好きな磯に通ってみる。

2016年 4月20日の日記








連休がとれたので釣りに出かける事にした。
行先は相性の良い、お導きのあの磯である。
















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色々とやってみたいので、二つのタックルを持って下りたのだけど。
何も反応させる事は出来なかった。
日によって、コロっと変わるこの場所が自身は好きである。




残念ながら、午後から急に仕事が入ってしまった。
大急ぎで帰宅。
W氏との夜のアジ釣りが出来なくて残念だった。

同日の朝、違う地域で釣りをしていた友人がモンスターにやられたとの事。
前日にその磯でのエピソードを二人で話していただけに。
やっぱり、あるんだ・・・っと驚いてしまった。
真摯に向かう彼の釣りに。
自身も情熱がこみ上げて来るのであった。






それでは











心帰る

2016年 4月6日の日記








心労、疲労困憊。
行きたいが、身体がついて来ない。
それでもである。
家にいたら駄目だ。
心理的にも、現実としてもそうだった。


ギリギリまで部屋で悶々と考える。
そうして、決断して南紀特急に飛び乗った。
しかし、疲れが瞼を重く、重く塞ごうとする。
何度か車を停めて、薄着で冷気の中に身を置いた。
そうやって、何度も目を覚まして南紀にたどり着く。
だが、そこまでが限界であった。
少しだけと、シートを倒して目を閉じる。
ハッとして飛び起きたのが、午前5時40分であった。
必死の思いでここまで来て。
朝の磯に立てないのではないか!
向かったのはあの磯。
お願いだ。
先客よ居ないでくれ。







転がる様にして磯を駆けた。
道具をセットし終えた頃にはもう随分と明るくなっている。
自身は未明から、暖機運転をするが様に。
ゆっくりと、ペースを上げていく事が常である。
塩が抜けきらず、固着しかかっているラインが徐々に飛距離を出す。
私の腕や肩も。
だんだんと、温まってくる。
しかし、今、その様な時間はない。




もし、この朝。
魚が回っているならば、どこで狙っているだろうか。
これも、いつもは、わざとそうは思わない所から探って行く。
ただ、何となく。
この朝は今がその時だと思った。




キャストを始めて三投目。
気になるスポットにルアーを入れる。
穏やかにアクションさせて少し。
得も言われぬ気配が浮上した気がして。
チュポンっと小さい波紋の中にルアーが消えた。
体で覚えた間で、バットを激しく煽る。
途端につんざく様な潜行が始まる。
ほんの僅かだけラインをやったが。
右に左にと、暴れまわるヤツにロッドを追従させる事が出来た。
瀬際に来ての更なる抵抗。
なんと、パワフルなのかと驚く。
しかし、力負けは無い。
ずっと、苦楽を共にしてきた道具を信じるのみ。


























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朝の光にうつる、この色の美しさは形容がしがたい。
出て欲しいところで出て、止めたい時にしっかりと止める事が出来た。
瀬際のパワー感は断トツ。
素晴らしい魚であった。






















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いつもの様に抜き上げたが。
魚はほとんど動かなかった。
きっと、全力で逃れようとしたのだろう。
祈りを唱えながら刃を入れた。

























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今回ばかりは、嬉しいなんて言葉では言い尽くせない。
正気の自分を見失う様な事になって。
限界まで落ちてしまっていた。
這い上がろうとしたけれど。
どうにも、駄目で。
唯一あるものは、ずっとやって来た釣りしかなかった。
例え無理矢理でも、それを信じるしかなかった。

今もって振り返っても。
この、ヒラマサとの出会いは、それほど大きなものだったと信じて疑わない。
この日を境にして。
自身の中のギヤが変わる。
やっと、第二の故郷の南紀に。
黒潮に。
心が帰ったのだった。




「ワイルド桜」 もまた。
早春の潮風の中に花を咲かせていた。
いつかの日にか。
我が胸中の花も。
満開に咲かせてみせる。





それでは








My Tackles

Rod  MC Works RAGING BULL 100XR-1
Reel  DAIWA SALTIGA Z6500EXP with Z6500DogFight Spool
Line   OCEA EX8 PE #5
Leader NANODAX 150LB



再び青物を探す。

2016年 3月23日の日記








この日も南紀まで車を飛ばした。
何故にかは分からないが。
少し前にラインを飛ばされた場所にとは思わなかった。

ある程度、例年の 「時」 の傾向性を鑑みて磯を選ぶのだけど。
やはり、実際、磯に立ってみないと分からない。
そしてまた、計り知れない可能性が。
ここ、南紀の海にはあると思っている。
ま、コツコツ、現場へと通うのが何よりなのだろう。









ゆっくりしたいので、夜明けのかなり前から歩き出した。
しばらく来ていない磯だったが。
行けば、それなりに道を思い出す。
波の音はそれなりにある。
潮はどうだろうな?
まだ、真っ暗な磯でその時を待った。

やがて、夜が明けて来て。
大海原が眼前に広がって行く。
今日の海は、私にはなかなか良く見えた。
期待を込めてキャスト!


キャスト!!


キャスト!!!


キャスト!!!!


キャ、、キャスト!!!!!




うむ。
何もない。。。



















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それなりに、あの手この手と頑張ってみましたが。
ギブアップです。
少し沖には何かありそうですが。
見切りをつけて上がりました。
見たい景色があったので。







この春はいろいろとあったので。
乾いた心が潤いを求めていたのかも知れない。
ある時、ふと、思い出す景色があった。
あの桜はいつ咲くのだろうか?


「ワイルド桜」


自身が勝手にそう呼んでいる一本の桜がある。

名所や、街中で。
満開に咲き乱れるサクラを見ても。
勿論、美しいとは思うのだけど。
何故か親近感を感じない。

過酷な自然の中で。
決して、たくさんの花を咲かせる事はないけども。
懸命に生きる、その桜が見たかった。






しかし、残念ながら。
まだ、開花には幾分か早い様であった。
「もう少し先だな・・・」 と。
別の意味でも悟った自分がいた。


湿っぽくなっても仕方がない。
早春のこの時期に。
ここに来れている事が何よりなのだ。
そうして、しばしの間、散策してみることに。






















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当たり前ではあるが。
春はもう確実に来ているのだ。
また、来週も来よう。
それだけで良いさ。





それでは

















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