ライトゲーム
青物熱が湧き上がってこない。
釣れないからか、寒くて仕方がないからか。
それは、自身にもよく分からないのである。
こと、ブログとして思うならば。
致命的な事だろうか。
しかしながら、ビンビン来る何かが無いのだ。
勿論、釣果情報が無い訳ではない。
季節ごとに適した場所へと行き、適した釣り方をすればあるのである。
何となく、私自らが 「回遊魚」 にはなりたくないという気持ちなのだ。
ともかく、釣りには行きたいが・・・何か違う。
そんな折り、先輩や仲間たちはご自身の釣りを求めておられた。
その一つに。
オフショアでの 「イカメタル」 ゲームがあった。
お話を聞くほどに。
何とも魅力的な釣りだと思う。
何より、楽しそうだし、とても美味しそうではないか!!
釣りたてのアオリも美味しいが。
他の烏賊もまた、歯ごたえ良く、甘みがあって酒がすすむ。
しかしながら、即、ではオフショアへ! とは行かないのである。
道具も無いし、自身はめっぽう船に弱いのだ。
すぐに酔ってしまう。
ならばである!
陸から狙う他はない(笑)
今まで、さんざん、歩いて行けるところを彷徨ったではないか!!
少しずつ、色々な釣りにもチャレンジしたじゃん。
とにもかくにも、海へ行かなければ始まらない。
南紀特急と足にて。
魚(イカ)を探してみようと☆
仕事、大切な用事があるので時間は限られる。
当日の夜中、次の日の早い時間帯にしか時は無い。
くしくも、釣り禁止となった場所に光明を見出してもいた。
月日が流れ、寛大なる地域の方々のご厚意により解禁となった様子であった。
半信半疑ではあるが、是非とも現地に赴いて確かめてみたいのも一つである。
そこは。
当ブログを始める幾年か前に。
ショアジギングにて、感動的なる釣果を得た場所。
ハタマスをはじめ、カマス、イトヨリ、チャリコなど嬉しい釣果があったポイントだ。
残念ながら、一部のお祭りムードな方々の為に。
閉鎖された場所である。
現地到着は22時半過ぎ。
まずは、ありそうなアジを求めてみる事にした。
勿論、場合によってはナイスなメバルにもアピールしてみるつもりだ。
半ば予想通りか!?
全くもって、アタリが無い!!
愛車に無理を言って、何十キロもランガンで走らせてみたのではあるが。
その、どこにもアジの姿を見る事は無かった。
唯一、護岸の角地。
まるで潮が動いていないそこにて。
子メバルのバイトに癒される。
越冬メッキの姿も無く、気が付けば午前3時を経過していた。
漁港の片隅に車を停め、就寝する事に。
あくる朝、向かったのは、閉鎖されていた場所。
正に 「されていた」 といった感じ。
思惑通り、障りは今は無かった。
あの、シモリは今もまだあるだろうか!?
当時とは全くもって、タックルバランスも違う。
それでも、反応してくれるだろうか。

やっぱり、そこに魚は着いていた。
やったね!!
嬉しい嬉しい、数年ぶりの出会い。
地域の方々に感謝が溢れてくる。
潮もろくに効かず、我の都合で竿を出したのだけど。
それでも、この子は果敢にアタックしてくれた。
撮影後、暴風雨、雷となり。
しばしの中断。
その後も風で沈まないので場所を変えた。
ひたすらに裏を求めて小移動を繰り返した。
風はまだいい。
地鳴りを伴う雷鳴が響きわたる。
しかし、タイムリミットは刻一刻と迫って来る。
豪雨、風。
思えば、数年前の記憶が甦って来た。
最期にあそこに立ちたい。
沈ませたジグを弄ぶ様な違和感アリ!
もしかして・・・っと竿を立てる。

本当に嬉しかったです。
何でジグに来るの!?
昔、確かにそういう事がありました。
足下から水深は破天荒。
だからこそ、ジグを用いてのアプローチ。
餌木では時間が無い・・・。
きっと、運が良かっただけなのだと思います。
僅かにこの時、ヤリヤリの群れが底をかすめていたのでした。
二杯を追加した頃には群れは遠ざかり。
貧果のままで幕を閉じたのです。
貧果とは、良く釣られる誰かを思っての言葉。
私にはもう、充分すぎる、有り難い釣果です!!
自分なりに魚を夢想して。
釣れたならば。
こんなにもときめく事はないでしょう!?
それでは
8月5日夜~6日の日記。
遠くの台風の影響で。
磯に立つ事を躊躇いました。
おそらく、場所さえ間違わなければ。
立てない事は無いとは思います。
しかし、そこはアレです。
私だって、人並みにおっくうになる時があるのです。
一週間の中での貴重な休みを全て投げうる事。
この暑い最中では、ただ、じっとそこにいるだけで疲労する。
磯以外の選択肢も沢山あろうかと思うのですが・・・。
どうにも、力がみなぎっては来なかったのです。
それでも、釣りはしたい。
よって、気軽に行ける、比較的に近い海へと行ってみる事にしました。
一日目の休みを自宅にて満喫し。
いよいよ!という時間帯に出発です。
狙いは、豆アジとカマスであった。
否、豆とは言うものの、出来れば南蛮漬けで美味しいサイズだと有り難い。
とある方面の沖では、良いカマスが獲れているとのお話。
漁港等のショアラインにも無いかな?って思惑である。
紀伊長島あたりからランガンして行くも。
全く、自身がその息吹を捉える事は無かった。
暗闇の中の海は悪くない風である。
おそらく、カタクチと思しきベイトはどこでも見られた。
蟲の類も外灯によっては垣間見る事が出来る。
しかし、肝心の魚の姿は無い。
結局、巡り巡って、自身の好きな漁港へと辿り着いた。
ここで無いなら諦めよう。
私の中での一つの尺度となる場所である。
結論として。
アジはそこにいた。
だけども、私の未熟なそれに反応は無かった。
サビキの方には釣れていた様子である。
20分か、30分にやっと一匹。
手返し良く、コマセをどんどんうって尚の釣果である。
アジのライズはあるのだ。
それは間違いなく、アジの生むものであった。
しかし、ルアーには反応してくれない。
潮が変われば、もしかしたらチャンスはあるかもしれない。
そうは思った。
けど、もう、瞼が重くて重くて仕方がないんだ・・・。
パトラッシュ・・・・・・。
釣りを諦めた瞬間である。
翌朝は7時頃に起床。
涼しい風が吹き、パーキングにとめた南紀寝台特急はすこぶる快適だった。
さて、どこへ行こうか?
より、南下すれば、昼間のエキサイティングなターゲットの可能性はあるだろう。
自身が大好きな、南方系の幼魚とガチンコバトル出来るやも知れぬ。
ブウンっとひた走ればすぐそこなのだけども。
それではアレ過ぎると止めておく事にした。
大きく戻り、入り組んだ湾を探ってみる事にする。
幾つかの場所を巡ったが。
なかなか魚を見る事は叶わなかった。
嬉しかったのは、立ち入り禁止となっていた場所がそうでは無くなっていた!?事。
正確なところは分からないのだが・・・。
以前にあった通せんぼも。
釣り禁止、立ち入り禁止の看板も無かったのである。
地元の餌の方がコッパを釣ってみえたので。
私もお邪魔させて頂いた。
釣果こそ無かったが、荒ぶるシオの激しいバイトを見る事が出来た。
おそらく、タイミングさえ合ったなら。
その、ディープからは素晴らしい高級魚が出るやも知れない。
機会があるならば、改めてタックルを揃えてジギングをしてみたいと思った。
場所を変え、釣りを変えて。
一応、目当てのカマスには辿り着けたのだけど。
そのサイズは正に 「鉛筆」 であった。
きっと、丸干しにしたら美味しいに違いない!
しかし、可哀想で仕方ない。
傷めない様にすぐにリリース。
そして、いよいよ気が付くと伊勢まで来てしまっていた(笑)
釣り終了である。
美味しいと評判のカフェにて。
名物のドライカレーを頂きました。
その後は魔界をさ迷いました。
共食いしてくれんか!!っと二匹を捕獲。
この子もお安かったです☆
その後、某店の中古コーナーにて出会いが。
約20分、微動だにせずにそれを手に取って悩みました。
考えて考えて、悩んで悩んでした挙句。
BANKに猛ダッシュでしたね。
帰宅後の南紀特急の総走行距離は360キロ超でした。
南紀行けたじゃん!!
楽しかったですが、ビッグゲームが恋しかったです。
それでは
無性にアジが釣りたい!
そんな気持ちで、
Taka氏に連絡すると彼も同じだったみたいです(笑)
「今晩行こう!」 と氏

流石の行動力ですね~
自身には珍しく、仕事帰りに釣りに出かける事にしました。
とはいえ、今年の三重のアジ事情はとても厳しい様子。
通ってみえる方々もなかなか出会えないそうです。
そこで、アジングエキスパートである、T氏に相談してみる事にしました。
魚が居る方面だけでも教えて頂こうと

流石のT氏。
すぐに情報をお伝え下さいました。
誠に有難うございました。
今回の狙いは豆アジ。
行く方面だけは決まりましたから、好きな場所をランガンで探って行く作戦です。
第一ポイントに着くとベイトっ気はムンムン!
カタクチの稚魚でしょうか!?
豆にはいささか大きいですが、大アジも視野に入れてキャストしてみます。

釣れてくれましたのはムツっ子。
足下の根でのヒットでした。
細かいアタリは有りますが、なかなか乗ってはくれません!
悔しいので必死になってやっていますと。
極小の 「金魚」 が釣れました。
ダメ!

即、移動です。
その後、二か所目にして、Taka氏がアジを見つけました。
急いで駆け寄ると、魚っ気がかなりあります!
ライズしているのは、エンピツカマスでしょうか?
とにかく、すぐに調査であります。
ここでも、アタリはあるのですが・・・。
どうやら、アジとは違う様子です。
すると、カマスが釣れてくれました。
確かにアジは居る。
しかし、ルアーには反応しない。
パッと見で見えるベイトは居ない。
うーん。
しばらく、海を眺めていますと。
ある事に気づきます。
アジと思われる魚は、どうやら、下から凄い勢いで何かを喰い上げている模様です。
もう、オジサンだから、暗い街灯の下では細部までよく見えません

じぃぃぃーっと凝視してやっと分かりました。
喰っているのは・・・。
2センチにも満たないバチ!
汗
それからは、二人で、この難解なパターンを攻略するのに躍起となりました。
うーん、難しいから燃える!!

やったね!!(笑)
いやいや、マジで超嬉しいんです。
バイトを得るまでは結構早く出来たのですが。
喰い込ませるのが超超ムズカシイ。
やっと、良い感じを得ていくつかを追加しました。
面白かったです。
Takaさん、また行きましょうね

それでは
My Tackles
Rod THIRTY FOUR Advancement PSR-60
Reel DAIWA 12 LUVIAS 2004H
Line THIRTY FOUR Pinky 620g
Leader DAIWA FLUORO #1.25
10月29日(夜)~31日(深夜)の日記
もう、しばらく前の事にはなります。
突如、交際していた女性から三行半を突きつけられたのです。
まぁ、男と女なんてそんなものでしょう。
奈落の虚無世界へと転落して行きました。
さすがに何もする気が起きませんでした。
あまりに Chaotic な話の内容だったからです。
独りでいてはどうにかなりそうだ・・・。
そう思っていた頃、メールの着信音が鳴りました。
TNK氏からのものでした。
内容は釣りへのお誘いでした。
最近、アジを狙って釣行をされているとの事。
これには、本当に救われた気分でした。
辛い時こそ海へ。
結局、私にはそれしかありません。
仕事の都合上、自身は早くには向かえないのだった。
よって、TNK氏には先に釣りを始めて頂く事にする。
前回の釣行からかなり時間は経っているのだが、
未だ例のベイトが群れてはいないだろうか?
そんな淡い期待から、同じ場所へと入って頂く事をお勧めさせて頂いた。
行く道中に実況報告を頂戴するのだが、これがかなり厳しい状況との事。
果たして自身に釣れるか。
南紀特急のアクセルを踏む足に力が入る。
ポイント付近まで来るとすぐに氏の姿を確認できた。
ほぼ、ロックショアさながらの完全武装で竿を振っていらっしゃるのだ。
さすがだなと微笑ましく思った。
早速、お声をおかけして少し場所を移動する。
まずはと、いつもの様に海を覗き込むが静かなものであった。
ベイトの姿は見えなかった。
果たして、それが分かりやすく表層付近に群れていないだけかは分からない。
前回もどこからともなく押し寄せて来たのだから。
期待と不安を胸に竿を出すのだった。
自身のサーチパターンを10本ほど撃ったが何の反応もない。
アタリが無いとふいに彼女の事がアタマに浮かんでくる。
顔を横に振り、それをかき消して釣りを続けるのだった。
全て忘れ海に集中しろ!
いったい、何度それを唱えた事だろう。
心が掻きむしられるようだった。
とにかく魚を。
こんな苦しい釣りはない。
最初のアタリを捉えたのはやはりボトムであった。
底のピンスポット。
いつも、そこでは何かがある。
今日もジグヘッドの号数は重いものだ。
ブームとは真逆のそれで全層を通す事にしている。
おそらく、より軽いものでも結果は同じだろう。
そんな予感がしていた。
その一点においては止めて動かし、
そして、僅かにリフトをさせる感じで誘ってみたのである。
何かの蟲をイミテートしてみたのだった。
それでようやくアタッた。
20センチ足らずのマアジであったが、
この時、その魚にどれだけ救われたかはご理解頂けない事だろう。
自身の蟲パターンでポツリポツリと釣果を伸ばした。
しかし、それも長くは続かない。
再びパターンを変えて違う層を引く。
とても小さく、ツンっという感触を得た。
アワせると一気にドラグを唸らせる!
今日の海にもサバが居てくれた。
しかし、それも後が続かない。
似た様な感じで探り続けて行った。
ずいぶんと時間が過ぎた頃、やっと小さな感触を得る。
フッキングを入れると、またもセルテートが鳴いた!
サバと信じて疑わなかったが、途中からその動きが変わり行く。
手前に走って来たかと思うと、ギューンっと底へと突っ込んで行く。
何度かラインをやり、ようやく現したその姿は紛れもないアジであった。
それも、25センチはくだらないであろう 「トンパク」 だった。
本当に嬉しかった。
しかし、その後は全く沈黙してしまう。
私一人であればまだそれも良いだろう。
しかしながら、今夜は氏との釣りであるのだ。
そこで、移動をご提案させて頂くのだった。
結構な距離を走り、到着したのは自身が好きなポイントである。
ここでダメならばちょっと他が思いつかない。
なるべくなら、ランガンは避けたかった。
竿を出すとすぐにアタリがあった。
サイズはずっと落ちてしまったが、
そこそこの数の魚が回っている様だ。
入れ喰いとまではいかないが、二人して数を伸ばす事ができた。
その釣果に安心し、自身は少し深みへと移行する。
そこでは、豆アジのアタリは消えた。
たまにあるのは、特徴的なキンギョのバイトだけである。
それでも続けた。
何があるか分からないと。
そろそろ潮時か?
掻きむしられる様なあの感情に飲み込まれそうな時だった。
ツンっと小さく触れた。
即座にロッドを振り上げた。
けたたましく響くドラグの音。
突っ込み、走り、縦横無尽にと暴れた。
暗闇にブルーに光るその背中を見て確信する。
「トンパク」 だ!
先程よりも更にデカい。
いったい、何というパワーか!!
美しい色です。
自身のルアーにアタックしてくれて本当にありがとう。
嬉しいのでもう一枚。
この目です!
これに会いたい。
この瞬間だけはおそらく、悲しみを忘れていたかも知れません。
その後、氏と並んでやっていますと。
ルアーとあまり変わらない大きさの魚が釣れました。
ちゃんとクチに刺さっていましたよ!
撮影後、すぐにお帰り頂きました。
結局、ポツリポツリと釣れ続き、午前4時半まで竿を出していた。
そろそろ、磯へと歩き始めても良い頃ではある。
しかし、どうにも眠たかった。
頭と心を再起動したかったのもある。
小さなパーキングスペースに二台を停めて就寝するのだった。
目覚めたのは、8時を大きく回った頃であった。
氏はすでに起きてみえた様だが、
身動きしない私をそっとしておいて下さったのだろう。
青物師の名に恥ずかしい重役出勤ではあるが、
これから、初めての磯へと向かうのであった。
やがて、山への入り口と思しき場所へと辿り着く。
「今から入ります」 と、磯の釣りの大先輩へとご報告するのだった。
彼は仕事中にも関わらず、すぐにそのご返事を送って下さった。
そればかりではなく、ご丁寧にもお電話まで頂戴する。
「山は迷いやすく、道を間違うと、何時間もさ迷う事になる」 とのご警告であった。
とても詳しく、チェックポイントをお教え下さったのである。
本当に心強く思った。
地磯は少しばかり経験があるとはいえ、
これほどに深い森をガイド無しで行った事は無いからである。
歩き出してすぐに筋力のデッドポイントをむかえる。
身体がなまっている。
胸が苦しく、思う様に足が上がらない。
途中、幾人かのトレッキングを楽しむ方とすれ違う。
いかにも、ここは山なのだ。
彼らが一様に汗だくで、疲労困憊している顔を見て少し不安になった。
帰りは地獄かもしれない。
アオダイショウに驚いたり、冗談を言いながら進んで行った。
もういいだろう!
歩く事に嫌気がさしてきた頃、やっと視界が開けた。
疲れましたが、それでも海を見ると元気になりますね!
目指すポイントはまだずっと先ですが(笑)
いつもの様に岩山を転がりながら駆けて行きました。
水辺に降りると思いの外、波のパワーはあった。
遠目には分からないのが恐ろしい。
波が当てるところは高くまで水飛沫があがっている。
眼下にはいくつかの良さそうなサラシが生まれていた。
早速、荷物を紐解き準備にかかる。
自身はまず、ヒラスズキを狙ってみる事にした。
タックル、ラインシステムは大型青物を想定したもの。
ミノーは思う様には飛んではくれない。
たまらず根掛かりしてしまう。
ヒラは全く出る様子はない。
次に青物へとスイッチする。
トップではもう出ないか?
何度か引いてみたがやはり反応はない。
ミノーもどうにもな感じがしたので、ジグをスイミングさせる様に引いてみる。
すると、回収間際に手前の底から魚が躍り出てきた。
50センチ程のシオに見えた。
しかし、青物のチェイス&バイトはそれっきりであった。
シンキングペンシルに換えると、今度はサラシの中からバイト。
どうやら、ヒラフッコの様だったが乗せる事は出来なかった。
魚からの反応はそれらのみ。
飲み水も無くなったので戻る事にする。
やはり、帰り道は地獄であった。
何度となくしゃがみ込み休憩をした。
我々が名づけた 「通称〇〇さん」 ポイント。
それはナイショであるが、休憩はやはり大事である!
休めば軽い足取りで再び行けるのだから。
街へと戻り、朝昼夜の食事をまとめて貪った。
そして、再び寝る!
身体と心の再起動である。
TNK氏は温泉へと向かわれた。
さすがに体力がある。
夕方になり、しぶしぶ目覚めると氏は待っていて下さった。
本日のラストスパート。
再びアジ釣りに向かう。
かなりの距離を走り、向かったのは新しいポイントであった。
なるべく、氏に色々な場所を知って頂きたいのもある。
それとは別に妙に気になってもいた。
到着し、水辺に近寄ると餌の方が数人。
アジが釣れないと嘆いていらっしゃった。
幸運にも魚の息吹はすぐに感じる事が出来た。
沖では、おそらく、大型のカマスが小魚を襲っている。
何となくだが、その音で分かる様になって来た。
しかし、この、岸寄りで荒ぶるヤツは違う様に思う。
その感じ、たぶんアジだろう。
それも、普通のサイズではない。
自身が知る、ボイルパターンの引出しを全部だしてはみた。
しかし、喰わない。
これは悔しかった。
ベイトのサイズも大きいのである。
それに見合うルアーが無い訳ではなかったが。
どうしてもバイトを得る事は出来なかった。
そこで、昨夜の豆アジ場所に戻る事にする。
到着し、ほどなくして、自身の心はとうとうパンクしてしまった。
たまらずに、TNK氏にこぼしてしまう。
それを優しくもただ聞いて下さった。
アジをポコポコ釣りながらも、氏はそっと頷いていて下さった。
自身は既にロッドを置いていた。
明日は仕事。
二度目の日付が変わっていた。
辛くも、楽しい一日は瞬く間に過ぎて行った。
TNK氏
ありがとうございました。
また行きましょう。
それでは
My Tackles
Rod THIRTY FOUR Advancement HSR-610
Reel DAIWA 13 CERTATE 2004CH
Line THIRTY FOUR Pinky 620g
Leader SUNLINE BLACK STREAM #1.25