ。














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磯の釣りの方はまったくの完全試合で終了。
余談だが iphone15 Pro Maxで撮影すると
夜でもこの様な画像となる。



この磯でもそうだったが、夜が明けて、なんとかヘッドランプの灯り無しでルアーが見えるようになる頃から、磯際の流れの中に湧きグレが群れだした。
そして、磯の周囲も沖も、おびただしい数のボラの大群に埋め尽くされる。
湧きグレは前からよく見たが、それでもこんなには居なかったと思う。
ボラに関しては、ほとんど見た憶えがない。
ボラの群れはペンシルを引いて来てもガツンと当たるし、ミノーにいたっては、スレ掛かりも頻繁に起こる。
可哀想だし、まともに釣りができない。


磯から上がり、着替えて漁港へと向かった。
ライトゲームの好敵手が回遊しているそうである。
港に着くとすぐに魚影は確認することができた。
やはりというか、まるでルアーには見向きもしない。
あまりにも釣れないので、昼食がてら少しドライブをする事にした。
良い物が手に入った。
















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ジグヘッドに刺して〜ムフフフと妄想しながら戻ったが
なんと!群れが居なくなってしまった。
種類もサイズも変わってしまった様子である。
ジグヘッドキビナゴ、2時間に一匹とかしか釣れない。
なんてことだ。


日の暮れに急に活性がアップした。
キビナゴだけかと思ったが、ちゃんとルアーにも同じく反応してくれる。
とても風が強く、難しかったが、なんとか釣果を得る事ができた。
実にほぼ2ヶ月ぶりの釣果であった。
やっぱり、ポンポンと調子よくイージーに自分は魚を手には出来ないな。
粘って粘って、なんとかって感じ。
釣りは難しいね本当に。
兎にも角にもN氏にこころより感謝する一日であった。



3日目



せっかく来たのだからと、岬にほど近い磯へ降りてみることにした。
ベタ凪かと思いきや、少しウネリがあるようで、時折り波飛沫があがる。
あたりまえなのだけど、カメラを濡らしたくないので今は気をつかう。
右手の方角より潮はゆっくりと流れて、良い感じに見える。
なにより、ここ最近、海の色が良いなと感じるのだ。
なんとなく、昔のような濃い群青色に見えなくもない。

しかし、いかにも釣れそうな雰囲気の海は甘くはないのだった。
まるで、青物の気配を感じない。
ここでも、湧きグレとおびただしい数のボラの大群ばかりである。
磯際の小魚も見えない。
数時間粘ったが、何も無く終了となった。

















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正直なところ、長いブランクで相当、自身の釣りが失われてしまった様に思う。



確かに、以前は自身が思い描く泳ぎを、ルアーにさせることが出来ていたはずである。
記憶もあるし、ちゃんとそれをイメージする事も出来るのだけど、今はルアーはその通りには動かない。

直立ペンシルを一つとっても、ほうきを履く様なフォームでルアーをグリュグリュグリュと潜らせて泳がせる、基本的な動きをミスせずにこなすのに精一杯なのだ。

下手をすれば、ルアーはすぐに水面から飛び出してしまい、フロントフックがリーダーを捉え、泳ぎが破綻してしまう。

水飛沫も上げる事が出来ず、グリグリと泳ぎ、止まってピョコンと立って…
あまり釣れるイメージがわかない、簡単な動きすら、ミスせずに繰り返すのが難しくなってしまった。
もっと、狂おしいほどに、18センチのペンシルを暴れさせていたはずなのに。


もしかしたら、魚は回遊しているかもしれない。
この程度のルアーアクション、泳ぎでは反応しないだけかもしれない。
居たら狂うやろ!という確信のそれがあったはずだ。



ともかく、この手首の状態では、まともに釣りをする事もままならない。
腕も肘も肩もガタガタになっている。
休息してたら治るのかな。
微妙だな。



それでは










































故障

1月7日、8日の日記




大晦日の夜はふて寝をした。
釣れなかった3日間に人並みに落ち込んだわけだが、
新年は早々に仕事のため、リベンジというわけにもいかなかった。


昨年の12月に入った頃、なんとなく、しばらく釣果を得られないかもしれないという予感が頭をよぎった。
近場でのサーフの釣り、河口の釣り、また南紀のヘビーからライトなものまで、色々な釣りをしたのだけど、
コツリとも魚信を得ることは無かった。


その時々、真剣に釣りをしているはずなんだが、まったく不思議なものである。
なんとなく、私には「幸運の釣果」の数が決まっているのかもしれないと、昔から思う事があった。
自分で言うのもなんだが、釣りの腕、テクニックは平均以下だと思う。
引き出しも少ないし、僅かな事を繰り返しているに過ぎない。
大の「太糸派」でもあるしね。

もしかしたら、ただ、気持ちだけで釣りをしていて、僅かな自身の幸運のストックを釣果にしている様なものかも知れない。
ま、いわゆる、釣り運を使い果たしてしまったのかも。



当日の予報では夜間は雨であった。
朝にはあがるそうだが、かなり強い風が吹く感じである。
道中、眠くて仕方がなかったので、あともう少しの距離まで来て仮眠をとった。
年々、夜中の走行が辛くなっている。


うっすらと明るくなった頃、車を走らせ海の様子を見る事にする。
潮岬まで行ったが、時化の海が広がっていた。
とてもではないが、釣りができる状況には思えない。
暗い内に降りていれば、かなり怖い思いをしただろう。
これは外磯は無理かもしれないと、第二のプランで考えていた磯へと行ってみる。
十年ぶりとかなので、まるで新規の場所へ行く感覚だ。










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ここなら大丈夫だろうと思っていたが、かなり怖い思いをしながらの実釣となった。
時折、すごいウネリがきて怖い。



トップもやったし、しっかりとジグで探してもみた。
しばらくして、リーリングする左手首に鈍痛をおぼえる。
ジグをジャークさせる度に痛みが少しずつ増すのだった。
それでも、昼過ぎまでここでは釣りをした。
まったく、かすりもしなかった。



その後、漁港にて遠投サビキの釣りをしてみた。
おそらく、10メートル近い横風にてんやわんやであった。
アミエビのあの汁が防寒のズボンをベタベタにした。
そして、なんとボウズである。
小アジさえもが喰わないのである。


それから、急いで磯へと向かった。
年末の釣行で夕まずめ、アオリをねらっていた場所だったが、完全に暗くなる前の一瞬、ガバガバ!!っと青物が沸いたのだった。
釣り納め三日間の唯一の青物の気配だった。
もしかしたら、その時間に差してくるのではないか。
そう思って、日没の頃を釣りしてみようと思った。
しかし、結果は何も無かった。
海の雰囲気は素晴らしいものだったが、どうしても魚信が無い。




明日の予報も強い風が吹くとの事だったので、諦めて三重へと帰ることにした。
朝だけ、帰りの道中でやってみようと。
結局、ここでも山側からの強風に苦戦することになる、
時折、ブハッと絡んだPEラインがガイドを鳴らして飛んで行くのだった。
注意してやっても、三度もなった。


ブルーランナーはそこに居た。
磯の際にいる極小ベイトめがけて、ガボガボと荒ぶった。
トップやミノーにはまるで反応しない。
何度も足元での捕食は繰り返されたが、私のキャストするルアーに反応することは無かった。
懐かしい敗北感であった。










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釣りを終えて、少し話して帰路へと着いた。










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その夜、手首が腫れた。
加齢とはおそろしいものだ。




今、南紀にてこれを書いている。
便利?な世の中になったなあ。


それでは


























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