2017年01月

耐久Fishing

2016年 5月18日、19日の日記





今回は、久々となる、KN氏との釣りである。
この時、氏は、膝の痛みを抱えてみえた。
彼は、私と同じ、49年生まれ。
現在に至るまで、けっこう、冒険の数々に体を酷使してきている。
40を越えれば、やっぱり、それなりにガタが来るものなのだろう。
気持ちだけで向かう事もしばしばある。
それが楽しいから、まあ、仕方ないのかな。






とはいえ、友人の不調はとても心配ではある。
幸いにも、私は肥満であるとか、運動不足であるとかだけであった。
とりあえず、様子見にと。
比較的、負担の少ない、渡船を利用してみる事にした。
















1463922847931












ルアーと底物をやってみたい事を船頭にお伝えした。
上げて頂いたのは、以前にも、KN氏と渡った場所である。
お客さんが少ないので、ルアーは広範囲に投げてみる事が出来た。
薄暗い時間帯は、いかにもな雰囲気が漂っていたが。
日が昇ると厳しい感じへと・・・。
自身は腰を据えて、底物をやってみる事にする。



















小笠原イレブンによるフルキャスト。
30センチほどのムロアジを餌に投入した。
やっぱり、全然、飛んでいない。




結局、ここでは、終わりの時間を待たずして納竿する事になる。
使用したエサは約10本ほど。
それも、その殆どを撒き餌として。
しかし、クーラーボックスの中には、まだ、50本ほどの残りがあった。
そこで、これからどうするかを、KN氏と相談する。
「やっぱり、夜釣りがいいんでしょ!?」 と氏。
確かに、二人なら、おばけは怖くない。
そこで、マズメに青物を狙い。
日の暮れからは底物をと。
贅沢プランで行く事になった。



しかし、問題は荷物の多さである。
否、重さというべきだろうか。
バッカンは道具や食料、飲料水で満タンだ。
そして、発砲には冷凍ムロアジがざっと50本。
しゃがんで背負子を背負ったが、予想以上に重く立ち上がる事が出来ない(笑)
歯をくいしばり、やっと立ってはみたものの。
前かがみになっていないと、後ろ向きに倒れてしまいそうである。
マジか!!っと思いながら山道を下りて行く。
急な段差を越えて行く度に。
ドスン、ドスンと暴れる始末。
だんだんとズレてきて、腰骨を強く圧迫して来る様になった。
あまりに痛いので、岩の上に置いて振り返ってみる。
なんと、背負子のパイプがグニャリとひん曲がっているではないか。
それからが、もう、歩きにくい事歩きにくい事。
ふらつくし、落ちそうになるし、あわや、オスアンカーで串刺しになるところであった。
本当、良い勉強になった。





歩くのに必死で気づかなかったが。
いつの間にか、とても強い風が出て来た様であった。
所謂、釣り師が言うところの爆風である。
そんな中、いつもの場所には大勢のアングラーが竿を振ってみえた。
どこにも、入らせて頂くスペースは無い。
荷物を置いて、しばらく、周囲を見て回った。
幸いにも、足場の高い、少し入ったところが空いている。
釣りをしていた年配の方がこちらに気づき。
空いている内にそこへ入れと、盛んに指さして勧めて下さった。
他にも人は来そうではあったが、こうして、無事に釣座に立つ事が出来た。







必死になって荷物を運び終え、早々にルアーの準備をして行く。
爆風がキャストする前方、真正面から吹き付けている。
ザブザブと波が立ち、砕けた散った潮が舞い上がっていた。
立ち位置から海面までは、かなりの高さがある。
今日もやっぱり、自身のスペシャルが出番の様である。
この状況でも飛ばす事が出来て、瀬際までしっかりと引く事が出来るもの。
迷いなく、ルアーケースから取り出して結ぶ。


だいたい、KN氏と同時に釣りをスタートした。
何度かキャストして確かめながら。
自身は一点を集中して狙う様になる。
おそらく、魚だったら、ここで喰うのではないか?
分からないが、信じて粘ってみる。
ふいに、ガツンっと当たった。
強烈なバイトだったが、弾いてしまった様だ。
次の瞬間、下の方から群れをなして喰いあげて来た。
もう、凄い形相をしたメジロたちが、入れ替わり立ち代わりで襲ってくる。
よく見ると、奴らは軽く、口先でついばむ様にしてアタックしているのだ。
フックが邪魔をすると、頭を振って強引に振り払って消えて行く。
もう、こうなると、カァーっと頭は真っ白になって行く。
何をすれば、ガッツリと丸飲みするのだ!といわんばかりに。
左右の手を動かし続けた。
やっと、会心のヒットを得てランディング。
やっぱり、強引に抜き上げるしか能のない自身である。
足下はもうメジロだらけ。
冷静になれる訳がない。





















13263938_702201286586421_2239994018222379833_n
















バン!!っと乾いた音と共に。
顔の真横で何かが爆発した感じがした。
目から頬にかけ、痺れる様な感覚があり、次第に痛みへと変わって行く。
一瞬、何が起きたか分からなかったが。
前を向いて明らかとなった。
抜き上げの際、我を忘れてロッドを立てすぎていたのだろう。
KN氏の方を向くと、自身の片目の白い部が真っ赤に染まっているという。
あわやのところで免れた様だった。
手に入れてからずっと、一度も折った事がなかったこの竿。
不注意で本当に申し訳がない。







KN氏もメジロの群れに襲われていた。
より良くと、ローテーションした結果。
自身と同じルアーにたどり着いた模様である。
一段と太い魚を掛けた氏。
ギャフを持って、アシストに回ったのだけど。
ギリギリ魚まで届かないし、シャフトが大きく曲がって貫く事が出来ない。
氏は、ズリ上げようと試みたが、ふいに暴れてブレイクしてしまった。
誠に残念である。




















1463922899033





































何度かこの状態でも掛ける事は出来たのだけど。
ランディングしようとすると全てバレてしまった。
やがて、私たちの前から魚は姿を消し。
何もなかった海が帰ってくる。















1463922874142


































1463922876793
















二人で二本づつ、嬉しい釣果を得る事が叶った。
バイト、ヒットは数知れず。
至極、ショートバイト、甘噛みの連発であった。
魚は何か不自然に思っているのだろうか?
どうすれば、もっと、本気にさせれるのだろうかと。
しばらく、考える事になる。



















1463922893054
















魚を何度もきれいに洗う氏の姿。
頂いた命に感謝し、凍ったムロアジを抱かせて丁寧にクーラーへと寝かせた。








日が沈み、いよいよ、夜の釣りへと移行する。
KN氏はしばしの休憩の様だ。
慣れない闇の磯で、自身は必死になって釣りをした。
ただ、投げて、アタリを待つという事が。
とても、難しいのである。
道具はとても大きく、そして、重い。
糸も太い。
深い水深、速く強い潮。
投点が僅かにズレるだけで。
まったく落ち着かず、根掛かりしてしまう。
そして、餌盗りの猛攻。


氏が、いったん、車へと戻り。
スーパーにて、食料と少しのアルコールを買って来てくれた。
今夜はここで磯泊まり。
ささやかな食事と美しい夜空。
何とも言えない夜が更けて行った。




いつの間にか、疲れて寝ていた自身だったが。
KN氏の声で目を覚ました。
そういえば、食事後、氏も石鯛道具で彼の魚を狙っていたっけ。
眠気眼をこすって目を開けると・・・。
そこにあったのは。
エ、エイリアン


























1463922901152





































びっくりするっちゅうねん!!

寝ぼけて、私が何とかこうとか言っている間に。
ポチャンっと海へと帰してあげていた。



再び、釣りを再開する私。
氏は就寝タイム。
結局、朝までに、ほぼ50本全部の餌を使い果たす。
らしいアタリは皆無。
とりあえず、やりきった。





やがて、夜が明けて、自身はルアーへと。
KN氏はフカセで青物狙い。
二度、三度、バイトはあったが。
掛けるまでにはいたらなかった。
殆ど眠らず、過酷な過酷な耐久フィッシングであった。
楽しかった~






それでは










時化の磯

2016年 5月11日の日記







GWに行ったばかりだし、今週は一日しか休みが無いし。
今回は家にいるかなぁ~どうしようかな~
そんな事を思いながらいると、W氏からのLINEが鳴った。
「明日、久々に皆で行こうと思いますが、ご一緒にどうですか?」

行ったら、絶対、楽しいに違いない!
今回はちょっと遠いけど。
頑張って行く事にしました(笑)
相変わらず、寝不足である。








天気予報を見ると、明日は荒れ模様の様子であった。
ま、それも現地へ行ってみないと分からない。
ダメな時は潔く、ドライヴと割り切る事である。
とにもかくにも、用意をして南紀特急を走らせる。
今夜も眠たい。
あー眠たい!!と大声を出しながら運転する。
時折、本気の張り手で自らの頬を打つ。
それでも、目がひっくり返って来るから。
車を停めて目を覚ます。
やっと、いつものパーキングに到着。
近くの海は轟々と唸っている。
無理かな~
とりあえず、寝ようZZZ





設定してあった、目覚ましのアラームで起きる事は出来なかった。
W氏に起こされて目が覚めたのである。
すみません。

本日のメンバーはW氏、M氏、IGK氏と自身。
とても、お久しぶりであった。
轟々いう海を後ろに、しばしの作戦会議。
自身はまだ寝ぼけている。
予報を見ると、雨、南の強風、波高4メートル。
これに近い状況は、以前、W氏とTaka氏との釣行で経験している。
おそらく、何とか立てるでしょうか。
そんな感じで、とりあえず行ってみる事にする。










磯に下りると、やはり、波は相当ある様だ。
いつものルートは水没、もしくは波がぶち当たって通れない。
登ったり、下りたり、何とかそれなりに進み到着した。
磯はまだ真っ暗だ。
頂上付近に小さくまとまり、皆で身動きもせず待機する。
ともかく、明るくなって、見える様にならないと怖い。
結構な雨が叩きつけるし、生暖かい風が沖から吹き付けてくる。
波が磯を叩きつける度に、ドゴーンっと地鳴りの様な音を立てている。


やがて、薄明るくなって、皆で海を見て結論を出す事にした。
即時、退却との判断の可能性もあった。
あまり、誰も口を開かず、真剣に海を眺めた。
経験の長い先輩方でさえ、恐怖を感じる海だったのは間違いないだろう。
半ば諦めかけていた。
すると、僅かの間に、ふいに雨足が弱まったのである。
それに伴い、風も少し和らいだ気がした。
不思議だが、少し、海が変わりつつあった。
また、明るくなるにしたがって、より、落ち着いて見る事も出来たのである。
結果、釣りをやってみるとの事に。
各自、足場は慎重に選んだ。
さて、行くか!という段になって。
とんでもない一発が来る。
ドバーっと波を被った。
面食らったが、より、気持ちも引き締まった。
行くぞ!










私の釣り座はてっぺんである。
M氏がほど近い左側に。
W氏とIGK氏は、自身より一段下のスペースに立った。
まず、魚からの反応を捉えたのはW氏である。
瀬際を、何度か丁寧にトレースしていて出て来たらしい。

非常に高い足場であり、強風が正面から吹いている。
波のアップダウンも大きく、波が立つ向こうへはルアーは届かない。
二~三個のトップをすぐに見切った。
ま、自身には泳がせられないのがすぐに分かる。
魚は居るし、どうやったら、ルアーを泳がせられるか。
私はそれだけを考える様にした。























FB_IMG_1484322816066

















ルアーを交換する際、ちょっとシャッターを切ってみる。
ヘルメット姿はW氏である。
ガチかと思ったら、ウケると思ってとの本人の談であった。
ちょっと、恰好イイと思っていた私である。
御覧の通りの波であるが。
僅かに、波が来ない所を選ばれて立ってみえた。











どうすれば、ルアーを泳がせ、アピールする事が出来るか?
やっと、それを見出す。
打ち砕ける波の中、何度かに一回、大きく足下から沖へ引く流れが生まれるスポットがあった。
その流れの中にルアーを置く。
リトリーブはしない。
流れに身を委ねて、一点に置く感じである。
二度、三度と重ね、ふいにドン!っと来た。
速い潮流に乗り、よく引く。
時化の青物、たまらない!!





















1484148813354













W氏が自身のファイトを撮ってくれていました。
滅多に釣りをする自分の姿を見る事はありません。
レイジングがきれいに曲がっていて。
ちょっと嬉しかったです。
この後、無理矢理に魚を抜きました。
かなり高くて、大変でした。






















1484148802238




































なんか、蜂蜜を持ったプーさんに見えます。
白子をまき散らすので、顔が引きつってしまっています。
とにもかくにも、やったね!でございます。













W氏も一本獲った様である。
テンションが上がり切っているので。
この辺の時系列はまったくよく覚えていない。
ともかく、波が強くて。
ヒットしても、際に近づく事が出来ない。
ギャフを持って、アシストに入るのも危険であった。
強引に、クレーンの様に上げるしかないのである。
真っ白なサラシの中に。
群がって襲ってくるグレーの魚体。
それを見ると興奮しハイになる。
叫び、咆哮する。
たまらない瞬間に感謝。





















FB_IMG_1484322829730




































FB_IMG_1484322833880

















雄と雌を釣らせて頂きました。
あます事なく、おいしく頂きました。
有難うございました。











帰り道。
なまった体の私には二本のメジロはとても重かった。
フラフラして、迂回ルートをうまく越えれず。
メンバーにとても迷惑をかけてしまう事に。
荷物を持ってもらったり、何度も立ち止まって頂くことになった。
この場をお借りして、お礼とお詫びを申し上げます。







急であったが、誘って頂いて本当に楽しかった。
やっぱり、BCの先輩方との釣りは最高である。
2017年、また、機会があれば是非ともご一緒させて下さい。




それでは






My Tackles


Rod   MC Works RAGING BULL 100XF-1
Reel  DAIWA SALTIGA EXPEDITION 5500H
Line   SHIMANO OCEA EX8  #5
Leader   Prosele nanodaX  130lb













2016GW釣行

2016年 5月1日、2日、3日の日記








相も変わらず、毎週の様に釣りに行っているのだけども。
やっぱり、まとまった連休というのは、心躍るものである。
私の場合、それは長くても三連休なのだが。
僅かに、一日多いだけでも何か気分が違う。

今回もまた、GWにその連休を頂ける事になった。
本当は何もない平日に欲しいのだけど。
世間並に浮かれ気分で行ってみるのも悪くはない。
たまには、旅行気分でのんびりも良い。







初日

いつもより少し早く家を出たのだが。
やはり、真夜中でもけっこうな車が走っている。
少し仮眠できる余裕を見ていたが。
結局、小渋滞などでその時間は無くなった。
釣り人も多い事だしと、少し早めに磯に下りる事にする。


歩いて行くと、どんどんと波の音が大きくなっていった。
おそらく、風向きの関係で、駐車スペースからはあまり聞こえなかったのだろう。
ヤバイかも知れないなぁ。
ここは、磯が低く、少し荒れるだけでNGとなる。
大丈夫な方もいらっしゃるだろうが、波を被りながらの釣りは辛い。
更に進んで行くと波飛沫が舞いだした。
まるで、霧がごとく、ベットリと頬に粘りつく。
増々、これはアカンなと思って来る。


少し歩を進め、驚いて立ち止まってしまった。
なんと、真っ暗な磯に、一人女の子が座っているではないか!
釣りの恰好をしているし、ちゃんと足もあったから我慢できたけど。
白のワンピース姿とかだったら、気絶していたかもしれない。
ご挨拶をすると、少し後ろでもう一人の方が寝てみえるらしかった。
狙いは青物、スズキですとおっしゃられる。
しかし、そこから先端部を見てダメだと悟った。
暗い海が磯を飲み込んでいるのだ。
残念だが退却である。
やられるなら、十二分に気をつけて下さいとその場を後にした。




仕切り直しで向かったのは、最近、通っている場所。
今日も人はいなく、落ち着いて下りる事が出来た。
こちらは波はそうでもないのだけど。
西からの風が強烈である。
立っていると、時折、風でよろける程。
なるべく、風に強く、潮絡みの良いルアーでスタートする。
しかし、全然飛ばないし、水面をゆっくりと滑走するばかりだ。
ここは、足場もそれなりに高いし。
右方面からの強風が、ラインを大きく左上へと持ち上げてしまう。
必死でリールのハンドルを回すのだけど。
その、糸フケのスピードに追い付かないのである。
そして、風がラインを引っ張って、ルアーが滑走して戻って来るのだ。


最近、自身のルアーケースの中は。
「やりにくい時に何とか使える」 様なルアーが増えた。
無論、やりやすい時に頼りになるルアーも持ってはいるのだけど。
風だとか、波だとか、潮流だとか。
厳しい環境にうまく対応する事が出来ず、釣りにならない事がとても多い。
上手な方であれば、それでも、うまく操作してバイトを得られるのだろう。
しかし、私にはそんな技量は無い。
よって、「何とか使える」 そんなスペシャルをいくつかはケースに忍ばせている。
最高のパフォーマンスではなくとも、とりあえずは釣りになる。
それらを探すのには、とても時間がかかった。


話がそれてしまったが。
その後の展開に地団駄を踏むことになる。
結局、手持ちのルアーでうまくやれるものは一つ。
何とか必死で操作して、かろうじて、風が緩んだり、潮がうまく流れたり。
そんな時だけ、ギリギリ、ルアーは泳いでくれる。
そんなタイミングが来ると、黒いデカイのがどこからともなく追っかけて来て。
ルアーのお尻まで鼻先を寄せて迫る。
あと、一歩が泳ぎ切れないルアー。
それが無いから、魚は業を煮やして帰ってしまう。
何度かそんな光景が眼下に映し出された。
魚は本気なのに、どうしても釣り切れない。
悔しくて仕方がなかった。






磯から上がり、町中まで行ってゆっくりする。
食料を買うついでに、鮮魚売り場を覗いてみた。
幸運にも、良い鮮魚が並んでいて。
何パックか購入。
更に、エサ屋さんでも冷凍餌を手に入れる。
エサのストックは充分なものになった。
仮眠し、少しゴロゴロして、磯に下りてみる事に。
怖いけど、今日はちょっと夜釣りをしてみよう。
























1484148459921




























資金が無く、知識も無く。
当時、何とかカタチにした道具である。

中途半端な道具では危険。
諸先輩にありがたいご忠告を頂いたのだけど。
ともかく、まずは自身で体験してみないと。
無い頭で真剣に考え、仕掛けには弱いところをいくつか作った。
ピトンの限界も見てみたい。






とはいえ、右も左も分からない釣りである。

今日のエサは新鮮なトビウオ。
30センチくらいのサイズを、35号の針に刺した。
岩が邪魔をして、大きく振りかぶれないが。
渾身の力でフルキャスト!
しかし、5メートルも飛んでない(笑)
そして、ぶっといナイロンラインはぐしゃぐしゃに。
ほどいて、何とか底取りして。
一段、ちょっと上がった所にエサを置いてみる。

少し離れた所に石物師がお二人。
ここ、クエ釣れるんですか!?と話しかけてみえた。
素直に 「わかりません!」 と答える私。
頑張って下さいと笑顔でお応え頂いた。

また、先行してみえた若いルアーマンも話しかけてみえる。

「おじさん、最近、青物釣れてるっすか?」

おじさん・・・。

ルアーやってる時、おじさんと呼ばれた事はあったろうか!?
いや、きっと無い。
何気にショック。



そうこうしながら、ボケーっとしていると。
猛烈な勢いで、いきなり、剛竿が舞い込んだのである!!

あまりに突然だったので、身動きをとれなかった。
ズバーンっと突き刺さり、すぐにガクン!っと竿が戻ってしまった。
ちょっと遅れて、舞い込んだ!っと叫んでしまった。
ウツボではない、何かがこの下にはいる・・・。
もう、ドキドキである。


やがて、日が沈みだし、石物師たちは帰り支度。
夕暮れ時に、もう一回突っ込んだが乗らなかった。
暗くなって来て、青物師も帰って行った。
もうお一人、声をかけて下さった方がみえる。
紀宝町の方で、私の事を知って下さってみえるとの事だった。
ルアーの事や、この地のエサ釣りの事など。
色々と教えて下さった。
少し、離れたところでもうちょっと釣りをされるとの事。
オバケが怖い私には本当に心強かった。


その後、エサの交換の為、少し竿を煽った瞬間に何かがヒットする。
ゴンゴンと頭を振る様な様子であり、結構な重みで底から上がってくる。
水面近くまで来たと思い、姿を見ようとヘッドランプを点けた瞬間、
光に驚いた魚が猛烈に暴れた!
ふっと、軽くなりバラしてしまう。
エサは丸々残っており、針掛かりせずに、咥えただけで底から上がって来たのだろうか?
何にせよ、魚らしい魚だっただけに。
残念な気分になった。
粘ろうと思ったが、紀宝町の方が帰られると途端に怖くなって来た。
色々な意味で気味が悪い。
速攻、退却である。












二日目




朝から気合いを入れていつもの磯に。
昨日、あれだけ居たヤバイ奴らはどこかに消えてしまっていた。
やっぱり、ここはその時限りが多いな。
波気もあるし、潮もよく通しているのだけど・・・。
無いものは無い。
早々に諦めて、エサのポイントを探しに行ってみる。






















1484148525039

















海岸線をひた走りながら、比較的に楽そうな磯へ下りてみる。
実績もあるらしく、釣りの跡がそれらしい場所にはけっこうあった。
私の感覚からすると、相当に浅い場所である。
瀬際は前へ前へと張り出しているし。
シモリの数々が白っぽく見えている。
エサはかじられるが、何か小魚がつついた様な感じ。
ウツボの攻撃も殆ど無かった。
夜の九時過ぎまで粘ってみたが特に無し。
誰も来ないし、時期が違うのかもしれない。
疲れて、その後爆睡zzz












三日目





凝りもせず、通っている磯へまた下りてみる。
しかし、毎日、誰もいない。
GWなのになぁ・・・。
不思議。

今日もダメだろうと思っていると。
サラシの中から一発出た。
しかし、フックアップはしない。
青物じゃなかったのかも知れない。
何にせよ、ダメダメである。




早々に釣りを諦め、有名なエサのポイントを手ぶらで見に行ってみる事にした。
途中までは、ルアーで昔よく行ったのだけど。
そこからが、えらく遠かった。
歩きにくい岩がずっと続く。
上がったり、下がったり、ルートもよく分からない。
やっと、ポイントに到着するも。
足場がとても悪かった。
深そうに見えるが、濃い緑色の潮がまったりしている。
重い荷物を沢山背負って。
ここに来るのは大変だろうな・・・。
なんか、気がすすまない。
それが、率直な印象であった。






渋滞を考慮して、早めに帰路へとついた。
天気も良く、半分、旅行気分でたくさんの写真を撮ったのだけど。
SDカードが壊れて、全部消えてしまったのだった。
友人にLINEした画像だけが残ったので。
今回の日記に貼ってみました。
ま、楽しかったのでヨシです。


それでは




































魚探しの連休

2016年 4月26、27日の日記









昼飯時に何気なくスマートフォンを見ていると。
しばらく、開いていないショップの広告が目にとまった。
何か、良い商品が入荷していないかな~♪
そんな、軽い気持ちで開けてみる。





















やべぇ!




驚いて、いったん、閉じてしまった。

気持ちを落ち着かせ、再び、ページを開く。

間違いない・・・。



考える間、約60秒。
すぐさま、電話して店員さんに確認させて頂いた。
そして、即決(笑)
だって、前から欲しかったんだもん。



二日ほどで商品が届いた。
そうなると、試したくて試したくて。
投げに行く事にしました~



























20160426_062832
















あぁ
恰好いい。


いつもの道具と二本立てで朝を過ごす。
自身の手癖では、強めの穂先が色々としやすい。
釣れるかどうかは別として。
出したい、ルアーの動きを演出しやすいのである。

尚、仲間の多くは。
もっと、柔軟な竿を好んで使っている。

私には難しいそのルアーに。
それらのロッドとの組み合わせで、命を吹き込んで行くのだ。

日によって、海も違えば、魚の気持ちも違う。
仲間達のその組み合わせでなければ、ヒットしない日も幾度となくあった。
豪快に見える青物はとても繊細である。
そしてまた、派手に泳ぐそのルアー達も。
実は、僅かの違いで、その動きが引き出されたり、欠けてしまうものだ。
釣り手の数だけ。
釣りが存在するのが面白くも難解である。










磯から上がり、少しの休憩と食事をとった。
久しぶりに、お昼から粘ってみたくなる。
少し車を走らせ、懐かしい磯に下りてみる事にした。


もう、ずいぶんと来てはいなかったけども。
やっぱり、ここはワクワクする。
潮はあまり好きじゃない方向からだが。
よく流れているし、水の色もとても青い。
もしかしたら、粘っていれば、魚の回遊があるかも知れない。
問題はその瞬間、何を結んでいるかだろうか。
大きく、派手なもので遠くから気づいて欲しかったり。
瀬際のベイトパターンで食性でアプローチしたかったりと。
刻々と思いは交錯する。
一本調子で粘るか。
こまめに換えてみるか。
ここでは、いつもそれに悩むし。
回遊のその時、合ってなくて地団駄を踏んだ事も多い。



結局、ほとんど休む間もなく。
四時間位、頑張ってしまった。
一回だけ、派手にトップに出たのだが。
本気で喰いに来ていなかったのだろう。
フックには触れなかった。
やっぱり、ずっと投げている釣りも面白いな。







翌日、久々の場所で、W氏との釣りとなった。
メタルジグが好きな二人であるので。
今日はどんなかなと夜明けが待ち遠しい。
しかし、この日の潮は難しかった。
まったく、気持ちよく、ジャークが出来ないのである。
何というか、竿がきれいに曲がらない。
こんな時は殆ど釣れたためしが無かった。
幾つかのジグを換えてみたのだけど。
うまく、合わせる事は出来なかった。
本当、こんな時、カメラで水中のジグの動きを見てみたいと思う。
滅茶苦茶な動きをしているんだろうなぁ・・・。








魚を手にする事は叶わなかったが。
楽しい二日間だった。



それでは












好きな磯に通ってみる。

2016年 4月20日の日記








連休がとれたので釣りに出かける事にした。
行先は相性の良い、お導きのあの磯である。
















20160420_071146

















色々とやってみたいので、二つのタックルを持って下りたのだけど。
何も反応させる事は出来なかった。
日によって、コロっと変わるこの場所が自身は好きである。




残念ながら、午後から急に仕事が入ってしまった。
大急ぎで帰宅。
W氏との夜のアジ釣りが出来なくて残念だった。

同日の朝、違う地域で釣りをしていた友人がモンスターにやられたとの事。
前日にその磯でのエピソードを二人で話していただけに。
やっぱり、あるんだ・・・っと驚いてしまった。
真摯に向かう彼の釣りに。
自身も情熱がこみ上げて来るのであった。






それでは











  • ライブドアブログ