漁港

小物にフラれる。

9月29日の日記








繁忙期なのに仕事が絶不調。
心ががんじがらめになり、とても、釣りに行く事が出来ない日が続いた。
南紀の磯は恋しいのだが・・・。
さすがに、気分転換も必要だと。
重い腰をあげて、近場へと出かけてみる事にする。
アオリやアジなど、何かしら竿を曲げてくれたらなと。









しかし、海はそんなに甘くはない。
もちろん、こちらの都合など知ったものではない。
アオリさんもアジさんも釣れてくれない!
ガシを狙っていて、僅かに小アジが一つ。
すぐに、リリースした。
何も無いから、ヘッドランプでガシポイントを覗き込む。

うぉおお!!

赤茶色のむちゃデカイ魚がいる!!


はっきりとは分からないが。
なんと、40センチに迫ろうとする!?メバルがいるではないか!



この時期に、こんな所なの?????


知らないだけなのかもだが。
これには、本当に驚いた。




朝マズメ、場所をかえて小型青物狙い。
ジグを撃つと結構な引きで何かが来た。
丸々と太ったエソさんであった。
納竿すると、急に単発ボイルがバシャ、バシャっと。
シオかな!?
きっと、Rockbeachが竿をしまうのを見ていたのだろう。
まぁ、竿を出していても喰わせれないと思うけど。










帰り道、ちょっと遠回りをして道具屋へ。
無駄な買い物をして帰りました。
残念。







それでは









アジ釣り

9月2日の日記











暑さのせいか、はたまた、仕事が不調な為なのか。
帰宅するとグッタリの日々であった。
この日の前の晩も。
釣りに行こうと思っていたが、いざ、帰るとしんどくて仕方がない。
目的地を近場へと変え、それならば、少し時間がある。
そう思って、仮眠したのが失敗であった。
朝までぐっすりと眠ってしまい、出発のタイミングを失ってしまった。
ごろごろしている内、どんどんと時間だけが過ぎて行く。
気が付けば、お昼はとっくに過ぎていた。
まったくである。



夕方より、W氏からボートアジングへのお誘いを頂いていた。
船頭のO氏ともぜひお会いしたい。
お二人との釣りはとても楽しみであった。
日中の釣りは潔く諦め、夜の釣りに焦点を絞って南部へと向かった。










出船はまだ陽が沈みきる前であった。
夜といっても、おかしくない時刻なのだが。
陽が長い故に日没が遅いのである。
まだ、明るい為、本命の場所に直行はせず。
付近の、別のポイントからウォームアップを始めて行った。

まず、準備が整ったのはW氏であった。
手慣れた感じで、すぐに、ルアーを海底へと届けて行かれる。
着底するや否や、アタった!!っと氏。
素早く、フッキングを入れられるがうまく乗らない。
巻き始めると、またもやバイトがあったそうである。
もう、ガンガンにアタってくるのだ。
水中にあるラインがどんどんと手前に寄り、それから縦に巻き上げて来る。
もう、レンジなど関係がない様である。
下から上まで、ガンガンにアタる。
しかし、どうした事かフックアップしない。


そこで、やっと、自身も釣りを開始した。
なるほど、まさしく、W氏の言われるままである。
いったい、何だ!っと言わんばかりに乗らない。
そして、バイトはガツン!っと結構キツイ感じ。
アジの感じではなさそうだった。

すると、ついに、W氏が掛けられた。
かなり、上で喰わせられた様で。
すぐに魚体は水面を割った。
ギランっと光るその姿。
意外だったが、正体はタチウオであった。
陽は沈み、反応は一気に遠退いてしまう。
不思議であった。











しばらくして、いつものポイントへと到着。
舵を操るO氏が、風と波と流れを読まれる。
そうして、W氏がアンカーを打たれる。
何度見ても、阿吽の呼吸であると感心してしまう光景である。
そして、ピタっと収まる船。
とても、釣りがしやすい感じとなる。


スタートのこの時間帯、我々の脳裏にはグッドサイズのアジしかない。
今まで、数度、体験させて頂いただけではあるが。
やはり、不思議と、大型は最初にあるのだった。
はたして、今日はどのレンジなのか。
そして、どんな誘いに反応が良いのか。
身体が馴染む前の。
スタートに気持ちは最高潮を迎える。
至極、エキサイティングな釣りなのだ。



しかし、この日、反応は遠かった。
何とかして、ヒットを得て寄せてくるも。
取り込みで、いつもの様にバラす私。
まぎれもない、ナイスサイズのアジであったが。
その後がまったく続かない。
あの手この手の攻めにて、お二人にはちゃんと釣れている。
しかし、どうした事か、自身には全く釣れない。
魚はいるのに、口を使わせる事が出来ない。
とても、シビアなのだ。



お二人も苦戦されたが、それでも数を伸ばされて行く。
途中から、またも、タチウオが邪魔をし出した。
私は、あまりにアジが釣れないものだから・・・。
もう、本命を、このタチウオに切りかえる事に。
それでも、やはり、難しい。
レンジはコロコロ変わるし。
アクションパターンも急に通用しなくなる。
もう、必死である。
結局、数時間かけて、数本しか上げる事が出来なかった。
帰り際、O氏が釣られた魚達を。
私のクーラーに入れて下さった。
美味しく頂く為の、調理法まで教えて下さって。


うまく、釣れなかったが。
お二人には、沢山のお話を聞かせて頂いた。
なにより、ワイワイしながらも。
真剣に、三人で釣りをするのがとても心地よい。
楽しい時間はいつも、あっという間に過ぎて行く。


W氏、O氏、誠に有難うございました。
タチウオ、とても美味しかったです。











その後、自身は更に足をのばした。
どうしても、アジとの駆け引きをしたかったのだ。
明日の仕事はキツくなるが、欲求を止める事が出来ない。
そこで、同市の、K氏より頂いていたポイントへとお邪魔させて頂いた。




ラッキーにも、その狭いスペースには誰も居なかった。
海からは、バシャ!バシャ!っとライズ音が聞こえて来る。
嬉しいタイミングで入る事が出来た。






久々にトンパクを連続ゲット。
まるで、ブルーランナーの様に。
喰い気を剥き出しにして。
群れでルアーを追いかけて来る。
最高だ!


そして・・・野良ちゃんが・・・
釣る魚を全部持って行く。
行儀よく待っている子の。
その、うるうるした眼。
あげない訳にはいきません!
ニャンコさんと夜のパーティーだ。




そうこうしていると、トンパクの時合は終了。
ニャンコもがっかり・・・。

しかし、今度はフォールのパターンで。
豆アジがポロポロと。
再び、パーティー会場は盛り上がる!!


パターンを変えて探ると。
ガッツーン! ギュイィィーン!!
切れる!と思いながら必死で浮かせると。
なんと、オオモンハタのナイスサイズ!!
真夜中に釣ったのは初めて。
さすがに、これだけはニャンコ軍団から死守するのであった。




K氏、誠に有難うございました。
良い釣りをさせて頂きました。









熱い方々と、豊かな海に。
今夜も大感謝でした。





それでは































台風のはざまで

7月14日、15日の日記



本日は二つ続けて更新。










今週の休みは無理だろうな。

そう思って仕事をしていると、久々に相棒のTAKA氏よりの入電。

「何とか休みが取れた! 南紀行こう!!」

数か月ぶりに釣行が出来るとあって、その言葉はとても熱い。

「台風がね・・・。」


そう言うと、マジか!?っと驚いた様子であった。
おそらく、その日を空ける為、相当に詰めて仕事をしていたのだろう。
落胆を隠せない氏に伝えた。

「何とか、立てる磯を考えてみるわ。行こう!!」 と。



勿論、釣れたら嬉しいのだが。
磯で大海原に向かって全力で竿を振る。
我々にはそれが何よりである。
滅多に行けない彼には尚更の事だろう。
他の楽しみも期待して、南紀特急に荷物を積み込んだ。















いつもの場所で氏の車が停まっている。
よほど疲れてみえるのか、私の車が横に停まっても反応は無い。
もう少しだけ寝ていてもらおう。
そう思い、自身もエンジンを切る。
何十分かすると氏の車のドアが開いた。
久々の再会に氏の印象は引き締まって見えた。
おそらく、私の方はより大きくなっている事だろうか。
少しの近況報告の後、目指す磯へと向かった。












とにもかくにも。

今日はまず 「立てる」 という事が第一なのである。
私の知る磯では、おそらくは2つ3つだろうか。
極力、事故のない様に磯を決めた。
































20150714_050816




























冷たいモーニングシャワーを浴びるTAKA氏。
今日も爽やかである。



























20150714_060922











































20150714_060954
















ムズムズが止まらないので(汗)




やっぱり、糸噛みの嵐でした。
使い古しの5号に巻き替えてきましたが。
気持ちよく飛んでいるのに、ガツン!!って急降下です。
難しいっす。
























20150714_061246







































20150714_061558
















てっぺんにいても、頻繁に潮を被る様になってきたので上がりました。
これまた、台風の影響なのか異常に暑いのです。
時計を見たら、まだ7時です。
日中は恐ろしい事になりそうです・・・。









次に向かったのは、休憩もかねて漁港であった。


到着すると、とても目立つウエアの方がみえる。
おそらく、WKI氏に間違いないだろうか。
近寄ると、やはり、そうであった。
友人の方もおみえになる。
以前、お二人と磯でご一緒させて頂いた際。
良いマサをパワーでねじ伏せられたご友人であった。


今朝の状況を確認し合い、今の釣りの話を聞かせてもらった。
自身としては、そろそろ、大きくなったかな?っと来たのだが。
嬉しい事に、美味しいサイズがポツポツ釣れているそう。
磯上がり後のカマス。
楽しいし、美味しいし最高である。




釣りの手を止め、お二人は色々と話して下さった。
友人の方はなんと、自身と同様のベイトタックルをお持ちだとの事。
有り難くも、色々なやり方、チューンなどを教えて下さった。
かなり、現実的に使えてみえるご様子で。
少しだけ、安堵した。
しかし、一番はキャスト&サミングなどの人的要素だとの事。
いわんや、腕なのだろう。


お二人と別れ、我々はいったん、別の港を目指してみる。
何か発見があるかも知れない。















銘々が好きなライトゲームを楽しむ。
TAKA氏はワームで狙う。
すると、潮通しの良いピンスポットで、タカベだかウメイロの子供が猛チェイス!
集団で氏のルアーにアタックしている。
すると、どこからともなく、黒い影が浮いて来た。
目を凝らして見ると、他にも同じ様な影が下にある様だ。
しばらくすると、それが何か分かった。
なんと、キロはゆうに超えるアオリイカである。
初めに浮いてきたヤツが一番デカく、それ以外はずっと小さい様であった。
TAKA氏が釣りを止めると、みるみるアオリの影は消えて行く。
どうやら、群がる小魚に反応しているのだろう。
氏に言われ、急いで遠い車まで走る自身。
必死でエギを持ちに走った。


























20150714_113759
















TAKA氏が寄せて、私が釣る。
ナイス・チームワーク(笑)
さりげなく、こんな事がやれてしまうさすがの相棒である。
抱いたのは小さい方でしたが。。。














その後、違う魚を求めてうろうろと。
外海は荒れ放題で、朝から真っ白い霧の様なものがたちこめている。
長い海岸線はずっとこの様な状態で。
不気味さを通り越して、なにやら神秘的ですらあった。
荒れの日にも通ってきたが、この様な光景は初めて見た。
おそらく、異常な暑さとも関連があるかもしれない。
やはりというか、立てそうな磯はどこにも見つからなかった。






そこで、再び朝の場所へと魚を求めてみる。



釣り始めてしばらくすると、コツン、コツンっとアタリが出だした。
釣りあがったのは、本命のカマスである。
良い時間に入ったのか、どんどんと喰い気が加速して行った。
私はジグオンリーで。
TAKA氏はプラグとワームを使い分けて。
始めの頃は全てのルアーに反応が見られたが。
10、20と数を増やす内に全く反応が異なって行く。
それでも、レンジを変えたり、アクションを違える事でヒットは得られたが。
バイトはどんどんと浅くなり、バラシは増えて行った。
フックを調整したり、増す事で対応する自身。
いやがおうでもジグで釣りたい。
試行錯誤する内、TAKA氏のライトロッドがグッとしなった。






















20150714_140700




























美しいシオが釣れました!
氏の表情が、魚への優しさを物語っている様に見えます。
TAKAさん、やったね!


そういえば、WKI氏たちもカンパチ釣れたって言うてたな(笑)

俄然、ヤル気となる私。

カマスの数を増やしつつも、何とか反応を見ようとジグをシャクる!!































20150714_141249




























きた!!




凄まじい形相でのチェイス、ミスバイトの嵐はまるで磯の様。
小さいですが、アニキたちと同じでとてもアツくなってしまいます。































20150714_141256




























そんな事をしても大きく見えません。
暑すぎてもう、ノリノリ~っす。




























20150714_164506




























きた!!






























20150714_164512
















「手のひら鰤」 に雄叫びです。
やったね!を三回は言ったと思います。

めちゃめちゃ嬉しかったです。














TAKA氏はその後もカンパチをいくつか追加。


暑くて、朦朧としてましたが楽しかったです。









氏は帰宅の途につき。
居残った自身は夜釣りをし。
朝も釣りをしたけれど。
それからは、なにも釣れなかった。









仲間たちと南紀で会えて。

今日も良かった。




有難うございました。









それでは

















暇をつぶしに

7月3日の日記









休日だが、少し仕事をしたりの昼下がり。
空いた時間に休んでいると、急にムズムズと釣り欲が出てきた。
それはまるで、突如として起こる勃起の様なものだろうか。
勃ってしまったら、そのままでは気がおさまらない。
早速、釣り部屋に行ってゴソゴソ。



探し当てたのは、子供の頃に買ってもらったバスロッドであった。
たしか、海外向けの商品であったと思う。
シマノ社のものであり、スコーピオンと明記されていた。
約3オンスマックスのベイトロッドである。




それに、手元にあったキャタリナLDを付けてみた。
巻いてあるのは、船用に2号を少々。
何となく、良い感じ!っと。
ボックスに入っている、40~60グラムのジグをいくつか握りしめた。
ちょっと、深場でベイトでジグやってみたいなー
ムズムズの原因はそれであった。

















早速、家から小一時間ほどの海へと行ってみる。

漁港だがけっこうな水深がある場所である。
青物の他、根魚やカマス等々、ライトジギングで釣果があったポイント。
早速、タックルを組むのだが、ちょっと待ってであった。

慌てて出て来たものの、実はリールの仕組みがよくわかっていないのである。


ノブを絞め込んで行くとブレーキがかかる。


基本的にはそういうシンプルな事なのだろうが・・・。
はたして、ジグのキャストに耐えうるだろうか!?











とりあえず、怖々キャストをしてみた。
意外だけど、かなりブレーキが効いて20メーター位で失速した。
少し、ブレーキを緩めると、途端にバックラッシュしてしまう。
古い竿の為か、リーダーのガイド抜けが悪いのも手伝っているのだろうか。




何回もやっている内、まぁまぁのブレーキ値を見つける。
しかし、それと同じくして。
今度は糸噛みが頻発する様になった。
気持ちよく飛んでいるのに、突如としてPEが噛んで急降下してしまう。
ジグゆえに、それなりのテンションをかけて巻いているし。
親指を使って左右に糸を振ってもいる。
しかし、結局、この糸噛みは最後まで起こり続けた。
かなり、意識してやってみても。
何度かに一回は必ず噛むのであった。








キャストにばかり気をとられ、釣りの方はさっぱりダメであった。
けど、なんだか、面白い。
そんな昼下がりであった。











それでは









春イカ探し

4月24日の日記








大幅に更新が遅れております。
面倒ですが、振り返る時があればと。
今更ですが書きます。















何かと忙しく、出発が出来たのは昼前であった。
比較的に近場の親烏賊を探してみたい。
途中の高速では確か、大きな事故があったと思う。
数珠つなぎの渋滞に車は動かない。
やっとの事で抜けて、買い出しをして海へと着いたのは13時頃だったろうか。
やけに暑い日であり、歩き出してすぐに長袖を脱いだ。
Tシャツ一枚でもまだ暑い位である。
ともかく、どこで烏賊に会えるかが分からないので。
まずは気になる磯に入ってみる。

























20150424_122628 (2)













初めての場所で勝手が分からなかった。
はたして、烏賊はそこに居るのだろうか?
他に釣人もおらず、まぁ、やってみるしかない。














二時間近くやってはみたが、手がかりを得る事は出来なかった。
少し移動して、ヤエンの方がちらほらと見える方面へと行ってみる。
しかし、どうにも水深がありすぎて。
自身の思う、春の釣りがやれそうにない。
マズメの回遊狙い!?
私的にはそんな印象であった。
かなり癖のあるヤエン師が来て、やたらと他を勧めてくれる。
聞けば、あと、三人来るからって。
言われなくとも、移動しますよってね。

























少し車を走らせてみた。
色々と教えて下さる、同市にお住まいのK氏のアドバイスを思い出す。
「良い時期になれば、沢山の方がおみえになりますよ。」
そんな、場所に向かってみる事とした。
ポイントに着くと、お一人、餌木をされてみえる。
快く、隣へと立たせて下さった。
有り難い。




その彼の目の前、藻の切れ目に。
どうやら、雄、雌、それと小さいオスが姿を現した様だった。
あまりの雄の大きさに興奮している彼。
手招きされるので見てみると。
あぁ、余裕で2キロはある。


彼はそのグループに果敢にアプローチ。
自身は藻の穴狙いで遠投。
気忙しく、ねっとりと狙う事が出来ないでいた。
何故か?
夕方より、他の釣りに誘って頂いていたから。
いつも、お世話になっています、W氏から沖釣りのお話を頂いていたのだった。
もう、興味深々である!!
何とか烏賊からのコンタクトを得て。
気持ち良く移動したい。





ゆえに、穴狙いをした。
フリーで落とし込んで、底付近にて魅せる。
多彩なジャークを持っていない自身には。
他に選択肢が無いのもあった。
女の子に声をかける。
まぁ、いつも通りである。



























20150424_164934 (2)
















やったね!!


超が何個も付くほどに嬉しかったです。
触ったであろう、あの、僅かな違和感がたまらん!
女の子のソフトタッチが大好きです。










先行の方も。
この釣果にとても喜んで下さった。
それが、何より嬉しかった。
聞けばこの方、地元のアングラーであられるそう。
他所から来た自身にも。
とても、親切にして下さった。
出来るだけの感謝を込め、釣り場を後にするのだった。
目指すは港である。
















途中、大型の薬局に駆け込んだ。
船イコール、船酔いの自分である。
もう、酔い止めをガブ飲みである。
ちょっとお腹もオカシイが、トイレットにピットインしている間は無い。
ともかく、現場へと急いだ。














実はこの私。
烏賊しか考えていなかったものだから。
今宵の道具は持って来ていなかった。
狙いは。
沖のアジである。
そんな私に。
W氏は道具までもお貸し下さった。
とても繊細なタックルであり、申し訳ない気持ちで一杯だった。
船頭はO氏。
以前、ショアでご一緒下さり。
とても、親切にして下さった紳士である。
再びお会いできて嬉しかった。
しかし、感動に浸っている間は無い。
時合いはもうすぐだという。
船酔いに対する大きな緊張を胸に。
船は沖へと滑り出して行った。

















あまりに濃い釣りであったので。
手短に書こう。
まずはボトム狙い。
慣れない船、その水深にどうして良いか分からない。
何か触った様だけど・・・。
どうして良いか分からなかった。
向こう合わせで何かが掛かったが。
すぐに外れてしまう。
必死になっていると、お二人は大きなアジを手にされた。
自身もやっとの思いで。
掛かったそれを巻き上げてくる。
まぁ、当然なのかもしれない。
掛けていないから、ことごとく外れた。
ランディングしても、跳ねて海へと帰って行った。
まったく、何をやっているか分からない。










時が経ち、アジの行動が変貌して行った。
そうして、やっと、自分なりの釣りが叶う。
やっと、やっとの想いで握った魚に安堵した。
先程の時合いと比べれば。
大幅にサイズは落ちている。
それでも、ショアからは大満足の大きさだ。
何より、やっと、釣れたのが嬉しくて仕方がない。
本当、夢中になってキャストした。
なかなか魚に出会えず、悶々としている心が晴れて行く様であった。

























20150424_223703 (2)
















帰港後に撮りました。
最高でした。







苦戦、苦悩している私に。
先輩は素晴らしい機会を下さいました。





誠に有難うございました。















それでは













  • ライブドアブログ