2013年08月

青い海へ

8月6日の日記











前回の釣りの帰りに見ました、
三重の青い海が忘れられなくて行ってみる事にしました。
真夏の三重の磯。
思えばあまり記憶にありません。
どんな経験が出来るか楽しみです。














スタートはいつもの様に好きなポッパーから開始した。
しかし、投げれど投げれど何も起こらない。
まだ、薄暗さの残る内は比較的に派手なもので探る事にした。
おとなしい動きの、ダイビングペンシル等はもっと後になってから使うつもりだ。
まだまだ時間はある。
ゆっくりと始めて行った。














ここの水深はしっかりとある。
投げる方向によっては浅く、深いところでは30メーター以上はあるだろうか。
全く魚が上ずる気配がない為、メインと考えて来たジグにスイッチする事にした。
一時間、もう一時間と集中して投げて行く。
あるところでは、しっかりと潮が効いている。
重く、絡みつく様な抵抗を感じ、今か今かとその時を待った。
しかし、それでもアタリは無い。
気分転換にとペンシルを投げると海面が割れた。































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朝から全くでしたので嬉しかったです。
かなり適当にドラグを決めていたのですが、その引きに危うく海に落ちそうになりました。
下に下にと潜る引きも強烈ですが、横方向に突っ走るその力もかなりのものです。
油断をしているとノサれますし、バランスを崩し転倒もしかねません。
後にかなり楽にラインが出る様にと合わせてみました。
同サイズのオスが数匹ヒットしましたが、とても安定してファイトする事が出来ました。
竿の角度で出る糸を制御したり、時にはスプールを掴んで押さえたりと。
恐れずに出す経験を増やせたらと思いました。































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磯は灼熱地獄と化して行きます。
この頃から、ある一つのサラシに謎のボイルが出る様になりました。
真横に列を組んだ、4~5匹の魚がきれいに並んで小魚を襲っているのです。
よくあります、船の周りを泳いでジャンプしたりする、イルカの様でもありました。
サイズは40センチに満たないものです。
何度も何度もそれは起りました。
おそらく、サラシに群れた魚を襲っているのは間違いありません。
一回につき、2~3回派手にやります。
そしてまたしばらくの間沈黙する。
まるで、ベイトがまたそこに溜まるのを待っているかのごとく。
いったい、それをどこから窺っているのでしょう。
規則性を持った捕食。
とても興味深い光景でした。















やがて時は流れ、沖から凄い勢いで潮がさして来る。
変化はチャンスとばかりにプラグを連射して行った。
しかし、不思議な事にシイラさえもヒットしない。
海中はどうかとジグに換えて様子を見る。
激流とまでは行かないものの、やはり海中の潮の効きは強かった。
かなりの抵抗を感じつつ、ゆっくりとしたワンピッチを繰り返す。
パンパンパンと全く同じ動作を続けていて、ふいにスコーン!っと抜けた。
来た!!
そう思い、短い距離でのパニックアクションを刻む。
しかし、それ以上が無い。
何度も通していたラインであるし、その様な抜ける感覚の原因が思いつかなかった。
あの感じ・・・魚であるならばきっと良いサイズであったろう。
残念ながらそれ以降は何も起きる事は無かった。









帰りに底物師と話していて教えて下さった。

「底から、仕掛けを巻き上げて来たら、でっかい青物が追いかけてきて鉛に喰いついて来た!」
「二回も同じ事があったぞ! ガバっと凄い音を立てていたわ」


その方は地方の磯にいらっしゃった様である。
おそらく、常連のベテランさん故にオーバーさは微塵も感じられない口ぶりであった。
デカイ奴がいる。
ここにもまた夢があるのだ!






それでは



定例の釣り

7月31日の日記










釣行当時の事です。
黒潮はずっと遠ざかっていました。
おそらく、この潮の影響はとても大きいと思います。
特に普段から黒潮がよく当たるエリアでは、歴然とした差が出ると今まで自身は考えて来ました。

しかし、遠くにあっても、磯にはちゃんと青物がいました。
私には釣れてはいませんが、何度もその姿を目にしています。


何故かは私には分かりません。
関係無いとも言えないし、黒潮の接近が絶対条件でも無いのでしょう。
ベイト達の動向も重要ですし、流れや魚が好む地形などもあると思います。

ともかく、ちゃんと魚はそこに居るのです。
増々、海が分からなくなってきて楽しいですね。






その様な事もあり、特に、何も深読みせずに釣りに行ってみる事にしました。
昨日は良くても今日はサッパリ!
そんな事も多々ありますし。
行ってみるしかありません。















現場到着は午前4時前であった。
思いの外、沖からの風が強い。
予報とは違い、南風が吹いている。
車のエンジンを止めると、海岸にうちつける波の音が轟いていた。
はたして、無事に目標の場所に立てるのか。
月明かりの無い中では黒い海しか見えなかった。









やがて、陽が昇り、船はゆっくりと進みだす。
ここからではまだ見えない。
見慣れた磯を一つ、また一つと通り過ぎて行く。
景色がひらけたところで船が止まった。
船頭が波を見る為である。
10秒、20秒。
途端に大きな波が盛り上がって磯を覆い隠す。
無理だ。
うねりがある。
仕方なく、第二希望の磯へと渡る事となった。














準備をしながらゆっくりと海を見て行く。
ここであるならば、いっそもっと波が欲しい。
サラシが大きく広がる程に。
そうすれば、何かが起こるかもしれない。
それを自身は知っている。
しかし、現実にはそうではない。











頭を切り替え、現実的なアプローチで探って行く。
しかし、投げれど投げれど、魚の姿を見る事は無かった。
時折、大きく水面をかき回す様にする。
途端にどこからともなく、シイラがすっ飛んで来てルアーを弾き飛ばすのだった。
それ以外には何も無い。

いつもは沢山いるはずの、ダツ、オキザヨリの反応も皆無である。
もしかすると、それはこの潮に関係が深いのかも知れないと思った。
見えているベイトも居ない。
底付近にいるかもとジグでも様子をみる。
しかし、全く何も無いまま時間だけが過ぎて行った。













いつの間にか吹いていた風も穏やかになる。
大粒の汗が額から零れ落ちる。
照りつける太陽がジリジリと磯を焦がして行った。
猛暑である。

釣りの手を休め、頻繁にジャケットのペットボトルに手が伸びる。
何をしていても、また、何もしていなくとも喉が渇くのだ。
瞬く間にペットボトルは空となって行く。
唯一の望み。
それは弁当船での磯がわり。
波よ、うねりよ、もう少し落ちてくれと呟く様に祈るのだった。

















願いが届いたのか、波飛沫を見る回数はだんだんと減って行った。
目をふさぎ横になって休む。
うとうとと意識が遠ざかる中、聞きなれた音が聞こえた様な気がした。

はっとして起き上がると、すぐそこまで船は来ていた。
移動したい事を船頭に告げる。
潮が満ちて来るまでの僅かだが、それでも乗るか?
船頭はそうおっしゃった。
何の躊躇もなかった。
お願いしますと一言、飛び降りる勢いで船へと移った。



































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トップを引けば群がって来ました。
ミノーならば、かなり反応は悪くなります。
掛けたくないからこその選択でした。

それでも、しばしばヒットはあります。
潮位が低く、ズリ上げる事もままならず。
ギャフを入れる事になってしまいました。















その後、海の様子が変わり、大型のシイラは姿を消して行った。
60~70センチ台のペンペンのチェイスも激減する。
他の魚からの反応は全く無い。
再び、直立ペンシルに換えてみたが、追っては来るものの全く勢いは無かった。
シイラを釣りたいからではないが、ここで、最近、あまりやってなかった事を試してみる。
巷では、スキッピングなどと呼ばれているそれである。





使用したルアーのサイズは、前途した直立ペンシルとそう変わらないものだった。
やるならば派手にやろう。

6.2:1
ハンドル一回転当たり、142センチで巻き殴ってやる。



するとどうだろう!
何度も何度も海面が爆発して行く。
反応しているのは、大小のシイラ達であった。
今まで、ヤル気無くフラフラしていた奴らの目の色が変わったのだ。
たまたま、この時の海、魚達の気持ちにハマったのかも知れない。
僅かな違いで変わる。
改めて肝に銘じた瞬間であった。
















残念ながら、船頭の読み通りであった。
次第に波は上がり、終わりには常に波を被る状態となってしまう。
ここで納竿。
今日も本命には出会えなかった。

























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帰り道での事。
ふと浜を見ると、波打ち際から僅かな所で大きなナブラが出ていたのです。
磯の道具しか持っていないものですから(笑)
そのままダッシュしましたよ。
案の定、着いた頃には静かな海に戻っていましたけど。






でも、何と言いますか。
海の色がとても綺麗でした。
夏らしい青く澄んだ海。
やっぱり、私はそんな海が好きですね。
次への期待を胸にひた走るのでした。



それでは











自分なりに探している事

7月24日の日記









私はよく知らないのですが。
ルアー釣りの世界には 「パターン」 というのがあるそうなんです。
特に、海のルアー釣りですと、シーバスや流行のアジ釣りなどが顕著だそうです。
どうやら、その時々、魚が夢中になっている餌に由来するそうです。









気持ちの赴くままに磯の釣りをして来まして。
何も分からない海が殆どではありました。
時には、魚が居て、釣れそうで釣れない海も多々あったと思います。
単純に運が無かったとか、どこか何かがズレていてダメだった事もあるでしょう。
たまには釣れる。
私にはそんな毎日であると思っています。










それでも釣りを重ねていますと。
嗚呼、今日は何を食べているのだなあと知る時が来ます。
上手な方々や先輩などは、しっかりとそれらに沿って釣りをされてみえます。
そして、羨む様な釣果、夢を叶えていらっしゃるのです。












磯の青物の釣りですと、三重や南紀では以下の様な餌が主流かもしれません。
キビナゴ、カタクチ、ウルメ、トウゴロウ、カマス。
時にはアジもそうでしょうし、稚アユ、アオリやアカイカ、グレなどもあると思います。
そして、トビやダツ、シイラも餌でしょう。
一年を通じて、ショアに近づく理由はこの他にもあるのだと思います。
磯に立つそれぞれが、各々得意な適応性を持ってみえる事でしょう。














「ローカル」 と遠征組が呼ぶ、海に造詣が深い方々。
長く、極めてみえる諸先輩方。
オフショアも親しんでみえる方々。



おそらく、私が発想する事など、もう既に試され結果を出されてみえる事でしょう。
私が知らないだけで、それは当たり前であり、彼らのセオリーなのだと思います。
人に教えてもらったり、ネットを紐解けば・・・。
もしかしたら、求めている答えは分かるかもしれませんね。
ずっと近道でしょうね。





ですが、私は間違いなく困ったヒトの様です。
誰でも知っている事を再確認して、やったー!!と喜ぶ人間かと思います。
独り相撲上等なのですね。













今回の釣行は私の一番好きな、カンパチを狙ってのものとなりました。
思い返せば、約二年ごしのチャレンジとなります。

そろそろかな?

やっぱりと言ってはなんですが 「釣果」 以外の情報をキャッチする事が出来ました。
ならば、夢中になっている餌は、アイツとアイツに違いはないでしょう。
言っても、お金も時間も限られてはいます。
準備は50パーセントでしょうか。
それも、我が妄想の準備に他ならない。
知る限り(狭い!!)、私以外で狙ってる話は聞いた事が無いのですから。
















長々と言うのは止めておきたいと思います。
暑さ対策にですね。
最近、磯でよく見るウエアを真似てみました。
ピッチリとしたシャツに半ズボンとピッチリタイツ。
調べる気もないので、見よう見まねでショップで買いました。
これが実に間違いでしたね!
余計な汗をかいて、未明からノックアウトでした。
どうやら、磯サウナスーツとなってしまった様です。










まだ暗い内の出来事。
何も無い海に、カンフル剤のポッパーでキメます。
半ば予想通りにボイル発生!
薄暗くてよく見えませんが、メジロにしてはやけに体高もあって黒い魚が襲い始めました。
5キロ?6キロ?
ボゴッという捕食音は40メーター程先からも鮮烈に聞こえてきます。





不利なのは分かっていますが、ルアー交換の余地などある訳が無い!!
ポッパーのまま追わせて喰わせないとならない状況となりました。
結果、今にも水面を割るかのごとくの背びれ。
狂おしく身をよじる鼓動が水面になびくのでした。
すんでの所で見切られる。
これが最近のジレンマなのです。












たまたま?、沸いたそれが狙いでは無いのは当然でした。
パターンというならば、そんな浅いものではないのです。
深い深い見えない大海の一部の出来事。

殆どが遠巻きに見ている時間を、いかにしてその一瞬を絞るのか!?
奴らの気持ちなど、潮の動きだけで計られますか?という事。


ただ、それに見合う為に呼吸を整える事なのでしょうかね。
残念ながら、暑さに負けて投げ続け、冷静に休憩を挟む事はままなりませんでした。
持ってきた、約4リッターの水分は終わりまでもつ事は無かったのです。























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自分なりの明確なすみ分けですね。
未だ結果には遠いですが。
ともかく、脱水症状と不眠熱中症が手招きするのです。











全ては妄想なのでしょうね。
暑い夏の夢物語。

それが無いなら、私は釣りなど止めるかな。







それでは

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