8月6日の日記











前回の釣りの帰りに見ました、
三重の青い海が忘れられなくて行ってみる事にしました。
真夏の三重の磯。
思えばあまり記憶にありません。
どんな経験が出来るか楽しみです。














スタートはいつもの様に好きなポッパーから開始した。
しかし、投げれど投げれど何も起こらない。
まだ、薄暗さの残る内は比較的に派手なもので探る事にした。
おとなしい動きの、ダイビングペンシル等はもっと後になってから使うつもりだ。
まだまだ時間はある。
ゆっくりと始めて行った。














ここの水深はしっかりとある。
投げる方向によっては浅く、深いところでは30メーター以上はあるだろうか。
全く魚が上ずる気配がない為、メインと考えて来たジグにスイッチする事にした。
一時間、もう一時間と集中して投げて行く。
あるところでは、しっかりと潮が効いている。
重く、絡みつく様な抵抗を感じ、今か今かとその時を待った。
しかし、それでもアタリは無い。
気分転換にとペンシルを投げると海面が割れた。































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朝から全くでしたので嬉しかったです。
かなり適当にドラグを決めていたのですが、その引きに危うく海に落ちそうになりました。
下に下にと潜る引きも強烈ですが、横方向に突っ走るその力もかなりのものです。
油断をしているとノサれますし、バランスを崩し転倒もしかねません。
後にかなり楽にラインが出る様にと合わせてみました。
同サイズのオスが数匹ヒットしましたが、とても安定してファイトする事が出来ました。
竿の角度で出る糸を制御したり、時にはスプールを掴んで押さえたりと。
恐れずに出す経験を増やせたらと思いました。































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磯は灼熱地獄と化して行きます。
この頃から、ある一つのサラシに謎のボイルが出る様になりました。
真横に列を組んだ、4~5匹の魚がきれいに並んで小魚を襲っているのです。
よくあります、船の周りを泳いでジャンプしたりする、イルカの様でもありました。
サイズは40センチに満たないものです。
何度も何度もそれは起りました。
おそらく、サラシに群れた魚を襲っているのは間違いありません。
一回につき、2~3回派手にやります。
そしてまたしばらくの間沈黙する。
まるで、ベイトがまたそこに溜まるのを待っているかのごとく。
いったい、それをどこから窺っているのでしょう。
規則性を持った捕食。
とても興味深い光景でした。















やがて時は流れ、沖から凄い勢いで潮がさして来る。
変化はチャンスとばかりにプラグを連射して行った。
しかし、不思議な事にシイラさえもヒットしない。
海中はどうかとジグに換えて様子を見る。
激流とまでは行かないものの、やはり海中の潮の効きは強かった。
かなりの抵抗を感じつつ、ゆっくりとしたワンピッチを繰り返す。
パンパンパンと全く同じ動作を続けていて、ふいにスコーン!っと抜けた。
来た!!
そう思い、短い距離でのパニックアクションを刻む。
しかし、それ以上が無い。
何度も通していたラインであるし、その様な抜ける感覚の原因が思いつかなかった。
あの感じ・・・魚であるならばきっと良いサイズであったろう。
残念ながらそれ以降は何も起きる事は無かった。









帰りに底物師と話していて教えて下さった。

「底から、仕掛けを巻き上げて来たら、でっかい青物が追いかけてきて鉛に喰いついて来た!」
「二回も同じ事があったぞ! ガバっと凄い音を立てていたわ」


その方は地方の磯にいらっしゃった様である。
おそらく、常連のベテランさん故にオーバーさは微塵も感じられない口ぶりであった。
デカイ奴がいる。
ここにもまた夢があるのだ!






それでは