2024年12月31日の日記
前日の夕方の釣りの後、軽い吐き気が出て、一気につらくなってしまった。
食事と運転以外は水辺に居た一日だったが、これも加齢のせいだろうか。
昔は寝ずに釣りをしても平気だったのに。
なかなか、無理はできなくなってきたようだ。
食欲もなかったし、19時過ぎには南紀特急の中で横になった。
眠りに落ちる間際にiphoneを開く。
この後、夜半より雨が降るとの予報だ。
朝まずめは雨かもしれない。
長いブランクがあるせいで、風や波がどう変化していくかが読めなくなった。
頼りにしていた天気予報のサイトも無くなってしまった。
だから、十二分にマージンをとった場所を考える。
あとは起きた時の状況次第。
目覚めは3時半頃だった。
やはり、しとしとと雨が降っている。
体調はなんとか回復したようで、軽食と朝の儀式を済ませて準備をした。
年末で人が多い事もあり、少し早いが、ポイント付近の駐車スペースへと向かうことにする。
到着すると、先行者の車が一台停まっている。
まだ、中で待機してみえる様子だった。
私も駐車して、荷物を出し始めると、その方も車から降りてみえた。
挨拶を交わし、目的の場所をお聞きする。
希望の磯は同じであった故、自身は違う場所へ降りる事とした。
暗くてよくわからなかったが、声の雰囲気からして、とても若い方に感じた。
釣りの方は特に変わった事は無かった。
ポッパーをキャストして、ミノーで追ってくる魚の姿を探した。
その後はペンシルを投げて、スイッチが入らないかと淡々と続ける。
陽が完全に昇ってから、沖の潮目で少しだけ小さな飛沫が何度か見えた。
今日で3日目となるが、行く先々で「沸きグレ」の姿をずっと見ていた。
もしかしたら、グレが水面を割ったのかもしれない。
気持ちよりもさらに長く粘ったが、魚からの反応を得ることは叶わなかった。
一歩ずつ確かめながら、ゆっくりと磯からあがった。

車に戻ってすぐ、先行の方も帰ってみえた。
荷物を片付けながら、互いの状況を交換する。
少し、話しをせてもらったところで、気になって、年齢をお尋ねした。
23歳です! とお答えいただいた。
もう、なにか、無性に嬉しくなってしまった。
自身としては珍しく、とても、長く話してしまった。
職場の上司の方が、以前、ここに通ってみえたそうだ。
また、ご本人も秋に良い釣りが叶ったそう。
ともかく、何故か嬉しくなってしまって、ベラベラと昔話をしてしまう。
1人っきりで釣りに来て、自分と同じように、ずっと、ロッドを振り続けていた事も印象的だった。
「昔は凄かった!」
「ヒラマサが!カンパチが!」
「20本、30本の祭りが!」
そんな思い出を話していたと思う。
しかし、あとで振り返って、とても申し訳なく思った。
私はいまだ過去を生きているのだろう。
彼は現在を釣りしているのだ。
私は過去の自身の「トロフィー魚達」の記憶にすがっているだけかもしれない。
その全てが、かけがえのない、素晴らしい記憶や経験であるけども。
帰宅して、元旦の日に強くおもった。
違うのだと。
もう一度、最初からはじめなくてはならない。
大きく離れてしまった潮流など、海は変わってしまった。
今を受け入れ、また一から挑むしかなない。
リアルタイムの南紀の海を釣るのだ。
若きアングラーには申し訳ないことをしてしまった。
誠にすみません
しかし、お陰で リ・スタートラインに立てたろうか。
もし、今度、磯でお会いする機会があれば、
新たな自身として、ご一緒できれば幸いです。

えらく老け込んでしまったな
問題は山積みだけど
やるしかないな
それでは
前日の夕方の釣りの後、軽い吐き気が出て、一気につらくなってしまった。
食事と運転以外は水辺に居た一日だったが、これも加齢のせいだろうか。
昔は寝ずに釣りをしても平気だったのに。
なかなか、無理はできなくなってきたようだ。
食欲もなかったし、19時過ぎには南紀特急の中で横になった。
眠りに落ちる間際にiphoneを開く。
この後、夜半より雨が降るとの予報だ。
朝まずめは雨かもしれない。
長いブランクがあるせいで、風や波がどう変化していくかが読めなくなった。
頼りにしていた天気予報のサイトも無くなってしまった。
だから、十二分にマージンをとった場所を考える。
あとは起きた時の状況次第。
目覚めは3時半頃だった。
やはり、しとしとと雨が降っている。
体調はなんとか回復したようで、軽食と朝の儀式を済ませて準備をした。
年末で人が多い事もあり、少し早いが、ポイント付近の駐車スペースへと向かうことにする。
到着すると、先行者の車が一台停まっている。
まだ、中で待機してみえる様子だった。
私も駐車して、荷物を出し始めると、その方も車から降りてみえた。
挨拶を交わし、目的の場所をお聞きする。
希望の磯は同じであった故、自身は違う場所へ降りる事とした。
暗くてよくわからなかったが、声の雰囲気からして、とても若い方に感じた。
釣りの方は特に変わった事は無かった。
ポッパーをキャストして、ミノーで追ってくる魚の姿を探した。
その後はペンシルを投げて、スイッチが入らないかと淡々と続ける。
陽が完全に昇ってから、沖の潮目で少しだけ小さな飛沫が何度か見えた。
今日で3日目となるが、行く先々で「沸きグレ」の姿をずっと見ていた。
もしかしたら、グレが水面を割ったのかもしれない。
気持ちよりもさらに長く粘ったが、魚からの反応を得ることは叶わなかった。
一歩ずつ確かめながら、ゆっくりと磯からあがった。

車に戻ってすぐ、先行の方も帰ってみえた。
荷物を片付けながら、互いの状況を交換する。
少し、話しをせてもらったところで、気になって、年齢をお尋ねした。
23歳です! とお答えいただいた。
もう、なにか、無性に嬉しくなってしまった。
自身としては珍しく、とても、長く話してしまった。
職場の上司の方が、以前、ここに通ってみえたそうだ。
また、ご本人も秋に良い釣りが叶ったそう。
ともかく、何故か嬉しくなってしまって、ベラベラと昔話をしてしまう。
1人っきりで釣りに来て、自分と同じように、ずっと、ロッドを振り続けていた事も印象的だった。
「昔は凄かった!」
「ヒラマサが!カンパチが!」
「20本、30本の祭りが!」
そんな思い出を話していたと思う。
しかし、あとで振り返って、とても申し訳なく思った。
私はいまだ過去を生きているのだろう。
彼は現在を釣りしているのだ。
私は過去の自身の「トロフィー魚達」の記憶にすがっているだけかもしれない。
その全てが、かけがえのない、素晴らしい記憶や経験であるけども。
帰宅して、元旦の日に強くおもった。
違うのだと。
もう一度、最初からはじめなくてはならない。
大きく離れてしまった潮流など、海は変わってしまった。
今を受け入れ、また一から挑むしかなない。
リアルタイムの南紀の海を釣るのだ。
若きアングラーには申し訳ないことをしてしまった。
誠にすみません
しかし、お陰で リ・スタートラインに立てたろうか。
もし、今度、磯でお会いする機会があれば、
新たな自身として、ご一緒できれば幸いです。

えらく老け込んでしまったな
問題は山積みだけど
やるしかないな
それでは