2015年11月

何となくの釣り

8月27日の日記









前回の釣行後、数日して。
朝起きると、右肩に違和感を感じる。
何べんか、腕を上げ下げしていると。
ついには、痛くて、動かせなくなってしまった。

自宅で療養していると、今度は、猛烈な腰の痛みに悶絶する。
過去最強のギックリに焦り、そのまま、這ってベットへ。
翌日、病院へと行き、そこから何日もの間。
まっすぐ立てない状態で日々を過ごしたのだった。
当然、仕事に行くのがやっとの状態。
長い間、釣りを我慢するしかなかった。








やっとの事で、行く気になったのがこの日である。
いつものパーキングへと着き、真夜中ではあるが海を眺めに歩いた。
もちろん、それなりに天気予報などは見て来たつもり。

しかし、闇の中に映し出される波は、まったく違うものであった。
たまにだが、予報とは全然違う海がある。
何で!? 何故!? っと困惑するが、どうしようもなく在るのだ。
この夜もそうで、磯への道筋には。
自身の背丈の二倍はありそうな波があがっていた。
波を被るなんてものではない。
叩き落されるか、さらわれるか、そんな感じである。
まぁ良いか・・・。
じたばたしても始まらないし。
眠たいから寝よう。
そう思った。








目を覚ましたのは、それから、約二時間の後であった。
やはり、波は落ちていない為。
立てそうな場所へと移動する。
しかし、その方面にはもうすでに。
ヘッドライトの灯りがチカチカと動いて見えた。
結構、人は多く出ている感じであり。
およそ、立てそうな磯に集中しているのだろう。
他も回ったが、パーキングスペースには何台かの車がある。
明るくなって来た頃、ようやく、誰も居ない磯を見つけて下りた。








どうやら、ここは、よく分からない波は届かない様だ。
拍子抜けするほどの、平らな海が広がっている。
道中はかなり注意を要する。
どうにも、ここへ来ると。
私はまともに歩けない。
数か所の難所を必死で掻い潜り、やっとの思いで先端へと着いた。



まず、海を見て溜息が出る。
嗚呼、なんて、げんなりする水色をしているのか・・・。
潮もただ流れている感じだし。
普段は賑やかな、浅瀬にも魚達の姿も無かった。



それでも、久々という事も手伝って。
水面が炸裂するシーンを想像し、キャストを繰り返して行く。
何度も、何度も、妄想を膨らませてアタックするも。
何も無く、帰るルアーを見ると、その妄想はどんどんと縮んで行った。
最期には投げる気力さえ無くなり、腰掛けて携帯を触る。
友人には、ただ一言。
「撃沈」 と・・・。
再び、危険な道筋を帰って終わった。










あちこちと車を走らせてみるが。
下りたいと思う気持ちにはなれなかった。
やがて、三重まで帰って来て。
遠くの磯に目を凝らす。
なんて、青い海なのかと。
溜息が出た。





何か所かで海を見て帰宅。



こんな事がよくあるから。
また、釣りに行きたくなる。








それでは















暑すぎる夏のひと時

8月4日、5日の日記









何で、8月の日記を、11月に書いているかというね・・・。
何だか、気忙しいのと。
呑む時間が欲しいから。
休みは釣りに夢中となり・・・
日々は現実が。
ともあれ、ずっと書いて来ましたので。
遠く、さかのぼって。
書いておきます。
今年中には、何とか、今の自分に追いつきたいです。


では、夏の思い出にワープしましょう。












初日は、KN氏との釣行となった。
毎日、あれやー、これやー、っと言いながら。
南紀の海に想いをはせていたのである。
下りたい磯があったが、早い時間から先客の車がある。
それではと、超人気の磯へと心は揺らいだ。





何というか、一般的には、釣れていないからすいているだろうと。
そんな気持ちでハンドルをきった。
午前二時、まぁ、そこそこの時間ではあるが・・・。
やっぱり、誰も居ない。
ゆっくりと用意をして、どんくさく磯へと歩んで行く。
やっぱり、磯に着けば誰も居なくて。
だべったり、寝転んだりして朝を待った。








良い時間が来て、二人して、気合い満々でキャストを繰り返す。
もともとが、釣れるとは思っていない。
別に情報が無くても。
人が居なくても。
むしろ、有り難いなとしか思えない。
ただ、夢をみて。
僅かな、可能性だけを信じて釣りに来ている。
ともかく、今、目の前の海に。
たとえ、少しでも。
合わせられる様な釣りをしてみたいだけなのだ。
よって、鈍感な自身は、2~3キャストで、攻め手を交換して行った。
やっぱり、魚の気配は無い事は無いのだが。
未熟ゆえに、バイトを得られない感じであった。
悔しいが、ルアーを自然に合わせられないのだから仕方がない。











しっかりと陽が昇り、灼熱と化して尚、頑張ったのであるが。
40+の身体にはとてもこたえる・・・。
もう、冷たいってことしか考える事が出来ずに。
二人の脳は清流へと羽ばたいて行った。
休むことなく、磯を駆け廻り。
山を登り。
汗だくとなって、車に飛び込む。
KN氏はストイックすぎる!!
彼の車はすこぶる快適なのであるが。
わざと窓を閉め切り、エアコンを切った・・・。
おそらく、50度にせまるその車内に飛び乗り。
パラダイスへの約20分を走り切ったのである。
向かったのは、美しい、古座の川である。
駐車スペースに着き、車を降りた彼は。
神々しい表情をうかべていた。
磯の装備のまま、心の赴くままに清流にダイブ!!
至極の時である。














天然の冷気を貪った我々は。
磯の傍で、とても量のある、天麩羅丼ぶりを貪った。
私は何か物足らず、赤身のバーガーにまで手を出していたそうである。
狂おしい程の暑さの中で、磯に立っている人間は皆無であった。
もう、馬鹿かアホしかって思いながらも。
海は分からん!!!って本気になる。
いや、我々は死ぬほど暑いんだが、、、
魚はどう思っているかは分からん!!!




それで、、、好きな磯へとゲップしながら下りてみた。












もうね・・・。



あまりに磯がヒートしていましてね。
本当、腰掛けると、おいどを火傷してしまいそうでしたよ。
特筆すべきは、シイラさんが全く無かった事!!!

本当、今年の海はまったく分かりません。


しばらくすると、上半身真っ裸のマッスルな方が上にいらっしゃった。
相当良い肉体の上にはライジャケオンリー!
そのお顔はハーフのセレブリティーさながらである。
暑さで自身は朦朧として、まったくよく分からないが。
どうやら、KN氏とは数度の面識があるようであった。
その彼に釣り座を譲り、我々はパラダイスへと直行であった。
朝のポイントには、おそらく、エキスパートなグループのバーベーキューが開催されている。
白い目を気にせず、我々は美しい流れにダイブ!!
その、パーティーの女子が半端ない!!!!
二つの瀬の頂点の間には、深く、派手なスリットが映し出されていた。
いったい、何センチのランカーなのだろうか!!
おそらく、自身の青物の記録は塗り替えられるだろう。
それが、ゆさゆさと、身を振るうのである・・・。




より、暑くなったのか、清流で体温を戻したのか。
何やら、硬くなりながら、その地を後にした。
KN氏とは、熊野の食堂でお別れである。
明日は久々に、T氏、Y氏との釣行だ。
それも、自身初の船キハダである!



















朝から、一生懸命に用意をして。
慣れない船に乗ったのであった。
うーん、どこにも、それらしき姿は見当たらない。
とんでもない、方面まで船は進んで行った。
何も無いから、もう、ウトウトしているしかなくなった。
あぁ、もし、ジギングとかさせてくれるなら・・・。
楽しそうな雰囲気の場所はいっぱいあったのである。








どうしようもなくなって。
しかたなしに、パヤオ!?みたいなとこに来た。
着くなり、キレッキレの船頭がナゲロやー!!!って。
もう、ウネリも波も風もまったく無視である。
やっている最中にも船は流れ、船首はパヤオ?に触れそうであった。
知らんが、ヤルキが失せた。










その後、地元に帰ってきて、鳥山ら、流木ら撃たせられたけど。
こちらの違和感とか、まるで感じてはもらえない。
ガンガン、怒鳴られながらの釣り。



嬉しかったのは、T氏が愛するルアーでビッグワンを仕留められた事。



そして、Y氏、ご友人の方にヒットがあった事かな。








自身は無理やりに釣らされた感じで。
いっそ、バレて欲しかったです。












大好きな先輩方との釣りだったのに。

気分は最下層。



悲しかったな。





あそこはもう、二度と乗らない。












それでは










20150805_185323






































20150805_185058


























洗っていて、溜息がでましたよ・・・・。















  • ライブドアブログ